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いらっしゃいませ、ミコ店長のこけし文庫カフェです。
アメリカの小さな町にある架空の文具店から、大好きな文房具、本、コーヒーについてお話ししています。
いかがお過ごしですか?
こちらはアメリカの方では独立記念日でした。
4th of July、7月8日ということで、そちらが合言葉というかフレーズになっていたりするのをよく聞いたり見たりします。
東海岸の方から順番に暗くなりますので、そちらから花火が上がって、どんどん内陸の方に進んできて、
こちら、私が住んでいる州でも花火チラッと見てきたんですが、これからどんどんどんどん西の方に進んで、
ハワイはまだちょっと日の入りまで時間があるかなという感じなので、花火はこれからだと思います。
夜更かしをしてこれをお話ししているのは、昨日読んだ本について忘れないうちにお話ししておこうと思ったからなのでした。
というわけで本日はブックレビューになります。
今回読んだ本は、タイトルが、「言葉にできるは武器になる」
著者の方は梅田さとしさん、そして発行所は日本経済新聞出版社さんですね。
こちらの梅田さとしさんのプロフィールを拝見しますと、株式会社デンツーのコピーライター、コンセプターさんでいらっしゃいます。
私がこちらの本をどうして読もうと思ったかと言いますと、
私が実際にお話ししたポッドキャストのエピソードを聞き直した時に、自分で何を言っているのかがよくわからないことがあるんですね。
自分の中では、話の流れとか話したいことが中で完結しているので土つまわっているはずなんですけれども、
それを一旦言葉に出してしまって、それを客観的に聞いた時に、これは一体何を言っているんだろうというふうに、
私でさえわからないのだからきっと聞いていらっしゃるリスナーさんはもっとわからないだろうなと思って、
こういった話し方というか言葉にすることについて本を読みたいと思ったんです。
その時にAmazonで検索しまして、たまたまこちらの本が出てきましてレビューも良かったので読みました。
そしてこの本の感想をお話しする前に、せっかくなので文房具についてお話ししたかったんですけれども、
今回も読書メモを取ったんですが、ちょっと盛りだくさんになってしまって、A4ではなくてアメリカのレターサイズの用紙ですね。
コピー用紙3枚分になったんですが、1枚目は前回と同じくファーバーカステル9000の鉛筆5Bと6Bを使いまして、
2枚目はこちらTWISBYという台湾のメーカーさんだったと思うんですが、そちらの万年筆を2部についてはBですね。
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インクについては確かペリカンさんのブルーブラックではなくてロイヤルブルーだったと思います。
そして3枚目はですね、こちらあまり使う機会がなかったんですけれども、たまたまペンケースに入っていた筆タッチサインペンというのを使ってみました。
こちらはメーカーペンテルさんで、ブルーブラックのものですね。
それぞれ書いていまして、1枚目の鉛筆についてはやっぱり若干薄いかなという感じではあるんですが、
まあそうですね、特にいつも使っているのはかもなく不可能なくだったんですが、
2枚目について万年筆を使ってみましたらちょっとインクぽたがありまして、ちょっとにじんでしまったような感じがありますね。
ちょっとやっぱりこちらのコピー用紙にはインクがたくさん過ぎるかなというような感じでした。
あとは下に何枚もレターサイズのペーパーを置いたんですがちょっと固くなりますね。
ちょっとタッチが固い感じでした。
そして3枚目、こちらの筆タッチサインペンはですね、やっぱり筆タッチという、ただ筆タッチにしてはそこまで筆っぽくビヨーンとなる感じではないんですけれども、
書きやすくはあったんですが、万年筆もそうなんですけどちょっと細かい字が漢字ですと少し潰れてしまうような感じはありました。
ただ筆跡というか、なんて言うんでしょう、筆っぽさというか伸びやかな感じは見ていて面白いなというふうに思ったんですが、
ただサラサラとメモだけするにはやっぱり鉛筆がいいのかなと思って今回書き比べました。
シグノの0.38でもいいかもしれないんですけど、そうするとちょっとテーブルに固めになってしまうので、少し多めにレターサイズのペーパーを下に敷いたほうが机の固さが響かなくていいのかなというふうに思いました。
こちらも前回同様スキャンしてTwitterのほうにアップしようかなと思っています。
もう内容とかですね、字は本当にもうずっと小学生の時から綺麗に書けるようになりたいと思っているんですが、内容というよりはなかなかそのインクの感じとかそういうことがお話、ポッドキャストでは難しいところがあるので、ちょっとアップしようかなというふうに思っています。
それでは本の内容についてなんですけれども、こちら大きく1,2,3と章が分かれています。
具体的な手法についてはですね、2と3章について書いてあるんですが、私が読んで衝撃だったのはまず1章でした。
1章の最初にこのように書いてあるんですが、
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このように書いてあったんですね。
これがどのような内容と繋がるんだろうと思ったんですが、こちらの筆者の方がまず何よりも大事だと考えてらっしゃるのは、内なる言葉というキーワードだったんです。
言葉というのは思考の上積みであって、どんなに上辺で何を言ったとしても、それは人には響かない、伝わらないということだったんですね。
私はここで衝撃だったんです。
というのもですね、私は今回本を読もうと思ったのはもうちょっとスキル的なことだったんですね。
論理的にお話しするとか、相手に分かりやすくとか、そういうもうちょっとスキルというか技法のことだったんですけれども、
こちらの本ではそういうことは若干後編書いてあるんですが、まず大事なのは内なる言葉だということだったんです。
ちょっとどこまでまとめてお話しできるかわからないんですが、順番にお話ししますと、言葉ということにはその伝わり方のレベルがあるということだったんですね。
4段階までありまして、まず1段階は不明確誤解がある、なので全く伝わっていないとか、誤って伝わっているということですね。
2段階目は理解はされている、過不足はなく、ただ頭では理解できているけれども、心で納得ついていっていないという状態だそうです。
3段階目、こちらは納得ということですね。腹落ちして自分ごとのこととして考えられる段階。
そして第4段階目は共感共鳴ということですね。心が動いていて、自ら解釈が加えられるほどの理解が加わった状態ということでした。
そしてこの伝わり方を磨く必要があるということはですね、人間性、評価に関わるということだったんです。
ちょっと厳しいお話だなと思ったんですけれども、どんなにですね、このお話の仕方、言葉のスキル技術を磨いたとしても、それが嘘っぽいであるとか、口先だけだと思われる可能性があるということなんですね。
そのため言葉というのはまず自分の内側で磨く必要があって、それを外側に向けて出すことによって伝わるということだったんです。
なのでまず言葉というのは、多くの私たちは道具として意見を伝えるということをコミュニケーションの道具として使っているんですが、まずは意見を自分の中で育てる必要があるということでした。
今お話ししたんですけれども、言葉には2種類ありまして、1つは内なる言葉。
こちらは意見を自分の中で育てて、無意識で自分の中で対話する言葉ですね。
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考えたり感じたりということです。
2つ目は外に向かう言葉。
こちらは相手がいる言葉ですね。
コミュニケーションであったり、そのコミュニケーションによって評価されるということでした。
こちらはですね、私たちはどうしても考えているつもり。
私も特にこのポートキャストを始めて思うんですが、考えているつもりでもこれだと思ってそれを伝えようとするとシドロモドルになりますよね。
そうするとそれが相手、コミュニケーション、その伝える相手がいた場合に、
この人は考えていないんだなとか、整理されていないというふうな評価を受けるということになるんですね。
それでこの内なる言葉を磨いていって、言葉の重みというものが出てきた時に、どんな時に言葉の重みというのが表現されるかといいますと、
それが実際に自分が体験したこと、心から持っていることですね。
より切実だったり必死さがあるものはより届きやすいということでした。
あとは自主性に響くもの、ワクワクしたりときめかせるようなことですね。
その中でですね、例として言葉が引用されているんですが、星野もでさまの作者でいらっしゃるアントワーヌ・ド・サンテ・グジュベリさんの言葉で、
船を作りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。
代わりに広大で無限の海の存在を解けばいい。
ということだったんですね。
それがワクワクさせたり、ときめかせるというその言葉、自主性につながるような言葉ですね。
そういう言葉を磨いていくことで、最終的にはその言葉にできるということにつながるのだそうです。
このあともう一つ引用があるんですが、
賢者は話すべきことがあるから口を開く。
愚者は話さずにはいられないから口を開く。
プラトン、紀元前427年から347年とあるんですけれども、
その、言葉にすることは同じ言葉であるのに、どれだけそれが違うかというのを感じる言葉だなというふうに思いました。
私が一番衝撃を受けたのはこの第1章だったんですが、
第2章、第3章と、もうちょっとどういうふうにその内なる言葉を磨いていくかというような説明があります。
こちら簡単にお話ししますと、第2章はですね、思考サイクル、正しく考える方法ですね。
それは書き出すということが何より大事だということだったんですけれども、
そのことで内なる言葉の解像度を上げるということですね。
その解像度を上げるためにどのようにするか、それを広げて進める方法として、
T字型思考法であるとか、グルーピングとか、あとは寝かせる、ちょっと時間を空けるということとか、
それについてセレンティビティとか、ブレイクするですね、それが促進されるという話であるとか、
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あとは逆転の発想、複雑的思考ですね。
もしあの人だったらどういうふうに考えるかなという視点を違う人に持っていくということだったり、
あとはしっかり自分の時間を持つために健康管理にまで及んでいるんですけれども、
やっぱり1,2時間、ちょっとした隙間時間ではなくて、しっかり時間、自分と向き合う時間が大事であるからして、
午前中の方がいい、ということは0時にはベッドに入って寝ましょう、アルコールも控えましょう、
それを習慣化しましょうという、私が夜更かししている、今お話しするのがちょっとどうかという内容なんですけれども、
こちら2章ですね。
第3章になると言葉にするプロセス、もうちょっともうプロのコピーライターさんですから、
プロがどのようにされているかということについて書いてあります。
もうちょっとエゴ専門的な、実際には中学校まで習った教科書で習った内容でできるということだったんですが、
例としては、たたえる、比喩ですね。
2番は繰り返す、反復する。
3番はギャップを使うということですね。
あとは言い切る、断定ですね。
それによってそのリーダーシップ発揮されるというか、周りが注目する、惹かれるということでした。
あとは感じる言葉、呼びかけですね。
例えばですね、ブリアム・スミース・クラークさんの言葉で、「少年よ大志を抱け!」というその呼びかけ、
語りかけることで、それを受け取る相手にがフッと落ちるということだったんです。
あとは心構えについて2つありました。
これはポッドキャストでも応用というか言えることかなと思うんですけれども、
ターゲティング、たった一人に伝えようとして伝えるのが一番だということだったんです。
皆さんに伝えようとするとまとまらないということだったんですね。
なのに、かえって一人に伝わるように話そうとすると、それがみんなに伝わるという不思議な、
でも本を読んでいると習うほどということだったんですね。
そして、「あなたに伝えたいことがある!」というふうなフレーズが出てきたんですが、
まず相手が誰だろうということと、心から湧き出てくる思いだろうかということと、
あるというふうに断言できるほどの思いがあるかということの大切さですね。
あとは、一番がたった一人に向けてということで、
二番は決まりきった便利な言葉を使わないようにしようということだったんです。
便利だけれども、それによって個性が殺されてしまう、活かされないということだったんですね。
あとは専門用語、どうしても専門用語を使いがちですけれども、
相手に伝わりにくい場合が多いので控えようということでした。
あとは具体的にはですね、一文字でも減らす、削るということですね。
とにかく削ってシンプルに。
次は口にすること、自分で口にして音読してみて読みにくいということは相手の心にも入らないから、
リズムが大事だということでした。
あとは動詞にこだわるということでした。
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動詞には意思が宿るのだそうです。
最近よく使われる、英語をプラスするという動詞を使うとですね、
弱くなるというふうに書いてあったんですね。
私がこれで思い出すのは、コンサルタントの方がお話ししていて使われたんですけれども、
ワークするという言葉を使われていたんです。
ワークというのは多分、機能するという意味でワークするというふうにお使いだったと思うんですけれども、
ちょっと効かない使い方だったのでびっくりしたんですけれども、
そんな感じで、もっと私が今すぐ思い浮かばないんですが、
意識していないだけで、そういった英語をプラスするという動詞は使われて、
どんどん増えているんだろうなというふうに思いました。
それでこちらの本を読んでもったのは、
一朝一夕には言葉を磨く、お話し上手になるとか、
言葉を表現するということはできないものだなというのはしみじみ思いました。
この中で私がまずできるとしたら、書き出すということですね。
自分の中でモヤモヤしたものがある場合、
そのままでそれを発信というか言葉にしようとしても考えているのではなくて、
ただ思い出そうとしていることになるのだそうです。
なので一度全部頭の中のもの、何を感じているとか、
考えていると思っているということを全部書き出すことで、
頭を空っぽにして初めてそこから考える余地があるということだったんですね。
そのための時間を取るという意味で、
早寝早起きというか体調管理ということになったんですけれども、
まず自分の中にあるものを書き出して、それで空っぽにして、
新しく深めていったり、それを戻していったりとか、
T字型の思考法ですね。
そういうことに、もうちょっと先ですけれども進めていこうと思いました。
はい、今日はこれまでにしようと思います。
最後まで、閉店までお付き合いいただきましてありがとうございました。
またのご来店お待ちしています。
にこてんちょうでした。
それではまた。