2024-05-16 01:57

『考える粘菌』

ヤマケイ文庫

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こんにちは、マルジナリア書店の小林えみです。
今日は、昨日の夜も雨が降ったりして、ちょっと気温はまた落ち着いたのかなという感じのババアイガワラです。
今日のオススメ本は、考える粘菌、生物の地の根源を探る中垣俊幸さんで、山系文庫です。
私は、動物の知性みたいなことだとか、動物の心ってとっても興味がありまして、
前にも、12音部読書会という読書会で、ダンゴムシに心はあるのかという本も取り上げたりしていたんですけれども、
これも、人間以外の生物にどういう思考みたいなものがあるのかということを探っている本です。
生物が知的であるということはどういうことなのかということで、
例えば哺乳類、犬とか猫とかでも、びっくりするほど人の指示を理解していたりだとか、
ある程度、抽象的思考ができるということが少しずつ明らかになっています。
なかなか、私自身も人間なので、人間以外の基準での知性ってどういうことかとか、
難しいんですけれども、そういったことをいろいろな研究者の方たちが、
それぞれいろんな生物からアプローチをされていて、これは年菌ですね。
単細胞生物なんですけれども、脳も神経系もない中で、迷路の最短経路を探し出すことができるということで、
その仕組みはどうなっているのか、それは知性と捉えられるのか、そういったことを書いた本です。
考える年菌。生物の地の根源を探る。中垣俊幸さんで、山系文庫です。
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