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2024-09-23 18:11

#64 秋の夜長にSF小説を読もう!前編「プロジェクト•ヘイル•メアリー」(アンディー・ウィアー)

やっと読めたよでぃぎーさん!/宇宙人と会ったらどんなファーストコンタクトをとりたい?/実はこの作品で耳読デビューしたよ/前編はあらすじ紹介まで/後編では三体との対比をしたいよ


▼今日紹介した作品

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(アンディ・ウィアー)



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サマリー

このエピソードでは、アンディー・ウィアーのSF小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のあらすじが紹介されています。物語は、記憶を失った主人公が宇宙船で目覚め、絶滅の危機に瀕した地球を救うためのミッションに挑む様子が描かれています。エピソード64では、そのオーディオブックについて語られており、主人公の一人ごとのスタイルが特徴的で、聴くことで没入体験が印象的です。

エピソードの導入
スピーカー 1
カランコローン。いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音声配信は、音好きな人たちがふらっと集まり、みんなが友達になれる喫茶店をコンセプトに、店員たちが気ままにゆるーく話してまいります。
9月23日、第64回の配信です。
今日はソラヤンとナッシーでお送りいたします。
本日、私の娘がちょっと起きておりますので、収録が大変バタついておるかもしれませんが、ご了承ください。
スピーカー 2
ちょっとあの、スケジュール的に結構、今日撮らないとやばくて、っていうところもあって、
ちょっとナッシーとナッシーの娘ちゃんには大変申し訳ないんですけど、
今、私のウェブ会議の画面には娘ちゃんもうとうとしながら映ってくれていて、一緒に頑張ってくださっていて、
ちょっとパタパタしたりするかもしれないんですけど、
まあそういうこともあるよねっていう感じで、聞いていただければと思います。
はい、わのま、頑張ってます。
スピーカー 1
頑張ってます。
お待たせしました。
この度、やっとおすすめしてもらった本を独領し、本日配信させていただく運びとなりまして、
ちょっと今、ナッシーは気合が入ってます。2回目です。
はい、その本の名前は、プロジェクトヘイルメアリー。
以前にDEさんにお便りで紹介してもらった本です。
いや確かに、この本はおすすめにしたくなる本だったっていうことで、
もうすっかりヘイルメアリー卿になった私が、私ナッシーがこの本をソライアンに紹介していこうと思っているんですけど、
長い作品だったのと、語りたいこともたくさんあって、
この作品紹介は前後編に分けて、前編の今回はあらすじ紹介に抑えて、
後半をナッシーが大好きな3体との対比で語る推しポイント紹介という、
この2本立てにしていきたいと思っています。
ちなみにそれを受け止めてくれるソライアンに最初からぶっ飛んだ質問をしていくと、
ちなみに今日こんなハイテンションでお送りするんですけど、
ソライアンは獣神と会うってなったら、どんなファーストコンタクト取りたい?
スピーカー 2
これさ、ナッシーさ、メッセージって映画見たことある?
スピーカー 1
いや、聞いたことあるけどごめん、見てはいません。
スピーカー 2
そう、2016年の映画なんだけど、
それこそ宇宙人と言語学者の女性がコンタクトを取るために宿泊していくっていう映画で、
スピーカー 1
なるほど、すげえ見た今。
スピーカー 2
この質問を受けたときに、それをバーッと思い出して、
私は結構気楽な人間だから、
いや、うまいものを一緒に食べて、
仲付きを交わしてみたいな、ルフィみたいなことすぐ考えちゃうんだけど、
でもメッセージを見た私だから、
いやとはいえ、もう全くそのコミュニケーション方法も違う、
宇宙人とコンタクトを取るってそんな、
ご飯だって全然違うし、そもそもみたいになるなって。
スピーカー 1
そうなんだよね。
映画とかで、私もそういう異星人との出会いで一番最初に出てくるのが、
エイリアンなんだよね。
有名なエイリアンあるじゃないですか。
エイリアンシリーズがいろいろある。
スピーカー 2
人の形はしてる。
スピーカー 1
そうそう、人の形はしてるけども、
スピーカー 2
でもなんかもう、明らかにこちらに敵を持ってくる感じのやつらのイメージがさ、
スピーカー 1
最初にさ、異星人って映画でちょっと私はすごい、
ちっちゃい頃にあれを見てすごい恐怖だったから、
そのイメージも強くて、
スピーカー 2
侵略前提で来るっていうね。
スピーカー 1
そう、侵略前提で来るなみたいな。
いや、もう本当に襲いかかってくるものを迎え撃つしかないみたいなさ、
こう臨戦態勢みたいなさ、イメージだったからさ、
いやまぁちょっとそう、ファーストコンタクトどんなの撮りたい?ってこうさ、
言ってみたもののさ、
いやちょっと、ちょっとマシンガン持ってていいですか?みたいな気持ちに。
スピーカー 2
そうね、相手のスタンスでね。
スピーカー 1
なっちゃうなーっていうのをね、ちょっとね、思ったりもしつつ、
思ったりもしつつ、
いやそう、この話ちょっと後半にも出てくるんで、
頭の片隅にも留めておいていただければと思っております。
まぁね、SF小説といえばこういうぶっ飛んだ、
普段の日常では考えられないような思考もできるっていうのが、
やっぱ醍醐味だなと思っているんだけど、
物語の展開
スピーカー 1
それでは、プロジェクトヘイルメアリーのあらすじ紹介をしていきたいと思います。
で、この物語は主人公の語りで進んでいくんだけど、
主人公ね、最初何にも思い出せない、何にも思い出せない状態で、
部屋で目覚めるっていうシーンからスタートして、
えっ、自分誰なの?なんでここにいるの?ここはどこなの?みたいな、
そういった情報は全然思い出せないけど、
なんか聞こえてくるんだよね、コンピューターが。
名前は?名前は?って聞いてくるっていう質問だけ聞こえてくるみたいな状態でスタートします。
結構怖いけど、結構怖いっていうか、何その状況?みたいなさ、
このシーンからスタートして、その主人公は部屋の中を歩き回って、
小さな違和感、なんかこれおかしいぞって思ったことから、
試行実験を繰り返していくことで、実際に実験もするんだけど、
なんかちょっとストップウォッチで測ってみるとか、
ここがね、しかもそれをどんどん突き詰めていくと、
なんか宇宙船の船内であること。
そして、あと記憶を思い出すことで、
自分が誰だったのか、何でここにいるのかっていうのを思い出していくっていう話になります。
で、私的には、ここでこういう実験して組み立てていくと、
自分が宇宙船にいるっていうかわかるかい?って思ったんだけど、
わかるかい?って思ったんだけど、
でもなんかそうやってさ、そういう身近な実験を繰り返していったら、
自分が宇宙船にいることわかっちゃうんだって思って、
そこ面白いなって思ったんだけどさ、
これ伝わってる?そらやん、私のこの、今面白いと思ってる。
スピーカー 2
伝わってる。伝わってるし、
この主人公の、なんだろう、人間性みたいなところが、
ここでガッとわかるのがいいよね。
スピーカー 1
あ、そうね。そうそうそうそう。
スピーカー 2
こういう賢さを持った人なんだっていうことと、
で、あとさ、FF小説って、
入り込むまでに時間がかかるとか、
結構もう本当にさ、それこそ全然想像も、
私が今まで想像もしたことのないような、
世界みたいなものに急に舞台になっててさ、
頭が追いつかないみたいなことよくあるけどさ、
この始まりだとさ、こうだんだん没入していけるかな?
スピーカー 1
あ、そうね、そうそう。
読者もさ、ぶっちゃけ最初何もわからないじゃん、みたいな。
その状態からこう、主人公と一緒に思い出すっていうか、
主人公のその記憶を一緒に読んで、
あ、なるほど、今私はこれを思い出した状態ね。
で、じゃあどうするんだっけ?みたいな、
こうなんか、あれだよね、ある意味RPGみたいなさ、
スピーカー 2
そうそうそう、ゲームっぽい感じだよね。
スピーカー 1
ゲームっぽい感じだよね。そこ面白いなって思ってて、
スピーカー 2
うん、面白い。
スピーカー 1
物語の序盤はそうやって、彼が思考実行をしていくとか、
あと記憶を巡るっていうシーンを交互に繰り返していくことで、
彼が一体何のプロジェクトを遂行中なのかっていうのを、
明らかにしていくっていう話なんですよね。
ここからは少しネタバレになるんですけど、
彼が乗っているのは、宇宙船ヘイルメアリー号です。
もうタイトルにあるあれですね。
ヘイルメアリーってなんやねんって思う人も多いと思うんですけど、
これは一応説明しておくと、アメリカンフットボールで、
試合終了間際に負けているチームが逆転を期して放つロングパス。
すいません、これそのまま持ってきましたけど、
そういう言葉としてヘイルメアリーっていう言葉があるそうです。
要するに彼の乗っている宇宙船は、
この既死回生をかけた希望の船というわけなんですけれど、
実はこの物語の中で、
この宇宙空間にアストロファージという名前の太陽光を吸収する微生物が繁殖していまして、
このままだとそのアストロファージが太陽光をどんどん吸収していってしまったことによって、
少なくなっていっちゃうんですよね。
その影響で、なんと地球が30年後ぐらいに氷河期になってしまうという危機的状況だったっていう話です。
これ相当やばい。
相当やばいよ。
スピーカー 2
相当やばい。
スピーカー 1
太陽光なくなっていっちゃうからね。
もう私たちの元に太陽が届かなくなっていってしまうってことで、
彼はこのアストロファージの感染が、
しかも地球以外のところの惑星にもアストロファージの感染は起こっているんですが、
なぜかその感染が起こっていないタウセチ星というところを、
なんで起こっていないのか、そこに何か既死回生の手段があるんじゃないかってことで、
アストロファージをやっつける方法を探しに行くミッションがこのプロジェクトヘイルメアリー。
SF小説の特徴と体験
スピーカー 1
それを遂行する人がこの主人公なのですっていう話です。
一気に語ったんだけど、
さっきもそらやん言ったけど、
SFってこの序盤の設定読み込むところって、
結構ハイカロリーというか、
言っちゃえば大変。
肝なんだけど、ここ大事じゃん。
スピーカー 2
ここを乗り越えられるか乗り越えられないかで、楽しめるか楽しめないかがちょっと。
スピーカー 1
だから読み飛ばせもしないし、
しっかり読み込んでおかないと楽しめないから、
複雑というか、ちゃんと作り込んである舞台ほど大変みたいな。
そういうところがあるなと思っていて、
私も今回ちょっと復職している時期だったから、
ちょっと読み込むの大変だなとか思っていたので、
こここそが私の耳読デビューのタイミングだろうってことで、
オーディオブック導入しましたよ、なし。
スピーカー 2
耳ならいけそうって思えたんだ。
スピーカー 1
普通にさ、夜さ、本を開くってのがさ、結構難しくなってくる。
スピーカー 2
重いし。
スピーカー 1
そう、重いの。
オーディオブックの体験
スピーカー 2
プロジェクトヘイルメアリーは上下感なんですよ。
スピーカー 1
そう、それもね。
皆さんにちょっとバッドなニュースだけど、上下感で。
スピーカー 2
大事な話してよって。
スピーカー 1
そう、だから重いし、持ち歩くにはちょっと重いし、
夜寝ててもすごい眠くなっちゃうしみたいなので、
耳だったら聴いて、電車の中で聴けるなって思ったなと思ったのも、
一番のオーディオブックデビューポイントですね。
スピーカー 2
すごい、オーディオブックの広告みたいなコメントありがたい。
スピーカー 1
お前ちょっと言わされてるんじゃないのかっていうのがあるかもしれないけど。
スピーカー 2
いや、私が言ってるかもしれないけど。
スピーカー 1
完全に自発的な行動です、これはまさしく。
スピーカー 2
いや、本当に。
スピーカー 1
ここだよって思って、
それを始めたんだけど、
しかもさ、プロジェクトヘールメアリーはさ、
主人公が結構自分の語り口をっていうかさ、
これってこういうことかなとかさ、
一人ごとずっと言ってるみたいな感じで進んでるっていうのもあって、
だからオーディオブックの構成も、
一人の朗読者が感情マックスでさ、
すごい入れ込んでる感じで、読み上げてくれる感じが、
すっごい良かったんだよねっていう。
スピーカー 2
いや、なんかもうオーディオブッククロートみたいなコメントありがとう。
スピーカー 1
本当に、なんかね、
主人公の一人言聞いてるみたいな、
主人公の一人言を盗み引きしてるみたいな感じの、
感じで結構最初楽しめて、
やっぱり音響とかもさすがにオーディオブックだからつけれるから、
ほんと英語みたいな感じで、
電車で聞いてると没入感もすごくてさ、
なので、私通勤時間が1時間ぐらいはあるんですけど、
もう職場着いちゃったみたいな感じになって、
自分の気持ちを宇宙空間から引っ込み出すのがね、
スピーカー 2
毎朝大変だった。
宇宙空間にいるから。
スピーカー 1
毎回大変だったよっていう、そういう裏話もあります。
でもね、おかげで序盤で挫折することなく、
しかもさ盛り上がってきたらさ、
自分で読んじゃった方が早いじゃんみたいな。
もう文字で読んじゃった方が早い。
早いは早いので、後半はもう紙で、
今度はよなよな紙で読んでっていうのをやって、
しかもでもこの朗読者、
しかもオーディオブックの朗読者の良さもちょっと分かってきちゃったからさ、
このセリフはちょっと朗読者の声で聞きたいなとか思ったら、
それをオーディオブックに戻って読んでみたりとかっていうことをして、
この夏休みはね、
2つの読書方法でどっぷりヘルメアリーに向かっていた夏休みでしたっていう話がしたかったんだよ。
スピーカー 2
本当にオーディオブック1冊目なのかっていうぐらいの、
読み方の工夫
スピーカー 2
すごいクロートのようなコメント、ありがとう。
何を書くと私はオーディオブックを作る仕事をしているっていうのは、
うすうす皆さんお気づきだと思うんですけど。
スピーカー 1
そろそろもう多分みんなそう思ってるけど、
別にそのように勧められたとかじゃないよってことはちゃんと言っておくよ。
これは広告ではありません。
スピーカー 2
濁してきたんですけど。
いやでも本当ね、そうだよね。
この人のこのセリフの言い方がすごく好きで聞いちゃうとかね。
あとあれだね、ナッシーも、私もそうなんだけど、
ナッシーもあれだね、読む方が早い派なんだね。
あーそうだった。
スピーカー 1
やっぱなんか早回しとかでも聞いたりはしたんだけど、
やっぱその情景のところとかはさ、設定部分みたいな、
それこそ最初のところは早回しで聞いたりもしたんだけど、
映画みたいに楽しもうって思うと、やっぱ低速で聞いた方がいいなとか、
そういうのもあったし、
でこう盛り上がってくるにつれてさ、
自分の読みたい気持ちとさ、
自分のこの低速で進んでいく感じが上手く噛み合わなくて、
もうちょっと早く読みたいんだよみたいな。
次のシーン見たいんだよみたいなのがすごくて、
ちょっとそことの折り合いがつかず、
これは紙で読んだ方がいいわって。
紙で読んでみました。
スピーカー 2
いやーめっちゃいい読書、いい夏休みだったね。
スピーカー 1
いい夏休みだったよ。
すごいだから、
いい夏休みしてる。
しかも好きなシーンは3回くらいオーディオブックで聞いて、
あー良かった、良かったとか思いながら楽しんで、
最後の方はもう宇宙空間から引っかかす必要はなかったから、
そのシーンだけちょっと繰り返しリフレインして、
あー良かったって言って職場につけるんだけど、
そういう感じだったよ。
あーいいね、そうなんです。
スピーカー 2
いやーとても。
スピーカー 1
やっとこれで皆さんの。
スピーカー 2
とてもいい楽しみ方をしている。
スピーカー 1
はい、いい楽しみ方をしたので、皆さんも是非。
序盤確かにね、結構長いというか、設定も複雑だから、
読み込まないと取り付けない感じはあるけど、
まあでもこれでね、みんなね、プロジェクトヘイルメアリーのことは大体分かったと思うから、
そうね。
で、来週にちょっと。
スピーカー 2
もういけるね。
スピーカー 1
来週にこの、私が独り言した3体とヘイルメアリーをガッチャンコさせた話をするっていうのをやっていきたいと思ってますよ。
っていう感じです。
スピーカー 2
そのための3体だったんだね。
そうです。
そのための伏せき。
スピーカー 1
はい。
3体って何だったっけって思った人は、一つ前のね、回がね、宣伝してますよこれは。
一つ前の3体って、君は3体を知っているかという回を是非聞いてみてほしいと思います。
はい。
スピーカー 2
是非ね。
スピーカー 1
ごめんちょっと、今日ナッシーのしゃべるボリュームがものすごく多かったけど、
そりゃ大丈夫?しゃべり足りなくない?
スピーカー 2
全然全然。
スピーカー 1
いいじゃん、いいじゃん。
スピーカー 2
いいですか?
スピーカー 1
ナッシーの今年の夏休みの自由研究はめちゃくちゃいいねって思った。
そうだね。ディギーの勧めてくれたヘイルメアリーにまんまたはまりましたよ、ディギーって話をしたかったからね。
はい、じゃあこんな感じで。
はい。
ここまででトークテーマは終了ですが、ザクロではいつでもお便りを大募集しています。
トークのご感想や本にまつわるお悩みなどを是非ご投稿ください。
ポッドキャストやノートにお便り投稿フォームのリンクをご用意しておりますので、そちらからご投函いただけると嬉しいです。
今後も喫茶クロスロードは毎週月曜日夜21時よりゆるゆる営業していきます。
本日はお越しいただきありがとうございました。
またお待ちしております。
バイバーイ。
18:11

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