1. 喫茶クロスロード 本好き達のたまり場
  2. 【トーク】#5 雨の日にこそ読..
2023-07-03 19:16

【トーク】#5 雨の日にこそ読みたい本

雨の日って読書に向いてるよね。いつものでこぼこトリオがお届けする雨の日に読みたい本の話/今日紹介した本「死神の精度」(伊坂幸太郎)「きいろいゾウ」(西加奈子)「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)

00:04
スピーカー 1
カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音声配信は、本好きな友達と出会いたい人たちが、ふらっと集まる喫茶店をコンセプトに、
本がなかったら友達にならなかったであろう定員、ナッシー、トライアン、ユーコリンの3人組が、ゆるーく話してまいります。
お仕事の帰り道、家事をしながら、寝かしつけの後など、ふと一息ついた時に聞いてくださいね。
はい、とここまで聞いて、2回続けてナッシーかいかいと思ったリスナーの皆さん、すいません。
私たちは月ごとで台本担当を決めてるんですけど、私が月終わりと月始めを担当したら、こうなってしまったよ、という感じです。
今日も元気にやっていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
まあね、今日7月に入りました、という放送時点は7月になっているはずなんですけれど、皆さんはどうですか?
そろそろ梅雨が終わってほしいですよね。
この収録は6月にやっていますので、今はお天気がぐずつき出したかなという感じです。
ちょっと最近の雨エピソードとかを皆さんにお聞きしたいんですけれど、私は娘と傘を取り合ったっていうエピソードがありまして、
1本しかない傘を下の子を抱っこして、そして娘と3人で帰ろうとしたんですけど、娘が自分で傘を持って行きたかったがために、私と下の子は濡れて帰るという事件があったんですよ。
ちょっと笑えるけど笑えないでしょ?ちょっとゆうこりんとかどうなの?
よくあるよね。
あ、よくあるの?これ。
スピーカー 2
聞く分にはさ、微笑ましいんだけどさ、でも当人の話とさ、娘ちゃんはさ、びしょびしょなわけじゃん。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
子供は親に指を使うということを、やりたいことはやりたい。
そうね、やりたいことはやりたいんだよね。
あれ?え、じゃあちょっとそらやんの最近の雨エピソードお願いします。
スピーカー 2
いや、そんなさ、微笑ましい雨エピソードなくてさ、私は日本でランキング10位に確実に入れるぐらいのズボラ母さんである自信があるんだけど、
スピーカー 1
すごいね、10人の。
スピーカー 2
あ、そう、10、10、10。
スピーカー 1
いや、無理やん。
もっと、もっといるよ。
スピーカー 2
もっといる、もっといる。
ドラム式洗濯機を買ってから雨が降ると、洗濯物干さなくていいやって、なるべく晴れたときは外に干したほうがいいし気持ちがいいからいるんだけど、
03:06
スピーカー 2
雨が降ると、あ、乾燥機使っていい、よっしゃーっていうちょっと嬉しい気持ちになるようになったっていう、
最近だから雨ちょっと好きになった。
今日も天気悪いんだけど、乾燥機活躍していただいております、というズボラ主婦のつぶやきです。
スピーカー 1
いや、ほんとのズボラはね、晴れてても使わないよ、あ、使う、外に干さないよ。
スピーカー 2
あ、そうか。
スピーカー 1
乾燥機使うよ。
スピーカー 2
そっかそっか。
じゃあ晴れたときに使おう。
スピーカー 1
てか私使ってるよ。晴れてても大きいものしか干さないよとか思っちゃったよ。
スピーカー 2
じゃあもっと積極的に干そうかな。
あ、干そうじゃない。
使おうかな、乾燥。
スピーカー 1
私じゃあもうあれかも、10本じゃなくて5本に入れるかもとか思っちゃったもん今。
スピーカー 2
いやでも他にもあるんでは。
スピーカー 1
項目的にはね。
え、ゆうこりんの雨の日はどんな感じ?
いや、私の家はね、結構午前、山に居たんです。
こないだ、夫が1歳の田の子を背負ってて、
いやもう、ちょっと天気悪くて、ちょっとパラッパラって雨が降ってて、
1歳の子はめっちゃ風強い中、背負われてるだけで、浮きさらしに晴らされてるんです。
結構水、びしょ濡れになっちゃいそうだね。
まあやっぱ風強い。
普通に風ひいてる。
風ひいたんかーい。
いやー大変ですよね。
というわけで、雨の日って、そもそもものすごく人の気分を左右する天候だなと思うんですよね。
ちなみに私なし、結構雨女っぽくて、
あーもうちょっと、なんか大事なイベントの日とか、
あ、ごめん、雨降らないでー、私のせいで雨降らないでー、とか思ってしまうタイプ?
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
そうそうそうなの、思うタイプなんだけど、
今日はそんな雨の日にこそ、読みたい本を紹介したいと思います。
え、ちなみにある?そういう本ある?2人、2人でもちゃんと持ってる?
スピーカー 2
ちゃんと探してきている。
スピーカー 1
よかったよかった。
私はね、このテーマで台本書こうって決めたときに、
真っ先に浮かんだのが、
居坂幸太郎の死神の制度という本です。
まあ死神が主人公なんですけれど、
これがまあすごく雨男な死神で、
彼はこう、死神だからその人の生き死にをジャッジするとき、
まあ下界にやってくるんですけれど、
いつもその時が雨っていう、
なんかその描写がすごい、すごいいろんな雨もあるし、
でも本当にいつも、映画にもなったから、
その映画の風景とかもいつも雨で、
06:01
スピーカー 1
晴れた青空が見たことがないっていう死神が、
主人公の話で、
こんな雨の日にこそ読んでみてほしいなと思っております。
じゃあちょっとちゃんと探してきたそらやんに、
続きいってお願いします。
スピーカー 2
確かにこの情景とさ、
その小説の中の情景と、
今私、私というか自分が見てる景色がこうリンクしてると、
こう没入感がさ、浮かまるからさ、
いいよねって思って、
私も似たような理由で、
これかなっていうのを持ってきたんですけど、
西かな子さんの黄色い像っていう小説です。
西かな子さんの、
なんとも言えない生々しい感情のやりとりの文章みたいなのが、
昔からすごい好きで、
小さい頃から桜とか、
何冊も読んでいるんだけど、
この締めっぽいしっとりした文章の雰囲気と、
でも暗い天気には負けない、
ものすごいエネルギーとかパワーがある感じが、
雨で引きこもっているけど、
ちょっと元気をもらえそうな感じっていうので、
好きだなあって思っております。
黄色い像は、
若夫婦が九州の田舎に引っ越してきたところから始まって、
そこでいろんな人と交流を重ねながら、
穏やかな日々を過ごしていくのか、
みたいな感じなんだけど、
私もネタバレ、これ読んでほしいので、
あまりネタバレしないように説明したいんだけど、
後半で結構大きな盛り返しがあって、
そこで雨が印象的に描写されていくっていうところがあるんだけど、
雨が降って晴れるまでの一連の流れがすごい好きで、
晴れたらすごいいい気分になりそうだな、みたいな感じ。
それもこの作品を雨の日に読みたいなと思う理由の一つだったりします。
はい。
スピーカー 1
雨の描写って、日本人だけが雨にいろんな名前をつけますみたいな本もあってさ、
サミダレとかさ、シュウとかさ、
結構そういう言葉で日本人、雨をすごくいろんな描写、あれ?
なんかそういう本もあったな。
でも全然今出てこないけど。
今そらやんの話を聞いてて、その本のことを思い出したけど、
スピーカー 2
その本のタイトルは出てこないので紹介できませんっていう、ちょっとすみませんな感じだな、これは。
スピーカー 1
気になるね。
いや、雨にはいろんな名前があるんだよ、みたいな話が面白かった気がする。
確かにそれも良かったかもしれない。
スピーカー 2
これ聞いてる人に教えてもらおう。
スピーカー 1
ね。
そらやんがさ、こうやって条件を思い浮かべながら読む、素敵だな。
09:00
スピーカー 1
そうね。
これ晴れたらこんな感じかな、みたいな考えるの?
スピーカー 2
考えちゃうね。
なんかさ、景色とか見てるとさ、
あ、これはこの小説のこのシーンっぽいのではないだろうか、みたいなことをさ、考えたりする。
私だけかな。
スピーカー 1
いや、でもちょっとそれ、なんか、
あ、この本のこの景色こんな感じ。
でも難しいよね。
なんか写真に撮ってもさ、あ、今この空気感とこの感じってなっててさ、
どうしてもさ、再現しきれないじゃん。
うん。
もうなんかその場にいてほしいよね。
ゆうこりんとかをさ、それこそさ、こうなんかタイムワープさせてさ、
あ、この本のこの情景はこの感じだよ、みたいなさ、
こう連れてきたいよね、どうせなら。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
うん、って思っちゃったよ。
うん、なるほど。
ゆうこりん、そんなゆうこりんは何の本を紹介するんだい?
私はね、紹介するという、
雨の日に読みたい本って全然思い浮かばんかったんですけど、
雨つながり。
だってすごい、雨にも負けた。
これはもう皆さん知ってる。
宮沢賢治の死がある。
もう仕事ですっごい大変な時期だって。
うん。
なんかその時にこの雨にも負けたってあったなって。
いやもう私すごい、
なんかこのどうしようもない怒りをどこかにぶつけたい、
みたいな気持ちになってたんだけど、仕事で。
ね、その頃夜中に呼び出しコールとか結構やってた。
おお、忙しいね。
まあでも結果的に出産後、
あの時よりは子供の中のなんて、
可愛いもんだなって思った。
なるほどね。
いやね、仕事でトラブルですね。
呼び出しされるより。
スピーカー 2
あ、子供ね、お腹空いてるんだよね。
スピーカー 1
ハイハイハイってなる。
もう免疫ついてたよと思った。
まあなんかね、ちょっとこう、
夜泣きで起きるとき、うーってなったりするけど、
確か仕事で夜中起こされるってなったら、
こっちの方がなんかね、
いっていたら。
でもそれをさ、その夜中の呼び出しコールのときに、
決していからずって、
ちょっと朗読してるゆうこりんちょっと面白いね。
スピーカー 2
ね、大変だったんだね。
スピーカー 1
雨にも負けず。いいね。
なんか雨にも負けずというアンガーマネジメントを、
ぜひ取り入れてみてください。
スピーカー 2
取り入れてみてください。
スピーカー 1
まあね、どうしてもね、こう雨って続くとさ、
本当に洗濯物も乾かないし、
お出かけ先にも困るし、
本当に大変だよね、みたいな悩みもあってさ、
特に子どもがいる世帯とかでは、
子どももさ、なんか外で遊びたいのに、
室内でこう、ずっと遊ばされてると、
12:00
スピーカー 1
保育園に行っても体力も時間も持て余して、
もうね、こう、おうちの過ごし方もどうしようかな、
みたいなところがあると、あるというか、
ここ最近のナッシーの悩みなんですけれど。
スピーカー 2
パワーあり余ってるもんね。
明らかにわかるよね。
スピーカー 1
全日?
スピーカー 2
暇。
私めっちゃ暇、みたいに。
スピーカー 1
私まだ寝たくない、みたいな。
スピーカー 2
そうそう、先週末すごかった。
本当?
暇です。ダンボールで車とか作ってた、私。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
娘のために、雑な車。
スピーカー 1
いや、それはもうすごいな。
スピーカー 2
本当?もう暇、暇、暇、暇って大変なことになってた。
スピーカー 1
こうね、いつものおもちゃもあれだしね。
ゆうこりんも山に行けなくなっちゃうしね。
そうなの。
で、そんなナッシーが、実は憧れている雨の日の過ごし方っていうのがあるんですけど、
こちらは本ではなく漫画の引用となりますが、
ゆかみじゅんのポッカポカという漫画で、
雨がね、というタイトルのお話があります。
雨だけど、お散歩したいという子供の要望に応えるべく、
カッパに長靴、玄関にはタオル、電子レンジにはココアができる準備をして、
雨の中の散歩を楽しむという情景が出てきて、
お、確かに別に雨の日に散歩しちゃいけないっていう道理はないはずだって、
ちょっと私はこの漫画を読んで思って、
でも下の子まだ歩かないんで、
なんかね、下の子が歩き出したら、
何にもない雨の日はこうやって過ごしたいなと思っているんですけど、
じゃあ最後に2人の理想の雨の日の過ごし方を、
一言で言ってもらいたいと思っております。
そらやんどうですか?
スピーカー 2
私今のナッシーの話聞いて、
確かに小っちゃい頃、びしょびしょになるの好きだったなって思い出して、
びしょびしょになることを許されたのは確かにいいね、
玄関にさ、もうタオル置いといてさ、
汗ひかないようにさ、すぐお風呂直行みたいな感じだったら、
いいなって思って、
それもいいなって思ってるんですけど、
私はやっぱり好きなお菓子とか飲み物をあらかじめ買い込んでおいて、
もう家に引きこもって本が読みたいです。
まあな。
理想の過ごし方だったかな。
やっぱね、まとまった時間があれば行けるみたいな本って、
私には結構いっぱいあって、
例えば物語とか途中まで読み終えて、
次の日ってなると忘れちゃうんだよね。
忘れちゃうっていうか、なんか勢いで読みたいのか、
15:00
スピーカー 1
この盛り上がった気持ちのまま読みたいみたいですね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
だからここまで来たら、
ちょっと夜更かしになっちゃうけど読んじゃうかみたいなこともしちゃうし、
まとまった時間取れるから、
長編小説とかを読みたいってなってしまうね。
スピーカー 1
そうだよな。
じゃあその次、続いてゆうこりんどうぞ。
いや私も本当トライアントですよね。
雨でかつ退屈みたいに言ってくる子どもも、
スピーカー 2
なんかちょっとどっか行ってて、
スピーカー 1
すべて自分の時間をいただければ、
本に限らずね、映画とかもいいなと思って。
晴れてたらさ、晴れてるのに目の中でだらだらしてるみたいなものに、
雷厄感を感じちゃうタイプ。
スピーカー 2
そうなんだ。
うん、そらやんは感じなさそうなタイプだなと思ったから、
スピーカー 1
その注釈を。
スピーカー 2
引きこもりってあることがどんどんバレていく。
許してほしい。
スピーカー 1
これ考えたときに、でもやっぱり心地よい空間だよなって思って、
なんかちょっと別の、なんかちょっと書いて、
雨の日の理想の過ごし方みたいなアイスブレイクしたときに、
掃除したいって。
スピーカー 2
いやすげえな。
いいの?
スピーカー 1
いいの?
掃除を誰かにやってもらって、
心地よい空間を作ってもらった上で、
その心地よい空間で雨の日を過ごしたいと思った。
スピーカー 2
理想の過ごし方だからね。
スピーカー 1
そう、理想の過ごし方だからね。
いやでもなんかちょっと、
二人の話を聞いてて、
子育て世帯の全ての願いというか、
好きなことできる時間、まとめてくれみたいな。
ちょっと叫びも感じられちゃったかなって思いましたよ。
スピーカー 2
全ての制約条件を外して、
スピーカー 1
全ての制約条件をはだいて、
私一人のフリーな時間みたいなね。
なんかね、雨の日のこの1時間だけはそれが許されるとか、
なんかあったら超楽しいのにね。
スピーカー 2
でもそれ雨の日だと良いね。
スピーカー 1
予定してた感じじゃなくて、
今日雨降ったからそんな時間みたいな。
それぐらいの感じで私たちもフリーな時間が欲しいなとか思っているところで、
今日そんな形で、
成功をうどくという言葉もありますが、
あれは悠々自的な生活という意味らしいですので、
そんな生活ができる日を夢見ながら、
今日も皆さんお疲れ様です。
そして頑張っていきましょう。
そんないつか悠々自的な雨の日を過ごしたいなって思っているところですが、
今週木曜日から始まる朗読も、
そんな雨をテーマにしたエッセイがありますので、
18:01
スピーカー 2
ぜひ聞いてみてくださいね。
スピーカー 1
はい、ではここでキサクロからのお知らせです。
キサクロでは今週からお便りの募集を始めました。
あなたが最近気になっている本、
こちらの店員への質問、
悩み、心の叫び、何でもお待ちしています。
ポッドキャストの番組紹介文や、
ノートにお便り投稿フォームのリンクを用意しておりますので、
そちらからぜひご投函いただけると嬉しいです。
さて名残惜しいですが、閉店のお時間です。
今後もキサクロスロードは、
本が好きなあなたがとっこりした時間を過ごせるよう、
毎週月曜日と木曜日、
夜9時よりゆるゆる営業していきます。
それでは本日はお越しいただきありがとうございました。
またお待ちしております。
ばいばーい。
19:16

コメント

スクロール