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2020-08-07 12:58

結婚した方が良いのか問題!女性お坊さんが現代の30代に向けたメッセージが心にしみる!

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「実家に帰ると結婚の追求があり憂鬱」
「そもそも自分は恋愛なんて出来るのか不安」
「どういう状態が結婚をするタイミングなのかわからない」



など、30代のお悩みの中でも多くみられる「結婚した方が良いのか」問題。現役女性お坊さん「妙晶さん」が令和の時代だからこそ伝えたい、結婚の真の意味を解説します。


妙晶さんの初登場回はこちら

https://kiraten.com/myousyou-prf/



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結婚に対する人間関係お悩みはポッドキャストでもお聴きいただけます



下記の内容は専門家、妙晶さんの肉声で聴く事もできます。







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皆様にあったプラットフォームでお楽しみください。



30代の結婚お悩みについてのタイムコード



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順天堂 働く30代に向けての耳マガジン「キラテン」ですが、今回は、妙晶さんから「30代はこんなお悩みが多いですよ」というシェアと、それに対しての答えをしていただく時間です。



妙晶 今回のトピックスはですね、特に30代の方、そして20代の私も少し関連する、よくあるお悩みに関してお伝えしていきますね。



妙晶 ずはり「結婚はした方がが良いのか問題」です!



妙晶 30代って仕事も面白くなってきて、結婚どころじゃないって言う人も多いかと思います。



妙晶 つまり、自分がどう思うか、という認識よりも、周りに言われる事が多くなる年齢のため、どうしても意識してしまうというシチュエーションですね。



妙晶 20代の私でも実家に帰れば結婚は?と言われます(笑)。田舎になればなるほど、結構早い段階でこの話題に触れる傾向がありますよね。
妙晶 どこそこのあの子は結婚してるよ、とか、お子さん産まれたよ、とか(笑)。



妙晶 ですから悩んでる方は多いと思います。







順天堂 妙晶さんの場合は、お坊さんっていうお立場なので、また30代の結婚という観点とは違う視点で、「どうなんだろう?」と興味がありますね(笑)。



妙晶 お坊さんの結婚ってどんな感じなんですか?って聞かれる事は多いですよ。 妙晶 人間界とは違うんじゃないの?的な感じで思われてるんですね(笑)。



妙晶 そこで、お坊さんの結婚という話と掛け合わせて、30代の「結婚した方が良いのか問題」の真理をお伝えしていきますね。



妙晶 私の所属してる浄土真宗では、親鸞聖人いう方が、お坊さんとして初めて正式に結婚をして子供作った方なのです。



順天堂 初めてって事は、相当すごい混乱があったんでしょうね。今で言う所の炎上騒ぎじゃあないですか。



妙晶 そうなんですよ。それまで、こっそり結婚してたとかそういう人はいたかも知れませんが、「この人が私の妻です」と公言して、子供を跡継ぎにしたのは、親鸞聖人が初めてだったのです。



妙晶 親鸞聖人ご本人もかなり悩んだ末、結婚に踏み切られたんです。ひと月ぐらいこもって考えて考えて「結婚する」と決断されたのですが、そこには「結婚とはこういう事だ」という定義を確立し、「なぜ結婚が必要なのか?」をしっかり説明した背景があります。



妙晶 親鸞聖人は「そもそも結婚とはどういう関係性なのか?」という事を次のように答えています。



妙晶 「結婚とはおかしあう関係なんだ」



妙晶 「結婚するっていう事は2人の人間が一緒に生きていくっていう事。それは、1人で生きる上では必要のなかった苦しみをお互いに負わせ合う関係性なんだ」という意味です。



妙晶 「喧嘩する」とか「浮気された」とか、そういう苦しみを背負わせ合う事が、つまり結婚なのです。



順天堂 キレイ事じゃない方の側面を直視するようなイメージですね。



妙晶 人間ってどれだけ自分の姿を見つめようとしても、やはり嫌なところは無意識に目を背けたりするわけですね。



妙晶 でも結婚すると、一緒に過ごす相手の嫌な部分って絶対に目につきます。



妙晶 その結婚相手は、まさに自分を映しだす鏡そのものなのです。



妙晶 相手の嫌な所っていうのはすなわち自分の嫌な所でもあるわけです。



妙晶 結婚相手を得る事によって自分の姿を見つめる事ができる。そういう考えに至って、だからお互い苦悩とかも背負わせてしまうけれども、それでも良いなら一緒に来てくださいっという内情を全てさらけ出し、結婚を決められたのです。



妙晶 結婚の真の意味が、そこにはありますね。



順天堂 当然ながら、令和である現代の「結婚しよう」とは、ちょっと違いますね。



妙晶 親鸞聖人の「結婚しよう」は「幸せになりましょう」じゃなく、「一緒に苦しみましょう」なんですよ。



妙晶 「私の鏡となり本当の姿を教えてくれる」という基準で結婚相手を選ぶのです。そこまでの覚悟があると、「お互いが観音菩薩だ」という境地になります。



妙晶 相手がどれだけ嫌な事をしても、ひたすら尊敬してたんですよね。







妙晶 「人間の嫌な部分を自分に教えてくれる相手だから」「汚い姿を見せてくれている」という尊敬できる相手。そんな価値ある関係性を構築できるので、結婚は必要であり、むしろお坊さんこそ結婚して修行しなきゃいけない、と考えたわけです。



妙晶 長くなりましたが(笑)、そこまで互いが背負える相手に出会えたんだったら、結婚はするべきですよね。



妙晶 ただ、現代における結婚ってその意味が薄れてきていると感じます。



妙晶 例えば、結婚しても名前は変えない「夫婦別姓」とかもそうです。



妙晶 江戸時代幕末くらいまでの結婚っていうのは、その名前を重ねる事に意味があったんです。
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じゅんてんどうのきらてん
皆さんこんにちは、じゅんてんどうです。今回は人間関係をテーマに、明昭さん来ていただいております。
明昭さん、今回もよろしくお願いします。
働く30代に向けての耳マガジンとしてのきらてんですが、そんな30代の方々、こんなお悩みがあるんじゃないの?という明昭さんからのお気づきがあり、それに対してのお答えをしていただくという時間ですが
今回のトピックスはですね、おそらく皆さん30代、特に30代なんですけど、私もですね、ちょっと悩んでいることでして、これは具体的に何かと言いますと、結婚はした方がいいのか問題です。
特に今働いている方は、男女特に絶対に悩んでいらっしゃると思います。30代って言ったら仕事も面白くなってきて、それどころじゃないって言う方も多いと思うんですけれども、私おそらく自分では割り切っていたとしても、周りに言われるって言うことは多いと思うんですね。
私も20代、23くらいになった頃から周りに言われるようになりまして、
そんなこと言われる?
やっぱり私の実家とか特に田舎なので、おじいちゃんおばあちゃんとかお父さんお母さんがちょっと気にし始めるんですよ。ちょっとソワソワし始めるんですね。
23ってまた違いますよね。
田舎の結婚早いので、あそこのあの子も結婚してるよとか、子供抱いて歩いてたよみたいな。
ですから絶対に悩んでいる方は多いと思いますし、特にお坊さんって結婚しないとか、子供作っていいんですかとかそういうイメージもあって、
お坊さんの結婚ってどんな感じなんですかっていう質問を。
割と多いですね。
自分のこの人間界とは違うんじゃないの?って思われてる。
そうなんですよ。
ではまあそういうところで、私の所属している宗派の浄土真宗っていうのは、
カイソンの新蘭上人っていう方なんですけれども、この方がお坊さんとして初めて正式に結婚をして子供を作った方でもあるんですね。
初めてってこと?
そうなんですよ。
こっそり結婚してたとか、そういう人はそれ前にもいたんですけど、
公言して、ちゃんとこの人が奥さんですっていう人もいて、子供も後継ぎにしてっていうのをした方なんですよ。
仏教界でもちろんその時いろんな反発も受けたでしょうし、ご本人もかなり悩んで結婚に踏み切られたんですね。
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ですからそういうお話っていうのもたくさん残していらっしゃって、
1月ぐらいお堂にこもって考えて考えてで結婚するっていうに至ったんですけれども、
それがなんでかって言ったら、そもそも結婚とはどういう関係性なのかっていうところから新蘭上人は考えていて、
それで至った答えっていうのが、結婚とはつまり犯し合う関係なんだっていう答えに行き着いたんですね。
それはどういうことかって言ったらば、結婚するっていうことは2人の人間が一緒に生きていくっていうこと。
それはつまりどういうことかって言ったら、一人で生きる上では必要のなかった苦しみをお互いに負わせ合う関係性なんだっていう。
喧嘩したりとか浮気もしたりとか。
そこまでの覚悟をしてってことですね。
その苦しみを背負わせ合うことに結婚っていうのは価値があるんだっていうふうに新蘭生には見出されたんですよ。
それはどういうことかって言ったら、人間ってどれだけ自分の姿を見つめようとしても、やっぱり嫌なところは無意識に目を背けたりするわけですね。
でも結婚相手、一緒に過ごす相手のそういった部分って絶対に目につくし、むしろそういう部分の方が目についてしまうんですよね。
でもその結婚相手っていうのは自分を映す鏡であって、相手の嫌なところっていうのはすなわち自分の嫌なところでもあるっていう。
だからその人と照らし合わせる、その結婚相手を得ることによって真に自分の姿を見つめることができるんだっていう。
そういう考えに至って、だからお互いを尊敬し合って、いらない苦悩とかも背負わせてしまうけれども、それでもいいなら一緒に生きてくださいっていうことで結婚を決められたんです。
真の意味がそこにありますね。現代の令和の時代の結婚しようかみたいな軽さとはまた違いますよね。
だから新蘭正人の結婚しようは幸せになりましょうじゃなくて、一緒に苦しみましょうなんですよ。
自分の本当の姿を教えてくれる結婚相手っていうのはお互いに観音菩薩だって言ってて、観音菩薩の化身なんだって言って、
だから相手がどれだけ嫌なことをしたり、このところ嫌いなーみたいな思っても、ひたすら尊敬してたんですよね。
それを自分に教えてくれる相手だから。あえて汚い姿を見せてくれている。だから結婚は必要であって、修行をしなきゃいけない。
お坊さんこそ結婚をしなきゃいけないんだっていう風に考えたわけです。
そこまで背負える相手に出会えたんだったら結婚はするべきだなっていう。
現代における結婚って結構その意味が薄れてきているというか、
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例えば夫婦別姓だったり、結婚しても名前は変えないとかあったりもするんですけど、
江戸時代幕末くらいまでの結婚っていうのはその名前を重ねることに意味があったんですよ。
江戸時代ってまだお目掛け制度があった時代で、男の人が奥さんとはまた別に相性って言って、女の人を囲ったりすることができるっていう。
でも目掛けは名前はつかないんですよ、苗字っていうのは。
男の人の名前を告げるのは正式に奥さんになった人だけで、その違いってやっぱりものすごく重要で。
なんでかって言ったら江戸時代ってまだ武士が戦場に行くで、いつ死ぬかわからないっていう状況で、
奥さんは自分に何かあったらその名前を継いだ奥さんのところにまず真っ先に自分の不法が届くんですよ。
それってつまり自分の存在を後世までつないでくれる存在として奥さんの存在があった。
私好きな漫画に風光るっていう漫画があるんですけど、神仙組の漫画ですね。
その中のキャラクターのセリフに原田智之っていうキャラクターが武士なんですけど、町の商人の娘を奥さんに目取りたいっていう話をするんです。
でも当時って身分差の結婚ってすごい反対されてて、それはやっぱり武士として昇進するってなった時に奥さんの身分が邪魔になったりも、
足枷になったりもすることがあるから上司にすごい反対されて、商人の娘だったら女化けで十分だろうって言われるんですけれども、
そこで原田智之が言ったのが、名前が変わるからって言って。
その商人の娘は生活的にはすごい裕福で、貧乏武士の自分があの子にあげられるものなんて何もないんだ。
でも唯一あげられるのが名前だけ。
自分が何かあった時に井の一番にその知らせが届く旗印として名前をあげたいんだっていう。
そういうお話をしてて、それは確かにそうだなと思って。
お貸し合う関係っていう信蘭商人の持つ信頼関係もそうだし、自分の合わせ鏡として自分の存在を後世まで繋いでくれる苗字を一緒にする。
そこまで思える相手と出会うっていうのが結婚だし、そこまで考えてやることなんだろうなって思いましたね。
だから年頃になったからとりあえず結婚しましょうとか、そういうものではおそらくなくって。
必死に生きた人ほど結婚はしてほしいなって思いました。
漫画もしかりやし、今でこそカルチャーになりつつあるぐらいサブカルチャーってサブが取れてるぐらいの影響力あると思うんだけど、
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そういうカルチャーとかサブカルチャーで得られるものなんてファンタジーだろうというふうに印象するんじゃなくて、
そこに結構ね、忘れかけてる掘る差しとかあるもんね、映画でもドラマでも漫画でもアニメでも。
この時代って本当にそういう時代だったらなっていうところまで自分の身を投影できれば、今の明星さんの話は漫画だからじゃなくてね、
自分ごとにもちゃんと置き換えられるようなエピソードですよね。
そやな、その深さまで言ったらもう、なんかそろそろ結婚したみたいな言葉が軽く感じちゃうな。
やっぱり結婚っていうのは重たいものなんだなっていうことは感じました。
とにかく自分が主人公なんでね、周りから言われるっていうのはありがとうって思うぐらいでちょっとスルーしといてでも、
自分の心がそこまでグッと固まるかどうかで結婚するかしないかは決める方が結局のところは幸せが充実感が出るかなと思いますよね。
深いなあ、いいですね。そういう人間が本来持ってる心にちょっと取り戻されるというか感じられるのは、
特に明星さんからのお話だと深みがあるのでありがたいと思います。
結婚もね、いろいろ会話の中で出てきますけれども、まずは自分との対話をしっかりしていただいて、
本当にどうなんだろうと、何を求めて何が必要で、何を持って幸せと言うんだろうということを考えた上での、
その先にある結婚だったら出発してもらえたらなという言葉でした。
明星さんからお知らせございますでしょうか。
オンラインで対話のサービスを始めまして、お坊さんというのはやっぱり社会の枠から外れている、
そういう社会的立場とかマナーとか礼儀とか気にせずにお話できる相手として存在していることにすごい価値があるなということをすごく感じまして、
ですのでフェイスブックなんかでよく募集をかけているんですけれども、
オンラインでお話をして、直接こういうテレビ電話でもいいんですけれども、
お手紙とかそういったちょっとした手間をかけて、
あったかいぬくもりを感じながら自分の心を私を通して見つめ直せるっていうサービスで、
心のごはん屋さんっていう名前で掛けさせていただいています。
もしちょっと気になるなっていう方がありましたら、よろしかったらチェックしてみてください。よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。心のごはん屋さんですね。
モニキュラー店でもしっかりとリンクを貼らせていただきます。
どこかイタリアかどこかの国の懺悔の部屋に入って、私こんなのにするかな、あんなイメージなんですか?
イメージ的にはそうですね。もう何も気にせずにここだけはオフレコでっていう感じで話をできる場所に。
もうちょっと我慢できへんからこんな秘密あんだけど言ってもいいかなとかっていうところからのお悩み相談をしても大丈夫?
全然、全然大丈夫です。
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それはわけわからない人に言うの嫌いけど、明晶さんの職業柄という風なところのお住みつきであれば、
これはぜひ皆さん活用いただいて、明晶さんのFacebookからだとしっかりと明晶さんが対応されて、
明晶さんからお手紙届いたりという風になりますので、
ぜひ気になった方は明晶さんと接点を持ちたいなという方はお申し込みいただければと思います。
では今回は明晶さんから働く30代によくあるお悩みの一つ、「結婚」というキーワードについてかなり深掘って話をいただきました。
またこんな悩みは聞いてほしいなというお便りをお待ちしておりますので、ぜひぜひお送りください。
では次回もお耳にかかることを楽しみにしております。ありがとうございます。
ありがとうございました。
潤天堂のキラテン この番組はプロデュース・キラテン・ナビゲーター 潤天堂でお送りしました。
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