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2023-08-20 22:44

Vol9 中島 俊一さん(2)kintoneエキスパートに訊く


中島 俊一(なかじまとしかず ) さん サイボウズ公認kintne エバンジェリスト
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/nakajima-toshikazu
Twitter:https://twitter.com/nakaji32
note :https://note.com/nkj_t/



#kintone

#まなキン

サマリー

相談を受ける側には気持ちと時間の余裕が必要ですし、一発で全てを解決する必要はありません。相談に対しては理解を示すだけで相手の納得感が違います。 話の筋がすぐわかるコミュニケーションの取り方をする人や言っていることが本当によくわからない人、論理的にこうなっている人などについて話し、中地さんはkintoneエキスパートとしてどのようにデザインを考えるのかについて語っています。

相談の受け方と解決への心構え
めっちゃ大事だと思うな、それ。
相談しに行ったところで、「何?」って言ったら、絶対嫌ですもんね。
絶対嫌だ、絶対嫌だ。
もう、次から話しかけるところになります。
そう、そうよね。
だから、相談受ける側にちょっと気持ちも時間も余裕を持ってないとあれだよね。
いつも忙しなく忙しくしてて、なんかなかなかメールの返事もしないような人とかだとね。
相談する期待値っていうのは結構下がっちゃうだろうし。
あとは相談を受けたけど、必ずしも一発で全部解決しなくてもいいっていうぐらいの心構えではいますね。
それはね、結構大変だと思うんだけどね、今はね、こういう事情があってできないんですよみたいなことを言うだけでも、
そういう事情があるんですね、だったら分かりましたっていう向こうも納得してくれるんですよね。
やっぱり、今はできませんとかじゃなくて、やっぱりそういう事情があってやってないんですよっていうのを言うだけでも、相手の納得感が全然違うんで。
必ずしも相手も一発で満額の回答をもらおうとしてきてるわけではないんで。
その辺は、こっちの方も全部解決しなくてもいいんだけど、とりあえず1つ、2つぐらいの情報はちゃんと返しておこうっていう。
逆にね、今の話、冷たい感じだとなんか相談してきても、それが仕様なんで。
して言えば人って言うじゃん。
これはこのシリーズの仕様なんだよね。
そうなんだけどっていうね。
相談に対する適切な言葉の選び方
そうなんだけど、やっぱり言い方はあるよねって。
本当にもう言い方一つだと思いますよ、そういうところ。
そうよね。
不便だよねって共感してもらえるだけで、こっちの気持ちは柔らかくなったり。
別にシステム側とか仕様側に立たなくていいんです。
会社側のほうに立って、「いや、そっちの味方なんでわかるんですけどちょっとねーっていううまくいかないとこあるんですよねー。」って。
そうやって味方に味方にしてったほうが、結局仕事が減りやすいと。
いやめちゃくちゃわかる。
いうふうになってきましたねって。
すごいよ。
そうしたほうが全体的にうまくいくっていうふうな実感もあって、よりそっちが加速してきたって感じですかね。
面白い。
そのきっかけがレイズとあり、奥様との1、2時間のトークがあり。
そこで現場も改善されていって。
話を聞くのが工夫だと思ったことが最近ないですね。
おーいい。
昔は苦だったの?
やっぱりちょっと苦手な話とかされたときは、ちょっとつらいなーみたいなときはあったんですけど。
なんか何でも聞いてくれそうな感情を勝手にしちゃってたけど。
昔はやっぱり機嫌が悪くなっちゃったりとかしてたんでしょうね。
話を聞くのを途中で打ち切っちゃったりそういう。
ちゃんと最後まで聞かないで、これが正論だと思うからこうしたほうがいいよみたいな。
アドバイスをしちゃう。
しかも別にその人の事情を考えないで、すごいなんか超一般論的な。
それは正論的にはそうでしょうよみたいな。
正論はそうだけどそれできないよね実際ねみたいな。
結構一般論でせめてもしょうがないやつがあるじゃないですか。
本当そうですよね。
時と場合に余裕が多すぎるやつがある。
やっぱり取れる、実際のところで取れる手法とかだったりするし、
あとはただ単に話を聞いてもらいたいだけのやつがいっぱいあるんだよっていうのを奥さんから言われて、
あ、なるほどそういうのもあるのか。
別に解決方法は求めてない。
分かる、分かる。
僕も時間かかりました、そこに行くときも。
ついつい言いたくなっちゃうよね。
あの、ブレッて言っちゃう。
ブレッとワーッて聞いて、ブレッて聞いて、ワーッて聞いて。
絶対ダメだよ。
若かった頃のね、僕は自分の頭引っ張られてやりたいよね。
ありますよね、やっぱね。
よかった、でもこれをね、ちゃんと笑い話にでき、家庭もちゃんと幸せにしてるから、
よかったね、僕らも変われてよかったよ。
変われてよかった、ほんと変われてよかった。
センスとコミュニケーションの重要性
ありがたいです、ありがたい。
そうなんだよな、だから僕自身もなんか最近ね、外で会話したりとかあるけども、
業務改善の優先度とか、電話のセレクトとかどうしてもあったって聞かれたときに、
今中西さんの話でもそこに載っちゃうと、
何時間とか何百万とかじゃなくて、何人幸せにできるかって僕は結構大事にしてるって話をしていて、
関わっている人の数とか、
本当にこの人を楽にさせてあげたいみたいにたどり着いて、
この人が喜んでくれるのをイメージできると結構、
僕がやりたい業務改善、そういうことなんですよねって話をしたいと思って。
確かに、そうですね、あんまり時間とか変なコストパフォーマンスに陥っちゃうと、
やっぱり良くないですよね、そこも目指しちゃうと。
部門長とか、あと経営層には喜ばれる、分かりやすいかもしれないけど、
トータルコストダウンになってるけど、現場はストレスは高くなってるとかいうケースもあるじゃないですか。
ありますね、通常導入すれば。
その辺が、やっぱり継続的に業務改善の輪を広げようとすると、
一人ずつがさっきみたいに業務改善好きとか相談しやすい人とか、
不平不満をちょっとでも見つけては言ってくれる人の存在って大きいです。
そうですね。
何も言われなかったけどつらいもんな。それはそれで。
絶対なんかあるでしょっていう。
ねえ、なんも困ってないですってね、何度聞いても言う人もいるでしょうし。
でも陰では結構言っているみたいな感じのことはあったりするんです。
それはもう言えるだけの関係性が気づけてないっていう感じになっちゃう。
あとは成功例とか、手応えを感じてくれないとその先に進まないですよね。
その現場っていう話だと、その現場の中でもすごい感度いいなとか、
この人後の仕業も改善どんどんしていくそうだなみたいな人とかも見つけられたりとかある?
そうですね、話した中でやっぱりいます。
何かこの人は結構考え方的にしっかりしてるなーとか、
その先進めそうだなーっていう人もいるし、
あとはちょっとすいません、上から目線になっちゃうかもしれないんですけど、
意欲はあるけど、センスと言ってしまっていいのか、
なんかちょっと筋が良くないなーみたいな人もそれ代にいるかなっていう。
みんなの手間を増やしがちな、改善風に見えるけど手順がすごい増えちゃう。
多分それは昔の自分を見てるようで余計思うんでしょうね。
仕事のやり方としては正しいんだけど、
そんなに業務の創設が10個も20個もあったら途中でやりたくなくなっちゃうよみたいな。
全員が分かってればできるけど、実際はそうじゃないよねみたいな。
なんかね、言わんとしてることは分かるな。何ですかね、センス。
特にセンスっていい人ってどういうとこで感じれるもの?
そうですね、どう分けてるんだろうな。
今ちょっと頭の中で思い浮かんでる人の顔があるんですけど。
その人の顔を思い浮かべてる人のどんな振る舞い、発言でそう感じたのか。
でもやっぱりコミュニケーションの仕方なんですかね。
あーなるほどね。
圧倒的にセンスがと言っちゃうと、センスっていう言葉もあんまり良くないんでしょうけど、
現場の声を聞かない人の顔がちょっと思い浮かぶんですよね。
理屈としてはそうなんだけど、でもそういう使い方されないよねっていうところとか。
逆にセンスが良さそうな人は、よく分かんなかったらちゃんと聞くっていうスタンスで活動してる気がしますね。
自分がすごい知ってるわけではなくて、自分だけが正しいわけじゃないっていう考え方を持ってる人。
だから自分が100パーは提供できないので、その足りない分はきちんと相手に聞こうっていうスタンスを持ってる人は、
要は自分のセンスだけでどうにかする必要も全くないので。
あーなるほどね。
ただ自分の中の基準を持ちつつも、相手と話して、
じゃあ今回はこっちのほうがいいですねって言える人。
ちゃんと人の話が聞ける人っていうのかな。
そこはたぶん線引きできそうな気がしますね。
まあもちろんね、グラデーションになってるんで、どこかどこが大丈夫ってわけじゃないんでしょうけど。
そっか、確かに。
昔は僕もどちらかというとセンスが悪い子だったので、
とりあえず要望があったら聞いて、自分のとこに帰ってゴニョゴニョいっぱい作って持ってきてどうぞっていうタイプ。
そうしちゃうと、作ってくれたから使わざるを得ないよねみたいな。
結構使いにくいけどでも一応言ったことはできてるしなみたいな。
作るのにも1ヶ月くらいかかってるから、今更作り直してくれていないしみたいな。
不便を感じながらも使い続けるみたい。
あまり良い循環にならないというか、そもそも循環しないんですけど。
一回パーッと工程が流れて終わっちゃってるよね。
コミュニケーションが循環か。
一発作って終わりって考えちゃうと、やっぱり循環しないですよね。
そうですね。
PDって終わっちゃうわ、PDCAの。
分かる分かる。
すごいでっかいPを作って。
分かる。
作り込んで、もうそこで力尽きちゃって、とりあえずディフィマリってやるんだけど、
もう一回力尽きちゃってるから、次のチェックまでいかない。
分かる分かる。
やった、PD。やった。やったねって。
終わっちゃう。次のスタイルにいける。
エネルギーが切れちゃうんですよね。
そうです。
しかも大きい括りのことをやろうとすると、
企業内だとPで社内倫理を取るとこが一番エネルギーかけて、
偉い人にハンクをもらうのに、どれだけエネルギーを含んだ。
でもそこまでやっちゃってるから、もう耐えれないじゃないですか。
自分ね、これ明らかにもう途中で、このやり方はまずいと思ってるんだけど、
リンギーも通っちゃってるし、じゃあしょうがないか、そのまま行くしかないかっていう。
もうしょうがないが結構。
もうお年どころとは違うんですけど。
誰かが見直してくれないといけないんですけど、
そうなっちゃった時にはもう誰かっていうのはどっか行っちゃうんですね。
自分ではない誰かになっちゃう。
リンギーを通してくれた上の人が言ってくれないかなとか、
現場の人が言ってくれないかなってなっちゃうんで。
誰も自分事じゃなくなっちゃう。
なるほどな。面白い。
でかいPが好きな人がいっぱいいるんですよ。
いっぱいいますよね。
そんなにやる前からP固まらないでしょ、プラン立てが。
うちは別にプラン立てのプロでもなんでもないんだし。
そうだよな。面白い。
でも確かにコミュニケーション、その人と周りの人のコミュニケーションの風景もそうだし、
自分と現場の方のコミュニケーションで、
コミュニケーションの取り方について
話の筋がすぐわかるコミュニケーションの取り方してくる人と
言ってることが本当によくわからない人とか、
論理的にこうなってる人とか、そういうのでも感じる気がします。
筋とかフェンスっていう意味だと。
普段のコミュニケーションから感じ取れるってことは確かにあり。
そうですね。そこら辺で、話を聞く力は前より上がったんですけど、
ちょっとこのコミュニケーションが怪しいというか、
一貫性がないなとか、その場で言うこと変えちゃってるなっていう時があった時には、
ちょっと相談の側も、部分部分はわかるんだけど、
それ一貫性ないよねとか、ちゃんと返すようにはしてますね。
その場で聞いたことをパッと聞いて、
パッとアプリとかに反映しちゃったりすると事故るので。
そうなんですよね。確かに。
いまだに僕の周りだと、システムの老朽化っていうキーワードを投げかけてくる人がいて、
老朽化って何ですかって返したことに対して、
古いから使えないっていう意味がわからないんだけども、
その裏では本当は物理的なハードがあったりとか、
ソフトウェアのサポート切れがあったりとかあるんだけども、
老朽化もう入れて10年なんで変えたいんですっていうのだけ、
すげえ押し付けてくる人とかいて。
このように一つずつこうやって分解するのが。
そういう一つにガンってまとまっちゃったワードとか、
結構一塊になっちゃったワードとかって、
もうちょっと細かくしておかないと、
じゃあ実際に何が悪いのか、
老朽化だから新しくすればいいのか、
新しいキーは何でもいいのかっていうと、
そんなことないですよね。
別に腐るものじゃないしね、デジタルなものだから。
上質的にはただ機材も腐ったりするので、
ちゃんとリプレイしなきゃダメですよねって言ってますけどね。
1回入れた機材は壊れないと思われてるので。
あーなるほどね。
なんでパソコンが動かなくなっちゃったんでしょうって言って、
すごい古いの持ってこられて、
いやーこれはもう賞味期限が。
そうそう、物理的なものでそういうのだったらまだ分かるんですよね。
システムはそうですね、
一言でまとめちゃってますけど、
ちゃんと要素で分けておかないと解決性はもちろんできないし、
全然違うものを提案しちゃったりもするしっていう。
kintoneエキスパートとしてのデザインについて
ちょっと話を進めて、
Keynote Nintendo Expertに絡めてなので、
ハインポストの話を少し。
ステップとして、
Keynote基本概念、目的、設定、プロジェクト、企画、設計と構築、
リリースと定着、運営、継続企画。
中地さんの中でどの辺を大事にしている?
まずステップとか、この辺とかってあります?
そうですね。
これは本当に好みなんですけど、
プロジェクト企画の2-14の基本機能から考えるとやっぱり少ない。
やっぱり好きなんですよね。
いい。笑っちゃうけどいい。
やっぱり好きなんですよ。
やっぱりこういう好きなところって、好きなだけで強いですよね。
サイボーズユーザーセットのアーカイブも上がってるので、ぜひ皆さん聞いてください。中地さんの基本機能。
好きなところはいくらでもいじれるっていうか。
もう勉強してる感じじゃないですよね。
いろいろやってみたくなっちゃってやってるから、別に実際の業務で使えようが使わない。
とりあえず構わなくてもどんどんバーっと。
こんなこともできるんだ、こんなこともできるんだ。
これはできないけど、こうすればとりあえずある程度までできるかなとかそういうのができるんで。
だからちょっと基本機能から考えるんですけども、
その結果一度冷静になって見つめ直すことによってとかじゃなくて、ただ単に好きだからいじってるっていう。
でもそれのおかげで基本機能から考えるっていうのはやっぱりものすごい自分の中のベースで深くある感じですね。
もし中地さんがフリーな立場でいろんな会社さんに提案するような機会とか立場になったりとかしたら、
まずはライトコースからいきましょうよみたいな。
逆にそう、僕ライトコース使ってみたいんですよね。
制約があったほうが燃えそうだよね。絶対選択肢がないみたいな。
この間ちょうど昨日かな、ツイッターでがXという会で文字数制限140文字あったかこその文章の詰め打ちから上がったよっていうのを書いたんですけど、
制約があったほうがその中で鍵あいだの中でどうしようっていうのを考えられるんで。
連携機能とかあるとすっごい便利なんですけど、そっちのほうに考え方が問わわれすぎちゃうというか。
なんで制約があったほうがとりあえずその中で、じゃあとりあえずここまでやってみて本当に足りないのかどうかちゃんと考えようっていって、そっから次に進めるんで。
そこらへんはやっぱり基本機能から考えるっていうのはすごく大事な考え方だな。
ありがとうございます。出てくると思ったけど、まんま出てくると良かったです。
もうまんまんと言っちゃいましたよ。でもやっぱり外せなかったです。
じゃあそうよね。中地さんだからこそ。
じゃあちょっと他の表現で言うと、最後締めとして中地さんにとっての均等は均等。何でしょうか。
そうですねこの均等は均等ね。
皆さんもね答えいろいろありましたけどね、ちょっと聞いたところで。
でもやっぱりなんだろうな。言い方的にもすごく哲学的ですよね。
取る人によってもうどうとでも取れるこの均等は均等っていうことですよね。
だからもうすごい上級者の人がやったら均等は均等ってこういう機能からコミュニケーションからいろいろあってのはあれだし、
でもう入り始めた人にとってもちゃんと均等は均等だよって理解しなきゃいけないところだっていうのもあるから、
やっぱりここの言葉はすごく均等は均等はもう哲学ですね。
おーかっこいい。
あるものを相のままにちゃんと使いましょうとかそういうところも含めて、
なんか本当に基本の基礎としてしっかり刻み込んどかなきゃいけないやつっていう。
面白いな。哲学だよね。でも本当に。
すごいこのサインポストめっちゃ考えられてるなって思いますね。
何かわからないけども逆にそれって均等っぽくないよねって普通に会話になりそうだもん。
結構ふわっとしてるようで、お互いの中で全くそれが同じ理解かどうかは別ですけど、理解はできるっていう。
ありがとうございます。
この後ボーナストラックも撮りたいところがありますから。
ちょっと一旦ここで締めたいと思います。
ありがとうございます。最後に共通講義と誕生日が一緒で、大学も一緒の今日のゲストは中地さんでした。
ありがとうございました。
22:44

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