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2024-03-18 12:12

#0017 2023年ドラフト1位大学生投手の今後を占う〈後編〉

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皆さんこんにちは、こんばんは、おはようございます。フリーランスで、主に野球関係のライターをしております、キビタキビオです。
この番組は毎回5分から10分程度で、野球に関する取材のこぼれ話を、「棚からひとつかみ」で、皆様にお伝えしたいと思っています。
ということで、本日のテーマはですね、ひとつ飛ばした前のテーマの続きになりますね。
2023年ドラフト1位大学生投手組の今後を占う〈その2〉ということになります。
前々回にね、放送して、ちょっと時間がもうこれ足りねーやってことで、前後編にしますみたいなこと言って、その続き、後編に今日当たるわけですけども、
前回はですね、2023年ドラフト1位で指名された大学生投手、全部で8人いるんですが、
その中から、特に西武・武内夏暉、楽天・古謝樹、巨人・西舘勇陽の3人についてはある程度お話ししました。ということで、
で、本日はそれ以外の投手についてちょっと一言ずつちょっと言っていきたいなと思います。
まずですね、阪神で1位指名された青山学院大学の出身の下村海翔投手なんですが、現在2軍で調整中とのことで、
下村投手に関してはですね、ある程度大学野球の……東都というね、東都大学リーグの世界では完成されたというかですね、
ある程度打ち取り方というのを確立していた感じがしました。スピードもあって、スライダーフォーク、決め球がフォークであって、
ゆるいカーブをポーンと投げてカウント取ったりとかすることも上手くてですね。
まあある程度その形、パッケージになってるなという感じだったんですが、逆に言うとこれがだからプロでいきなり通じるのかっていうところはちょっと気になってたんですよね。
そこのところ、もし一軍キャンプに参加してバリバリオープン戦で投げてたとしたら、
まあどうなってたのかというとこなんですが、そのあたりを回避するかのように二軍でスロー調整という形で、まずは体力をきちっとつけるということに専念になっております。
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これある意味だから正解だと思ってて、阪神はですね、おそらく去年村上投手がね、成功しました。
この村上投手も結局東洋大学から入団して、すぐに、1年目からバリバリということではなくて、一応きちっとした下積み期間というかですね、
体力をしっかりつけるというか、そういう時間を置いてから期待通りに飛躍してくれたということで、おそらくそういう線をもう一回狙ってくるんじゃないかと思います。
ですから、次に一軍に上がってくるときにはですね、かなりしっかりと体力もついてですね、地固めができた状態で出てくると思いますので、
一つ気になったのはやっぱりそのプロの世界での精度ですよね。それがビタビタに決めるっていうタイプの選手には僕は大学時代見てて思わなかったんですよ。
大学時代の世界の中でなんとなくゾーンでしっかり勝負はできているなというところはあったんですけど、ゾーンの中のボール、ゾーンからボールになっていく投球、そういうものをうまく使っていたなと思うんですけども、
プロレベル、NPBレベルの精密さがどこまでできるのかなというのはちょっと気になっていたので、きっとそのあたりもしっかり固めてから出てくるんじゃないかというのをちょっと期待しています。
それと全く同じことが言えるのは広島の常廣羽也斗投手ですね。常廣投手は青学時代に東都で見てると、ほぼ無敵でしたね。ストレートも150キロ近くね、常時で言うと145キロ超ぐらいなスピードだったと思うんですが、ストレートも良かったです。
その質も良かったですし、何よりも無敵だったのがスプリットだったんです。でも、その時懸念はしてたのは、「困った時はとにかくスプリット」で、ある程度ランナーが出たとしても、ランナーを溜めたとしても、そこで帳尻を合わせるみたいな投球ができちゃってたんですよね。
それが大学野球の世界で、そういう決め球に頼りすぎちゃうっていうのは、もう一つ上のレベルに行った時にどうなのと。そこは少し気になっていました。
同じく体力をつけるためにファームでじっくりやりましょうという方針にキャンプの途中からなったわけなんですよね。オープン戦に入る時にね、そういうことになりまして。これもいい選択だったんじゃないかと思います。
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もうとにかくいいピッチャーなんですけども、線が細い部分があるので。で、やっぱり広島カープはね、20年ぐらい前の大先輩で澤崎投手という青学からドラフト1位で入って1年目に大活躍したんですけども、やっぱりその後故障してしまって。
もちろん、長年在籍はしたんですけども、それ以降ね、そんなに満足のいく活躍ができたかというと微妙なところでもあったので。そういうことではなくて、やっぱり何年も活躍し続けるためのピッチャーになってもらうという意味で、じっくり地固めをしてから一軍に上がっていくというのはすごくいい選択だと思います。
で、全くこれも3人目も全く同じことが言えるヤクルトの西舘昂汰投手なんですが、この西館投手はね、私、キビタがこの8人の中で一番推していたピッチャーです。
で、一番荒っぽいです。で、一番大学で力任せというかですね、ずっと全力投球で、まっすぐと、やっぱりね、決め球にフォークがあるんですけども、精度もクソもなくエイヤーエイヤーって感じで投げてたんですけども、逆にだからこそプロのレベルの高い、精度の高い世界に入った時に大変貌を遂げるのかなと。
大変貌を遂げるのではないかという期待があるんです。伸びしろがあるんじゃないかと思いました。
あのすごくね、スケールの大きい投手になりそうな気がしているので、もう本当にこれはね、3年後でいいですよ。あの大学生投手で3年後っておかしいだろうと思う人いるかもしれませんけど、いいです。
3年後に出てくるぐらい。そのぐらいファームでね、まずしっかりダントツの成績を残して満を持して上がっていくことを期待しています。
で、あとは日本ハムの細野春希投手ですね。このピッチャーも前評判はすごく良かったんですよね。左で150超える投球をしていて、ただね、この投手と中日で手術をした草加勝投手ですね。
この2人はですね、僕はちょっと似てるなと思っていて。ものすごい良いボール、速いボールを投げている期間というのがですね、1試合の中でそんなにたくさんあるわけじゃないんですよね。
要するにさっきのヤクルトの西館投手(専修大学)とは逆というか、いろんなボールを投げたり相手を見ながら…ちょっと西武の武内投手もそうだったんですけども、それは前回話したんですが、それに近い…なんて言うんですよね。
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最速150何キロだ!とかって言ってるんですけど、常にそんなボールを投げてるわけではなくて、メカニカル…メカニズム的にそういう球は投げられるんだけど、なんて言うんですかね。
出し惜しみをしているわけではないと思うんですけど、無理をしないとかね。使いどころを考えるみたいな感じで投げてるように見えたんですよ。
なので、いわゆるプロの1週間に1回、それなりの強度で投げ続けるということに関してはちょっとどうなのかなと正直思ってたところが、実はね、今回のこの8人のうちほとんどのピッチャーがそう思えたんですよね。
まあ、耐えられそうだなと思ってたのは巨人の西館投手と、本当であればヤクルトの西館投手も耐えられるかなと思ってたんですけど、まあそうはいかなかったというのはあるんですけど。
あと古謝投手はしなやかさで勝負するので可能性あるかなという風には思ってたんですが、それ以外のピッチャーはどうなんだろう? プロのローテーションで本当に1年目から回せるんだろうか? というのはちょっと疑問に思ってたところがあったので。
まあ、あとは頑張って……。ちょっとプレッシャーにはなるかもしれないですけどね。ドラ1でなかなか一軍で投げない結果が出ないというのはあるかもしれませんが、でもうまくいけば今年のシーズン中途中からでもね、這い上がってきて、もう出てくれば上がってきて起用されれば、
ま、多少はお試し→もう1回ファームに落ちて とかということはあるかもしれないですけど、定着しちゃえばもう多分定着しますよ。当たり前か(笑)定着すれば定着するっていうのは。でもまあそのぐらいのね、上がってくるということは万全なんだから、もうそこまできてくれば元々持っている能力が発揮されるという風に思っていいと思いますので、
ただそれが今シーズン中にあるのか、あるいは3年後なのか、そういったところの幅はあると思います。そこはね、まあちょっとその楽しみにね、逆にね、イライラじゃなくてね、楽しみにしていただいて。台頭してくるのを、心待ちにして待っていていただけたらと思います。
ということでいかがでしたでしょうか。ようやくこれで(2023年ドラフト1位大学生投手たちを)ひと通り喋ったね。でも、10分じゃ終わんねーやん。だからこれ申し訳ないです。ちょっと例外的になるかもしれないですけど、基本的に今一発撮りで何とかしたいと思っているので、これ14分ぐらいになりますが、このままもう12分から14分ぐらいの間でね、納めて流したいと思います。
ということで、ぜひ次回またお会いできたらと思います。それではみなさんバイバイ。
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