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スピーカー 1
りょうへいです。
スピーカー 2
あやかです。
スピーカー 1
研エンの仲は、エンジニアのりょうへいと、研究者のあやかが、その時々で好きなことを話すポッドキャストです。
はい。
というわけで、今日もニューヨークで収録しております。
はい。
今日のテーマは、アートについて語っちゃおうということで。
スピーカー 2
そうですね。ニューヨーク、本当に、なんだろう、もう美術館だらけというか、アートギャラリーみたいなのもありますし、だからアートは買えるものでもあるし、そういう美術館とかで見るものでもあるし、
たくさんアーティストとか、それを志望する人たちが通う学生の人たちとか、たくさんアート産業に関わっている人が多いので、私たちも若干身近に感じてきたところではありますね。
スピーカー 1
そうですね。僕は結構、美術作品とか見たりするのも、美術館に行くのもすごい好きなので、ニューヨークにいる間にいろいろな美術館に行こうということで、回って巡っております。
スピーカー 2
はい。
ちょっと遠出をして、ニューヨークのその街の中ではなくて、電車に乗って1時間半ぐらいですか?
スピーカー 1
そうだね。1時間ぐらいかな。ビーコンという街に行ったんですね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、その目的がディアビーコンっていう大きい美術館があってですね、そこに行ってきてすごい楽しかったんですね、それがね。
スピーカー 2
いやー、めちゃめちゃ良かったですね。一つ一つの作品も良かったんですけど、まず空間が良かった。すごく。なんか、でかい、とにかく。
スピーカー 1
うん。
もともとナビスコっていうビスケットの、ビスケットとか作ってる会社があるんですけど、そこのパッケージとかを印刷する工場だったんですね。
スピーカー 2
あ、印刷工場だった。
スピーカー 1
そう、印刷工場だった。
スピーカー 2
ビスケットを作ってるわけではなかった。
スピーカー 1
うん、多分ね。だったところを改装して美術館にしていて、で、壁はあるんですけど、なんだろう、20メートル、30メートルぐらいの、ちょっとした体育館ぐらいの空間が、しかも横に5つ、6つが、
5つぐらい、あの、広がっていて、その一部屋一部屋に、まあ、物によってはそこに1個ドーンって置いてあるみたいな、すっごいでっかい作品に、まあ、結構特化した、あの、美術館って言えるかもしれないですね。
スピーカー 2
そうですね。いや、それが良かった。もう、なんか、でかい作品を、もうこれでもかっていうでかい作品を作っていい空間っていうので、きっとこれはその、現代アートを作る人にとって面白い空間なんじゃないかなっていう風に感じましたね。
スピーカー 1
そうだね。まあ、そこは結構彫刻とか、そういう、
インスタレーションとか、画専門で、まあ、その、いわゆる絵みたいな、そんなに多くはなかった?
スピーカー 2
そうですね。
あった?あった?
まあ、いくつかはありましたけど、どっちかというと、その、空間ごと見せるみたいな感じの、あの、演出が多くて、あの、まあ、天井からなんか吊り下がってたり、
むしろ、自分たちが入っていけるような大きなオブジェクトだったりとか、そういう感じの、まあ、とにかく空間を全体広く使うような感じのアートが多かったですよね。
スピーカー 1
そうだね。
まあ、あの、もし見た目気になる人がいたら、あの、これからもちょっとこういう名刺出てくるんで、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あの、ポッドキャストでなかなか伝わりにくいことはあるかなと思うんで、
名前、あの、検索しながら聞いていただければと思うんですけど、
はい。
その、ディアビーコンで印象に残った作品とかありました?
スピーカー 2
そうですね。やっぱり、なんか、その、入っていけるやつが面白かったですね。
ああ、ね。
スピーカー 1
なかなかね、ミス作品って、こう、言葉で説明するの難しいよね。
スピーカー 2
そう、言葉で説明するの難しい。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
なんか、ランダム日付があるっていうのがまた面白いし、
なんか、微妙に年代ごとに、なんか、フォントとかも変わってたりとかして、
スピーカー 2
それも面白いし、なんか、不思議な作品ですよね。
スピーカー 1
ね、うん。
スピーカー 2
定点観測感があるというか。
スピーカー 1
そう、まあ、なんか日付以外の作品も、一応書いてはいるらしいんですけど、
まあ、その日付の作品は、もう、本当に、
いわゆる、本当に文字通りライフワークですね、として続けていて、
その作品は結構有名で、いろんな美術館に何枚か展示されてるのも見たことあったんですけど、
ディアビーコンはかなり良かったですね、30枚以来。
スピーカー 2
点数がすごく多かったです。
うん、多かったのかな。
スピーカー 2
いや、その、ディアビーコンの、その、美術館の展示自体も良かったんですけど、
なんていうかな、あの、カフェの雰囲気とか、そういうの含め、
まあ、まず、その、
スピーカー 1
まあ、ビーコンの街もね。
スピーカー 2
ビーコンの街も良かったし、
その、ニューヨークからビーコンまで電車に乗っていくんですけど、
電車の旅もすごい良かったですよね。
その、なんだろう、もう車窓から全部紅葉みたいな感じだったから、
なんか、それも相まって、最終的にこう、着いた場所で、
そういう、なんだろう、こう、自分の感性とかを揺さぶるような、
タイプの、こう、展示を見れたっていうのがすごい、
なんか、トータルの体験としてすごい良かったですよね。
スピーカー 1
そうだね。
いや、なんか、今日は、あの、この回撮ろうって思ったきっかけに、
まあ、結構、アートとか美術が好き、
になったきっかけについて、まだ話してなかったなと思って、
そういう話をしようと思ったんですけど、
自分の中で掘り下げて考えていくと、
なんか、美術館が好きな理由と、美術が好きな理由は結構違うなと思って、
美術館そのものもだいぶ好きなんですね。
てか、なんなら別に、その、作品なくても、こう、行きたい、
スピーカー 2
みたいなのもあるかもしれない。
じゃあ、まず、美術館が好きな理由から先に聞いていいですか?
スピーカー 1
3つあります。
スピーカー 2
美術が好きな理由と、美術館が好きな理由。
じゃあ、まず美術館。
スピーカー 1
美術館が好きな理由。
美術館が好きな理由。まず1つ目、広い。
広くて、空調を聞いていることが多いですね。
スピーカー 2
あー、確かにね。
スピーカー 1
とても気持ちいいと思います。
スピーカー 2
まあ、だってね、作品を綺麗に、それから、保存しなきゃいけないからね。
スピーカー 1
だから、すごい快適に散歩できますよね。
スピーカー 2
散歩の場所として好きってこと?
スピーカー 1
そうそうそう。やっぱり外散歩すると、
まあ、それはそれで楽しいですけど、
こう、なんか雨だったり、寒かったり、暑かったりとかあるじゃないですか。
美術館は、もうかなり広いですから。
で、ずっと歩き回って、で、疲れたら椅子もあるし。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
なんならカフェとかもあるし、もう非常にいいですよね。
で、まあ、たまに、なんか暇だったら美術見てもいいし、見なくてもいいし。
スピーカー 2
見なくてもいいっていうのも、OK。
確かにね、私も美術館は結構好きなんですよ。
スピーカー 1
もう1つは、あれですね、建築がいいとか、あと、まあ、中身がいいっていうのもありますね。
スピーカー 2
はい、はい。
あ、レイさん、あの、グッケンハイムについて、なんかエピソードがあるっていう。
スピーカー 1
グッケンハイム?
あー、そう、あの、着が合う。
着が合うねって話ですか。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そういうのもあって、なんかいつか行ってみたいっていう風に思ってたんですが、はい、あの、たまたま、今、彩香さん借りてる場所は結構近く。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なので、あの、徒歩で行けるところなので、あの、結構通ってますね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
うん、そういう思い入れのある、あの、美術館でございます。
スピーカー 2
はい。
で、何でしたっけ、あ、建築がいいって感じだった。
あ、そうです。
スピーカー 1
あ、建築がいいって感じだった。
これ以外にね、うん、そう、建築は結構、あの、これ以外にも結構、まあ、やっぱり、その、美術館の建築って、すごい、その、なんだろう、建築家の人にとっても、こう、いろいろ、やっぱ魂注い込んで、本気で作るところが、あの、多いですし。
確かに、確かに。
スピーカー 2
うん、公共建築の中でも、まあ、比較的、なんか、いろんな制約なく、あの、作れるっていう意味で、面白い建築が非常に多いですよね。
確かに、確かに。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
いやー、いいね、なんか、その、美術館作る人生いいな。
スピーカー 1
ああ、いつか作ってみたいって思うだろうね、そういう公共建築とかやるやつだったら。
スピーカー 2
確かにね、そうだね、うん、なるほど。で、もう一つはあるんですか?
スピーカー 1
もう一つ、もう一つはね、あの、結構シンプルで、これ実感すると思うんですけど、旅行が楽しくなるね、美術館が好きだと。
スピーカー 2
ああ、確かにね、確かに確かに。
やっぱ、なんか、どこ行っても、こう、一つあるじゃないですか。で、特に海外の、その、なんだろう、飛行機で行くような、その、目的地には美術館って大抵あるので、で、そこですごい、その、あの、土地ならでは、
スピーカー 1
その、美術館の人が、あの、展示、あの、してたりするし、建築も結構面白かったりするし、あと、まあ、やっぱ休憩スポットとして、まあ、最初の一つ目と繋がってますから、いいですね。
スピーカー 2
確かに確かに。旅行とも知りません。
そう、そうですし。
スピーカー 1
確かに確かに。
そうそう。だから、まあ、最悪、別に、なんか、興味ある、あの、美術館の人が展示してなくても、まあ、見に行ったりはしますし、結構ね、その、旅行との相性は、日本国内でも結構、その、美術館って、うん、やっぱり、あの、
スピーカー 2
街に一つはあったりしますし、うん、うん、うん、確かに。
スピーカー 1
そこを目的地にできるっていうのはいいですよね。
スピーカー 2
いや、いいですね。
スピーカー 1
うん、あんまり、なんか、こう、興味が、まあ、興味というか、ここに行こう、ここで、こういう時間を過ごそうっていうの、目的がなくても、とりあえず行ってみて、そこの美術館に行くっていうだけで、あの、まずは、なんか、一個起点ができるというか、やることリストがあるっていう意味で、どういう街でも楽しみやすくなるっていうのは、あると思いますね。
スピーカー 2
うん、うん。
なんか、一方で、その、美術館の良さは?
すごい伝わってきたというか、まあ、私も好きだから、非常に3点とも、あの、同意したんですけど、あの、美術を好きになったのは、今度はきっかけとかあるんですか?
スピーカー 1
うん、なんか、僕は、多分、中学2、3年ぐらいから美術館に、まあ、自分がこういうのを見たいなと思って、こう調べて、見に行き始めたんですけど。
スピーカー 2
おお、すごい。
スピーカー 1
まあ、そのきっかけは何だったんだろうっていうふうに。
スピーカー 2
調べるのは何で調べるんですか?その頃とか。
スピーカー 1
ああ、でも、その時は、まあ、美術館…
美術館の、その、ウェブサイトとかを見ることもあったし、なんか、チラシもある。
スピーカー 2
はい、はい、確かに。
スピーカー 1
その、美術館に行ったら、その他の展覧会、その同じ美術館の、その、未来の展示のチラシもあったり、あと、他の街の、あの、全然知らないところの美術館の、まあ、提携してるところとかのチラシもあったりして、そういうところで、あの、ああ、こういうのがあるのかって見たりもしましたね。
スピーカー 2
確かに。なるほど。
スピーカー 1
なんか、最初の最初のきっかけ、何だったんだろうっていうふうに、こう思い出して、なんか、今回、その、ポッドキャストを撮りながら、
あの、撮る準備をしてる過程で、あの、思い出せたことがあって、あの、東島剛さんっていう、あの、美術館の人がいて、この人の作品を、多分、中学2年生ぐらいかな、の時に、あの、見たんですよ。
スピーカー 2
うんうん。
で、それも、全然自分で、この人見に行こうっていうんじゃなくて、あの、学校のその、なんか、えーと、遠足みたいな、公害学習みたいなのってあるじゃないですか。
それで、あの、岡山、僕、岡山高校だったんですけど、岡山県立美術館かな、に行ったんですね。
うん。
スピーカー 1
で、そこでやってた展示が、この人の個展だったんですよ。
スピーカー 2
へー。
で、えっと、結構、抽象画を描く人です。
うんうん。
スピーカー 2
今ちょっと見てました。
スピーカー 1
で、結構、この作品がすごい良くて、で、結構、衝撃だったのは、まず、まあ、でかいと。
スピーカー 2
うん。でかい。
で、一番でっかい作品は、たぶん、10メーター×10メーターくらいあって、
おー、それを貼れないのに。
スピーカー 1
床に置いてあったんですね。
スピーカー 2
あー、そっかそっか。
スピーカー 1
壁に貼るんじゃなくて、床に置いてあって、でも、なんか、これを、まあ、必然的に、その、どっから見るかとか、その、こっち上とか決まってなくて、いろんなとこから、こう、見るんですね。
その、自分が体を動かすと、全然見え方が変わってきたり、なんか、反射で、こう、全然見えなくなったりとか、なんか、そういう体験、すごい面白くて、うん、なんか、それまでの、なんか、美術のイメージって、
うん。
で、結構、西洋美術史の、まあ、特に、その、ルネサンス期とか、そういうものだったんですね。
スピーカー 2
なんか、岡山、あの、住んでると、あの、一度は聞く、大原美術館っていう有名な美術館があって、
はい、はい。
スピーカー 1
で、それは、あの、小島虎次郎っていう人かな、が、あの、コレクション、あの、コレクターで集めてきた、その、西洋のいろんな名画が、あの、展示してあるっていうんですけど、あの、そういう美術館があって、
スピーカー 2
うん、うん。
スピーカー 1
で、もう、この有名な絵が、岡山にあるのは奇跡だっていう、あの、有名な絵があるんですけど、
まあ、これは、なんか、
なんか、東島さんとは別の、より前に僕が見た経験の話をしてるんですけど、
なんか、それはね、結構、なんか、いわゆる、なんだろう、宗教画みたいな感じで、
スピーカー 2
はい、はい、はい。
スピーカー 1
で、まあ、なんか、多分、小惑星特注1とかで見たんだけど、まあ、全然ピンとこなかったんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
いや、なんか、今なら思うけど、なんか、あの頃の、その、絵、その、
スピーカー 2
自分には響かなかった。
スピーカー 1
そうそうそう、なんか、あの、宗教画とかって結構コンテキストいるじゃないですか。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
うん。
で、なんか、今、今考えると、確かに名画だし、ここにあるっていうのはすごいなっていう。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
っていうのはわかるんですけど、
ちなみにその大原美術館にある絵というのは、エルグレコという作家の、あの、
時代告知っていうやつなんですけど、
うん、なんか、そういうのを見てるイメージが強かったんですね。
やっぱ絵って、こう、まあ、難しいけど、難しくてちょっとノットフォンみたいなみたいなイメージはあって、
うん、だったんですけど、なんか、その東島さんの絵を見て、
なんか、すごい、こういうのもっと見たいみたいな。
スピーカー 2
うんうん。
なんか、あと、まあ、美術館そのものも結構、なんか、いいじゃん。
うんうん。
スピーカー 1
ちょっとおしゃれだし、なんか、ちょっと賢くなって。
賢くなった気がする。
スピーカー 2
あははは。
スピーカー 1
なんか、そういうのもあって、結構行き始めた。
スピーカー 2
なるほど。
うん。
スピーカー 1
で、なんか、その次にちなみに来てたのが、ピカソ展。
スピーカー 2
おー、へー。
スピーカー 1
結構、だからラッキーだったかもしれない。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
なんか、そういう有名な人の、まあ、ピカソは誰も知ってるぞと。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
20世紀の最大の巨匠と言われる、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
あの、画家の絵が見れるぞってことで、和歌山でね。
で、それで見に行って、で、まあ、いわゆるその西洋美術史みたいにも、だんだん、こう、触れるようになって、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
っていうのがきっかけでしたね。
まあ、でも一番最初は結構その現代の作家で、あの、の、東島さんのアートを見たのがきっかけだったというのを思い出しました。
スピーカー 2
なるほど。
なんか、特にそういう現代アート的なところって、どういうところに着目してみてますか?
スピーカー 1
あー、僕は、まあ、現代のっていうので、まず最初にはなんか見てなかったんですけど、
あの、結構衝撃だったのは、そこで美術館に東島さんの絵を見てる途中で、
なんか、学芸員さんが、あの、ちょっとツアーみたいなことをしてくれて、
別にそれに、それに一緒に見てもいいし、全然違う、あの、ルートで見てもいいし、みたいな感じの自由参加だったんですけど、
で、その、学芸員さんのツアーに、あの、ついて行って、あの、いろいろな、あの、絵を見てたんですけど、
なんか最後に、こう、その大きい絵、10メートルの、あの、絵を上から2階みたいな、テラスみたいなところから見下ろせて、
で、そこで、あの、なんか、おじさん、帽子かぶったおじさんが、その絵を見てたんです。
で、学芸員さんが、あ、本人の方いらっしゃってますね、みたいな。
で、ちょうど来てたんですよ。
スピーカー 2
えー、すごい。
スピーカー 1
広島さんは、その岡山の、あの、を拠点にその時期活動してたんですよね。
だから、怒りのある作家っていうことで、あの、展示してて、
学芸員さんが言うには、もう、あの、尊名の、つまり生きてる画家の、あの、特集、あの、個展を開くのは、これが初めてです。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
ってことだったんですね。
で、あ、画家って、そもそも生きてるんだね。
スピーカー 2
あははは。
スピーカー 1
正直だったわけですよ、その中一と。
スピーカー 2
まあ、確かにね、その、美術家に、なんか、作品がある人がってことだよね。
スピーカー 1
で、しかも明らかに、その、やっぱ、ピカソとか、そういう、その、西洋の画家と違って、
なんか、本当に現代を生きてるし、なんか、いろんな葛藤というか、
なんか、これが本当に作りたい絵なのか、やりたい絵なのかっていうのを試行錯誤してるみたいな様子も、こう、見れて、
なんか、それがすごい、なんか、印象に残ったんですね。
スピーカー 1
なんか、その、生きてる人間、自分と同じような人間が、こう、現代に生きて、こう、絵を描こうとしてる人を、
まずいるんだっていうと、なんか、それの奇跡っていうのは、
実際に話を聞いたり、文字で読んだりするのは大変だけど、
スピーカー 2
こう、こう、なんだろう、絵を通じて感じることができるっていうのは、なんか、すごい面白いなっていう。
うん、確かに。
スピーカー 1
思ったんですね。
なんか、もう、この絵だけで自分は評価されてもいいっていう絵を、こう、日々、こう、悶々としたら、
多分、描いているっていうのって、すごい大変だろうなって思うし。
確かに、確かに。
なんか、その、なんか、魂の結晶みたいなのを、こう、美術館で、なんか、涼しい、こう、中で、こう、
なんか、ふいーって、こう、中で、楽しめる。
で、それが、やっぱ、その、目で見て、残るし、こう、
まあ、こうやって、なんか、20年後とかにでも、こう、思い出したりすることができるじゃないですか。
なんか、それって結構すごいことだなっていう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
思うんですね。
で、なんか、この、こういう人の絵があって、なんか、すごかったんだよっていうのを、こう、
あの、絵の写真を見せるだけで、まあ、もちろん、その、本物の絵はぜひ見てほしいんですけど、
なんか、こういうふうに、こう、目の前にいる人に伝えることができるっていうのも、結構、
ビジュアル、
その、絵ならではの特徴だし、
まあ、そういう性質があるから、こう、すごい昔の、
なんか、16世紀、12世紀とか、そういう昔、何百年前の人の絵も、
その、東山さんの絵の隣に置いて見比べたりとかもできる。
スピーカー 2
うん、確かに確かに。
スピーカー 1
わけですね。
なんか、それがすごい、なんか、面白いなと思って、
うん、
始めたのがきっかけですよね。
スピーカー 2
うん、なるほど。
その、やっぱり、なんだろう、前、りょうへさんに、
なんか、絵を見るときどういうところを見てるって聞かれ、
見たときに、なんか、その、作家の人たちに、
この世界とか、対象がどういうふうに見えてるのかっていうことを考えながら見てるかな、
みたいな感じで話したことがあると思うんですけど、
まさに、その、作家さんを目にしたことによって、
りょうへさんにとっては、その、なんだろう、
作品というものと、その人の人生とか、その人の考えとか、
そういう人がどういうふうにものを見て、何を表現したいのかとか、
スピーカー 1
そういうのを、こう、ダイレクトに、こう、感じることができたってことですよね。
なんか、端的に言うと、やっぱ、なんか、人の営みなんだっていうのが分かったっていうのは、
結構、大きかったかな。
やっぱ、それまでって、その、作品、なんか、その、絵っていうオブジェクトがいっぱい並んでて、
綺麗だな、なんか、これは好みじゃないな、とか、っていう感じだったけど、
あ、なんか、人がやってるな、マジで、みたいな、
ってことを、なんか、分かってから、だんだん、こう、興味を持ったりとか、
面白く感じたりとか、あの、するようになったし、
なんか、そういう西洋美術、いわゆる、その、それこそ、
えっと、エルグレコとかの時代の絵も、なんか、そういうふうに見ていくこと、
によって、なんか、この人はこういうふうな影響を受けたり、とか、
なんか、こういう宗教観だったから、こういう絵だったのかな、とか、
っていう、その、絵の向こう側にいる人を、あの、見れるようになったっていうのは、
結構、あの、面白くなる、その、過程にあったかもしれないですね。
スピーカー 2
うん、うん、確かに。
なんか、それで言うと、ちょうど前回、あの、前回になるか分かんないですけど、
まあ、ちょっと博物館の話をしたじゃないですか、
あの、ナチュラルヒストリー。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
で、そういった、展示を作る人が、後ろにいるっていう、
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
その、
その、どういうふうに、こう、今までの化石とかを説明するかっていうのは、
背後に人がいるっていうことを知って、
りょうへさんも、なんか、考え方とか、いろいろ変わったっていうふうに、
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
言ってたと思うんですけど、どういうふうに伝えたいかっていう順番とか、
部屋の構造とか、
うんうんうん。
なんか、そういうところに、その人の物の見方が出て、面白いみたいな。
スピーカー 1
ああ、そうね。
それもあるかもしれないですね。
スピーカー 2
だから、究極的には、やっぱり、その、人の営みだから、
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
美術が面白いと思うようになったっていうのがあるのかなっていうのを、
ちょっと聞いてて思いました。
スピーカー 1
うん、そうだね。
まあ、なんか、僕は、そういう面では、その研究、その科学、
うん、科学とか研究が、こう、好きな視点も、結構似てるっちゃ似てるかもしれない。
うん。
まあ、もちろん、その、科学的発見を、いろいろ、その、体系だった理論を学ぶのも、もちろん好きだけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それとは別に、やっぱり、研究者の人が、こう、あの、やってる研究の、を追っていく面白さっていうのも、
多分、あると思う、僕は思っていて、
うん。
それを、なんか、あやくさんの方が、結構、その、身近で感じる、
スピーカー 2
まあ、そうですね。
うん、個人的にも、そういうところは、あるかなと思います。
だから、その、割と、その、きっかけとして、東島さんが、その日にいたことが、これだけ影響を与えているのが、すごいですね。
スピーカー 1
確かに、あるかもしれませんね。
うん。
ね、まあ、その後、まあ、まあ、結構、いわゆる、その、西洋美術史の、その、有名な、あの、絵を、だんだん、こう、見るようになって、
まあ、それが、やっぱり、一番、美術館に行って、よく、まあ、やってるっていうか、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あの、展覧会だったっていうのもあって、まあ、印象派みたいな、
の、
を、こう、いろいろ通って、まあ、今は、結構、彫刻だったり、
うん。
スピーカー 1
現代美術だったりとかが、こう、好きになってっていうのが、
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
まあ、来歴って感じですね。
スピーカー 2
なるほど。来歴。
すごい。
いや、でも、なんか、話を聞いてて、やっぱ、岡山すげえなとも思いました。
スピーカー 1
マジで?
そう。
スピーカー 2
うん。
いや、それだけ、その、アートの素性があるっていうのが、まず、すごいし、
まあ、さらに、やっぱ、瀬戸内芸術祭とかもあるじゃないですか。
スピーカー 1
そうだね。
うん。
スピーカー 2
うん。
だから、なんか、こう、アートに対するアクセスがすごいあるなっていう風に話を聞きながら思いましたね。
スピーカー 1
確かに。なんか、アート興味あるって言ったら、じゃあ、秩序美術館とか行ってみたらどう?みたいな感じで、こう、言われて。
秩序美術館っていうのは、赤さんも一緒に行ったことある。
スピーカー 2
あ、それとは別に、なんかちょっと、ピカソとモネはすごいぞっていう話をしたくない?
あ、いいですよ。
スピーカー 1
あの、ピカソっていうのは、僕はですね、最近ちょっと、なんか苦手でもあるんですけど、
でもやっぱりすごいなと。
あの、モネもすごいなと。
あの、もう一つの。
こう、理由、共通する理由がありまして、やっぱピカソの作品って、どれ見ても、あ、ピカソ見たなってなる。
そういう絵を。
スピーカー 2
満足感がある。
スピーカー 1
そう、満足感がある絵を。しかもピカソは、もうすごいんですよ。
多分、2万枚とか描いてるんじゃないかな。
ものすごい量描いてるんですよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なので、結構それこそ岡山とかにも回ってくるんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
ピカソ展みたいなのができる量の絵を借りて、どこかから描き集めて、で、個展を開くことができると。
うん。
でも、そんな作家他にいないわけですよ。
スピーカー 2
うん、確かにね。
スピーカー 1
非常に、まあ、その数で言うとピカソよりかなり少ないです。
で、あの一番有名なスイレンの絵っていうのは、まあ多分何百枚レベルではあるんだけど、それでもかなり多いですよね。
結構いろんなところに、あの、なんだろう、見ることが。
スピーカー 2
確かにね。
日本でも見ることができる。
日本でも結構見ることができるんですね。
スピーカー 1
ことは、あの、できるんですけど、なんかそれもすごいなと。
その、モネ見たなって、どの作品見ても、結構それなりになる。
スピーカー 2
確かに。もう、描いて、名前描いてなくてもだいたいわかる。
スピーカー 1
そうそうそう。
うん。
っていうのは、結構大事で、なんか、じゃないとやっぱ、美術作品を好きになる。
で、かつ、なんか、美術史の中で大事と言われているものを、自分が見たっていう体験をするって、なかなかやっぱ難しい。
スピーカー 2
確かに。それが大きな功績ですよね。
その、多作であるってことが。
スピーカー 1
そうそう。だから、たくさん描いて偉い。
スピーカー 2
たくさん描いてから。確かに。
まあ、あとは、その、自分の画風っていうのと、その人のアイデンティティが結びついているっていうのもすごいですよね。
スピーカー 1
うん、そうですね。
うん。
スピーカー 2
いや、なんか、結構私、ピカソに対して、今日ちょうど、あの、モマ、あの、ニューヨークにあるモマっていう美術館で、ピカソ展やってたからちょっと見たんですけど、
結構、その、キュビズムを作るまでに割と試行錯誤してる感じの、途中の絵が、いくつか、その、多分、アトリエにあったやつとかが、こう、展示されていて、
あ、なんか結構、その、どうやって売っていくかみたいなのを考えてた時期、結構あるんだろうなってことを思ったりして。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
なんか、結構面白いなって思った。なんて言ったらいいんだろうな。なんか、人を感じたというか。
スピーカー 1
はいはいはい。試行錯誤の過程とか。
スピーカー 2
うん。なんて言ったらいいんだろう。なんか、ちょっとジャンプ漫画家みたいなものを感じた。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
あの、ピカソから。なんか、変な話かもしれないけど、やっぱり、こう、どれが一番、その、こう、美術として人々に受け入れられて面白いと思ってもらえる、新しい視点とか、新しい技法みたいなのを、こう、提案するみたいなところ。
スピーカー 1
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
スピーカー 1
うん。
うん。
スピーカー 1
うん。
うん。
スピーカー 2
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でも、その、一度美味しいものを作ったら、それを、美味しい味を何回も出さなきゃいけない。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあ、それはちょっとレストランっぽい考え方かもしれないですけど、メニュー一回決めたら、その味を守り続けなきゃいけないわけじゃないですか。
それに近いものを多分新しいメニューももちろん考えるし
常に新規性は入れつつでも自分らしさみたいなのを残さなきゃいけないから
常にそこのバランスを取り続けるっていうのが
あらゆるブランディングで言えることかなと思うんですよね
自分らしさと新しさのバランスをうまく取るみたいな
それがある意味商業的に成功する上で必要な要素なのかなっていうのを思ったりしますね
スピーカー 1
ペカソは結構ゴッホとかも対してありますけど
かなり生きてる時に評価されて売れに売れまくったと
だから2万枚かけるわけですね
財力もね
僕はなんか非常にちょっといけすかねえなと
調べれば調べるほど
こいつたち好きになるんだって思うので
そこの評価を保留しておきますか
スピーカー 2
でも少なくともそういう多作でブランディングに成功しているっていう意味で
スピーカー 1
学ぶところがあるみたい
まあまあやっぱ西洋美術の入り口としてピカソはいいぞということですね
スピーカー 2
まあなんかそれで言うと入り口としてやっぱりとっつきやすいのは印象派の方が
とっつきやすくは感じますけどね
スピーカー 1
モネとかの方がやっぱ
スピーカー 2
有名っていうのもあるし
結構風景とかが基本的に多くて
綺麗な感じの方が多いですよね
ピカソはもうちょいメッセージ性
特に晩年とかメッセージ性強いものが増えていくので
結構コンテクストを
抑えたりする必要がありますけど
特にモネとかに関しては
大体綺麗な湖とか
そういうのが多いから
あんまりそこをコンテクストなしにも