イムズの人ですか。
イムズの時も釣りやってくださったリーダーの方にご相談して、
そこでアクションとしてのある程度の裏取りはして、
そこにスタントマンも所属されているので、
実際に落ちるようなスタッフィングみたいなものはできたと。
ただシンシアさんは一緒にスタッフロキハンに行ってなかったんですよ、その時には。
実際に行ってみないと、本当に落とすのか合成するのかによっても呼ぶ呼ばないっていうところも判断があったんで、
そこでは呼んでなくて、やっぱりロキハンにしてみると、
合成にしてもシンシアさん入れた方がいいだろうと。
あと実際落とすんだったらますます入れた方がいいだろうと。
というところでまずシンシアさんはアサインしたと。
さらに言うと、シンシアさんとかスタジオとかああいうところでの落下とかアクションには多分すげえ慣れてると思うんですけども、
僕の中での一番の不安は山っていう自然状態の中でこれができるかどうかっていうのがすごく不安で、
結果的に2月20日にアングルチェックをしたんですけども、
その時までになんか絶対にやれる方法ないかなと思った時に、
はっと思ったのが山とか登る時にロッククライミングとかする人って岩を傷つけないクリップってあるんだよね。
クリップみたいなのが挟んで、これでこうだったら外れるけども引っ張られたら外れないっていうクリップがあるわけ。
これを岩肌の間とかに埋め込んで命綱をつなげればいけんじゃないかなってふと思った。
その時にロッククライマーねと思っていろいろネットで調べて、クライマーのインストラクターとかいないかなと思った時に、
ふと本田さんが山のリサーチをしてる時にこれけど岩肌の山ってなったらロッククライマーさんも詳しいかなと思って、
ヤマップさんとはまた別にロッククライマーの方にもちょっとお問い合わせしてもらったんだよね。
連絡を取っていて、その方がすごい親切な方で、そんなに自然であんまり登ってるわけじゃないけど、
こことかこことか行ったことないけどここもいいよみたいな写真付きでメールをさせてもらってた方がいて。
それが本田さんが連絡を取ったのが11月の下旬ぐらいなんだけども、
僕がその山を実際に実現するためにどうしようかって言ったのが1月下旬から2月の上旬だったんだけども、
その時にロッククライマーおったと思った本田さんに、あの人の連絡先とか今までのメールのやり取り見せてって言って見せてもらって、
すげえいい人そうだったからよしこれはと思って、2月20日がアングルチェックでしょ。
その前の週の土曜日か何か。
そうですね、2月11日土曜日ですね。
2月11日土曜日にジムに電話したんですよ。
これこれこういうことしたくて聞いてはちょっとお話聞きたいんで月曜日ジム始まる前に打ち合わせに行かせてくださいって言って、
本田さんと一緒に旧大学圏都市にジムを構えたんで行ったと。
同時に話したけども昼飯に安全食堂っていうところで行って、
そこ食べてからジムの方に会って、ダニーさんという方なんですけどもに会って話を聞いてノウハウを学んだと。
いろいろ写真とか見せたらこの岩花だったらできるかもって。
要は写真を見せたことによって足場の方には割れ目があるねって。
ここだったらこのクリップ入るかもって。
あとさっき話した鎖場みたいなところもあったりするんで、
鎖場の鎖が入っているこの輪っかみたいなところにここにも命綱つけて、
いろいろ命綱を何点も取れるようにして、
ロッククライマーの方って最低3点以上は命綱1個外れても大丈夫なようにとくんだって。
で、それができなきゃ安全保障ができないのでぶつけたりできませんみたいな話だったんで、
それは確かにそうよねと思って、で、写真見てもらったらいけそうですって言うから、
じゃあ2月20日ぜひ来てくださいって言って、来週なんですけどって言って。
来てくれたんですか?
来てくれて、そこに初めて全員集合して、
一応ドローンチームを呼んで、上から見る分には落下した分全然見えないわけよ、安全かどうかも。
だからそれを確認する上でもドローンで撮影して、
で、ダニーさんが山を登って、これ行けますねって言うんで。
すごい強い。
持ちは持ちや。
これだって行けると思いますよって。安全に落ちることができますって言われて。
すごい安心しましたね、あれ。
落ちて下はどうなってるんですか?
落ちたらプラーンってなってるんですか?
落ちたらプラーンってなってる。
プラーンなんですか?足場ないんですか?
で、そのプラーンって物理的に振り子じゃないですけどなるじゃないですか。
だから視点と力点みたいな感じで、落ちる人の反対側っていうか、紐の反対側に、
もう一人人が崖下に潜んでて、
その人が落下した衝撃を下にいる人が吸収するみたいな動きも、
ダニーさんという方がしてくださって。
断崖絶壁だから、下はもう何にもないの。
電用のマットとか用意してないっていうか、引けない。
嘘!
だからスタントマンの方は吊るされてる状況だったりするんで、
自由落下でロープのところまでは行くから、
そこで最後まで落ちることはないと。
一応だから落下で死ぬことはとりあえずない。
よう飛んでくれましたね。
まだスタントマンなんでね。
そこはスタントマン?
本人ではなくスタントマン呼んで。
ただ言われたのは、そのまま自由落下すると、
鞭打ち状態で衝撃がすごいと。
落下の距離が長ければ長いほど。
ビーンってなるってこと?
ビーンってなるんで、それを緩和するためにダニーさんがいて、
ダニーさんが落ちるタイミングを見て、
ここのロープの余りを作ってくれてるんですよ。
だからビーンってなる前にビーンってなるように採掘してくれてるんですよ。
それでスタントマンはさすがに何テイクもできないけども、
より安全にというか、衝撃を緩和して落ちることができるっていう仕組みを作ってくれて、
それをテスト撮影の時に、アングルチェックの時にやって、
これできると思って、みんないやーって。
すげー。人間の英知が集結してる。
下になんかあると思ってた。
その日、事務所に帰ってきた後に、
みんな見てよって言って見せてくれたやつすごかったと思う。
本当に落ちてると思った。
アングルチェックって。
僕は見せたくなかったっていうか、
できれば本物だったけど、島村さんがね。
興奮しちゃってね。
みんな興奮しちゃってるから。
でもあれは興奮するわ。
そういう瞬間って高ぶりますよね。
ブレイクスルーしたっていう感じでしたね。
あの時はね、できたっていう。
そんなことできるんだ。
物理的にできることは分かってたけど、
それが安全かつ、ちゃんと効率的にできるかっていうのは自信がなかったから。
素晴らしい。
ちなみにスタントマン決めるの超時間かかったんだけどね。
そうなんすか。
リュウセイさんって183くらい。
落ちたスタントマンの人、ナブキさんって言ってたけど、163くらいなんですよ。
でもつないでみたら気づかなかったでしょ。
うん、気づかなかった。
もう一人リュウセイさんと同じ体型の、
その方にも一応落下できる準備はしてもらってたんですよ。
なのでスタントマンの候補は2人いて、性格好がほぼリュウセイさんに近い人、
スタントマンのプロのナブキさんって人といたと。
リュウセイさんに体型近い人もアクション部ではあるんで、
アクションとして落ちるのはできるはできるけども、
ナブキさんの方がやっぱり落ち方が上手いと。
最終的にどっちにするかっていう検証を実は会社のベランダでやってて。
そういうことなんだ。
新しいアラスターさんいらっしゃってると思いながら。
3月20日本番で3月13日の月曜日なんで1週間前です。
1週間前にエグジさんが両方見てみたいって言うんで、
ランニングさんのところから。
非常階段ですね。
非常階段のところから内田の縄跳びスペースに。
いつも河原さんそこで縄跳びしてます。
押してもらうっていうのをナブキさんという人ともう一人の方と何回か押してもらって、
エグジさんの方でこういう芝居っていうか動き作ってほしいんだよねって言ったときに、
やっぱりナブキさんの方が危ない落ち方?
ハラハラするような落ち方の方がやっぱりいいので、
そういうことができたんで。
ナブキさんはスタントマンって上手な人。
どことなくなんとなくは原作付き。
過去作で言うとファブルとかも原作付きっていう感じなんですけど、
オリジナル作品と原作作品を監督するときの違いじゃないけど、そういったものとかってあるんですか?
やっぱり原作があるものは、特に漫画って日本のコンテンツで一番世界に通用しているものだし、
一番みんなからリスペクトされている大切なものじゃないですか、日本のカルチャーの中で。
だからこれも本当に人によるとは思うけど、そんなにぶち壊しちゃいけないなって思いながら、
大切にしなきゃなって思いながらやっている。
その大切にするポイントっていうのがまたいろいろあると思うんですけど、
俺の中ではやっぱり一番壊しちゃいけないのはストーリーよりもむしろキャラクター設定かなと思ってやってるんですけど、
なのでまず原作ものをやるときはそういう気持ちと、
プラスやっぱりどこかなんとなく職人的に関わっているっていうか、
それをどう具現化するときに一体どういう風な職人としてそれをどう具現化するかなっていうことを考えてるっていうことと、
あとたぶん近い感覚はオーケストラの指揮者ですかね。
だからクラシックのコンサートとかで指揮者が作曲した曲をやることなんてほぼないじゃないですか。
それを指揮者が一体その楽譜ってのはあくまでも紙に書かれている設計図ですから、
それを今これをどういう風な解釈と表現でやるのがいいんだろうっていうことを構築していくのが指揮者じゃないですか。
そこでどういう演奏者をどういう風に構成するかとか、
そしてそこでどう奏でさせるかっていうことを考えるっていうのがたぶん一番近い感覚かなと思いますけどね。
で一方オリジナルに関してはオリジナルなだけにそこはスタートの支点の部分に僕もいるわけなんで、
そういう意味では何だったら物語そのものや登場人物のキャラも撮りながら変えることすらできるわけですよ。
考えながら作っているっていうか、原作ものはキャラクター設定決まってます。
それ通りにやらなきゃいけないと思うんだけど、
オリジナルは撮りながら考えるよね。
このキャラクターって一体どんな人かなとか、
この人は一体何を嫌ってどこに向かっていこうとしているのかなみたいな、
本当にあの撮りながら答えを探す感覚なんで。
例えばサンクチャリーでいうと、7話で結構登場人物たちみんな一丸となって頑張るみたいなことになったんですけど、
脚本上そこまでなかったんですよ。
あそこにやっぱり本当に全員登場させてみんなで一丸となって頑張るって風にしたのは、
あれもう撮影期間も長かったんだけど、
撮ってるうちに本当にあの人たちが、いろいろ喧嘩とかもあったんですけど、
その中で何か一つになっていく過程が実際にあって、
それを見ているうちに何かこう、何かそういう風にしたくなったのね。
それは当初のスケジュール通り進んでたらなかったかもしれない。
そういうことをリアルタイムにいろいろ盛り込んでいきながら作っていくっていうのがオリジナルかなって思うね。
喧嘩っていうのは実際に本当にあった?
そう、役者さんたちが喧嘩とか、仲間外れっていうか、あいつどうなんすかみたいなのがあって、
そうやってこう、はぶられた人が、俺辞めたいっすみたいなのがあって、
いろいろその経緯がいろいろあって、
なんか本当に俺、学校の先生みたいな。
あの炎症部屋にあの人たち集めて、みんなでね、これみんなで一丸となって頑張っていかなきゃいけないから、
こいつのことちゃんと理解して、みんなでちゃんと抱えてあげてほしいんだよねみたいな。
そしたらさ、もうなんか泣き出すやつとかいて、金髪先生みたいになって、
ほんとに。で、一方、はぶられたやつは、はぶられたやつで、もうほんと辞めたいですって言うから、
なんかのみ連れてって、一番おもしろいよとかつって。
そうっすかね、みたいな。
みたいな、なんかそういうドキュメンタリーがあったもんで、
なんか最初、相撲の世界の白い虚筒っていう、なんか裏側のなんかねえぐい部分みたいなのがあるんだけど、
やってるうちに、そうなりましたね。
順調に言ってても、出演者が決まった後に、出演者のキャラクターによっては、またそれを広げる可能性もあったりするわけですよね。
もちろんもちろん。でもやっぱりそれがやりやすいのは、オリジナルの方がやりやすい。
しかもさらにNetflixとかあれですよね、その続きが作られるかもしれないし、みたいな可能性とかもあるから、なおさら広がる。
もう第2弾やったら、俺死ぬな。
ないんですか?
だいぶ削ったからな。
命を。
出演者の方々もね、無理してでかくなったりとか。
でもさ、アフレコで後で呼ぶじゃん、そしたらみんなまだ痩せてもないし、髪切ってないわけ。
みんなよって言うんだけど、いや、なんか次あるかもしれない。
やる気満々なんだよ、みんな。いつでももう撮れますみたいな。
ちゃんと仕上がっていいって。
体重を落とさずに。
髪ももう長いままでいい。
次は準備時間短く生きるってことですよね。
そのつもりでね、なかなか切れないんですよ。
俺死ぬわ、もう。
重圧が。
次やるならアニメがいいんじゃないか。
急に。
そんな感じなんですね。
でもほんと3くしゃりは長かっただけに、なんていうのかな、ほんとに言うとね、
僕は有名かつすごくファンのついてる俳優さんとかにも、主人公を声かけてみたり、最初のうちにしたんですけど、
もうなんていうかな、丸虫というか、丸虫じゃないですけど、お断りされるわけよ。そんな無理じゃん、太ったりするの。
長いからですか?
長いし、太らなきゃいけないし、お相撲さんみたいになれるってなかなか難しいじゃない。
やっぱりあのリアリティを作ろうって最初から思ってたから、
結果的にはやっぱり、これから伸びるであろう若い俳優さんたちと、怪我とかで相撲を辞めた元力士たちと、
その人たちは芝居とか初めてやるわけじゃないですか。
そういう人たちを集めて、いろいろしっかりした管理のもとにね、ちゃんと健康管理しながら太らせ、
もちろん相撲の稽古もしっかり、元力士の維新力さんとかにね、ちゃんと入ってもらって、相撲の稽古をして、
ちゃんとリアルな、リアルな世界をとにかく作りたかったから、
あれ本当に、こんなの相撲じゃねえって言われるの嫌なんで、本当にリアルに近づけたくて、
そうやってやっていくうちに、本当に調子が悪くなる人もいれば、
さっき言ったように、できないですみたいになる人もいれば、仲間同士で何かそのいざこざもあれば、
ってやりながら、だんだん本当に力士になっていくわけ。
力士になるし、言うとあの登場人物そのものになっていくわけ。
あのまんまのヒエラルキーができていくわけ。
そうなんですか。
だからドキュメンタリーではないんだけど、やっぱ生物だなって思いながら。
今回の3作品、役者さんへの、主演さんからのアプローチが3方向とも違いますよね。
面ピリの時はね、固定の役が決まってますし、
どことなんとなく時は、本当に皆さんお忙しい中でピンポイントできてもらう感じだったりするんで、
役作りとかなく、でもそれでもちゃんとはめるみたいな。
まあでもそれはやっぱり、いつでも結局、結論としてこの端になるんだけど、
CMでバージョン違いとかも含めると500本近く作ってきたわけですよ。
そうすると500パターンのいろんな人と一緒に仕事して、
500パターンのいろんな演出をやってきたんで、
そういう意味では引き出しがね、おかげでできたなって思う。
それで対応できるっていうかね。
社会的にどことなくなんとなく3作3様でしたけども、
皆さんちゃんとハマってる感じになりましたよね。
ハマってた?よかったな。
まあね、俳優さんたちもなかなかキャストが決まらなくてね、スケジュールタイムだったけど、
うまいことハマりましたね。
りゅうせさんとか、あの直前に髪の毛を切られて、
切る前の撮影だったらちょっとチャラい感じのスタイルだったんで、
いいタイミングで撮影できたなって。
まあね、いつでもそういう意味では、
例えばどことなくなんとなくにもやっぱり山で撮って、
崖のシーンみたいな、
なんかやってないことみたいなのをチャレンジするっていうのは、
何かしら入れたいなって思うし、
そうでなくても入ってくるもんだなって思うんだけど、
メンタイ・ビリーでいうと現代劇に変えるみたいな、
そういう一個チャレンジもあったし、
これを続けていくっていうチャレンジもあるし、
サンクチャリに関しては本当にあれ、