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2022-06-26 08:43

第572回 映画「犬神家の一族 UHD BD版」

ようやく我が家もUHD BDの再生環境が整いましたので、本日「犬神家の一族」を鑑賞しました。

あまりの高画質にただただ圧倒され、呆然としたまま収録しております。

技術の進歩は凄いですねぇ。

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みなさんこんにちは。大葉です。 今回は映画「犬神家の一族 UHD BD版」
こちらについてお話してみたいと思います。 昨年の12月でしたか。
CSの日本映画専門チャンネルで、この「犬神家の一族」4Kリマスター版が標準画質にダウンコンバートした上で放送されまして、
その時の感想はお話しましたけれども、 それ以前に発売されてましたソフト版の画質が正直本当に良くなくて、
しかも画面全体が黄色っぽいというかセピア色っぽいというか、 そしてボケボケ画質で本当に納得できない画質だったんですが、
この放映された4Kリマスター版が非常に美しくてですね、びっくりしたんですけれども、 その後我が家のテレビも4K対応に買い替えまして、
そしてこの犬神家の一族のUHD、いわゆるウルトラHDブルーレイ、 4Kマスター版をそのまま4Kで出力できると。
このディスク、そしてUHDブルーレイ対応のプレイヤー、 全部揃いましたので、今日ようやく本当に犬神家の一族の4K版、
その4Kとしてのオリジナル画質と音質で見ることができました。 ちなみにテレビはですね、どうしてもスピーカーが小さくて音が良くないので、
別途サウンドバーも購入してまして、それを接続して聞いております。 結論から言うとですね、本当にあの映画の冒頭のシーンから息を飲むような画質でですね、
その日本映画専門チャンネルの放映版も十分美しいんですけれども、 比較してしまうと、いやこれもう本当に天と地との差があるというか、
当たり前ですよね、4Kですから。 約50年前の映画がここまで綺麗になるのかというのをね、
改めて見せられて、もうひたすら感動というか圧倒されてですね。 もちろんこの映画大好きで、今まで何回かこの番組でもお話してきましたけれども、
軽く10回以上見てますので、 それぞれのシーンとかセリフとかほぼほぼ全て頭の中に入っているんですが、今回のこの4K版ですね、
これで見るとまた新たなる感動と新たなる発見というのがいろいろありましたね。 まあそうですね、例えば
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この4Kと言いましても、シーンによってですね、やっぱり結構画質にばらつきがある。 これはもうその撮影時の状況だと思うんですが、
やはり一番の高画質化が認められるのが、 天気の良い日の屋外で撮影されたシーン。
これとスタジオのセットで撮影したシーン。 もちろん今までのバージョンに比べれば、
はるかに高画質なんですが、結構差が出ている。 当時の撮影機材とかフィルムの状態とか照明の関係とかね、いろいろあると思うんですけれども、
この差が結構出ている。 多分今だとデジタル撮影なので調整してそこまで差は出ないんでしょうけれども、
当時の35ミリフィルムの特色というか、限界もあるのかもしれませんけれども、 シーンによって多少の画質のばらつきはある。
それがまた味となっていいんじゃないかなと思うんですけどね。 それと、これはまあいろんなシーンで参見されるんですけれども、
カメラのこのピントの合わせ方、ピント送りの状況も結構シーンによって違う。 例えば、一つのシーンに何人もキャラクターがいて、
それぞれが発言するたびにピントを確認に合わせていく。 というそのカメラのピント送りのやり方と、
場合によっては、ちょっとこの人ピントが合ってないけれども喋っている。 これはもしかしたら狙いなのかもしれないし、
やむを得ずこうなったのかもしれないとか、そういうですね、ピントの合う合わない、 この辺りの微妙な違いというのも、
今までのソフトではよくわからなかったところが4Kになったことで明確に見えるようになったと。
だからこれによって、その監督あるいは撮影監督の意図というのが、 今まで以上にダイレクトに伝わってくるんじゃないかなと思います。
そして何よりですね、この映画は約50年前の作品。 公開が1976年ですけれども、
その当時あるいはこれより前の時期の映画もそうなんですが、 当時の35ミリフィルムに入っているこの情報量の多さ。
きちんと手順を踏んでリマスターとかすれば、ここまですごい画質になるんだなぁと。
調べたところによると、4Kの解像度でも35ミリフィルムに秘められた情報の全部は、 まだ取り出せてなくて、6K相当くらいというふうには聞いたことがあります。
今一般的にはですね、一般的にというか普及はしてないんですが、 4Kテレビの上の規格で8Kというのがね、大きい電気屋さんとかにも置いてますけれども、
8Kまで行けば35ミリフィルムの情報というのは100%取り込めるらしいんですが、 まあ8Kテレビが一般家庭に普及するというのはね、
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さっきの話はわかりませんけど現状はなかなかそこまで。 というかもう4Kと8Kの区別というのが、もう我々一般人の目でははっきりともうわかんないんですけれども、
まあこの技術の進歩というのはどこまでいくかわかりませんけれども、 過去のフィルム時代の映画の底力というのをね、今目の当たりにすることができて、
公開当時映画館で見ることができた画質よりも、さらに素晴らしい画質で今、 家で見ることができるというのは本当に良い時代だなと思います。
もちろん当たり前ですけれども、画質や音質が良ければそれでいいのかという話ではなくて、
そもそもその映画作品の出来が良くなければダメなわけですよ。 タイトルは言いませんけれども、
箸にも棒にもかからないような作品をいくら高画質化しても、 それはまあマニアの人は喜ぶかもしれませんけれども、やっぱりもったいないと思うんですよね。
だから本当に、洋画でも邦画でも名作は山のようにありますので、そういった作品を
今後どんどん4Kとか、場合によっては8Kでもいいんですけれども、 蘇らせるような形でですね、
楽しむことができるようになれば、 映画ファンとしては非常に嬉しいなと思います。
まあ何はともあれですね、今回のイヌガミ家の一族で、 またまた色々衝撃を受けましたので、
まあ自分が生きている間にこれ以上の 高画質化のソフトが出るかどうかはわかりませんけれども、
しばらくはこれを楽しみたいなぁと思っております。 はい、そういったわけで今回は映画イヌガミ家の一族
UHDブルーレイ版、こちらを見ての感想をお話しさせていただきました。 それではまた。
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2022年11月5日土曜日 京都トゥガトゥガ
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08:43

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