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  2. #142 教習所で会った神様
2022-07-20 11:28

#142 教習所で会った神様

雑談・ビジネス編 

■出演
亀山 敬司(DMM.com 会長)
長谷川 文二郎(42 Tokyo事務局長)

00:02
はいどうも、DMM.comの亀山です。
4T2東京の文治郎です。よろしくお願いします。
今回は僕からネタを振るんですけれども、
4T2東京っていうエンジニアリングの学校をやってるんですけども、ありがたいことに取材とかを受けることがありまして、
この前、大きいメディアの方に記者さんが来てくださって質問を受けたんですけど、
それが最後の方に、今やっぱ悩める就活生の方々にメッセージをください、みたいなことを言われたりするんですよ。
僕、大学も出てもいないのに。
就活やってませんみたいな。
何言えばいいかなとか思いながら考えて話してたんですけど、
その中で出た話で、僕もちょっと僕なりに考えた話があって、
4T2東京の事務局長っていうのをやっていて、
あなたはなぜ今の職業につけてるんですか?みたいな。
いつあなたは変わったんですか?みたいな話を聞かれたんですよ。
そんなこと考えたことないなぁと思って、
なんか自分ずっとこのままだなぁとか思ってたんですけど、
1個あったなと思って、その時思い出した話をしたくて。
本当僕の話なのね。
神山さんの話を聞きたい人はここで引き返してもらえると思うんですけど。
先に言っておきますけど。
話すと長くなるので割愛すると、
高校を卒業して大学受験に失敗してから、
植木屋さんとか寿司職人やったりとかするんですけど、
どこも仕事として1年ちゃんと続いたことなかったんですよ。
会社の都合だったり、自分の体調が悪くなったりとか、
他あるごとに環境のせいで仕事を辞めちゃったりとかしてたんですよ。
思うように続かないなぁと思って、最終的に何もやらないでおこうみたいな感じで、
米がただのシェアハウスで暮らしてたりしたんですけど、
何もしないことをしてたりしたんですけど、
その頃になんかちょっと悔しくなって、
周りは大学に行ってるわけですよ、同級生たちは。
なんか悔しいなと思って、大学生にやれないことやろうと思って、
オフシーズンに合宿免許に行こうみたいな。
大学生が勉強してるときに、その裏で免許取りに行こうみたいな。
そうするとオフシーズンだとなんかすごい安くて、
彼らは夏休みとかに取るから、
すごい高い値段で行かなきゃいけないところを自分はお得で行けるみたいな、
そういうちょっと優越感に浸ろうと合宿免許に行ったんですけど。
運転免許だね、車の。
そうそう、運転免許です。
お金そのときなかったので、車は無理で自動二輪、バイクの免許だったんですけど。
03:00
バイクの免許を山形に取りに行ったんです。
合宿免許って比較の教習所とかじゃなくて、
短期間で田舎のあんまり人が集まらないようなところが格安で、
2週間くらいで免許取れるみたいなやつなんですけど。
そこでバイクを取りに行ったんですよ。
やっぱりオフシーズンだからあんまり人はいなくて、
一緒の入学日に来た人が山形の地元のヤンキーの方々と僕と、
東京から来た気の良い30代のやっと自分のことやれるみたいな感じの気の良いおじさんが、
ライダーブーツみたいなのを履いて勢いをよたしておじさんが来て。
だから僕とおじさんとヤンキーみたいな感じだったんですね。
でもバイクを取るぞと思って来てるんですけど、
その初日に早速実車の教習だったんですよ。
バイクに今日から乗りますみたいな感じで。
でも山形なんで、しかもオフシーズンの地元のヤンキーしか来ていないっていうところで、
山形の教官の人も、やっぱりヤンキーの人たちは前からバイク乗ってるんでしょうね。
だから教官の人も、どうせお前ら乗れるんだろ。
もうあっち乗って早くスタートしてきなみたいな感じで適当にあしらうんですよ。
バイクの駐輪場があって、自動車のコースがあってその奥にバイクのコースがあるんですけど、
そこにヤンキーたちがみんなフワーンって行くんですよね。
僕たちが乗れないのを知らなくて、教官もみんなバイクでそっち行っちゃう。
それで僕もすごいドギマギしながら、何回も演出しながらバイクのコースに行くんですけど、
その初日でやっぱりヤンキーのペースで進む教習なんで、
クラッチとかがうまくいかないからすごい落ち込んじゃって。
文次郎とおじさんは経験ないって感じ?
僕とおじさんは経験ないんで、おじさんと僕はバイクのエンジンのかけ方もわかんないから、
試行錯誤でおじさんと一緒にこうやってやって、何とかコースに行けるようにしてみたいな感じで行って、
本当ひどかったんですよね。
演出を何回もしてこけたりして、バイク傷つくから教官に結構厳しく言われたりして、
結構落ち込んだんですよ、おじさんと二人で僕が。
その教習所の帰りにバスで送迎で宿に帰るんですけど、
その時に僕も心が最低まで落ち込んで、やめてやろうと思っちゃったんですよ。
こんな教え方ありえないみたいな。
確かにね、もともとできる無免許のやつをデフォルトにしてみんな教えてるって感じ。
もう無理だと、教習所が行けない、だからもうなんか風邪ひいたとか体調不良な感じにして、
06:01
もうちょっと明日から休んで帰ろうかなみたいな思ってたんですよ、帰りのバスで。
そしたらそう思ってた時に、一緒に失敗したおじちゃんが話しかけてて、
大変だったねみたいなことを言って、本当そうですよね、本当最悪ですよ、なんでこんななんですかね。
でも僕なんて全然できなくて、もう今日でやめてやろうと思うんですよって言おうとしたんですよ。
そしたら、今日やめてやろうと思うんですよって言おうとしたのにかぶせて、
そのおじさんが、だからこそもう頑張らなきゃいけないよねみたいな。
YouTube見て頑張ろうみたいなことを言ったんですよね、かぶせて。
すごいね、YouTube見て頑張ろうと。
いやでもその時に、自分なんかほんとハッとして、なんでこんなに違うんだろうなみたいな。
自分はこんなにネガティブで、しかも環境のせいにして、環境も悪かったんですけど環境のせいにして、
もうやめてやろうとかも思ってたのに、なんかこのおじさんはなんでこんなにポジティブにやってんだろうみたいな。
でも確かに考えてみたら、確かにもう頑張るしかないというか、本当に自分も習いに来てるわけだから、
習いって習得したいんだったら、もう人のせいにしないで、自分たちで解決方法を見つけて頑張るしかないよなっていうのに、
その一瞬で本当になんか自分の、自分ってほんと恥ずかしい人間だなってほんとその時思って。
で、その帰りのバスで、そんなことは言えずにドキドキしながら自分の部屋に着いたら、
シャワー浴びてたんですけど、自然と涙が出てきて、今までのことをずっと思い出してて、
いや、寿司屋も体調悪くて辞めたとか思ってたけど、あれも結局自分が辞めたかったから体調悪くなったのかなとか、
環境のせいにしてたけど自分がもっと頑張ればよかったのかなみたいなことをすごい全部思い出して、
全部思い当たる節があって、ほんとその時ほんと一晩中ぐらい泣き晴らしたんですけど、
でもその次の日から本当にそのおじさんと一緒にYouTubeで、その当時あるバイクの教習系の動画全部もう見倒したと思うんですけど、
そっからもうクラッチ練習してバイクは乗れるようになったんですけど、
でもそこで自分って変わったのかもしれないなって、取材の時の質問で思い出したんだけど。
そのおじさんのおかげだね、いい出会いだったね。
そうそう、本当にあの時のおじちゃんの名前も姿形だけ覚えてるんですけど、
このデニムに真っ青なデニムに真っ赤なネイルシャツ着て、真っ黒のライダーブーツ履いて、
っていうすごい絵に描いたようなおじさんだったんですけど、
本当にあの人に感謝してるというか、そういうような話なんだけど。
09:02
確かにみゆらも何か言ってたじゃない、仕事面白いですかってつまんない仕事やってた時にさ、
おじさんがなんかいや面白いかどうかわかんないけど、やるからじゃ楽しんでやった方がいいよねみたいなこと言われてハッとしましたよね、確かに。
そうそうそう。だからそういうおっちゃんがこの世にいることって本当に、この人たちはもしかしたら神様なのかもしれないですね。
そうだね、なんとなく変ダサいおじさんに見えたんだけども。
いや彼らはもしかしたら神様なのかもしれない。
本当のところにも現れたのかもしれない。神を感じた瞬間なのかもしれない。
神様がライダーブーツ履いてきたんだね。
本当ですね。本当にだからその時はっていうのを思い出して。
でもそうだね、でもそういうふうに意外なおじさんというか、もともとはじめはそんなキラキラしてない人だったんだと思うんだけど、
本当に最近近くの植木職人の人と話してて、いろいろ学ぶことあったからさ。
そうなんですね。
こうやってこれは育てるんだよとかいろんなことを教えてもらってさ。
だから一見なんかしょぼそうなおじさんとかおじいさんとかがさ、なんかハッとさせてくれることってあるよね。
やっぱりその時に聞く耳持つとかね。
そういうのは今これを話しても、いやそういうのは大事にしていかないとなって改めて思いました。
そうだね。なんかほら前もなんだっけ、正月帰らないで六本木にいた時におばあちゃんに家帰ってあげなとか言われたよね。
そうですね。カレー屋さんでね、言われましたね。
だから時々神様はおじいさんとかおばあさんに化けてみんなに忠告心してくれるのかもしれないね。
本当そうかもしれないですね。いや本当に。
だからそういう言葉をね、なるべく心で受け取って考えてみるっていうのは大事かもな。
でもそのおじいさんとかおばあさんとか見てもちゃんと言葉を耳に傾けようということですね。
はい、毎回ね、ちょっと仏教っぽくなってしまうんですけれども、そういった教えでございました。
いやいや、面白かったよ。
良かったです。
ありがとうございます。
はい、ではまた。
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