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2023-01-17 10:19

#79 がん患者さんと接する中で気付いたこと

コロナ療養から復帰しました!

今日は仕事柄、がん患者さんと多く接してきた経験や
友人の親ががん闘病中なので、相談を受けて感じたことを
ツラツラとお話してますー
#おうち時間
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こんにちは。このチャンネルでは、ズボラミニマリストの私がご機嫌に暮らすための、ちょっとした知恵をゆるくお届けするチャンネルです。どうぞよろしくお願いします。
コロナの療養生活がようやく明けまして、仕事は復帰することになりまして、日常生活がようやく戻ってくる感じです。
年明け年末年始お休みしていたのに、私はわずか3日間働いただけで、コロナウイルスに感染してしまったのでずっとお仕事お休みしてたんですね。
なので本当に仕事場の同僚の方とか、みんなにはちょっと迷惑かけて申し訳なかったなという気持ちと、こんなにも家族で家にずっとこもって過ごすってことは、もうこの先の人生でないんじゃないかなっていうぐらいの濃密な時間でね。
それはそれで、とても大切な時間を過ごすことができたなというので、夫と話もたくさんできましたし、子どもたちとも向き合うことができたので、明日からまた元気いっぱい頑張ろうと思います。
よかったら今日はちょっと病気、自分がコロナにかかったということもありますし、あとはちょっと友人の病気のお話を元にちょっと自分の考えを述べてみようと思います。
よかったら聞いていってください。
健康については、私は医療職をしているので、日々日々人生の終わることとか、生と死のこととかって、ずっと新卒の頃から10年以上考えてきたんですよね。
つい最近、私コロナウイルスにかかったり、あとそのタイミングでね、友人の家族が、親ががんを患っているということで、ちょっと状況が変わったこともあって、今後のこととかそういうことについてちょっと相談があったんですね。
その友人も医療職で働いているんですけど、医療職って言っても、いろんな勤務先によって関わる患者さんっていっぱいなので、小児科とかね、あとは産科とかそういうところにいると、主に人生の終わりというよりは産科とかだと人生が始まっていくっていうような出産とかそういう、
終わることも割にはありますけども、基本的には誕生していくような形だったりとかするし、あとはそういう緩和ケア病棟みたいなところは、がんがん者さんがね、この残りの人生を自分らしく生きていくためにゆっくりゆっくり過ごすような病棟にいる場合は、死っていうのがね、間近にあるようなところだと思うんですね。
で私、一時、今はちょっと出産してからはそういうところを離れてしまったんですけども、一時そういう終末期の患者さんで、結構がんの患者さんと関わったりとか、あとはそういうお見取りのような状況の方もすごくたくさん見てきたので、その友人の話を、
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こちらからね、こうしたほうがいいっていうアドバイスではなくて、どちらかというと傾聴して、お友達の話を聞いて、相談されてきた方針については、自分の意見というよりは、
医療者としてね、必ず裏の論理的なところから、EBMって言いますけども、エビデンスに基づいた治療というのが推奨されるので、それに基づいたデータを提示したりとか、あとはそういう話を聞いたりとかして、
友人が抱えていた荷物がすごく多かったので、すごく感謝をされて、それでありがとうっていうような文章とともに、私に対してね、すごくそういう敬意とか尊敬とかそういう文章を送ってくれて、
それがすごく私自身も嬉しかったので、その文章をスクショして、自分が辛い時とか、自信を失った時に眺めさせてもらおうと思って、そういうギフトをもらったような気持ちになって、それで私もすごく嬉しかったんですけど、
そういう病気って家族の病気もそうだと思うんですけど、身近な人の病気とか自分の病気とかって、それが起きると全てが目の前が真っ暗になったりすることがたくさんあると思うんですね。
その友人のお父さんががんを、ここ最近わかったわけではなくて、状況が少し変わってきたので、長く糖尿はされているんですけど、そういう時にここ最近思い出すのが、精神科医の香水淳先生の放送で、病気っていうのはその人自身ではないんだと。
私は、例えばがんだっていう時に、私はがんそのものではなくて、がんを持っているっていうような考え方をすべきだ。
その病気はその人を表す象徴的なことではないし、その人の人生の一部でしか過ぎないと。
それを抱えて共に生きていくんだけども、それ自身がその人ではないし、それによってその人のアイデンティティーが病気によって失われるわけではないし、その人の経緯が誰かから変わるわけではないし、偏見とかそういうことからも、
病気に対しての偏見とか、がんだったら仕事を辞めてくださいとか、精神病院に打つとかになったら、あなたは社会的に立場が下になるとか、そういうことではあってはいけないという香水淳先生の言葉を思い出すんですよね。
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それってどんな病気でもそうで、がんでもそうなんですよね。
がんになった瞬間に、もうその人はがんということだけの存在ではなくて、その子にとってはお父さんという側面ももちろんあって、そのお父さんにもやりたいことがあって、まだまだ今は元気だと言っていて、
私が自分の人生を変えてくれた患者さんがいるんですけど、その人も治療しながら化学療法をやるんですよね、抗がん剤をやるんですけど、その合間で海外旅行に行ったりとかすごいするんですよ。
ずっと自分の見たことのない景色をいつまでもたくさんいろんなところに行きたい。だから入院して化学療法やってる時もそういうガイドブックとか見て、次はどこに行くかって考えてるんですよ。
そういう合間で次はどこに行くのって、行くんですかって聞くといろいろなことを教えてくれて、私そのタイミングで結婚もしたので、新婚旅行どこ行くのって言われて、私はベタにハワイだったんですけど、そのハワイの情報とかたくさん教えてくれるんですよ。
その合間合間に治療の合間合間に海外旅行に行ったら、コロナ前だったので海外旅行に気軽に行って、それのお土産を毎回くれたりとか、あとは基本的にはプライベートで患者さんにお会いするってことはしてないんですけど、
特別な自分のとって特別な友達ですよね。完全に友達で、会うたびに病気のこととか治療のこととかそういうのは話さずに、海外の話したりとか自分の生活の話したりとかそういう患者さんがいて、
その人を見ていると、がんによってその人がやりたいことを諦めたりとか、自分が元気なうちは本当にやりたいことをやるし、自分の目標に向かって突き進む感じが本当に尊敬しかなかったし、
私が接しているときって患者さんって治療をしているそのときだけだったりとかするけども、その裏にはたくさんの人生があってたくさんの生活があって、みんなそれ自分らしく生きている合間で治療しているから、
がんという病気とか他の病気とかもただの持ち物のひとつにしか次いないんだなというふうに感じたんですよね。
そういう姿を見ていると自分もそういうふうに、この先自分にどういう病気が降りかかってくるかわからないし、自分の子どもたちも今は元気にしているけどどういう状況になるかもわからない。
そういったときに一つのカテゴライズ、病気のカテゴリーとか男女とかいろんな身分とかそういうカテゴライズもあるけど、
全部そのカテゴリー持っているものはその人のただの持ち物のひとつであるということを忘れちゃいけないなというのを友人の会話から思い出したわけですよ。
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自分なんて役に立てることってひとつもないなとか無力だなと思っていた日々がたくさんあったんですけど、
自分が今までしてきた経験、今までたくさんの亡くなっている患者さんを見てきた経験とか、
そういうのが今まで自分の家族が病気になったというだけで、もうその家族がすぐにいなくなってしまうとかそういうことではなくて、
少し希望になるような話ができたんだなと思うと、今まで仕事してきたことって無駄じゃなかったんだなと思ってすごく嬉しかったお話でした。
今日はちょっと病気のお話とかして、少し暗めなお話だったんですけど、また暮らしのこととか、コロナ生活でどういう工夫をしたのかとか、そういうお話できたらいいかなと思います。
素敵な一日をお過ごしください。
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