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2021-11-08 22:15

#106 家電と宇宙の関係性【ゲスト:佐々木亮の宇宙ばなし】

今回は「佐々木亮の宇宙ばなし」の佐々木亮さんとのコラボ回になります。内容は気になる宇宙と家電のお話で、宇宙ビジネスからどんな影響が家電業界に訪れるのかなどについてトークしています。
●ご紹介した内容は番組HPで 
https://kaden.pitpa.jp/podcast/106/ 

●プレゼント企画 
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●公式Twitter
エピソードの更新やお知らせは公式Twitterをご覧ください。
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<制作>
ゲスト:佐々木亮
MC:池澤あやか
プロデューサー:富山真明
制作:株式会社PitPa

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家電ライターが語る家電最前線、進行役は私池澤彩香です。今回は初のコラボ企画。
人気ポッドキャスト宇宙話パーソナリティの佐々木亮さんをゲストにお迎えしています。初めまして、よろしくお願いします。
初めまして、よろしくお願いします。
家電と宇宙で何が起こるのか、まじで想像がつかないポッドキャストのコラボになりますけれども。
私も少し宇宙話聞かせていただいたんですけど。
ありがとうございます。
やっぱり夢のある話がすごく多くて、宇宙旅行に関する話だったりとか、将来こういう未来が来るのかなってすごく楽しみになったのと、
あと、私出身が大分県なんですよ。
なので、大分の宇宙港、港?
はい、宇宙港。
宇宙港、すごく楽しみだなと、すごくワクワクしながら聞かせていただきました。
日本の宇宙への玄関になるかもしれない場所なので、かなりこれから熱くなっていく場所かなと思いますね、大分県は。
なんで大分県が選ばれたんですかね?温泉があるからなのかな?
それも後ろにはあるんですけど、大分空港が持っている滑走路の長さとか、そういったところのバランスがすごい良かったっていうのとか、
あとはやっぱり立地ですね、海のそばに立っているっていうところで、飛行機からロケット飛ばしたりするので、そういったところの安全面とか、そういうのを総合的に見たときに、大分県の空港が結構良かったっていう話を伺ってます。
すごい面白いですね。すごく将来宇宙港になるのかな?すごく楽しみにしてます。
なんでそもそもこの宇宙をテーマにポッドキャストを始められたんですか?
僕自身が2021年の3月に博士号を取得して、その時にずっと宇宙の研究をやっていたので、
それの最初は自分のアウトプット用というか、そんな感じの立て付けでスタートしたのが、この佐々木亮の宇宙話っていうチャンネルで、
毎日たくさん論文を読む中で、どうしても自分の中で整理がつかない部分があったりしたのを、もう強制的に外にアウトプットしていくようなチャンネルとして立ち上げたのがきっかけでしたね。
毎日10分話されてますけど、毎日ネタって尽きずに、宇宙のネタって尽きずにあるようなものなんですか?
僕は1個しか基本的には紹介しないんですけど、1日。もうそれでは足りないぐらい、世界中の宇宙の研究機関とか大学とかっていうところから最新の研究結果ってどんどん出てるので、全然ネタは尽きることはないかなと思ってます。
じゃあ佐々木さんのこの宇宙話を聞けば、宇宙の一番ホットなニュースが毎日聞けるっていうことなんですね。
03:02
そうですね、そういうふうな立ち位置で頑張ってます。
今回はですね、そんな宇宙話の佐々木亮さんをお迎えして、家電最前線宇宙編としてお送りしたいんですけれども、
ちょっとテーマが全く見えてこない。どういったテーマになるんですかね?こういうテーマを設置したとき。
そうですね、今回家電に関係がある宇宙の話題というところで、新しい衛星通信サービスのスターリンクっていうもののお話をしようかなと思ってるんですけど、ご存知ですか?スターリンク。
ニュースで軽く見たことあるかなぐらいの印象です。
実はちょっと前にすごい話題になったのがこのスターリンクで、この秋行われたAUの新サービス発表会で、KDDIがこのスターリンクっていうものと提携して、インターネット通信っていうのを提供していこうというのを発表したのがニュースになったので、聞き覚えがあるのかなと思うんですね。
で、実際に今回のこの新サービス発表っていうところで上がったこのスターリンクのサービスっていうのは、実際に日本の中でも来年とかにサービスが開始されるっていうところで、私たちの身の回りにもどんどん宇宙からインターネットを届けるっていうような、そんなサービスがどんどんスタートしていくっていう局面になってる状況です。
宇宙とインターネットでつながるってことなんですかね。
はい。
そうなってくるとどういった利点が私たちの生活に何か便利なことがあるんですかね。
そうですね。地球上には実はインターネットに接続できない人って人類の半分ぐらいなんですよ。
確かにそう。
僕たち日本国内にいるとそんなインターネットからいきなり切断されるような場所ってなかなか体験することって今ないと思うんですけど、世界中見ると実は半分ぐらいの人がまだインターネットに接続できていないっていう状況があって、
それの理由っていうのがインターネットを届けるにはそれ用の光回線っていうのを引っ張らなきゃいけなかったり、あとは基地局っていうスマートフォンとか使うときに電波を拾う電波塔みたいなものですね。
そういうのを作らなきゃいけなかったりとかで結構コストがかかる。
けどコストがかかる一方でそこにあんまり使ってくれるユーザーさんがいなかったら企業としても投資をする意味があまりないっていうところでインターネットの普及っていうのが停滞気味になってるっていうのが状況としてあったんですよ。
なるほど、あれですかね、やっぱり地球上にアンテナを立てると山とか海とかあって電波が均一にすべての人が便利になるようなインターネットを均一に引くっていうのかなり難しいと思うんですけど、
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上から、宇宙から電波をインターネットサービスを提供することでそういった障害がなく多くの人がインターネット接続できるみたいな印象で間違いないですか?
そうですね、その感覚がぴったりです。
なるほど、それはすごそう。
これをどうやって可能にしているのかっていうのは、実はこのスターリンクっていうのを進めているのがスペースX社、アメリカの宇宙企業なんですけど、
イロマスクさんが
はい、そうです。
で、あそこって今スターリンクっていう話がもしかしたらピンとこない方でもロケットをたくさん打ち上げてるっていう側面は結構知ってるかなと思うんですよ。
はい、知ってます。
自社でそれだけたくさんロケットを、しかも今までとは比べ物にならないぐらい安い値段で打ち上げられるっていう状況になっているので、
自社でどんどん人工衛星を打ち上げて、まるで地球を覆ってしまうかの量、だいたい目標では1万2000機とか言われてるんですけど、
めちゃくちゃ打ち上げますね。
そうなんです。1万2000個の人工衛星を地球の周りに配置して、ネットワークを地球の外側で作って、世界中どこでもインターネットの接続ができるようにさせようっていうような、そんなサービスになってますね。
確かに、私あの砂漠を4日間歩いたことがあるんですけど、
え、そんな経験が。
砂漠の中に行くと全然インターネットつながんないんですよ。
そうですね、そういうところは多分世界中にたくさんあるっていうところが多分背景にあるのかなと思います。
これだったら、このサービスが提供されたら、めちゃくちゃつながるようになるっていうことなんですね。
そういうことですね。
これは便利。
あとは海の上とかも電波を拾えることができるようになるので。
確かに船旅ではインターネットが遅かったりとか、高額だったり、つながらなかったりするって聞いたので、船旅も楽しくなるかもしれないですね。
そうですね。
意外と便利になりそうだし、私たちの生活に直結して関係あることですね。
おっしゃる通りですね。
今ってインターネットがなくてはならない状況になっていると思うので、そういったところでどんどん世界中本当にどこにいてもインターネットから切断されないような環境ができるっていうのは非常に重要なことなのかなと思ってます。
そうですね、災害時なんかも役立ちそうですね。
おっしゃる通りで。
今この日本のAUが新製品発表会でこのスターリンクとの提携発表したんですが、それの大きい目的の一つとして災害時のバックアップ回線としての立ち位置も大々的に掲げられてるんですよ。
09:12
っていうのも東日本大震災の時には震源地の近くにあった基地局とかが地震の影響で使えなくなってしまって、一時的に被災地の一部の地域ではインターネットすら接続できないっていう状況が発生していたらしいんですね。
そうなんですか。結構あれですよね、インターネット上の情報っていうのはそういった災害時こそ大事だったりするので、結構困りますよね。そういった時に倒れてしまうとそういうアンテナなんかが。
で、そうするとやっぱり災害が起きた時に地上だとどうしても影響を受けてしまう部分を宇宙からカバーしてあげるっていうような立ち位置の回線が一つあるだけでかなりバックアップとしては強いインターネット回線を作ることができるっていうので国内ではかなり話題になったっていうのがあります。
それはすごく社会的意義も大きいし、日本のような災害が多い国にとってはすごくありがたいですね。
で、他にも今回地上でいろんなところでインターネットが接続できるようになるっていう中の一部に車だったりとかトラックにもその専用の受信機っていうのを搭載することでインターネットを例えばさっきおっしゃってた砂漠の上だったりとかでも接続することができるようになるんですね。
そうなると例えば移動式のIoTなんていうのもできるようになるかなと思っていて、今この番組家電の番組なので家電も結構今インターネットで接続して家電が動いていたりっていうのはあると思うんですけど、そういったIoTってインターネットに接続されていることが大前提として動いていると思うんですね。
で、それが移動式の車内、例えばキャンピングカーとかもそうだと思うんですけど、そういったところでもIoTの製品っていうのが生きていったりするというような、そんな背景もあったりします。
確かに車とかトラックとか、それこそ電波がないエリアも結構行くじゃないですか。レーザー行くにしても山を登ったらあれ電波がなくなったみたいなことが起こって、あれサブスクリプションサービスで契約してた曲が聴けなくなったみたいな。
乗ってリアルなドライブ体験に影響するじゃないですか。でも、こういった車やトラックにも乗せることができたら、こういう嫌な思いもしなくていいし、キャンピング用品もインターネットにつながるようなキャンピング用品が増えていくかもしれないってことなんですね。
12:03
そうですね。あとは新幹線だったり移動オフィスなんていったところにもどんどん横展開していく可能性っていうのはあるので、結構これ宇宙から地上の生活変わる可能性大っていう、そんなプロジェクトになってます。
すごい楽しみです。個人的には船旅で世界旅行をしながら、ワークフローム船したいですね。
いや素敵ですねそれは。僕も何回か太平洋側を動く船とか乗ったことあるんですけど、本当に一瞬で電波がなくなるなんていうこともあったりするので、今って結構豪華な船とかもあったりするじゃないですか。
そういったのに乗ってやるワークエーションみたいなのは、ワークエーションのバリエーションが広がるっていうところは結構あるかもしれないですね。
めちゃくちゃ広がりそうですね。うわーすごい楽しみ。すごい楽しみなんですけど、これ逆に普及に向けて課題になりそうなことってあったりしますか?
はい。これは例えば日本国内だけで見てもそうですし、世界でもそうなんですけど、導入するときのコストがまず一つネックになるかなと思っていて、初期費用、最初に受信用の専用のアンテナとかをもろもろ用意するのに、世界中どこで買っても499ドルなので、5万5千円ぐらいですかね。
もうちょっとするぐらいが初期費用としてかかるっていうのがあって。
確かにルーターにしては高いみたいな。
そうですね。で、それにプラスして毎月の利用料っていうのが、これも世界中どこで使っても99ドルなんですよ。
これがもうちょっと1万2千円とかかかったりする。で、これって私たちみたいにインターネットにあまり困っている立場じゃないと、光回線の方が絶対に安いんですよね。
確かにそうですね。
そういったところの背景を考えると、都市部っていうところではなかなか普及は難しいのかなっていう側面はあったりします。
確かに電波塔がなかなか建てられないみたいな、すごく困っている広進国と言われている国に住む人たちも、ちょっと価格がアクセスのハードルになりそうですね。
そうですね。そこの部分がやっぱり都市部だと高いと感じるし、逆にそのおっしゃっていただいたみたいに広進国みたいな部分になると、彼らの所得からするとかなりインターネットを接続するには値段が高いかなっていうところがあるので、やっぱ値段の部分は一番ネックになるんじゃないかなと僕は思ってます。
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でも将来的には普及するにつれて値段って下がることが多いじゃないですか。そういった面を期待することでできそうですか?
そうですね。もともと世界中すべてをカバーするで、世界中どこで使ってもこの値段っていう設定なので、本当に多分想定よりも多いユーザーが利用しそうとかになったらサービス量は下がる可能性はあるんですが、
インターネットのインフラを作るためにロケットを何回も打ち上げて人工衛星も一個一個作ってっていうコストがかかってる背景を考えると、どこまで下がるのかなっていうのは若干疑問な部分ではありますね。
いやでもかなりこれが広がってくると夢の生活ができそう。みんながインターネットにつながってさらに幸せになりそうなので今後も頑張ってほしいプロジェクトですね。
いや本当にそう思います。今IT関連の会社で働いてる方っていい仕事ができるような環境になってると思うんですけど、それでもインターネットに接続できてる人って世界中の半分って考えるとまだITっていう分野自体も倍以上になる可能性があるっていうところを秘めてるのも一つこの先楽しみな魅力かなと思ってます。
確かにインターネットにみんながつながるようになることで何が起きるのかっていうのもすごく楽しみですね。
はい。
なるほどなるほど。いろんないいお話を聞けたんですが全然関係ないお話を質問しちゃおうかなと思うんですけど、日本国内でも結構宇宙ベンチャーって話題で聞いたりしますけど堀江門さんがロケット打ち上げたりとか。
はい。
佐々木さんが注目されてる宇宙ベンチャーってありますか。
そうですね結構たくさん面白い会社あるんですけどやっぱり今一番世界中でも注目されてる会社で言うとアストロスケールっていう会社があってこれ結構聞いてる方ご存知の方もいるかな。
私も知ってます。スペースデブリを。
そうですそうです。
スペースデブリ問題を衛星で何とかしようとしている会社ですよね。
はいそうです。
私何ですか。
なんかこうさっき言ったみたいに。
はい。
確かに確かになんでご存知なんでしょう。
あの昔本編集の仕事をしてた時に一緒に頼まれたことがあって。
えー。
はい。それで。
なんかこう宇宙空間で問題になってるのがそのゴミ問題みたいなのがあって宇宙空間って空気がなくてなおかつ軌道の地球の周りをぐるぐる回ってるものってかなりのスピードで動いてるんですよね。
例えばで言うと国際宇宙ステーション、宇宙飛行士の方がいる場所があるじゃないですか。
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あれって1日で20周近くするんですよ地球の周りを。
っていうぐらいのスピード感で地球の周りのものっていうのはぐるぐるぐるぐると回っているものが多くて。
でそれが例えば今回みたいに人工衛星を何かサービスの提供のために打ち上げたってなっても
宇宙空間にゴミだらけだとせっかく上げた人工衛星にスペースデブリと呼ばれるものが衝突して一気に破壊してしまうなんていう懸念があったりするんですよね。
しかもあれですよねなんかそのままの大きさで残ってるわけじゃなくて結構粉々になって残ってるからすごく小さくて回収しづらいし。
そうですね。
処理もしづらいってその当時仕事をしたとき伺いました。
そういう細かいのも確かにたくさんあってただ今回アストロスケールさんが進めている一番近い未来で実現させようとしているのは動かなくなった人工衛星。
今まで結構たくさんの人工衛星が宇宙に打ち上げられてそれぞれの役割を果たしたタイミングで大気圏に落ちずにそのまま地球の周りをぐるぐる回っている人工衛星の死骸みたいなのがあったりするんですよね。
そういった大きいものをキャッチしてそれで地球の大気圏に突入させて燃やしてゴミを排除するっていうような動きをしている会社が実は世界中で注目されているけどそれが日本初っていうところはあったりします。
へーすごいまさかの私が一度仕事したことある宇宙ベンチャーがこんなに注目されている会社に結構当時から注目されてましたけど今もすごく宇宙業界に注目されているっていうのは個人的にも感慨深かったです。ありがとうございます。
今日本国内の宇宙ベンチャーって50個弱とか50個前後あるって言われてる中のやっぱ第一世代みたいなところがあるので今ちょうどサービス提供がスタートするだったりとかっていうところでも注目度はかなり高いっていうところですね。
すごいこのベンチャーも応援したいですね。
ぜひぜひ。
すごい今後も注目したいと思います。定期的に調べよう。あとは宇宙話を聞きますリスナーに。
僕のチャンネルではこうやって宇宙ベンチャーの話とかも結構僕自身が宇宙ビジネス関連のウェブメディアでライターとかをやらせていただいている関係でそういった宇宙ビジネスの話とかも最前線のどんどんさせていただいているので興味がある方はぜひ聞いてみていただけたら嬉しいですね。
ありがとうございます。
今回は家電最前線宇宙編として宇宙話の佐々木亮さんとお送りしてきました。
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そしてここで番組からリスナーの皆さんへのプレゼントのお知らせです。
11月のプレゼントはシャープ99さっぱり気持ちいいお風呂家電の回でもご紹介した女性にも男性にもおすすめの洗顔ブラシフィリップスビザピュア1名の方にプレゼントします。
応募にはキーワードが必要です。
今回のキーワードは1周年です。
お聞きのポッドキャストアプリの番組概要欄または番組ホームページやツイッターのプレゼント応募リンクからご応募ください。
締め切りは12月15日水曜日です。
次回は家電ライターのマクリンさんが担当プロジェクター最前線をお送りします。お楽しみに。
ここまでは宇宙話の佐々木亮さんとお送りしました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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