昔の映画体験
Voice from nowhereとも、何の話をしようかなと考えておりますが、
最近、映画でめちゃくちゃ感動することそんなになくなってきたなって考えてて、
うーん、正確に言うと何だろうな。
ネットフリックス、映画大好きで、ネットフリックスとかプラとか、いろんな動画サービス入って、
見たものも、新しく見るものも、本当にしらみつぶしにいろいろ見てるんですけど、
なんかね、欲求不満なんです。
おお、これは、っていうような感動体験っていうのは、最近全然得られてなくて、
もちろん好きな監督の新作とか、新しく出たものを映画館で見て感動することはあるんですけどね。
映画館はやっぱり、とても。
なんだっけ、動画配信サービスでしびれる感覚があんまり最近得られてなくて、
なんなんでしょうね、あれは。
なんかこう、うまくね、言語化できないんですけど、
探し出していると演出されているが、実はあれは、
やっぱりこうアルゴリズムとか、何かこう、意図が裏に介在していて、
サービスが見せたいものを見せられているのではないかと、
いうような気もしているし、
んー、単純にこう、年を取ったっていうのもあるのかな。
なんかこう、何も知らなかった子供の頃と比べて、
人生、衰も甘えもある程度経験してきてしまった、薄汚れてしまったこの心で、
映画を見たとて、そんなに感動しなくなってしまったのか、
ちょっと感受性がね、衰えてきているのか、
何なんだろうなぁ。
なんか昔、昔ってほんと小さかった頃、
20年ぐらい前、もうちょっと前か、
あのー、テレビですごいよく映画枠あった気がした。
最近テレビも全く見ないから、最近の事情わかんないけど、
映画枠って結構あった気がして、
有名なのだとね、金曜ロードショーとか、
なんか水曜日もゴールデンタイムなんかそういうのあった気がするけど、
ちょっとね、曜日によって、曲ももちろん違うし、曜日によっても曲によっても、
放映される映画のテイストとかもちょっと違っていたりして、
金曜ロードショーって割とこう、
何だろうな、みんなが知っているもので、
国民的、世界的映画、家族で見ても楽しめる映画で、
とかとか、結構中心にあってたと思う。
もっとマニアックな曜日とか曲もあって、
そうそう。
で、
そうねー、
なんかその頃別にわざわざ新聞のラテ欄とか見て、
今日これやるんだーで、
なんかこう、テレビの前に待ち構えて見始めるってことなんか少なかった気がして、
あ、そういえば今日やった、映画枠だなー、パッとつけてみた、今日これやってるんだーで見てたりとか。
偶然の出会い的なものが、今よりも多かった気がする。
初めての感動
もっと鮮明に覚えている感動で言うと、
結構昔、小学校とかの頃、小学校、中学校ぐらいの頃、
深夜帯も結構映画枠ってあったと思って、あるはずあって、
もうその番組枠の名前も全然覚えてないけど、
ほんと深夜ね、
夜中、なんか1時とか2時とか、
日付が変わったぐらいから始まる深夜の映画枠。
あれがね、非常に良かったねー。
まあ今でもやっぱ記憶に刻まれているぐらいだから、
なんか夜更かししちゃってる日とか、
時間を持て余して、テレビつけて、リビングのテレビつけて、
そこで偶然出会うわけですよ。
そのやってる映画に、流れてる映画に。
それがちゃんとオープニング、冒頭から全部見れる場合もあるし、
途中からの場合もあるし、なんだけど、
そうだね、あそこでの出会いっていうのは、なかなか痺れるものは
あったなぁ。
映画のタイトルとかもよくわからないとか、
全然あったし、
そうそう。
でも、そうね、
偶然出会ったっていうのが大きいとも思うんだけど、
強烈に感動するんだよね。
なんだこの映画は、みたいな。
なんかそれで覚えてるのは、
どのぐらいの頃だったかな、かなりちっちゃかった頃だと思うんだけど、
深夜、例によって夜更かししてや、テレビ見よう、
暇だし、いろいろザッピングしてる中で、急に目に止まった映画があって、
それがね、僕の
大好きな映画監督の一人、
クリストファー・ノーランの
メメントだったんですよ。
あれはね、テレビでやってて、結構当時、
自分からすると、
サスペンス的な要素もあり、
わりとおそろおそろ見てた記憶があるんだけど、
あの、衝撃だったね。
てかもう最初はなんか、すごすぎて理解できないみたいな。
もちろんその、ストーリー的にもそうだし、なんか最後の
オチとかも。
すごい、今見てもすごいと思うんだけど、当時は
何だ?
とんでもないものを見ちゃった。
やっぱこう、夜更かししながら、
こう、見るテレビって、
まあ親とかみんな家族に寝てるから、ちょっと背徳感があるわけ。
でもね、その背徳感の中で、さらにそんな衝撃的な
映像、映画を
一人で見てしまったと。
結構、びっくりしたね。
あれは。
しばらくやっぱりこう、
理解できなさもあるし、でも理解しようともするしで、
ぐるんぐるんぐるんぐるん頭がなくて、まあ当然朝まで寝れなかったりとか
もあったし、あとその当時
インターネット、インターネッツが
もちろんあったとは思うけど、うちにもなんか親父が
あの
割と
ちゃんとした外資系の企業で働いてて、
一人一台とかパソコン支給されてたんだよね。
だからうちにもでっかいデスクとかあったけど
当然なんかそれを気軽に使えるわけもなく、今ほど
Googleとかなかったし。
これが、この映画のタイトルは何なのかとか
もう調べられないわけ
よね。
現在の感動の欠如
でも
悶々としながら そうそうそう
あそこのあのシーンの意味は何だったのか。
この映画のテーマや
ストーリーの概要は何なのかみたいなところも
当然そんな気軽に知れる術もなく
でも今思うとなんか、もちろんCMとかも入ってたから
CMとCMの間に映画タイトルとか出てたのかもしれないけど
もうちゃんと見てなかった
そうそうそう
でその感動を引きずるんだけど
タイトルがわからないから
ビデオ屋行っても同じ作品とか探せないし
そう、親とかにも説明できないし
役者の名前とか当然出てこないし、もちろん監督の名前なんて知る術もないみたいな
やべえ、でもすげえあの映画みたいなの
小学校高学年ぐらいだったと思うんだけどなぁ
あったねー
そういう感動がやっぱ深夜の映画枠にはめちゃくちゃ詰まってたわけですよ
いろいろそこで出会った映画あるなぁ
うーん
やっぱものすごい感動したよね
今なんかこうタイトルを口に出すとすごく
なんていうかそれねっていうちんぷさがすごく出ちゃうんだけど
ショーシャンクのソラニーとか初めて見たの
初めて出会ったのはその多分深夜の映画枠だったと思うんだけど
あれもね
あれはねしかもね途中から
パッと ザッピングしてパッと目に止まった時にもう
どのくらいだっ前半ちょっと進んでたんだよね
なんだけどまぁちょっと最初の方わかんないけど見てみようって見始めて
あれもねー 感動したね
あの
当時泣きはしなかったけどてか今でも あの
小説とか映画とかを読んでみて 感動して泣くってことはあんまない
感情移入はそこまでしないんだけど
本当あの絵も言われぬ 心の震えみたいな
うおーみたいなのはあったなぁ
懐かしい
最近本当にそういう心震わす感動が 得られてないんだよね
特に映画
特に映画もそうだし特に動画配信系のサービスで
もう惰性で見ちゃってるのもあるしなぁ
なんかそのセレンディピティというかなんか 偶発的な出会いみたいなもんないんだよ
そうそう だし sns で見かけたちょっと流行りとかにも乗っちゃうし
その 直近でいろいろザッピングしてみた映画だったりドラマの
タイトルとかジャンルジャンルだねジャンルとかに 結構アルゴリズムが引っ張られて
そればっかそれ系ばっか出てきちゃうみたいな あれ最悪だよねー
あの 戦う系現場に血が流れる系が個人的には結構好きだから
アクション ション
クッション系って言ったらいいのかなじゃん よく見るんだけども
あれだねホーム画面がそれで満たされてるねそう だからもうそういうものにしか出会えなくなっ
偶然パッと流れてきた まあ普段だったら絶対に手を出さないようなみたいな
めちゃくちゃ なんかマイナーな映画とか出会わないよねー
はい そうそう
ダメだね 最近の
配信は 検索窓とかがついているのもなんかも違うなと思ってきちゃうしね
探してんじゃねーよって 自分から探しに行ってんじゃねーよっていうね
出会わせてくれよ
そう
ない 感動がない
そんな中でもねやっぱり周りのその映画好き サブカル好きな友達は
やっぱ丹念にね配信サービスの中でも 探してんのよね
掘り出し物をディグってるわけですよ たまにこう聞いてこれ良かったっていう教えてもらうんだけど
何それ全然知らないんだけど むっちゃアプリ開いてるのに
回も見たこともかすったこともないぞみたいな テレビドラマとか
映画とかドキュメンタリーとか教えてくれるわけです
それでねー それで多少は救いがある
その友達のほんとありがとう
だからまあそうね感動映画 ネットブリッジのせいにしちゃったけど
純粋に自分のなんかここ探そうっていう知的好奇心とか 感受性とかが
枯れていっているのかもしれないという可能性も今 感じ始めてきたな
良くないなこれは ちょっとそんな
昔テレビ深夜枠で あの
出会った映画で得られてたあの心震えで感動 最近はまた
35?36?になってほしているという話ですね
なんか 教えてほしい
教えてほしい まだかつて出会ったことのない
感動を呼び起こせる映画を 教えてほしい
停滞 はいということで
今日はおしまいです
