渡瀬ひろみ
みなさん、こんにちは。もう30分くらい前から満席になっていて、
本当にみなさんの期待が一心に、私たち必死とプレッシャーのように感じております。
ただいまから大手企業の組織風土改革 〜イノベーティブな機運づくり〜と題しましたセッションをスタートいたします。
セッションご登壇いただきますのは、アルファドライブ阿蘇さん、ローン・ディール原田さん、
メンタリング翼椿さん、
そして、パネラーとして、またモデレーターとして、アーレアから私がお話をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
では、冒頭、皆様の企業の事業内容と自己紹介をざっと4人させていただいた後に、トークセッションに入らせていただきます。
まず最初にアルファドライブ阿蘇さんからお願いいたします。
麻生要一
はい、皆さんこんにちは。スライドを送るやつを、ありがとうございます。阿蘇洋一と申します。よろしくお願いします。
5分で自己紹介しろって言われてるんですけども、名刺が20枚ありまして、ちゃんと自己紹介しようとすると20時間必要なんですが、
ちょっとそんなに時間ないってことなので、さっとご紹介すると、最近自己紹介が交通事故を起こしてまして、
企業化投資家経営者を同時にやってるんですけども、アーティストと音楽プロデューサーをやってまして、
この時点で情報量が多いと思うので、あとググっていただければと思います。
仕事の話の前に全然関係ない話をするとですね、最近音楽プロデューサーを始めまして、
ヨアソピーっていう名前で、企業化に向けたメッセージソングっていうのを作ってYouTubeで公開してるんですけど、
めちゃくちゃいい歌なんで、YouTubeチャンネル登録していただければと思いますが、ちょっとその話じゃないんですね。
新規事業ばっかりやってまして、新規事業の実践論という企業内新規事業の分野の決定版の教科書を書いている著者でもございます。
先日10釣りになりました。ありがとうございます。
2019年に出版したんで、6年間読み継いでいただいてまして、ずっと教科書のように使っていただいている本です。
僕がやっているアルファドライブという会社の事業内容を紹介させていただきます。
アルファドライブは企業内新規事業分野の総合支援カンパニーでございます。
目指しているのはインテルインサイドをなぞらえてアルファドライブインサイドというふうに最近言っていて、
最終的にはアルファドライブという社名自体は世の中から見えなくてもいい。
目に見えるのは僕たちが支援差し上げたクライアントとか、僕たちが中でエンジンとして動いたことによって世の中に出ていく新規事業自体が目に見える。
でもそういう何か新しい事業を生み出すプロセスにおいて、その企業だけではできない、
最も難しいプロセスを担う決定的な黒子になりたいということをやっている会社です。
目指しているのは、かつて日本がイノベーションであった誇らしい時代、たったそれは30年前のことです。
この国は経済が終わったとビジネスが終わったというふうに言われますけど、たった30年前は世界で最もイノベーティブな国であった。
それに数年かけて戻したいということを本気で考えて創業した会社です。
僕たちが取っているアプローチ、それはIVSというのも何なんですけど、
この国は今スタートアップ5カ年計画で大スタートアップ大国になり変わろうとしていますが、
日本という社会システムはスタートアップが半分、もう半分は企業化と交互する形での企業内新規事業家が新規事業を生み出す社会を作った時に初めて新しい事業が生まれまくる国になるというふうに思っている中で、
企業じゃなくてサラリーマンの新規事業を支援するということを本気でやっているエコシステム会社でございます。
ちょっとこの辺りは飛ばしながら、2019年に創業したアルファドライブグループは、
今参加に4つ法人を抱え11の支援組織が連関しあって顧客と対峙する企業グループ経営を行う会社になっています。
やっていることは企業が中から新規事業を生み出そうと思った時に難しいなと思うあらゆることを支援するということをやっています。
仕組みを作って人を作って事業を生み出して育てて文化を作るということを全部やっているんですけれども、
ちょっと難しいと思うので流れでご紹介すると、
アルファドライブという会社の事業の出発点は新規事業が生まれる仕組み自体を一つ一つの会社の中に作っていくということをやっていきます。
大きな会社の中で働くサラリーマンの人は企業家とは違うので、
どうやって仕事をしていったら会社から褒められるのか、
労働時間はどんなふうにつけたらいいのか、それが全部ガイドライン化されてないと動けないんですね。
そのガイドラインを一社一社機能する形で作るという制度作りから始まります。
仕組みを作ったらこの上で後は事業を生み出していくというあらゆることをやっていくんですが、
どこからやっているかというと、やる気のない人をやる気にさせるというところからやっているんですね。
人の心に火をつけてテンションを高め、そして01のやり方を教えて、
実際に自分たちでもプロトタイピングをしながら仮説検証のプロセスを一緒にやっていきます。
事業計画を作って事業化したらその後育成してグロースさせ上げていくところも片っ端からやっていく。
ここはあらゆるグロース支援をやってまして、開発に特化したTechStudio、
マーケティングに特化したマーケティングスタジオ、ちょっと資料はないんですけど先日、
セールスに特化したセールススタジオという3スタジオを立ち上げて、
開発からマーケからセールスからというのを実動舞台で支援するということを行っています。
究極的に最近やっているのが仮想デジマスキームというやつで、
1回全部アルファドライブでもらって立ち上げた後戻すということをやっているんですけど、
これでエグジットまで行ったのがNTTドコモさんの働く部という新規事業ですね。
高校生向けのキャリア教育をやっているような学習塾のサービスをオンラインでやるということを
ドコモさんが始めたんですけど、これ立ち上げはアルファドライブでやりました。
サービスもアルファドライブで開発し、契約もアルファドライブで行い、
ドコモの人もアルファドライブに来てもらって立ち上げて、
無事に立ち上がったので先日NTTドコモと日清キャピタから出資を得て、
これはスタートアップカンパニー化してIPを目指していくような会社になりました。
子会社ごと作って離乳食のメーカーをやっていたりするんですけど、
こんなことやっているので最近はですね、超上流の戦略をやってほしいというご依頼が相次いでいたり、
あと最近やっててめちゃくちゃ面白いのが、R&Dインキュベーションセンターという
基礎技術から事業を作るというセンターを作ったんですね。
元ライオンのイノベーションラボの所長の宇野さんに来ていただいてセンターをやっていただいてまして、
各大企業が持っている中央研究所でヤバい特許とか研究とかめちゃくちゃやってるんですけど、
ほとんど世の中に出てなくてマネタイズされてないやつを、
そのすごい研究とか特許ベースでビジネスの形にしていくということばっかりやっているチームを作りました。
あと人的資本の基礎理論を研究するような研究所を立ち上げて大学の先生と一緒に、
どうやったらイノベーションを生み出すような人材が育成できるのか測定できるのかみたいな理論開発もしています。
メディアもやって光も当てながらですね、スタートアップと協業するようなオープンイノベーション特化型の子会社を作ってアクセラレーションプログラムをたくさんやったり、
あと地方創生最近頑張ってまして、アルファドライブ高知という高知県に根差した会社では、
高知から100の新規事業と300の企業化人材を生み出すということを2019年に掲げて、
そこからですね、地域の職人さんと一緒に伝統技術を売れる商品にしたりということを、大企業だけじゃなくてローカルの中小企業とも一緒にやっているという会社です。
地域展開広がってまして、東海、関西、そして今週ですね、沖縄拠点を開設することになりました。
高価900万年メディアを創刊したりですね、全国あらゆる日本企業と地域企業と一緒に連携しながら新規事業ばっかりやっていて、
その地域は今18道府県に及んできています。
創業から6年で手がけてきている新規事業の数はですね、これロゴを見ていただくとほぼやってない産業分野ないという感じなんですけども、
トヨタ自動車さん筆頭とする超大企業の中での新規事業開発めちゃくちゃやってるんですけど、その数ですね、
1万8000ケースを超える新規事業ケースを抱えて、うち140ぐらいが実際にグロースステージに入るということをやっている、
日本中の新規事業のゲートウェイをやっているのはそういう会社だというふうに思っていただければなと思います。
全ての日本企業を新規事業が生み出せる組織に対して宣言させるという事業内容なんですが、
最後にアルファドライブが信じている、大切にしていることをここにおいてですね、今日のディスカッションに向かいたいと思うんですけど、
僕たちは新規事業の支援会社ではあるんですけど、大切にしているのは事業自体ではなく、事業を生み出す人にフォーカスをしているということです。
事業だけを作るんじゃなくて、事業が生み出す人を作る、人を作る組織とフードを作るということを一つ一つの企業が行ったときに、
初めて意味のある新規事業開発ができるんじゃないか。変革の中心にはいつだって人がいるということを大切にしてやっている、
人の可能性を開くアルファドライブです。ありがとうございます。
渡瀬ひろみ
麻生さんありがとうございました。では原田さんお願いいたします。
原田未来
ロンディールの原田と申します。よろしくお願いします。麻生さん情報量多かったので、少し簡単にいこうかなと思いますけれども、
うちの会社は2015年に創業した会社で、何をやっているかというと、越境ということに取り組んでいる会社です。
越境って聞いたことありますかね、どうでしょう。聞いたこと。3割ぐらいですかね、うなずき度。
ぜひ覚えて帰っていただけたら嬉しいなと思いますけれども、
僕らが特にやっているのは、大企業の方々をベンチャー企業に一定期間、出港のような形で行ってもらって、
そこでいろんな経験を積んで、その人たちが帰ってくるという、こういう人が循環していくような仕組みを作ろうということをやっています。
それを日本的な人材の流動化というふうに呼んでいて、人材の流動化って結構転職していく市場のことを言いがちなんですけれども、
日本に会うのってそういうことじゃなくて、もう少し巡り巡っていくような、そういう方がいいんじゃないかな、
そしてベンチャーを経験した人が大企業に帰って活躍していくとか、ベンチャー企業スタートアップとつながりを保っていく、
そういう中から新しいものが生まれていくといいなと、そんなことを考えてやっているということですね。
これはあるあるだと思うんですけれども、僕らはもう本当に何百社という大企業の方々とディスカッションさせてもらっていて、
感じる人と組織の課題ってもうこうなるなと思っていて、まず人の話で言うとやっぱり組織が大きくなっていくとか、
事業が成熟していくと成長機会が減っていくんですよね。
具体的に言うと、自分で何かを決めるという意思決定の機会だったりとか、後は修羅場と言われる超大変なところ、
こんなの企業にとってみたらない方がいいんですけれども、実はそこで人が育つというケースってあると思うんです。
そういうのがなくなってしまうから、管理をできるマネージャーは育つんだけど、何かを起こしていくリーダーが育たない。
それを組織の側面から見ると、どうしても社内の調整事が増えていってしまうので、内向きに調整していく。
内向きな調整がしやすいのって、どう考えても同じような考え方の人が集まっている方が調整しやすくなるという中で、
多様性がなくなってイノベーションが起きにくくなっていく、みたいなことが起こっているという、そんなところがあるかなと思っています。
そういう意味ではスタートアップベンチャー企業を経験してもらうことによって、自分たちの会社にはない成長機会だったりとか、
組織にとってみたら新しい地を持って帰る、みたいなそういう繋がりができていくことで、
組織を変えていける、もしくは個人の成長に寄与していけるんじゃないかというふうに考えているというところです。
大企業の人がベンチャー企業に行くと、どんなことが起こるかというのをこれでお示ししているんですけれども、
まずですね飛び込みますと、そうすると会社の看板とか全部なくなるんですよね。
どこどこで社名を言えば話を聞いてくれたところからですね、ローン・ディールですって言うと誰も話を聞いてくれません。
原田未来
ちょっと社名間違ったかなと思う、ちょっと怪しい会社名で、ローンとかディールとか言ってるんで金融系の怪しい会社と思われがちでですね、
話聞いてくれないみたいな、僕も経験したんですけれども、そんなことが起こります。
でもその中でスタートアップとしてやっていく以上はアウトプットしていかなきゃいけない。
振り絞った時に、実は自分の中で会社の看板を持ってたからパフォーマンスが出せるところと、
自分の力として持ってるところってこれなんだっていうふうに、ちゃんと相対的に分けて認識することができるようになるんですよね。
さらにはスタートアップの考え方とかやり方っていうものを学ぶことができるのでインプットもある。
こうやってアウトプットとインプットをしながら個人が成長していって、その人が会社に戻ってくることによって融合が起こる。
大企業のカルチャーとスタートアップのカルチャーが融合して新しい組織が生まれていく。
そんなプロセスをですね、僕らは作っていきたいなっていうふうに思っています。
具体的には3つのプログラムを提供していて、まずですね、見て左に書いてあるレンタル遺跡というのが創業以来やっている仕組みなんですけれども、
フルタイムで半年から1年間どっぷりベンチャー企業に行ってもらうという仕組みです。
これはやっぱりリーダーとか、これから経営になっていくような選抜人材に提供しています。
それだけではなくて、右に出ているアウトサイトというミドルマネージャーの方々に忙しい中なんでオンラインでちょっと外を見てみましょうっていうプログラムだったりとか、
下に書いてあるのがサイドプロジェクトというですね、3ヶ月間20%だけやっていきましょうみたいなプログラムが。
これサイドプロジェクト、実は麻生さんと飲んでいて雑談してた時にこれ面白いねってところから発端だったりもするんですけど、
お金は特に払いませんけれども、はい、そんな感じです。
今ですね、この3つのプログラムを合わせて100社800名以上の方々、大企業の方々に越境という機会を提供していると。
ちょっとロゴが小さくて恐縮なんですけれども、うちもですね、本当に業界問わずいろんな業界で導入いただいているというところがあります。
1個ずつ話すとキリがないので、この辺は割愛しますけれども、ご興味があればということですね。
事例としてですね、やっぱり人が変わっていくっていうことはもちろんのことながら、
その人が変わった人が帰ってくることによって組織が変わっていくっていうこともそうですし、
新規事業を起こしていくっていう意味で言うと、自社の新規事業をやっていくケースもあれば、
オープンイノベーションという形で推進していくようなケースもあったりして、
ちょっと擦り合わせができてなくて、また僕もドコモさんの事例を持ってきちゃって恐縮なんですけれども、
なんかドコモさんの回し物ではないんですが、たまたまですね、これ先月か発表になってるんですけども、
ドコモショップで今、近くっていうIoTのデバイスが置かれてるんですね。
これが実はですね、もともとマゴチャンネルってIoTのサービスをやってた近くさんという会社に、
ドコモさんからレンタル移籍をした人がいて、その人がハブになってですね、
こういう事業が結構構想から1年ぐらいで全国のドコモショップで展開されるところまで行ったっていうのは、
結構すごいスピードだったねっていうことでですね、起こっていますということでご紹介です。
僕らはですね、個人の可能性を解き放ちながら、そういう個人を起点にして組織が変わっていく。
それがですね、最後を引いてはですね、大企業もそうだしスタートアップもそうだし、
挑戦をしていく人たちが増えていく、そういう波紋が広がっていくといいなというふうに思って事業をやっております。
原田未来
ということで、今日はどうぞよろしくお願いします。以上です。
渡瀬ひろみ
アズさんありがとうございます。では、椿さんお願いいたします。
椿奈緒子
皆さんこんにちは。椿と申します。
この中では私の位置づけとしては、皆さん新規事業系の方が多いと思うんですけれども、
新規事業系で抜擢されて事業を立ち上げたのを15回ぐらいやりましたっていう、
当事者目線のポジションで今回お話しさせていただきます椿と申します。よろしくお願いします。
ちなみに私、原田さんのローンディールでメンターも7名ぐらいやらせていただいておりまして、
その前はスタートアップの取締役だったんですけれども、2名受け入れているので、
回し者じゃないんですけど、ローンディール大好きなんで、ご興味ある方は是非という感じです。
じゃあ私どういうことしたのっていうところで、簡単にキャリアの話をしたいと思うんですけど、
もともと新規事業がやりたくて総合商社に入ったんですけれども、
やっぱり若くて女性だと難しかったんですよね、昔。
なのでそれでもできるところでということで、サイバーエージェントに転職しまして、
ちょうど私が入社したときに、事業作って聞いたことありますかね、
新規事業プランコンテストの第1回が開催されることになりまして、
これはやるしかないということで応募したら、なんと第1回のグランプリに選んでいただきまして、
当時私24歳だったんですよ。
もちろんマネジメントもしたことなければ事業責任者にもやったことなかったんですけれども、
すごい大変だったんですけど、すごいいろいろな経験させていただきまして、
なんか一揆とか起きたりとか、すごいいろいろな事件があったんですけれども、
いい経験をさせていただきました。
2回目の事業責任者がサイバーエージェントとサイボーズで合弁会社を作ることになりまして、
そこの代表取締役を5年くらいやってました。
そんな感じでサイバーエージェントの中でも立ち上げては潰し、
降格してはまた登りみたいな感じで、
サイバーエージェントの中でも挑戦して失敗した人にはセカンドチャンスっていう素敵なキーワードがあったんですよね。
なので私としても安心して失敗できた。
失敗をコテンパンにされずにそれを次に繋げるっていうカルチャーがあったので、
じゃあ私それを体現するみたいな感じで、
どんどんチャレンジしてどんどん座席に立ち続けるみたいなことをしておりました。
その後も1年に1個ずつぐらい新規事業を立ち上げ続けておりました。
それこそCVCが社内にあったので、出資先に出向いて一緒に事業を立ち上げるみたいなこともやっていました。
あと子供を産んでからは社外でプライベートプロジェクト的なこともやり始めて、
そうすると内閣府に呼ばれたりだとか、党首と話したりだとか、
そういうことをするようになって、社内の雇われ経営者もいいけど、
もうちょっと社会にインパクトあることをしたいなというふうに思い始めて、
ちょっと外に目が向き始めました。
ちなみに夫と家族なんですけれども、外国人なんですよね。
すごいいろいろ苦労しているのを見てきたので、
日本に住む外国人のメディア会社に取締役としてジョインしました。
ここのスタートアップの時にロンディールから2人受け入れたりしていました。
それこそCVCさん、事業会社さんからたくさん出資を受けまして、
そこの事業立ち上げをすごいやってたという経験もあります。
そこから自分の会社を立ち上げたんですけど、メンタリング株式会社といいまして、
今まで散々会社にチャンスをいただいて、散々打席に立ってきたんですけれども、
もっとそういう人を増やしたいなというふうに思ってまして、
だいたい新規事業をチャレンジする人って1回目なんですよね。
初めての時ってすごい何もわかんないじゃないですか。
そこに何回かやっている人がつくと、かなりスピードもクオリティも上がるんですよ。
そうすると短距離で行けるし、整合確率も上がるんですよね。
そういう仕組みを作りたいなというので、
事業開発のメンタリングをメインとするメンタリング株式会社というのを作りました。
そんなこんなしていると、上場企業のグループ会社社長とかやってると、
上場企業の社外取締役などもお声掛けさせていただくようになって、
今、女性の管理職やボード少ないじゃないですか。
事業責任者になると社外取締役になるパス、
社内の取締役になるパスも一気に近づくんですよね。
皆さん、社内で女性の取締役が少ないってすごい問題だと思うんです。
特に上場企業、ぜひ女性を事業責任者に抜擢してほしいです。
これを私言いたくて、こういった場によく立ち寝るんですけど、
社内の事業責任者の事例って全然出てないんですよね。
女性企業家、女性企業家って言ってる割には、
社内の事業責任者全然誰も支援してないんです。
私はそれをしたくて、周りが同じような、それこそドコモの、
ドコモでやられた方とか、いろいろ集めて事例を広める活動をしているので、
椿奈緒子
もし皆さんの周りに女性の事業責任者の方がいらっしゃったら、
お声掛けください。紹介するメディアやっているので、
広めてもっと手を挙げる人を増やしたいなって思っています。
私のメンターの話、どういうことをやっているかというと、
今まで10国ぐらい立ち上げてきて、かなり失敗しています。
かなり失敗しているので、大体何で失敗するかって毎回分析してるんですけど、
分かるんですよね。
なので、失敗の経験を糧に、事業立ち上げのメンタリングをするみたいな感じです。
特に新規事業なので、新しい系のものが多いんですけど、デジタル系が多いですね。
特に01が多くて、ビジネスモデルを検討するところからPOCのところまでを、
短期間にスピーディーになるべく失敗しないように、
かつアライアンスとか考えられるように、みたいなことをよくやることが多いです。
大手企業さんですとか、キリンさんですとか、スタートアップですとか、
例えば、ロンディーブさん経由で7社やってたりだとかもあります。
なので、今日は先輩連続社内起業家として、外部メンター役の椿ということで、
覚えていただければなと思いますので、よろしくお願いします。
渡瀬ひろみ
はい、椿さんありがとうございました。
この4人はどこかで一緒に仕事をしていて、
そんな繋がりで、今日は脇あいあいと行きたいと思います。
私自身も少し自己紹介をさせていただこうと思います。
私は、わかりやすく言うと、実は麻生さんと同じで、元リクというやつでして、
リクルートで、実はゼプシーという事業を、
こんなものは儲からないと言われていた仕事を果たして、
絶対に儲からないと言われたその事業が、
売上500億円、利益200億円の事業になるんですね。
これが私の一杖となる経験となっていまして、
私は会社の偉い人が、こんなものは儲からないとか言っても信じないんですよ。
もうマーケットの声を信じる、お客様の声を信じる。
それをやってきたら、こうやったら失敗しないなっていう、
ビジネスの立ち上げ方を身につけることができて、
それを日本のために使おうと思ってリクルートを辞めて、
アーレアを作りました。
今、私の持っている失敗しない事業の立ち上げ方というものを使って、
虎ノ門ヒルズに森ビルが作ったアーチという、
大手企業の新規事業部門の人しか入れないインキュベーションセンターを、
立ち上げのところから私に関わらせていただいて、
今そこでチーフインキュベーションオフィサーという仕事をしています。
私の心情なんですけれども、
共通言語が新規事業である組織の中にないと、
やっぱり推進していかないんですよね。
一社でできることは小さい。
だから複数の企業が力を合わせて足りないところを補うというようなやり方をする。
あとは今日のテーマにもなると思うんですけれども、
社外よりも社内に敵が多いんですよ、新規事業というのは。
これをどうやって突破していくかというようなことを日々やっています。
120社、今900人の大手企業のメンバーがこのアーチに所属をしていて、
日々素敵な仲間がですね、
こうやって飲み会やクラブ活動まであるという、
そういう組織なんですけれども、
切磋してやっているということです。
ゼクシーの話は今先ほどした通りです。
さあ、ここからですね、ちょっと今日のテーマになります。
イノベーティブな企業を作っていくという、
キーノート的なお話を私10分ほどさせていただきます。
イノベーティブな企業ってどんな企業なんでしょうね。
麻生要一
からだそうなんですけど土地があったから養鶏じゃったらいいなぁと思って一生懸命 養鶏場やるとまぁでもあの電鉄会社の人とか真面目だなんでしょうねだからすごいオペレーション
エクセレンスであるといい卵できたそうなんですよ めちゃくちゃ美味しいめちゃくちゃ美味しい卵できたから高値でブランディングしようと言って1個
のが何百円で売る高級卵を作り始めたら これはすごい人気になったからじゃあこの卵を使って卵かけご飯屋を出そうって言って
下流工程の店舗展開するんですけどその卵かけご飯屋を jr 九州が 始めた奴が今どこにあると思います
羽田空港のああ ジャルだかアナだかの上がっていった京急から上がってたここにあの
卵かけあるじゃんあれ jr 九州 すごすごくないですかすごっ
あとそのえっと日本キャタピラーって会社からですよね キャタピラーなんですよ輸入して売ってるんですけど jr 九州ます
でこれで何がすごいってえっと例えばジェットさっき日本キャタピラーの社長は jr 九州の何だっけな総務だか景気だかの部長が
社長やってるんですよ コーポレートの人がキャタピラー会社の社長やるみたいなことが起きてるし
あのこないだ jr 九州の古宮さんと対談してしゃべったんですけど めちゃくちゃすごいのがあのもちろん電車のことめっちゃ詳しいですね
今日の電車の運行状況とか売上状況とかその駅の乗降車数とか天気の軌道とかてめちゃくちゃ しゃべれるんだけどキャタピラー会社の kpi 全部しゃべる
あと卵屋で今今日に渡りの状況が何か聞いても全部しゃべるんですよめちゃくちゃ すごいでちょっとあと1分だけ喋っていいですかで何がすごいのかって聞いたらいろいろすごい
んですけど例えば副業ねそれを生み出し得るいろんな新規事業がやりまくるための仕組み として社内公認副業制度っていうのがあってこれあのえっとグループ会社の中に
ダイバーシティがあるんで えっと全然別の会社でバイトしていいよっていう人事制度がある
例えばそれによってえっと駅員さんが駅員の仕事だけじゃなくて30代に入ったからもう ちょっと接客学びたいなぁと思った時に
社内副業制度で駅員の仕事は一切減らさずに土日にラーメン屋でバイトできずもちろん ラーメン屋やってるから
グループ内でラーメン屋でバイトするとバイトした時給分が合算されて給料で振り込まれ ず
大 この話がすごいのはドイツがどこで副業したのかを人事が全部連携してデータを持っているから
そう労働時間管理されているんです 完全にホワイトなあのバイト代稼ぐ副業制度が回ってってしかもそれがキャリア開発
につながっていると 駅員さんが接客も学んだから今度こういう新規事業やりたいですとか言い出すみたいになって
渡瀬ひろみ
すごい素敵ですね いやもう未来ですね 未来ね いやもうほんと ちょっとあまりにも好きでJR九州が ぜひ皆さんもホームページ等々でね
渡瀬ひろみ
そうですね
麻生要一
その観点でちょっとうちがやってるのが審査意見書っていう手法をやってて 審査会の意見をコントロールするんですよ
あのちょっとコントロールって言うと言葉悪いんだけど変な役員の好き嫌いで審査が起こらないような場作りをするために有効なんですけど
和田さんがおっしゃってた持ってない情報量とかこの評価の仕組みこうだよっていうのを審査会でその場で言うよりも前に審査会始める最初に審査意見書っていうのを出すんです
これは事務局とか外部機関が評価した外的な審査機関からはこう見えてますよっていうのを この項目がこの理由でもあるこの項目がこの理由で三角っていうのを先に審査員に解説するんです
そうするとそのロジックで評価されたのねという情報を持って審査するから変なこと言えなくなるんですよ
それはナイスアイデアですね皆さんもそのねそういうのをぜひ使ってみてくださいね 先に喋らせない
渡瀬ひろみ
ありがとうございます そろそろあのラストの時間も近くなってきているんですけれども
会場から何かこれを質問してみたいという方いらっしゃいますか なかなかこういうところで質問をする勇気は
麻生要一
あどうぞ スタートアップのHRでアライアンスを担当してるんですよ 先ほどあの椿さんが新規事業をする上でアライアンスをされるってのも伺ってたんですけども
アライアンスって結局組んでも結局その後あんまり成果出ないことが多いと思っていて そのためにいつも重視していること
僕は普段なるべくウィンウィンウィンみたいな関係作るとかを自粛してるんですけども それ以外であれば伺いたいです
椿奈緒子
そうですねあのありがとうございます大手企業とスタートアップのアライアンスの成功の キーみたいなところで言うとなんか最初のキックオフとマイルストーンとちゃんとあの数字的な
kpi を持つことを大手企業とスタートアップで一緒に持つことをちゃんとやることです まあ当たり前の話かもしれないんですけど結構意外に
ナーナーになっちゃってやらないんですよ ほぼなんか立ち上げて終わりリリースして終わりっていうのが多分ほとんどなんですよね
それをちゃんとお互いに責任者作ってキックオフしてあの中間のまたあの 報告会とかやってみたいな仕組みを最初にマイルストーンで作っちゃう
これやればほぼうまくいきます ありがとうございますはいぜひスタートアップ側から提案してみてください
渡瀬ひろみ
わかりましたありがとうございますありがとうございます他にご質問ある方いらっしゃいますか どんなことでも大丈夫でしょはいどうぞ少し前いらしてくださいどうぞ遠慮なく
麻生要一
ありがとうございます えっと大企業の中で新規事業セクションじゃなきゃいけようの事業部の中で
なんかちょっとミニマムの新しいことを始めようとした時になんかチームでやれとか 組織であれっぽい話がよく出るそれってなんか人を巻き込んでね
その人にバッテンつけちゃうかもしれないどういうだだからある程度一人でイノベーティブな人がね やって結果をちょっと出してだんだん巻き込んでった方がいいとやってる方は思うんだけど
上の人から見ると組織でっていう思ったりするところもあるその辺て中どんな塩梅が いいと思いますあこれは麻生さんが強そうですね完全にその通りじゃないですかね
チームでやれありきで始めたら絶対もがいかないからもう一人でやるのがいいと思うんです けど
まあたまたま横にめちゃくちゃ相性が良くてを考えていることが同じな ceo と cto みたいな関係になる共同創業者っぽい人がたまたまいたらいいと思いますけどいないと思うんで
渡瀬ひろみ
一人でやるがいいと思います頑張ります頑張ってください 最近はの闇県っていう言葉を知らない人が多くて
椿奈緒子
もう闇県がワークライフバランスの中でやれなくなってきてるのかななんてちょっと思ったりしました ぜひ闇県頑張ってくださいあのレンタル移籍をして帰られ
麻生要一
レンタル席もぜひご検討くださいもう本人が行かれたんですああそうなんですよ まあそれはそれはありがとうございますイノベーティブ人材にないって帰ってきたと
渡瀬ひろみ
そうですね帰ってきて困ってるっていうことかなと思う ありがとうございますではえっと他にご質問いかがですか本当こんな機会ないよ
アドーゾー
原田未来
についてご質問したいんですけども あの私も個人的にすごいスタートアップにあの定石出向したいなと思って一方でそういった制度
やりたいって言っても受けて私 公的機関にいるんですけど特に行く機関はそのあたり厳しいと思うんですけれども
あの水晶さんが消えてその辺どうやって説得されたのかな はいありがとうございますえっとうちの場合はですね
あの全然そういう子でもなく起業したので本当に現場から上げていくっていうことの連続 だったんですね
だけどやっぱりその人事とか行かれる個人の人がまず いや自分も行ってみたいって思うっていう熱量を持ってる人がまずいい話をしてくれて
まあ当然上げていくわけですけど実は多分今の役員クラスの方々ってそれに近い経験 してる人多いと思うんですよ
まさに渡すさんもさっきおっしゃられてましたけどあの当時で言うとその今の役員クラス の方が30歳ぐらいの時って多分海外に子会社作るとか
なんだろう新規事業をもう調子がいい時だからガンガンやってて自分も一人で何か 買収した会社になんか乗り込んでたことあんだよねとかっていう
あの時のアレっていうのを結構持ってる人たくさんいると思うのでそれとひも づけてあげるとああ
そういうことねあれは俺にとってもいい機会だったわっていうなんかそういう繋げ方が できるのでなんか共通言語を探すというポイントかなって思いますね
渡瀬ひろみ
ありがとうございますありがとうございますではそろそろあの フィナーレに近づいてまいりました
ここにいらっしゃる 新しいあの気を巻き上げたいというふうに思ってらっしゃる皆さんに一言ずつですね
椿奈緒子
あの応援のメッセージをいただきたいというふうに思います 椿さんからお願いしますはいありがとうございます
もうあのとにかく座席に立たせること自分が立つことを増やして小さく始めてとにかく やるみたいなことがもう新規事業のあの成功というか失敗しても成功なんでもうやること
っていうことがキーワードだと思うのでじゃあ今日から何しようかっていうのを持って帰っ ていただければいいかなと思います
渡瀬ひろみ
どうもありがとうございましたありがとうございました 原田さんお願いいたします
原田未来
はいありがとうございましたそうですねあの でもフード変えるとか文化変えるとかめちゃくちゃ大変だと思うんですよね
であのだから時間かかると思った方がいいなーって僕は思っていてでもそれだけ 価値のあることだし
きっと周りにそういうことをやってくれる仲間っているはずなので なんかそう思ってるっていうことをいっぱい話すってことじゃないかなと思ってます
結構そのいろんな挑戦するんだけどいやーちょっと潰されちゃってっていう話をすると 何人に話したのついやあの上司のラインの5人ですみたいな
それしか話したいのってなっちゃうもうみんなに話すもうこういうことやりたいなこういう 会社にしていこうよっていう人って絶対周りにいるのであの続けていく
渡瀬ひろみ
なんかそれが大事じゃないかなっていうふうに思っていますはい今日はありがとうございました ありがとうございました
麻生要一
麻生さんお願いしますあの 大きな組織の金を変えるって本当にめちゃくちゃ大変なんですけど
だと思うんですけどあの変えられるんですね これも何回もやって帰ってきてね変えられるということは確信めいてまして
出発点はいつだってたった一人が変えようと思ったそこから始まるんです あれは結構今絶望されている方がいらっしゃったとしても今この場で皆さんが立ち上がって
いろんな力を得て変えようってやり始めれば何年かかかるかもしれないけど必ず変える ことができるのでぜひ立ち上がっていただきたいなと思いますし
その際に新規事業の立ち上げ方がわかんないという方は新規事業の実践論で素晴らしい 本がありますから
買って読んでいただき 勇気が出ないよっていう方はヨアソ pd があの勇気の出る曲を youtube で流して
ますので聞いていただき あの具体的にちょっと応援してほしいって方アルファドライブまでご相談いただければと思うので
渡瀬ひろみ
よろしくお願いします頑張ってください ありがとうございました