徳田 悠輔
皆さん、こんにちは。
鈴木 聡子
リラックスしてますよね、この空調で。
座り心地もいいところだと思うので。
早速、こちらの方、セッションを始めていきたいと思うんですけれども、始めていいでしょうか。
おそれいします。
短い時間にはなると思うんですけれども、せっかくなので皆さんと一緒に進めていければなというふうに思います。
では、早速こちらの方、本日の登壇者をご紹介していければと思います。
では、藤岡さんから自己紹介を簡単に、本日の意気込みだったりいただければと思います。お願いします。
藤岡 清高
はじめまして。アマテラスという会社の代表をしております。藤岡と申します。
経歴は見ての通り、銀行、ベンジャーキャピタルですね。
ドリームインキュベーターでの経験を経て、スタートアップ支援をする中で、皆さん採用に困られているというですね、
企業家の思いをもとに、今の会社を作って、もう実は14年目になります。
鈴木 聡子
14年、すごいです。
藤岡 清高
スタートアップ専門の採用キャリア支援を14年やってきて、これまで2000人くらいのキャリアサポートしてきたので、
その経験をもとに今日はお話ができればと思っております。よろしくお願いします。
お願いします。続いて、ほうつきさんお願いします。
寳槻 昌則
BitKeyという社長をやっております。ほうつきです。
中学校から大学まで京都にいたので、すごく懐かしいです。
今日話せるのを楽しみにしています。よろしくお願いします。
藤岡 清高
お願いします。
鈴木 聡子
そして、何でか間に入っています。モデルへの自己紹介になるんですけれども、
For Startupsの鈴木さと子と申します。本日よろしくお願いいたします。
私、営業から広報にキャリアチェンジしていたりとか、10年で8社転職していたりとか、
私自身がスタートアップのキャリア、いろいろ悩んできた人間にもなるので、
当事者としてお話もさせていただければなというふうに思います。本日どうぞよろしくお願いいたします。
水野さんお願いします。
水野 智規
アプサイダーという法人のクレジットカードの会社を代表しております。よろしくお願いします。
僕、今日いろいろ考えたんですけど、15年ぐらいスタートアップ業界におりまして、
かつその期間のほとんどがダメ社員でしたので、一発なりあがりたいとか、
もうちょっと今のダメな自分変えたいみたいな人向け今日お話できたらなと思っております。よろしくお願いします。
鈴木 聡子
よろしくお願いします。
徳田さんお願いします。
徳田 悠輔
ナレッジワークのHRの役人を務めている徳田といいます。
僕はDNAに新卒で入ってそこから転職しているので、
サラリーマンとしてスタートアップに転職してきたというところと、
あとはHRとしてスタートアップの労働史上とは向き合っているので、
結構その辺りを生々しい話をぜひさせていただきたいなと思っています。よろしくお願いします。
鈴木 聡子
以上、この5人で本日のセッションを進めていきたいなというふうに思います。
それぞれいろんなキャッチをつけているので、その当事者としてお話をいただきたいなと思っております。
まず、皆さんと一旦前提をすり合わせていきたいなというふうに思って、
ちょっとデータを持ってまいりました。最新だと思います。
2024年スタートアップ企業に関する意識調査というものになるんですけれども、
鈴木 聡子
3枚くらいちょっとご紹介しますね。
そもそもスタートアップへの期待値みたいなところになるんですけれども、
やっぱりスタートアップの企業すごく注目されている状況になっているというふうに考えています。
特にスタートアップ企業、なぜ必要なのかというと、
今後の日本のさらなる発展、日本の経済に対して必要だよねというふうに考えている方が、
過半数の方は考えているという結果になっていると聞いています。
そして2枚目、これ面白いデータだなと思ったんですよね。
スタートアップへの興味関心の中で、年収っていうところすごくキーワードになってくると思っていて、
ここ数年間で昔ってね、スタートアップってすごくお給料が安くって、
将来的にレバレッジ化してお給料が返ってくるよねっていう考え方で、
すごく安く働くみたいなのだったんですけど、
今それこそ年収出せるところが多くなってきて、
働き方も潤沢になってきているみたいな話でやっていますと。
プラスその年収が高くなってくると、
よりそそのスタートアップ企業っていったものに選択肢を増やしてくる人が多くなってきているっていう話だと思います。
そしてここ、これも少しずついろんな項目があるので、
ぜひどこかのタイミングで皆さんも見ていただければなと思います。
見えます?字がだいぶ小さくて大変恐縮なんですけれども、
それこそこれ見ていただくと、
オレンジのラインがそもそもスタートアップで働いたことがない人が、
スタートアップ企業で働くことのイメージっていうところがオレンジね。
今もスタートアップで働いてますという方が紫のグラフになるんですけれども、
これ見ていただくとすごいギャップがあるところが2個あったんですよね。
それが1つまず、福利構成が充実してるよねっていう風にイメージがあるというところになるんですが、
これスタートアップ企業ほぼないよねっていう風に印象が強いみたいです。
でも実際働いてる人から見てみれば意外とその辺ちょっと整ってるんだよねっていうような、
ところ。
そして2つ目、若い人が多い。
これありますよね。
私もすごい感じました。
けれどもこちら実際のところで言うと、
働いてる人、ちなみにすいませんぜひ会場も、
今スタートアップ企業で働いてる人っていう方いらっしゃいますか?
ありがとうございます。
結構いろんなそうな方働いてますよね。
うなずきが。
そのあたりも多分マーケットの中での印象で言うと、
すごくギャップがまだあるような状況なのかなというふうに思います。
ここから言うと、やっぱりまだまだスタートアップの認知っていったところに対して、
実際に働くところ、実際にある環境っていうところに差分が出てきてます。
言い見しようとしても安定しないよね、残業が多いよね、つらそう。
多分皆さん聞かれたこと、言われたことあると思います。
けれども、今なんでこのキャリアを注目してるのかっていうと、
やっぱり日本の労働人口減ってきていく中で、
そもそも労働者が安定した雇用を得られる機会とは限らない状況。
しかも会社のそのままあるかどうかもわからない。
企業としてもそんなに採用もできないかもしれないみたいな。
そんな時に自分の市場価値を高める必要があるよねとなって、
選択肢に入ってきてるのがスタートアップなんじゃないかということで、
スタートアップキャリアの注目がされているというふうに捉えているアンケートになったんじゃないかなというふうに思います。
という前提のもと。
そもそもこのキャリアについて、
プロが今日いらっしゃいますので、藤岡さん。
お話を聞いていきたいなというふうに思います。
藤岡 清高
今、スタートアップキャリアが注目されているという、
佐藤さんのデータに基づくお話もありましたけども、
私、いろんな方の相談に乗っていて、
スタートアップで働くリスクって何ですかってよく聞かれるんですけども。
鈴木 聡子
リスクの方聞かれますか。
藤岡 清高
やっぱりまずリスクの方から聞かれることが多くて、
これは特にスタートアップで働いたことがない人ほど聞いてくるんですね。
皆さん、多分ここにいらっしゃる方も、
初めて行くとき、何のリスクがあるんだろうって思う方いらっしゃると思うんですけども、
ちょっとここで僕の見解を少し伝えると、
スタートアップで働くリスクって、
会社の倒産とか事業縮小とかそういうことじゃないんです。
これは前提条件なんですよ。
特にシードアーリーフェイズの会社って、
事業が10年する確率で1割ぐらいです。
なので、事業がうまくいかないのが前提条件なので、
こういったことをリスクと思うんだったら、
結構スタートアップはなかなかしんどくて、
一方ででも、スタートアップにそれでも行く人たちは、
何をリスクと考えているか。
これ大事なことなんでお伝えしたいと思うんですけど、
自分のしたいことができないことが、
スタートアップで働くリスクだと僕は思っています。
つまり、丸々スタートアップ行って、
新規事業の01に関わりたいとかですね、
アジャイル組織を作ってCTOとしてやりたいという思いが入って、
そこにチャレンジさえできれば、
僕その転職成功だと思っているんですね。
成功したか失敗したかというのは二の次で、
その経験を詰めれば、
その人自身の納得感もあるし、市場価値も上がるし、
成功すればいいんだけど、失敗したとしても意外とね、
次の方は来るんですよ。
事業をチャレンジして失敗した人って、
次のベンチャーからですね、スタートアップから、
その経験を変えたいと言ってくるので、
鈴木 聡子
私はスタートアップ側の人間なのでメリットに超えたりするんですけれども、
それは何のギャップという風に伝えてるんですか?
徳田 悠輔
裁量が大きいの方で言うと、それはメリットに映るんですけど、
逆にそこにうまくはまらないとか、まだ達しないってなったら、
今度は今でぶち割った人が係長になるではなくて、
そのまま一メンバーとしてまたやり直すっていうような形なので、
もうその人に合わせた裁量っていうのを渡すのって結構難しい。
これがリスクでもありリターンでもありっていうセットなんじゃないかなとは思います。
鈴木 聡子
確かにダメ社員だった水野さんからしてみればどうですか、そのあたり。
水野 智規
ちょっと難しい話すぎて、裁量が人に合うかってことですよね。
ダメ社員からするとですね、そもそも裁量はないダメなことが多いので、
それをどうやって奪っていくかっていうゲームだと思ってまして。
鈴木 聡子
そのスタートアップはっていうことですか?
水野 智規
ダメ社員がです。なぜかというと評価されてないので、権限がないじゃないですか。
そこからどうやって権限を取っていくかっていうゲームだとした時に、
スタートアップの方がやりやすいかもしれないですよね。
っていうのは仕組みがちゃんとしてないので、勝手に動けるスペースがあるかなって思います。
鈴木 聡子
だいぶメリットですよね、そこで言うと。
大企業の中でのデメリットが、もしかしたらスタートアップに立ち向かって
メリットになっていくっていう切り替えだというふうに今聞こえてきていて、
私も大手不動産会社、今名前言いますけども、住友不動産って会社にいたことがあって、
その時にすごい自由を無人に動いた時に、ダメだって言われた時あったんですよ。
要はレポートラインがしっかりしてるし、ここの担当領域はなんとかさんがやってるんでダメだみたいなところ。
スタートアップでそれを乗り越えていく人がグッとみたいな話あったりするじゃないですか。
あ、うなずきありがとうございます。
そういうところを自分の特性を活かせる場所であるかどうかっていうふうに、
スタートアップを解像度高く見ていくっていうことが大事だったりするんですかね。
藤岡 清高
たぶんそれをやっぱり入社前とか面接のフェーズで、
しっかり自分はこういう考え方でこういうことをしたくて、
こういう状況だとパフォーマンスしないとかやる気なくす人間だっていうのを
しっかりすり合わせて入るとすごく心地いいと思うんですよね。
ちっちゃい会社だからこそ、たぶん面接で社長と話す機会も多いと思うので、
やっぱり自分の考え方、特性を社長と理解し合って入るとたぶん心地いいんだけど、
それがずれちゃうと、自分の考えている裁量の考えと社長の考えている裁量ずれちゃうと、
入るとすごくスタートアップって社長との距離近いから窮屈さが半端なくなっちゃうので、
そこのすり合わせ間違っちゃうとかなりのリスクになるかなというふうに思いますね。
寳槻 昌則
すみません。
ちょっと皆さんみたいにデータがないので、
感覚的にお伝えしました。
鈴木 聡子
逆にデータをお持ちのところで言うと、
徳田さんのところ、
ナレッジさんとかまさしくナレッジって言ってるだけあって、
その自分たちの採用育成のところを含めて、
その辺のデータ化されているものとかってあったりするんですか。
徳田 悠輔
ミスマッチとかの話をあえて、
リスクの話もしなきゃいけないかなって。
鈴木 聡子
ノンフィクションのリアルなところ聞きたいです。
リアルな話ですね。
徳田 悠輔
聞きたいです。
鈴木 聡子
ナレッジさんの音声のところ。
徳田 悠輔
ナレッジワークという会社、
まず結構定着率が高い会社ではありますが、
鈴木 聡子
定着率高いって何パーとか何人中とかなんですか。
徳田 悠輔
離職率で言うと、
大体全国平均が15%。
まず一般的に言われている中で、
スタートアップだと結構30%ぐらい行っちゃったりするんですよね。
3年で人が入れ替わっていくみたいな。
鈴木 聡子
そうですね。
徳田 悠輔
に対して僕らは大体15%から20%ぐらいで
今推移しているので、
全国平均に比べると多少退社はあるんですけど、
ある程度コントロールはできているところですね。
ただこの中にも結構傾向があってですね、
これがまさにスタートアップ転職の難しさでもあるとは思うんですけど、
分析すると4つパターンがあったんですよね。
鈴木 聡子
聞きたい。4つ?
徳田 悠輔
4つあります。
1個が業務適応ですね。
鈴木 聡子
業務適応、適応能力。
徳田 悠輔
適応能力ですね。
2つ目が裁量期待。
裁量に対する期待のフィットズレみたいなところですね。
3つ目が戦略総合。
戦略に対する理解のズレみたいなところ。
4つ目が、これはもう結構しょうがないケースが多いんですけど、
鈴木 聡子
ご家庭都合。
徳田 悠輔
それはね。
それぞれやっぱりスタートアップという環境がゆえの
フィット感の難しさあったりとか、
鈴木 聡子
マッチングの難しさみたいなのを感じさせられるような要素だったなとは思っています。
そこから社内で対策みたいなところってあるんですか?
それこそ面接のタイミングからそこのヒアリング項目に入れておくだったりとか、
それこそ相手に気づいてもらうようにするだったりとか。
徳田 悠輔
1個目と2個目はやっぱり裁量段階でのコミュニケーションってめちゃくちゃ大事だと思っていて、
1つは業務への適応って、
どうしても大きな会社だと、僕もメガベンチャーにいたので、
自分がうまくその業務にフィットできなかったときって、
別に他の中にいろんな選択肢与えられるし、
その中で適応するものにうまくハマりにいければいいんですけど、
スタートアップってそこまで入ってしまえば、
50人、100人ともらう中で、
そんなに自分の役割っていうのが何個も何個も提示されるかってそうではない。
鈴木 聡子
てか、できない。
できない。
徳田 悠輔
できない。
なので、そこへの適応能力っていうのは相当見なきゃいけなくて、
実は結構最近スタートアップの中でも注目されているのが、
僕らもこれからトライしようと思ってるんですけど、
SPIですね。
鈴木 聡子
なになにそれSPIって。
あれか、テスト。
徳田 悠輔
あれです、テスト。
鈴木 聡子
よく新卒の。
徳田 悠輔
懐かしくない?
寳槻 昌則
スタートアップっぽくない。
徳田 悠輔
でも最近話題になってるんですよ。
鈴木 聡子
ちょっと待って、どういうことですか?
徳田 悠輔
やっぱりSPIって相当なサンプルをもとに、
職場環境を人材の適応をサービスするツールなので、
やっぱり結構あれって角度が高いっていうのが噂になって、
これはMENTっていうコーチングサービスの会社の代表の木村さんに
めちゃくちゃお勧めされて言われたんですけど、
結構そこを見ると、スタートアップ環境って結構特殊な激しい環境なので、
じゃあ自分で動くことができますかとか、ストレス耐性ありますかとか、
そのあたりの、あとは再業員に対しての要求だったりとか、
そういうものが結構しっかりデータ化されるので、
割とそのあたりで業務の適応性とかっていうのがちゃんと見れる。
結構それ退職率が実際下がったみたいなスタートアップの例とかも出てきてるっていうのは聞いてますね。
鈴木 聡子
へー、意外なもの出過ぎているんですけれども、そのあたり。
悩まないでそこ皆さん。
徳田 悠輔
逆にアップサイダーさんとかどういうふうに採用段階でミスマッチを減らすような取り組みをやっているのか。
鈴木 聡子
そもそも水野さん自身がスタートアップ、アップサイダー入ったみたいなところも含めて聞きたいです。
水野 智規
一応共同創業なので。
鈴木 聡子
スタートアップ企業のスタートアップ界隈というか、このマーケットに入ったという意味で聞きたいです。
水野 智規
そうですね、やっぱりダメ社員でしたので。
アビームっていうコンサルの会社にいたんですけど、ずっと呼び出しとか食らってて。
ここじゃないんですから。
めちゃくちゃ怒られるみたいな感じだったんですけど。
これはちょっとお互い幸せじゃないよねっていうので、スタートアップで転職して、そしたらめっちゃ仕事できないと。
なので適応障害みたいな感じ。
ただ、器の広い会社でチャンスを何回もくださったので、何とか実績を積ませてもらって今に至るんですけど。
うちはちょっとSPIとか全然できてないんですけど、採用の時に漫画採用みたいなのをやってまして。
漫画?
鈴木 聡子
候補者の方が漫画の主人公だったら何部ぐらい売れる作品になるかなみたいな感じでやってて。
水野 智規
そうするといいのが、まずいい人とか友達が多いかとか、キャラクターとして魅力的じゃないと売れないじゃないですか。
水野 智規
加えて今まで挫折をどう乗り越えてきたのか、挑戦してるかとかいろんなのがそれでできるので、
面白い漫画この人だったら描けますっていう人をなるべく来てもらうと、割と失敗が少ないのかなって思ってます。
鈴木 聡子
すごい突っ込みますよ。スタートアップで働く人って個性的、それこそ自分で自ら働けるような人っていうふうにあると思うんですけれども、
そこでタレント性みたいな話だと思うんですよね。自分で漫画になっていくっていう。
これ会社としてまとまるんですか?
ややまとまらないんですけど、ただいろんなタイプの漫画があるじゃないですか。
水野 智規
ワンピースみたいなのもあれば、孤独のグルメみたいなのもあるので、大事なのはいろんなタイプの漫画のどれなのかっていうのを理解することと、
鈴木 聡子
ちゃんとその方が邪悪じゃないとか、そっちの方が僕らは大事なのかなと思ってやってます。
確かに漫画の主人公、邪悪だったらたぶんそのまま売られないですね。2巻目行かないですよね。好まれない、ファンがつかないみたいな。
水野 智規
そもそも少年雑誌とかに載せれないってなったりもするので、結構僕は気に入ってます。そんなやり方は。
藤岡 清高
ちょっと僕もいいですか。たぶんSBIって話は衝撃だったんですけども、とはいえ企業化側もかなり個性的じゃないですか。
個人が分かったところで企業化と相性が合うかどうかが僕はかなり大事だと思っていて、
前回の会社でも採用がうまくいっている会社のトップ40社ぐらいピックアップして、何やってるか調べたところ、
社長が採用に時間を3割ぐらい使っているとか、社長が一時面談が出ているとか、
社長が採用プロセスに関われば関わるほど採用がうまくいっているし、その後の成長性も高いという結果が出たんですね。
つまり皆様に逆に言うならば、ミスマッチを防ぎたければ、スタートアップに行くときにミスマッチを防ぎたければ、
面接段階で社長と会う回数を増やせば増やすほどミスマッチは減ると思います。
これ間違いないと思います。やっぱりスタートアップって社長じゃないですか。
さっき3年も経てば入れ替えちゃうってぐらいですけど、社長入れ替わらないですから普通は。
ビトキーさんが入れ替わったことあったかもしれないけど、基本変わらないんでね、創業社長は。
なので北極性である社長と徹底的に会うこと。1回じゃダメですよ。2回3回納得するまで。
社長と会えばキャンディデート目線、求職者目線でいうとミスマッチはかなり減らせる可能性が高まるかなと思います。
どんどんこれ要求していいと思います。社長出てくださいと。社長と話したいって言って、出てこない社長だったらやめてもいいぐらいだと思っているので。
これシードハリーとかに限ってですよ。レーターフェーズだとちょっとしんどいけど、と思いますね。
鈴木 聡子
ありがとうございます。ちょっと今フェーズによりきりって話があったのでちょっと解像度上げていきたいなと思うんですけれども。
スタートアップと言われた時に多分皆さん想像するところっていろんな組織形態出てくると思うんですよ。
まず10人ぐらい。創業したての創業期と言われているもの。そして組織が始まる50人ぐらいのところ。
そしてそのから大きく、それこそサービスもどんどん大きくなって高く化していく100人以降みたいな。
メガベンチャーってさっきほうつきさんおっしゃる話もありましたけれども、300人500人。
それも一旦その企業の形態で急成長するっていう意味で言うとスタートアップだったりすると思うんですね。
寳槻 昌則
各フェーズごとでの適したチャレンジャーってどういう人が適応しているというふうに思われますか。このあたりとかって。
すごいブラックなこと言いますけど、よく働く人っていうのは最初の1,2年は必須だと思いますね。
鈴木 聡子
体力。
寳槻 昌則
体力大事。
知力、体力、時の運って僕よく言うんですけども、そのうちの、もう知力とか関係ないです。体力がかなり創業初期っていうのは含まれるかなというふうに思いますね。
これも実際リアルなコメントですけれども、人手が少ないのでもうとにかく、なんて言ったらいいんですかね。
締め切りに追われている漫画家みたいな生活をみんなしているので、そこは結構必須ポイントじゃないかなと思うので、どうですかね。
鈴木 聡子
他皆さんどうですか。
水野 智規
完全に同意ですし、なんだったら、かなり大きくなっても体力が一番大事な。
ダメ社員が唯一、ぶち抜くにはいっぱい働くっていう。
鈴木 聡子
大事なところだよってアドバイスですか。
徳田 悠輔
僕50人くらいまでの規模で言うと、ちょっとまた別のスタンスを持っていて、どういう人が必要かで言うと、
僕は業界トップレベルの地順を持っている人が入るっていう必要性がある。
鈴木 聡子
御社だからな気もしますけれども。
徳田 悠輔
やっぱり地順って下がることは容易なんですけど、上げることってめちゃくちゃ難しいんで、
最初に地順が低い人が入ってしまうと、その後上げれないんですよね。
鈴木 聡子
上げにくいですね。
徳田 悠輔
そういう人が本当に成長してどんどんアップデートしてくれればいいんですけど、それが難しい場合って何が起こるかって100人くらいで、
ちょっとそこの役に変わってもらわないといけないねみたいな痛みを負うことがあったりするので、
結構最初の50人くらいまでの中で、本当に業界でもトップレベルの地順のメンバーをどれだけ集めれるかっていうのが、
そのスケールのしやすさとかスピードには影響するんじゃないかなっていうふうに見てはいます。
鈴木 聡子
めっちゃ組織作りの観点ですね、そこで言うと。
徳田 悠輔
そうですね。
鈴木 聡子
それで言うと多分私自分自身がスタートアップに働いたから思うんですけれど、
自分の成長スピードと企業の成長スピードが一緒ではダメだっていう感覚をすごい持ちました。
要は自分が遅延させる同じだと遅延させてしまうので、
企業の成長スピードよりも自分の成長を高めていかないとリードすることができない。
結局スタートアップって事業が回転しているから成長しているのではなくて、
人が事業を作っていって新たなものに成長していくっていう、
ちょっと大企業とは思いっきり考え方が違うものだなっていうふうに思うので、
さっきの体力に追加しているところだなと思うのは、
自らも成長意欲、学び意欲っていうところの前進力がすごい必要だというふうに思うんですけれども、
そのあたり藤岡さんの面で言うと採用のタイミングで、
皆さんスタートアップにチャレンジするならこういうことした方がいいですよみたいなアドバイスとか入れたりするんですか?
藤岡 清高
本当難しいなと思うんですけども。
本当かい。
当然だと思うんですけども。
難しいか。
でも、それはその通りだと思うんですけども、
ちょっと今ネガティブなことを考えちゃって。
鈴木 聡子
いきましょう。全部今日はぶっちゃけノンフィクション。
藤岡 清高
そうですね。やる気があって体力があってっていう人をスタートアップがCOOとか高い役職で入っちゃうと、
結構不幸になることもいっぱい見てきちゃったっていうのがあって。
鈴木 聡子
そうですね。
藤岡 清高
その個人はXOになれたら嬉しいのかもしれないけど、
会社の成長とともにやっぱり、
身の丈以上だとお前がいるから会社が伸びないんだよみたいなプレッシャーもかかってきたり。
鈴木 聡子
さっきの徳田さんの話ですね。アッパーになるっていう。
藤岡 清高
そこは野党側もちゃんと支配しなきゃいけないとか、上げすぎちゃうとみんな不幸になっちゃうし、
僕、降格して上がった人あんまり見たことなくてですね、
藤岡 清高
やっぱり最初から求めすぎるのはよくないと思います。
COOが空いてるからさせてくれとか頑張るから上げてくれとか求職者目線で言っちゃうのは結構自分の首絞めることになっちゃうので、
やっぱり入るときはみんなが認めてくれるぐらい勢いで行くそうになったらいいよって声が出てくるぐらいじゃないと、
自分から声出してはいけないなと。
水野 智規
ちゃんと移った先で結果出してから上がったほうがいいですよね。
鈴木 聡子
徳田さんってどうやって入りました?
徳田 悠輔
僕は全然執行役員なんていう時代では全くなくて、HRの一人目として入ったんですけど、
DNAでもマネージャーとか小会社で管理部長とかやってたんですけど、
いわゆる経営経験とかそんなあったわけではなかったので、
普通にサラリーマンとして一人のマネージャー候補として入ったってところからですね。
でもそこからステップアップしていけたのはすごく良かったです。
鈴木 聡子
どうしてステップアップできたんですか?中で。
徳田 悠輔
僕はですね、創業社長と働けたっていうのは自分の成長だったりとか、
追いつくこれは結構リスクもあったんじゃないかなと思うんですけど、
それがかなり大きかったですね。
僕らの場合はと慣れちゃうから代表が朝野というんですけれども、
非常に経営経験も豊富だったりとかして、
授業立ち上げもできるし、そして作れるしみたいな人間だったので、
彼と直接働いて学んでどんどんチャッチアップしてっていう、
一回一緒に並走する時間軸っていうのがあったのはすごく大きかったですね。
それがポンと伝えたら多分相当空回りしてたと思いますね。
鈴木 聡子
確かに。どうですかそのあたりのところで皆さん。
水野 智規
僕も全く同じ前職がユーザベースっていうところで15人ぐらいの時に入ったんですけど、
辞めるまでほとんど経営人としか働いてないんですね。
常にむちゃくちゃなこと言われますし、地獄のように働いてるんですけど、
でもそれで高い基準、さっきおっしゃってたのも課されてきたし、
鈴木 聡子
成長はすごくさせていただいたなって思ってますね。
徳田 悠輔
ちなみにちょっとお二人に特技聞いてみたいんですけど、
役員だったりとかって当然下からとか現場から入ってスタッフアップしてもらってとか、
組織も安定するしお互いハッピーって話は言いつつ、
とはいえ落下さんでポンとリーダー最初から入ってくれって
パラシュート人っていうんですよね。
しなきゃいけなかったりするしにあるかなと思っていて、
それをやってるかやってないかとやってるときってうまくいくケースうまくいかないケースって、
それぞれ特にアップサイダーさん、ビットキーさんとかって考察はられますか。
鈴木 聡子
そもそもパラシュート人事したことあります?
寳槻 昌則
まずあります。
水野 智規
OK。
鈴木 聡子
あります。
寳槻 昌則
その前提の問題。
これはレアケースですね。
やっぱり基本、これちょっとすみません。
給食家側より割と採用側のトークになっちゃって、
企業目線側のトークになっちゃってますけども、
やっぱりさっきの話はすごく共感できて、
徳田 悠輔
ただ僕も自分自身やってるといろんなスタートアップ転職の失敗なんていうのもめちゃくちゃ聞くわけですよね。
その要素として大体ビジョンと戦略と製品と組織っていう4つのファクターがあって、
1個自分で解決できるんだけどその会社がまだ持ってないところをチャレンジするのはいいと思うんですけど、
やっぱり組織はすごく良かったんだけど、自分が関与できない。
製品のところが上手くいってなかったとか、理念はいいんだけど戦略がなかったとか、
こういうところの見立てがミスるケースがあるんで、
この4つがちゃんと揃ってるかっていうのはちゃんと見極めた上で、
1個課題があるんだったらそれ自分で解決できるのかっていう、
それを自分に問うた上でどうすればいいかなって思ってて、
それがないとちょっと上手くいかないかなっていう気もしてはいます。
鈴木 聡子
そりゃ間違いないですね、そこは。
みなさんどうですか?
三島さんありがとうございます。
水野 智規
多分、僕今日おっしゃってたディズニーとキャンプのやつ、
マジで最高のたとえだと思ってて、
漫画家も、はい。
っていうのは、自分キャンプ行けるなって思ってても行けなかったりするんですよ。
鈴木 聡子
それはいろんなね。
水野 智規
っていうのはキャンプやったことない人がキャンプ場に行くことになるので、
だからもしかしたら、キャンプ俺できるぞって思ってたとしても、
1回やってみた方がいいかもしれないですね。
それは副業なのかもしれないですし、
自分で終末企業かもしれないですけど、
鈴木 聡子
いいですね、確かに。
水野 智規
そのディズニーに行ってキャンプ行けるぞっていうのって、
ちょっとリスク、それが一番リスクかもしれないですね。
鈴木 聡子
確かに、ちょっと簡単に自分として相性が合うかどうかっていう風にチャレンジできるように、
スタートアップ側もね、副業OKだったりとか、
受け入れ広げてるところ増えましたよね、最近ね。
私4スタートアップスって会社にいて、
それこそスタートアップの転職のご支援、
採用支援をしてるチームになるんですけれども、
まさしくここの直近増えてるなと思います。
正社員採用ポーンってじゃなくて、
一旦それこそ相性の擦り合わせしていきましょうということで、
1年間は業務委託でやっていきましょう。
その後に正社員にするかどうか判断切り替え。
結構柔軟ですよね。
それこそさっき徳田さんおっしゃられたように、
お給料の評価のところも結構頻度高く、
評価が入っていくっていうのも、
なんかクイックにコミュニケーション取れていって、
自分の人生も限られてるから、早く判断したい。
けれどもやってみないと分かんないっていうこと、
まさしくあるじゃないですか。
それにしてはやっぱりワンアクション取りやすい環境になったな
という感じ、感ありますわ。
藤岡 清高
ちょっとデータでも補足をすると、
ぶっちゃけ言うとうちのサイトでですね、
アマテラスというサイトで、
年間300人ぐらい転職決まってるんですけど、
シードアーリーがメインだというお話をしたんですけど、
実はその半分、150人ぐらいは最初、
副業業務委託で入ってます。
副業業務委託で入って、
実は半年後に正社員転換をかなりのリスクでしてます。
だからやっぱり最初にいきなり結婚を開ければ、
スタートアップって柔軟なんで、
副業業務委託から始めていいですかって、
言っていいと思うんですよね。
野党側もリスクを抑えたいので、ミスマッチを抑えたいので、
どうかなと思ったら副業業務委託から始めた方がね、
お見合い期間で別れた方がまだリスクは小さくなるので、
最初はね、スタートアップするとき悩んだら、
副業業務委託から始めましょうって皆さん、
言っちゃっていいですよ。
鈴木 聡子
一方で、正社員としてフルコミットしてほしいって思いは、