1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. ザ・ノンフィクション!スター..
2024-09-27 43:05

ザ・ノンフィクション!スタートアップで働くリスクとメリット!

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ステップ3「興味」:スタートアップで働くリアルについて、スタートアップを支援するHR企業が語る大局観やキャリア志向性の変化、経営者/人事責任者が語る実例をもとに学ぶことで、より働くイメージを持っていただくセッション。

■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

スタートアップという職業選択は日本の経済において重要視されており、特に労働人口の減少に伴ってその注目度が高まっています。このエピソードでは、スタートアップで働くリスクやメリットについて意見交換が行われ、多様な視点からの経験が共有されています。スタートアップでの働き方には特有のリスクとメリットがあり、裁量の大きさが重要な要素となっています。大企業と比較して、スタートアップには柔軟な働き方ができる一方で、適応能力や権限の取得が難しい場合もあることが議論されています。 スタートアップで働くことのリスクやメリットについては、採用の重要性や個々の成長スピードが話し合われています。特に社長との面接回数の増加がミスマッチの防止に寄与することや、初期段階での体力の必要性についても触れられています。また、転職による給与の変化や自分に合った企業文化の重要性が強調され、スタートアップでの成功が社長のビジョンや個々の直感に依存することが多いとの報告もあります。 参加者には、スタートアップでの仕事の意義や魅力について語られ、未来の実現に向けた挑戦を促すメッセージが伝えられています。

スタートアップの重要性と現状
徳田 悠輔
皆さん、こんにちは。
鈴木 聡子
リラックスしてますよね、この空調で。
座り心地もいいところだと思うので。
早速、こちらの方、セッションを始めていきたいと思うんですけれども、始めていいでしょうか。
おそれいします。
短い時間にはなると思うんですけれども、せっかくなので皆さんと一緒に進めていければなというふうに思います。
では、早速こちらの方、本日の登壇者をご紹介していければと思います。
では、藤岡さんから自己紹介を簡単に、本日の意気込みだったりいただければと思います。お願いします。
藤岡 清高
はじめまして。アマテラスという会社の代表をしております。藤岡と申します。
経歴は見ての通り、銀行、ベンジャーキャピタルですね。
ドリームインキュベーターでの経験を経て、スタートアップ支援をする中で、皆さん採用に困られているというですね、
企業家の思いをもとに、今の会社を作って、もう実は14年目になります。
鈴木 聡子
14年、すごいです。
藤岡 清高
スタートアップ専門の採用キャリア支援を14年やってきて、これまで2000人くらいのキャリアサポートしてきたので、
その経験をもとに今日はお話ができればと思っております。よろしくお願いします。
お願いします。続いて、ほうつきさんお願いします。
寳槻 昌則
BitKeyという社長をやっております。ほうつきです。
中学校から大学まで京都にいたので、すごく懐かしいです。
今日話せるのを楽しみにしています。よろしくお願いします。
藤岡 清高
お願いします。
鈴木 聡子
そして、何でか間に入っています。モデルへの自己紹介になるんですけれども、
For Startupsの鈴木さと子と申します。本日よろしくお願いいたします。
私、営業から広報にキャリアチェンジしていたりとか、10年で8社転職していたりとか、
私自身がスタートアップのキャリア、いろいろ悩んできた人間にもなるので、
当事者としてお話もさせていただければなというふうに思います。本日どうぞよろしくお願いいたします。
水野さんお願いします。
水野 智規
アプサイダーという法人のクレジットカードの会社を代表しております。よろしくお願いします。
僕、今日いろいろ考えたんですけど、15年ぐらいスタートアップ業界におりまして、
かつその期間のほとんどがダメ社員でしたので、一発なりあがりたいとか、
もうちょっと今のダメな自分変えたいみたいな人向け今日お話できたらなと思っております。よろしくお願いします。
鈴木 聡子
よろしくお願いします。
徳田さんお願いします。
徳田 悠輔
ナレッジワークのHRの役人を務めている徳田といいます。
僕はDNAに新卒で入ってそこから転職しているので、
サラリーマンとしてスタートアップに転職してきたというところと、
あとはHRとしてスタートアップの労働史上とは向き合っているので、
結構その辺りを生々しい話をぜひさせていただきたいなと思っています。よろしくお願いします。
鈴木 聡子
以上、この5人で本日のセッションを進めていきたいなというふうに思います。
それぞれいろんなキャッチをつけているので、その当事者としてお話をいただきたいなと思っております。
まず、皆さんと一旦前提をすり合わせていきたいなというふうに思って、
ちょっとデータを持ってまいりました。最新だと思います。
2024年スタートアップ企業に関する意識調査というものになるんですけれども、
スタートアップでのリスク
鈴木 聡子
3枚くらいちょっとご紹介しますね。
そもそもスタートアップへの期待値みたいなところになるんですけれども、
やっぱりスタートアップの企業すごく注目されている状況になっているというふうに考えています。
特にスタートアップ企業、なぜ必要なのかというと、
今後の日本のさらなる発展、日本の経済に対して必要だよねというふうに考えている方が、
過半数の方は考えているという結果になっていると聞いています。
そして2枚目、これ面白いデータだなと思ったんですよね。
スタートアップへの興味関心の中で、年収っていうところすごくキーワードになってくると思っていて、
ここ数年間で昔ってね、スタートアップってすごくお給料が安くって、
将来的にレバレッジ化してお給料が返ってくるよねっていう考え方で、
すごく安く働くみたいなのだったんですけど、
今それこそ年収出せるところが多くなってきて、
働き方も潤沢になってきているみたいな話でやっていますと。
プラスその年収が高くなってくると、
よりそそのスタートアップ企業っていったものに選択肢を増やしてくる人が多くなってきているっていう話だと思います。
そしてここ、これも少しずついろんな項目があるので、
ぜひどこかのタイミングで皆さんも見ていただければなと思います。
見えます?字がだいぶ小さくて大変恐縮なんですけれども、
それこそこれ見ていただくと、
オレンジのラインがそもそもスタートアップで働いたことがない人が、
スタートアップ企業で働くことのイメージっていうところがオレンジね。
今もスタートアップで働いてますという方が紫のグラフになるんですけれども、
これ見ていただくとすごいギャップがあるところが2個あったんですよね。
それが1つまず、福利構成が充実してるよねっていう風にイメージがあるというところになるんですが、
これスタートアップ企業ほぼないよねっていう風に印象が強いみたいです。
でも実際働いてる人から見てみれば意外とその辺ちょっと整ってるんだよねっていうような、
ところ。
そして2つ目、若い人が多い。
これありますよね。
私もすごい感じました。
けれどもこちら実際のところで言うと、
働いてる人、ちなみにすいませんぜひ会場も、
今スタートアップ企業で働いてる人っていう方いらっしゃいますか?
ありがとうございます。
結構いろんなそうな方働いてますよね。
うなずきが。
そのあたりも多分マーケットの中での印象で言うと、
すごくギャップがまだあるような状況なのかなというふうに思います。
ここから言うと、やっぱりまだまだスタートアップの認知っていったところに対して、
実際に働くところ、実際にある環境っていうところに差分が出てきてます。
言い見しようとしても安定しないよね、残業が多いよね、つらそう。
多分皆さん聞かれたこと、言われたことあると思います。
けれども、今なんでこのキャリアを注目してるのかっていうと、
やっぱり日本の労働人口減ってきていく中で、
そもそも労働者が安定した雇用を得られる機会とは限らない状況。
しかも会社のそのままあるかどうかもわからない。
企業としてもそんなに採用もできないかもしれないみたいな。
そんな時に自分の市場価値を高める必要があるよねとなって、
選択肢に入ってきてるのがスタートアップなんじゃないかということで、
スタートアップキャリアの注目がされているというふうに捉えているアンケートになったんじゃないかなというふうに思います。
という前提のもと。
そもそもこのキャリアについて、
プロが今日いらっしゃいますので、藤岡さん。
お話を聞いていきたいなというふうに思います。
藤岡 清高
今、スタートアップキャリアが注目されているという、
佐藤さんのデータに基づくお話もありましたけども、
私、いろんな方の相談に乗っていて、
スタートアップで働くリスクって何ですかってよく聞かれるんですけども。
鈴木 聡子
リスクの方聞かれますか。
藤岡 清高
やっぱりまずリスクの方から聞かれることが多くて、
これは特にスタートアップで働いたことがない人ほど聞いてくるんですね。
皆さん、多分ここにいらっしゃる方も、
初めて行くとき、何のリスクがあるんだろうって思う方いらっしゃると思うんですけども、
ちょっとここで僕の見解を少し伝えると、
スタートアップで働くリスクって、
会社の倒産とか事業縮小とかそういうことじゃないんです。
これは前提条件なんですよ。
特にシードアーリーフェイズの会社って、
事業が10年する確率で1割ぐらいです。
なので、事業がうまくいかないのが前提条件なので、
こういったことをリスクと思うんだったら、
結構スタートアップはなかなかしんどくて、
一方ででも、スタートアップにそれでも行く人たちは、
何をリスクと考えているか。
これ大事なことなんでお伝えしたいと思うんですけど、
自分のしたいことができないことが、
スタートアップで働くリスクだと僕は思っています。
つまり、丸々スタートアップ行って、
新規事業の01に関わりたいとかですね、
アジャイル組織を作ってCTOとしてやりたいという思いが入って、
そこにチャレンジさえできれば、
僕その転職成功だと思っているんですね。
成功したか失敗したかというのは二の次で、
その経験を詰めれば、
その人自身の納得感もあるし、市場価値も上がるし、
成功すればいいんだけど、失敗したとしても意外とね、
次の方は来るんですよ。
事業をチャレンジして失敗した人って、
次のベンチャーからですね、スタートアップから、
その経験を変えたいと言ってくるので、
スタートアップキャリアの展望
藤岡 清高
必ずしもその事業失敗というのはリスクではないなと、
僕は思っておりますが。
鈴木 聡子
間違いないと思います。
その経験を変えたいという風に入って手を挙げるのって、
まさしくスタートアップじゃないですか。
人事担当されているので、その辺りとかって、
徳田さんのところで言うと、そういう目線で見てやりませんか。
徳田 悠輔
っていうのは、もう一回。
鈴木 聡子
履歴書を並んでいるというよりかは、
どうしてそこを選んだんですかっていう判断軸だったりとか、
どんなご経験されましたって、
ご質問とかされてそうだなと思ってお伺いしたんですけれども。
徳田 悠輔
そうですね、スタートアップの経験値は、
当然僕らはかなり買うところではあって、
早く裁量を得ていたりとか、
新しい業務、事業の立ち上げだったりとかの経験って、
貴重価値がシンプルに高いので、
そこはすごく買っていたりはしますね。
鈴木 聡子
実際にキャリアを見ると言ったら変ですけれども、
採用のタイミング、それこそ転職をしたい、
選んでもらいたいという風に思ってもらう方多いと思うんですね。
その時に、どんなプレゼンテーションと言ったらいいんですけど、
スタートアップの期待値調整のために、
あえてスタートアップってこういうところだよっていうお話とか、
されてたりするんですか?
徳田 悠輔
これはもうディスクとリターンセットで話すようにはしていて、
僕もそうなんですけど、結構大きな会社って、
縦にも横にも結構グラデーションがあって、
その人の能力に割とアジャストしたような役割とかを渡せるんですけど、
スタートアップって逆で、縦に言うと裁量がめちゃくちゃあって、
ストレッチか逆にないかっていう、
結構ここの階段が荒かったりするし、
授業とか職種もそれなりにまだまだ小さい組織だと限られてたりするので、
そこをジャストミートさせられるかっていうのは結構難易度が高くて、
そこのディスク合体っていうのはしっかり伝えるようにはしてますね。
鈴木 聡子
例えば具体的にどんなお話をされたりするんですか?
徳田 悠輔
簡単に言うと、例えば全職で大きな会社で部長をやってましたってなると、
レポートラインってその上の統括部長とかっていう風に扱いすると思うんですけど、
スタートアップの場合ってそもそもここの階層が3つとかしかないんで、
レポートラインがボンって社長になるっていう、
この世界観の差っていうのは結構今までとは決して変わるぞっていう話とかは
させてもらうことは多いですね。
鈴木 聡子
それってあれじゃないですか、
スタートアップのメリットとリスク
鈴木 聡子
私はスタートアップ側の人間なのでメリットに超えたりするんですけれども、
それは何のギャップという風に伝えてるんですか?
徳田 悠輔
裁量が大きいの方で言うと、それはメリットに映るんですけど、
逆にそこにうまくはまらないとか、まだ達しないってなったら、
今度は今でぶち割った人が係長になるではなくて、
そのまま一メンバーとしてまたやり直すっていうような形なので、
もうその人に合わせた裁量っていうのを渡すのって結構難しい。
これがリスクでもありリターンでもありっていうセットなんじゃないかなとは思います。
鈴木 聡子
確かにダメ社員だった水野さんからしてみればどうですか、そのあたり。
水野 智規
ちょっと難しい話すぎて、裁量が人に合うかってことですよね。
ダメ社員からするとですね、そもそも裁量はないダメなことが多いので、
それをどうやって奪っていくかっていうゲームだと思ってまして。
鈴木 聡子
そのスタートアップはっていうことですか?
水野 智規
ダメ社員がです。なぜかというと評価されてないので、権限がないじゃないですか。
そこからどうやって権限を取っていくかっていうゲームだとした時に、
スタートアップの方がやりやすいかもしれないですよね。
っていうのは仕組みがちゃんとしてないので、勝手に動けるスペースがあるかなって思います。
鈴木 聡子
だいぶメリットですよね、そこで言うと。
大企業の中でのデメリットが、もしかしたらスタートアップに立ち向かって
メリットになっていくっていう切り替えだというふうに今聞こえてきていて、
私も大手不動産会社、今名前言いますけども、住友不動産って会社にいたことがあって、
その時にすごい自由を無人に動いた時に、ダメだって言われた時あったんですよ。
要はレポートラインがしっかりしてるし、ここの担当領域はなんとかさんがやってるんでダメだみたいなところ。
スタートアップでそれを乗り越えていく人がグッとみたいな話あったりするじゃないですか。
あ、うなずきありがとうございます。
そういうところを自分の特性を活かせる場所であるかどうかっていうふうに、
スタートアップを解像度高く見ていくっていうことが大事だったりするんですかね。
藤岡 清高
たぶんそれをやっぱり入社前とか面接のフェーズで、
しっかり自分はこういう考え方でこういうことをしたくて、
こういう状況だとパフォーマンスしないとかやる気なくす人間だっていうのを
しっかりすり合わせて入るとすごく心地いいと思うんですよね。
ちっちゃい会社だからこそ、たぶん面接で社長と話す機会も多いと思うので、
やっぱり自分の考え方、特性を社長と理解し合って入るとたぶん心地いいんだけど、
それがずれちゃうと、自分の考えている裁量の考えと社長の考えている裁量ずれちゃうと、
入るとすごくスタートアップって社長との距離近いから窮屈さが半端なくなっちゃうので、
そこのすり合わせ間違っちゃうとかなりのリスクになるかなというふうに思いますね。
大企業との比較
鈴木 聡子
スタートアップで働きたいっていうふうに思うときに、
皆さんの視点からどんなお話を伝えたいですか、今でいうと。
ぜひほうつきさんのほうからいただければと思うんですけど。
寳槻 昌則
ちょっと例え話なんですけど、僕大企業で働いたことがないんですね。
鈴木 聡子
え、ちょっとほうつきさんのキャリアは何でしたっけ。
寳槻 昌則
学生企業。兄と起業して。
鈴木 聡子
お兄ちゃんの企業です。
寳槻 昌則
大体5人か10人くらい。
その後、一気に1000人くらいの会社に入ったんですけど、
それはいわゆるメガベンチャー、ワークスアプリケーションという会社だったんですね。
で、起業しました。
なので、いわゆる転職とか、ちゃんとした就職はちょっとしたことがないので、
あれなんですけども、
僕のイメージはやっぱりディズニーランドとキャンプ。
こんな感じのイメージがあって。
鈴木 聡子
何そのキャッチーな感じ。ディズニーランドとキャンプ。
ちょっと説明加えてもらっていいですか。
寳槻 昌則
ディズニーランドっていうのは大企業なんですよ。
だから、やっぱり楽しみはある程度約束されています。
その会社が何をやるか。
もう明確だし、
じゃあわかんない。
なんとか障子とか入ると。
なんとかね。
じゃあそのプラントの開発をしますってなったら、
当然何年目にブラジル行けるとか。
もう決まってるんですよ。
そういう。
鈴木 聡子
道筋がしっかりと前に引かれてる状態。
寳槻 昌則
僕も今40近くですけども、
じゃあ例えば40歳で、
どこどこ、
例えば東京会場でしたっけ。
そういう三菱商事とかいろいろあるけれども、
そういうところの、
じゃあ45歳の課長さんですとか、
50歳の部長さんですというと、
もうその時点でコンテクストがはっきりしてて。
何やってきたんだ。
どのアトラクション乗ってきたんだっていうのが明確なんですね。
なんでこういう設計されたアトラクションを確実に得たいっていうことであれば、
大企業で全然いいんじゃないかなと思うんですよね。
一方で、さっき裁量裁量って言うんですけど、
別に裁量なんてあっても苦しい時ありますよね。
水野さんね。
水野 智規
苦しさしかないですね。
寳槻 昌則
僕ら今社長やってますけれども、
裁量っていうのはある程度苦しいし、
自分で決めなきゃいけないっていうところの辛さもある。
その分楽しさもあるっていうのが、
言ってしまえばキャンプなんですよ。
豪華なアトラクションはないんだけれども、
もしかしたらディズニーランドのアトラクションを用意されたものよりも、
自分たちで編み出した、
その時々のハプニングも含めて楽しめるっていうのが、
ある種スタートアップって界隈なんじゃないかなって。
採用における課題
寳槻 昌則
すみません。
ちょっと皆さんみたいにデータがないので、
感覚的にお伝えしました。
鈴木 聡子
逆にデータをお持ちのところで言うと、
徳田さんのところ、
ナレッジさんとかまさしくナレッジって言ってるだけあって、
その自分たちの採用育成のところを含めて、
その辺のデータ化されているものとかってあったりするんですか。
徳田 悠輔
ミスマッチとかの話をあえて、
リスクの話もしなきゃいけないかなって。
鈴木 聡子
ノンフィクションのリアルなところ聞きたいです。
リアルな話ですね。
徳田 悠輔
聞きたいです。
鈴木 聡子
ナレッジさんの音声のところ。
徳田 悠輔
ナレッジワークという会社、
まず結構定着率が高い会社ではありますが、
鈴木 聡子
定着率高いって何パーとか何人中とかなんですか。
徳田 悠輔
離職率で言うと、
大体全国平均が15%。
まず一般的に言われている中で、
スタートアップだと結構30%ぐらい行っちゃったりするんですよね。
3年で人が入れ替わっていくみたいな。
鈴木 聡子
そうですね。
徳田 悠輔
に対して僕らは大体15%から20%ぐらいで
今推移しているので、
全国平均に比べると多少退社はあるんですけど、
ある程度コントロールはできているところですね。
ただこの中にも結構傾向があってですね、
これがまさにスタートアップ転職の難しさでもあるとは思うんですけど、
分析すると4つパターンがあったんですよね。
鈴木 聡子
聞きたい。4つ?
徳田 悠輔
4つあります。
1個が業務適応ですね。
鈴木 聡子
業務適応、適応能力。
徳田 悠輔
適応能力ですね。
2つ目が裁量期待。
裁量に対する期待のフィットズレみたいなところですね。
3つ目が戦略総合。
戦略に対する理解のズレみたいなところ。
4つ目が、これはもう結構しょうがないケースが多いんですけど、
鈴木 聡子
ご家庭都合。
徳田 悠輔
それはね。
それぞれやっぱりスタートアップという環境がゆえの
フィット感の難しさあったりとか、
鈴木 聡子
マッチングの難しさみたいなのを感じさせられるような要素だったなとは思っています。
そこから社内で対策みたいなところってあるんですか?
それこそ面接のタイミングからそこのヒアリング項目に入れておくだったりとか、
それこそ相手に気づいてもらうようにするだったりとか。
徳田 悠輔
1個目と2個目はやっぱり裁量段階でのコミュニケーションってめちゃくちゃ大事だと思っていて、
1つは業務への適応って、
どうしても大きな会社だと、僕もメガベンチャーにいたので、
自分がうまくその業務にフィットできなかったときって、
別に他の中にいろんな選択肢与えられるし、
その中で適応するものにうまくハマりにいければいいんですけど、
スタートアップってそこまで入ってしまえば、
50人、100人ともらう中で、
そんなに自分の役割っていうのが何個も何個も提示されるかってそうではない。
鈴木 聡子
てか、できない。
できない。
徳田 悠輔
できない。
なので、そこへの適応能力っていうのは相当見なきゃいけなくて、
実は結構最近スタートアップの中でも注目されているのが、
僕らもこれからトライしようと思ってるんですけど、
SPIですね。
鈴木 聡子
なになにそれSPIって。
あれか、テスト。
徳田 悠輔
あれです、テスト。
鈴木 聡子
よく新卒の。
徳田 悠輔
懐かしくない?
寳槻 昌則
スタートアップっぽくない。
徳田 悠輔
でも最近話題になってるんですよ。
鈴木 聡子
ちょっと待って、どういうことですか?
徳田 悠輔
やっぱりSPIって相当なサンプルをもとに、
職場環境を人材の適応をサービスするツールなので、
やっぱり結構あれって角度が高いっていうのが噂になって、
これはMENTっていうコーチングサービスの会社の代表の木村さんに
めちゃくちゃお勧めされて言われたんですけど、
結構そこを見ると、スタートアップ環境って結構特殊な激しい環境なので、
じゃあ自分で動くことができますかとか、ストレス耐性ありますかとか、
そのあたりの、あとは再業員に対しての要求だったりとか、
そういうものが結構しっかりデータ化されるので、
割とそのあたりで業務の適応性とかっていうのがちゃんと見れる。
結構それ退職率が実際下がったみたいなスタートアップの例とかも出てきてるっていうのは聞いてますね。
鈴木 聡子
へー、意外なもの出過ぎているんですけれども、そのあたり。
悩まないでそこ皆さん。
徳田 悠輔
逆にアップサイダーさんとかどういうふうに採用段階でミスマッチを減らすような取り組みをやっているのか。
鈴木 聡子
そもそも水野さん自身がスタートアップ、アップサイダー入ったみたいなところも含めて聞きたいです。
水野 智規
一応共同創業なので。
鈴木 聡子
スタートアップ企業のスタートアップ界隈というか、このマーケットに入ったという意味で聞きたいです。
水野 智規
そうですね、やっぱりダメ社員でしたので。
アビームっていうコンサルの会社にいたんですけど、ずっと呼び出しとか食らってて。
ここじゃないんですから。
めちゃくちゃ怒られるみたいな感じだったんですけど。
これはちょっとお互い幸せじゃないよねっていうので、スタートアップで転職して、そしたらめっちゃ仕事できないと。
なので適応障害みたいな感じ。
ただ、器の広い会社でチャンスを何回もくださったので、何とか実績を積ませてもらって今に至るんですけど。
うちはちょっとSPIとか全然できてないんですけど、採用の時に漫画採用みたいなのをやってまして。
漫画?
鈴木 聡子
候補者の方が漫画の主人公だったら何部ぐらい売れる作品になるかなみたいな感じでやってて。
水野 智規
そうするといいのが、まずいい人とか友達が多いかとか、キャラクターとして魅力的じゃないと売れないじゃないですか。
スタートアップの特性
水野 智規
加えて今まで挫折をどう乗り越えてきたのか、挑戦してるかとかいろんなのがそれでできるので、
面白い漫画この人だったら描けますっていう人をなるべく来てもらうと、割と失敗が少ないのかなって思ってます。
鈴木 聡子
すごい突っ込みますよ。スタートアップで働く人って個性的、それこそ自分で自ら働けるような人っていうふうにあると思うんですけれども、
そこでタレント性みたいな話だと思うんですよね。自分で漫画になっていくっていう。
これ会社としてまとまるんですか?
ややまとまらないんですけど、ただいろんなタイプの漫画があるじゃないですか。
水野 智規
ワンピースみたいなのもあれば、孤独のグルメみたいなのもあるので、大事なのはいろんなタイプの漫画のどれなのかっていうのを理解することと、
鈴木 聡子
ちゃんとその方が邪悪じゃないとか、そっちの方が僕らは大事なのかなと思ってやってます。
確かに漫画の主人公、邪悪だったらたぶんそのまま売られないですね。2巻目行かないですよね。好まれない、ファンがつかないみたいな。
水野 智規
そもそも少年雑誌とかに載せれないってなったりもするので、結構僕は気に入ってます。そんなやり方は。
藤岡 清高
ちょっと僕もいいですか。たぶんSBIって話は衝撃だったんですけども、とはいえ企業化側もかなり個性的じゃないですか。
個人が分かったところで企業化と相性が合うかどうかが僕はかなり大事だと思っていて、
前回の会社でも採用がうまくいっている会社のトップ40社ぐらいピックアップして、何やってるか調べたところ、
社長が採用に時間を3割ぐらい使っているとか、社長が一時面談が出ているとか、
社長が採用プロセスに関われば関わるほど採用がうまくいっているし、その後の成長性も高いという結果が出たんですね。
つまり皆様に逆に言うならば、ミスマッチを防ぎたければ、スタートアップに行くときにミスマッチを防ぎたければ、
面接段階で社長と会う回数を増やせば増やすほどミスマッチは減ると思います。
これ間違いないと思います。やっぱりスタートアップって社長じゃないですか。
さっき3年も経てば入れ替えちゃうってぐらいですけど、社長入れ替わらないですから普通は。
ビトキーさんが入れ替わったことあったかもしれないけど、基本変わらないんでね、創業社長は。
なので北極性である社長と徹底的に会うこと。1回じゃダメですよ。2回3回納得するまで。
社長と会えばキャンディデート目線、求職者目線でいうとミスマッチはかなり減らせる可能性が高まるかなと思います。
どんどんこれ要求していいと思います。社長出てくださいと。社長と話したいって言って、出てこない社長だったらやめてもいいぐらいだと思っているので。
これシードハリーとかに限ってですよ。レーターフェーズだとちょっとしんどいけど、と思いますね。
鈴木 聡子
ありがとうございます。ちょっと今フェーズによりきりって話があったのでちょっと解像度上げていきたいなと思うんですけれども。
スタートアップと言われた時に多分皆さん想像するところっていろんな組織形態出てくると思うんですよ。
まず10人ぐらい。創業したての創業期と言われているもの。そして組織が始まる50人ぐらいのところ。
そしてそのから大きく、それこそサービスもどんどん大きくなって高く化していく100人以降みたいな。
メガベンチャーってさっきほうつきさんおっしゃる話もありましたけれども、300人500人。
それも一旦その企業の形態で急成長するっていう意味で言うとスタートアップだったりすると思うんですね。
寳槻 昌則
各フェーズごとでの適したチャレンジャーってどういう人が適応しているというふうに思われますか。このあたりとかって。
すごいブラックなこと言いますけど、よく働く人っていうのは最初の1,2年は必須だと思いますね。
鈴木 聡子
体力。
寳槻 昌則
体力大事。
知力、体力、時の運って僕よく言うんですけども、そのうちの、もう知力とか関係ないです。体力がかなり創業初期っていうのは含まれるかなというふうに思いますね。
これも実際リアルなコメントですけれども、人手が少ないのでもうとにかく、なんて言ったらいいんですかね。
締め切りに追われている漫画家みたいな生活をみんなしているので、そこは結構必須ポイントじゃないかなと思うので、どうですかね。
鈴木 聡子
他皆さんどうですか。
水野 智規
完全に同意ですし、なんだったら、かなり大きくなっても体力が一番大事な。
ダメ社員が唯一、ぶち抜くにはいっぱい働くっていう。
鈴木 聡子
大事なところだよってアドバイスですか。
徳田 悠輔
僕50人くらいまでの規模で言うと、ちょっとまた別のスタンスを持っていて、どういう人が必要かで言うと、
僕は業界トップレベルの地順を持っている人が入るっていう必要性がある。
鈴木 聡子
御社だからな気もしますけれども。
徳田 悠輔
やっぱり地順って下がることは容易なんですけど、上げることってめちゃくちゃ難しいんで、
最初に地順が低い人が入ってしまうと、その後上げれないんですよね。
鈴木 聡子
上げにくいですね。
徳田 悠輔
そういう人が本当に成長してどんどんアップデートしてくれればいいんですけど、それが難しい場合って何が起こるかって100人くらいで、
ちょっとそこの役に変わってもらわないといけないねみたいな痛みを負うことがあったりするので、
結構最初の50人くらいまでの中で、本当に業界でもトップレベルの地順のメンバーをどれだけ集めれるかっていうのが、
そのスケールのしやすさとかスピードには影響するんじゃないかなっていうふうに見てはいます。
鈴木 聡子
めっちゃ組織作りの観点ですね、そこで言うと。
徳田 悠輔
そうですね。
鈴木 聡子
それで言うと多分私自分自身がスタートアップに働いたから思うんですけれど、
自分の成長スピードと企業の成長スピードが一緒ではダメだっていう感覚をすごい持ちました。
要は自分が遅延させる同じだと遅延させてしまうので、
企業の成長スピードよりも自分の成長を高めていかないとリードすることができない。
結局スタートアップって事業が回転しているから成長しているのではなくて、
人が事業を作っていって新たなものに成長していくっていう、
ちょっと大企業とは思いっきり考え方が違うものだなっていうふうに思うので、
さっきの体力に追加しているところだなと思うのは、
自らも成長意欲、学び意欲っていうところの前進力がすごい必要だというふうに思うんですけれども、
そのあたり藤岡さんの面で言うと採用のタイミングで、
皆さんスタートアップにチャレンジするならこういうことした方がいいですよみたいなアドバイスとか入れたりするんですか?
藤岡 清高
本当難しいなと思うんですけども。
本当かい。
当然だと思うんですけども。
難しいか。
でも、それはその通りだと思うんですけども、
ちょっと今ネガティブなことを考えちゃって。
鈴木 聡子
いきましょう。全部今日はぶっちゃけノンフィクション。
藤岡 清高
そうですね。やる気があって体力があってっていう人をスタートアップがCOOとか高い役職で入っちゃうと、
結構不幸になることもいっぱい見てきちゃったっていうのがあって。
鈴木 聡子
そうですね。
藤岡 清高
その個人はXOになれたら嬉しいのかもしれないけど、
会社の成長とともにやっぱり、
身の丈以上だとお前がいるから会社が伸びないんだよみたいなプレッシャーもかかってきたり。
鈴木 聡子
さっきの徳田さんの話ですね。アッパーになるっていう。
藤岡 清高
そこは野党側もちゃんと支配しなきゃいけないとか、上げすぎちゃうとみんな不幸になっちゃうし、
僕、降格して上がった人あんまり見たことなくてですね、
採用と成長の関係
藤岡 清高
やっぱり最初から求めすぎるのはよくないと思います。
COOが空いてるからさせてくれとか頑張るから上げてくれとか求職者目線で言っちゃうのは結構自分の首絞めることになっちゃうので、
やっぱり入るときはみんなが認めてくれるぐらい勢いで行くそうになったらいいよって声が出てくるぐらいじゃないと、
自分から声出してはいけないなと。
水野 智規
ちゃんと移った先で結果出してから上がったほうがいいですよね。
鈴木 聡子
徳田さんってどうやって入りました?
徳田 悠輔
僕は全然執行役員なんていう時代では全くなくて、HRの一人目として入ったんですけど、
DNAでもマネージャーとか小会社で管理部長とかやってたんですけど、
いわゆる経営経験とかそんなあったわけではなかったので、
普通にサラリーマンとして一人のマネージャー候補として入ったってところからですね。
でもそこからステップアップしていけたのはすごく良かったです。
鈴木 聡子
どうしてステップアップできたんですか?中で。
徳田 悠輔
僕はですね、創業社長と働けたっていうのは自分の成長だったりとか、
追いつくこれは結構リスクもあったんじゃないかなと思うんですけど、
それがかなり大きかったですね。
僕らの場合はと慣れちゃうから代表が朝野というんですけれども、
非常に経営経験も豊富だったりとかして、
授業立ち上げもできるし、そして作れるしみたいな人間だったので、
彼と直接働いて学んでどんどんチャッチアップしてっていう、
一回一緒に並走する時間軸っていうのがあったのはすごく大きかったですね。
それがポンと伝えたら多分相当空回りしてたと思いますね。
鈴木 聡子
確かに。どうですかそのあたりのところで皆さん。
水野 智規
僕も全く同じ前職がユーザベースっていうところで15人ぐらいの時に入ったんですけど、
辞めるまでほとんど経営人としか働いてないんですね。
常にむちゃくちゃなこと言われますし、地獄のように働いてるんですけど、
でもそれで高い基準、さっきおっしゃってたのも課されてきたし、
鈴木 聡子
成長はすごくさせていただいたなって思ってますね。
徳田 悠輔
ちなみにちょっとお二人に特技聞いてみたいんですけど、
役員だったりとかって当然下からとか現場から入ってスタッフアップしてもらってとか、
組織も安定するしお互いハッピーって話は言いつつ、
とはいえ落下さんでポンとリーダー最初から入ってくれって
パラシュート人っていうんですよね。
しなきゃいけなかったりするしにあるかなと思っていて、
それをやってるかやってないかとやってるときってうまくいくケースうまくいかないケースって、
それぞれ特にアップサイダーさん、ビットキーさんとかって考察はられますか。
鈴木 聡子
そもそもパラシュート人事したことあります?
寳槻 昌則
まずあります。
水野 智規
OK。
鈴木 聡子
あります。
寳槻 昌則
その前提の問題。
これはレアケースですね。
やっぱり基本、これちょっとすみません。
給食家側より割と採用側のトークになっちゃって、
企業目線側のトークになっちゃってますけども、
やっぱりさっきの話はすごく共感できて、
パラシュート人事の課題
寳槻 昌則
基本的にはどれだけこう、
名前あんまり意味ないんですよね。
鈴木 聡子
何の名前ですか。
寳槻 昌則
今までどの企業で働いてきたかっていう名前とか、
有名な人だとかっていうところはあんまり関係なくて、
それは違う仕事だし、そもそも。
さっき言ったようにアトラクションじゃなくてキャンプ側でやってるので、
業務がちゃんと設計されてなかったりするんですよ。
そうするとその人がちゃんと価値を発揮するためには、
その中でフィットするかどうかっていうところのチェックになってくるので、
基本的には平とは言わないけれども、
ちょっとその一つ二つ下のポジションで雇っていって、
だんだん昇格する。
しかも昇格っていうのは周りが認めて、
あの人の下で働きたいってなるが、これは王道だと思います。
とは言っても、映画スターとかと一緒なんですけど、
向こうも向こうでそれなりの立場があると、
いやいや俺を雇うのにそんなポジションかみたいな人もいて、
でもそういう人はあんまり雇わない正直。
ただそこも使い分けだとは思ってますけど、
スタートアップのリスクと転職のメリット
寳槻 昌則
パラシュートが絶対ダメっていうわけではないと思ってますね。
水野 智規
どうです水野さん。
僕らもですね、実はCレベルとかでいきなり採用したことゼロなんですね。
で、最高でもVPを何とかとかにしてて、
それがむしろ良いっていう人としかやってなくて、
直近入ってきたのだと楽天の執行役員とか来てるんですけど、
その人もいやちょっといきなりは嫌ですっていう感じで、
さっきおっしゃってたみたいに今もですけど、
全然違う環境なので、いきなりそれで行っちゃうとむしろリスクだよねっていうのを
正しく理解してる人じゃないと難しいかなとは思ってます。
鈴木 聡子
ありがとうございます。お時間も最後後半戦というか、
あと駆け抜けるところになってくると思うんですけれども、
いざそのスタートアップで働きたいと思った人たちに、
今前段としてデメリットのところとか条件のところ、
補給料のところも話しましたよね。
あと働き方、相性のところ、そしてフェーズみたいな話があったんですけど、
しっかりこの辺チェックマークしていくと、
相性合うところにフィットするっていう感覚なりますか。
徳田 悠輔
僕まずスタートアップ転職してめちゃくちゃ良かったです。
これはポジショントークでもなんでもなくですね。
非常にやりがいも当然感じられるプラス、
リアルな話をするとお給料とかぶっちゃけ相当上がったんですよね。
鈴木 聡子
どのくらい?
徳田 悠輔
転職したときは下がったんですよ。下げて入ってます。さすがに。
鈴木 聡子
じゃあその瞬間は下がった。
徳田 悠輔
ただその後2倍近く上がったんじゃないかな。
鈴木 聡子
どのくらいの期間で上がったんですか。
徳田 悠輔
1年半くらいで。
鈴木 聡子
すごい投資感ですね。
徳田 悠輔
それは当然リスクもあったと思うんですけど、
途中で潰れちゃうとかもしかしたらやり遣ったかもしれないですけど、
やっぱり総業社長とかと働く中での非連続なチャレンジっていうのは相当させてもらえたし、
結果良かったパターンかもしれないですけど、そこは上手くいったなと思ってます。
柔軟な雇用形態とコミュニケーション
徳田 悠輔
ただ僕も自分自身やってるといろんなスタートアップ転職の失敗なんていうのもめちゃくちゃ聞くわけですよね。
その要素として大体ビジョンと戦略と製品と組織っていう4つのファクターがあって、
1個自分で解決できるんだけどその会社がまだ持ってないところをチャレンジするのはいいと思うんですけど、
やっぱり組織はすごく良かったんだけど、自分が関与できない。
製品のところが上手くいってなかったとか、理念はいいんだけど戦略がなかったとか、
こういうところの見立てがミスるケースがあるんで、
この4つがちゃんと揃ってるかっていうのはちゃんと見極めた上で、
1個課題があるんだったらそれ自分で解決できるのかっていう、
それを自分に問うた上でどうすればいいかなって思ってて、
それがないとちょっと上手くいかないかなっていう気もしてはいます。
鈴木 聡子
そりゃ間違いないですね、そこは。
みなさんどうですか?
三島さんありがとうございます。
水野 智規
多分、僕今日おっしゃってたディズニーとキャンプのやつ、
マジで最高のたとえだと思ってて、
漫画家も、はい。
っていうのは、自分キャンプ行けるなって思ってても行けなかったりするんですよ。
鈴木 聡子
それはいろんなね。
水野 智規
っていうのはキャンプやったことない人がキャンプ場に行くことになるので、
だからもしかしたら、キャンプ俺できるぞって思ってたとしても、
1回やってみた方がいいかもしれないですね。
それは副業なのかもしれないですし、
自分で終末企業かもしれないですけど、
鈴木 聡子
いいですね、確かに。
水野 智規
そのディズニーに行ってキャンプ行けるぞっていうのって、
ちょっとリスク、それが一番リスクかもしれないですね。
鈴木 聡子
確かに、ちょっと簡単に自分として相性が合うかどうかっていう風にチャレンジできるように、
スタートアップ側もね、副業OKだったりとか、
受け入れ広げてるところ増えましたよね、最近ね。
私4スタートアップスって会社にいて、
それこそスタートアップの転職のご支援、
採用支援をしてるチームになるんですけれども、
まさしくここの直近増えてるなと思います。
正社員採用ポーンってじゃなくて、
一旦それこそ相性の擦り合わせしていきましょうということで、
1年間は業務委託でやっていきましょう。
その後に正社員にするかどうか判断切り替え。
結構柔軟ですよね。
それこそさっき徳田さんおっしゃられたように、
お給料の評価のところも結構頻度高く、
評価が入っていくっていうのも、
なんかクイックにコミュニケーション取れていって、
自分の人生も限られてるから、早く判断したい。
けれどもやってみないと分かんないっていうこと、
まさしくあるじゃないですか。
それにしてはやっぱりワンアクション取りやすい環境になったな
という感じ、感ありますわ。
藤岡 清高
ちょっとデータでも補足をすると、
ぶっちゃけ言うとうちのサイトでですね、
アマテラスというサイトで、
年間300人ぐらい転職決まってるんですけど、
シードアーリーがメインだというお話をしたんですけど、
実はその半分、150人ぐらいは最初、
副業業務委託で入ってます。
副業業務委託で入って、
実は半年後に正社員転換をかなりのリスクでしてます。
だからやっぱり最初にいきなり結婚を開ければ、
スタートアップって柔軟なんで、
副業業務委託から始めていいですかって、
言っていいと思うんですよね。
野党側もリスクを抑えたいので、ミスマッチを抑えたいので、
どうかなと思ったら副業業務委託から始めた方がね、
お見合い期間で別れた方がまだリスクは小さくなるので、
最初はね、スタートアップするとき悩んだら、
副業業務委託から始めましょうって皆さん、
言っちゃっていいですよ。
鈴木 聡子
一方で、正社員としてフルコミットしてほしいって思いは、
社長のビジョンと直感の重要性
鈴木 聡子
経営人は絶対思ってる部分もあったりするので、
そこはバランスだなという感覚はありますね。
やっぱりスタートアップ、1分1秒勝負なんですよ。
1年後でもなくなってるかもしれないってぐらい、
かなり時間にはベッドしなければならない状況になるので、
いかに判断がしっかりお互いができるかどうかっていうところに
コミットする状況をちゃんと自分で設計して
作ってあげる方がいいっていうことだと思います。
ということで、ほうつきさん、ちょっとしゃべります?
いいですか?
いいですよ。あと3分ですけど、伸ばしますね、ちょっと。
寳槻 昌則
ちょっとひっくり返しちゃうようなんですけど、
僕はデータとかそういう転職経験とかないので、
ちょっと企業家の立場で言いたいことを
言わせてもらえれば。
まず、こういうタイトル通りスタートアップで働くメリットとか、
もうメリットとかじゃないと思ってます。
鈴木 聡子
何?何?何?
寳槻 昌則
要するに、スタートアップで働くっていうことを
さっきみたいにお試しでやるのもいいと思いますし、
年収が実際データ的な裏付けで言うと実は上がりますよとかなんだとか、
最初に出てきた市場価値とかね、そういう言葉があるんですけど、
全部それはロジカルシンキングの話なんですよ。
考えてほしいのが、マンション買うときの議論と一緒。
マンション買うときに資産性がこうだから、
こういうところにマンションたまんでこうで買いますよって
不動産屋に言われて、それで買うっていうのもそれはいいかもしれないけど、
僕はね、その選び方は嫌いなんです。
鈴木 聡子
嫌いだと。
寳槻 昌則
嫌い。だって自分が住むんですよ。
自分が一生の中で10年住むとか15年住むっていう、
そういう家を選ぶっていう話なんだから、
大事なのは資産性じゃなくて居住性なんですよ。
その家でどんな子育てがあるのかとか、
どういうストーリーがあるのか、
近所に好きな喫茶店が見つかるかどうか、
そういうことがすごい重要なので、
やっぱこう働くっていうのは自分の命を使うことなんで、
皆さんそんなロジカルシンキングで、
なんかこうデータで裏付けでとか、
そういうのはもう忘れた方が僕はいいと思ってる。
基本的に直感に基づいて、
この社長のビジョンが好きだとか、
会った人、面談でしたときにピンときたとか、
そういうことをすごい大事にした方がいいんじゃないかなっていうのが、
最後言いたいこと。
一つだけエピソードを紹介すると、
コイントス実験っていうのがあります。
コイントス実験っていうのは有名な経済学、
これ有名な話ね。
要するに何万人もボランティアに参加してもらって、
変なヤバい経済学の書いた人です。
それが世界中から募って、
ウェブサイトにコイントス。
表が出たらチャレンジ。
裏が出たら保守的な行動。
例えばそれは何でもいい。
タトゥーを掘るって悩んだりとか、
彼女と結婚するかどうかとか、
転職するかどうかとか、
いろんな人生の機能に立ったら、
コイントスで決めてくださいって言って、
何万人も参加したんですよ。
結果、追跡調査っていうのがあって、
変化した人と変化しなかった人で言うと、
変化したのほうが幸福度ってアップしたんですよ。
有名な話。
なので、しなかった後悔って強いけれども、
した後悔ってそんな少ないですから、
転職したいなとかちょっと思ったら、
入ってきてください。スタートアップに。
鈴木 聡子
以上です。
ありがとうございます。
今、ほうつきさんから皆さんへのメッセージというところになるので、
ぜひ残りの3方からもいただきたいなと思います。
これはタイトルとして、
スタートアップにウェルカム。
来てくださいというところを呼び込んでいただきたいので、
そんなメッセージいただけますでしょうか。
では、藤岡さんからお願いします。最後です。
藤岡 清高
ほんとほうつきさんの今の話に近いんですけど、
いっぱい見てきた人間が、
こういうのなんですけども、
やっぱりスタートアップに人が行くときって、
その社長に惚れてしまったときなんですよね。
出会ってしまったら、
もう行くしかないと。
行かなかったことを後から後悔するんです。
なので、スタートアップに興味を持ったら、
こういう場に来るところもいいと思うんですけど、
どんどん人に、企業家に会いましょう。
そしてこの人で働きたいと思ったら、
飛び込んでみて、きっと後悔はしません。
なので、そういうことだと思います。
いっぱい会いましょう。
鈴木 聡子
ありがとうございました。
ちょっと拍手していきましょう。一人ずつなので。
じゃあ水野さんお願いできますでしょうか。
水野 智規
僕、挑戦者を応援するっていうビジョンでやっているので、
ほんとスタートアップにどんどん飛び込んでいただいて嬉しいんですけど、
やっぱりキャンプ、しかも闇夜の中に、
火を起こしたこともないのに行くって、
すげー怖いと思うんですよ。
なので、リスクは最初は取りに行ってチャレンジするんですけど、
そこをちゃんと取るぞっていうのをできるように、
やり方がいろいろあると思うので、
そこは考えたり相談しながらできたらなと思うので、
何か僕にできることがあったら何でもおっしゃってください。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
鈴木 聡子
次、徳田さんいきましょうか。
スタートアップの魅力
徳田 悠輔
順次としてデータとか報酬の話もしたんですけど、
結局、前職の時は僕は心が震える仕事をできなくて、
今は心が震える仕事ができているっていうのが全てかなと思っていて、
スタートアップにはそういう仕事があるので、
皆さんにぜひその楽しさもいつか味わってほしいなと思っています。
鈴木 聡子
ありがとうございました。
最後、ほうつきさんお願いします。
もう一回欲しいな。
寳槻 昌則
はい、時間もあるので、
いつでも待っていますと。
自社のおじさんの話。
スタートアップの、うちだけじゃなくて、
やっぱりスタートアップっていうのは、
会社、世の中に必要な仕事ってたくさんあると思うんですけれども、
その中でも、どちらかというと、
10年後に実現する未来を5年後に持ってくるとか、
世の中を前進させるような仕事なんですよね。
なので、キャンプが寒いし、大変だし、汚れるし、蚊に刺されるし、
いろいろありますけれども、
そういう他では買いがたい体験っていうのができるとは思うので、
非常にいいんじゃないでしょうか。
はい、じゃあ佐藤さんに戻します。
セッションのまとめ
鈴木 聡子
はい、皆さんからメッセージあったかなというふうに思うんですけれども、
質問タイムあったけれども、できないね、この状態だと。
はい、改めてせっかくここ、
IBSという会場です。
本当に多くのスタートアップ、そして企業家、そして経営者、
そしてスタートアップで働く方たちがいらっしゃるので、
ぜひ会いに行ってください。
そして自分の心が震えるかどうか、
ぜひ自分の心と対話してみてください。
この後ここの会場から出るときに、
しっかりコイン持っていきましょう。
コイン投資を。
裏を出るか表に出るか、自分の判断、
そして変化を楽しんでいただければなというふうに思います。
改めてここにいる皆さんの人生が豊かに、
そして未来が明るくなっていけることを心から願っております。
スタートアップで待ってますので、
皆さん、本日のセッションをご一緒いただきまして、
誠にありがとうございました。
登山者に大きな拍手をお願いいたします。
ありがとうございました。
43:05

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