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2023-10-01 09:17

イタラジ#22 『豊饒の海』についてのコメント:『天人五衰』

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今回は、第四巻『天人五衰』を語ってみようと思います。

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サマリー

イタラジ#22 『豊饒の海』についてのコメントです。『天人五衰』という作品を紹介しています。天人五衰は小説のような作品で、三分詩のような感じがあります。全体的に文章が異常で、見てはいけないものを見たような感じがします。

天人五衰の特徴
ということでね、天人の五衰、4巻目、天人五衰。
天人五衰は本当に僕は一番好きな巻というかね、言っちゃいましたけどもね、10位をね。
これは一番好きですね。これはもうね、小説と言えるのかっていうところがありますね。
これは良い意味とか悪い意味じゃなくてね。これは小説、三分詩なんじゃないかって感じがするんですよね。
いや小説なんでしょうけどね、とも言えるんでしょうけども。
冒頭の第1章からかなり、僕はもうちょっとびっくりして。
三島幸男文学であるか?最後にこういうのは、『白鳥の棚』って続いて言いますけど、
こういう文章を書くかと思いまして、これ最高だなと思う。
しびれましたね。最悪でもしびれるというか、最悪でもっとこういう文章を書いてたんだなーと思って、
いろいろあの後に読んできて、体験してきたんですけど。感動を受けるというかね。
痩せたとかにヒリスティックとか言われるかもしれませんけど、これはなんかちょっと違う文学というかね。
そこらへんのというか、他の文学ではない、ほぼ全人口推移と感じられる文学であって、絶妙でしたね。
最近読んだばかりの全人口推移で、何を語るといったらいいんでしょう。
自意識の問題とかが出てきましてね。悪とかが出てきまして、それが破滅するみたいなところもあるんですけども。
これも日本文学の王道っちゃ王道なんですけどね。
まあ結構源氏のあたりを、和からの下とかを同時に読んでたんだよね。
渚の手紙、渚に手紙を桃子に送らせるみたいなとこはね、結構原文あたりとか。
手紙っていうのは三島文学でかなり重大化を持ってるんですけども、
和からの下のかしわぎと女の定みは三つで手紙が見つかるとかそういうのが、これのパロディー的な部分もあるわけですね。
最後の文字とかもよく言われますけども、これを言うとか、かなり。
リンナ先生と英語会議みたいな。前もこれ言ってるんですけどね、全然根拠ないんですけどね。
勘で言ってるんですけど、思想的にはね。哲学的には勘で言ってるんですけども。
リンナ先生と英語会議の捉え方。
リンナ先生というものと英語会議っていうのは折り合わないっていうのが僕の持論なんですけど。
また他の方が言ってたんですけども、本田は佐渡子に会うことで、
また寺井先生の考えを解消されちゃうとか、返されちゃうとか、なくなっちゃうっていうのがあると。
僕は結構すっきりするんですよ、この終わり方に読むたびに。
何回かこの文だけ読み返したりもしますけど、かなりすっきりした、結構すっきりエンドだと感じます。
これでイシリスティックになっちゃうとか、絶望するって方もいるらしいですけど。
そっちはむしろ違いますね。
第1課とかのほうが結構絶望しますけどね、なんとなくね。分かんないですけど。
これは好みで、些細なことだと思うんですけど。
非常にカウンは面白いですね。僕はかなり好きですね、これ。
また女性キャラが面白いですね。
これ慶子3巻から出てくるのかなり好きなキャラですし、きぬえもかなり好きなキャラです。
桃子はもう典型的な三島きはらっていう感じもありますけどね、かなり。
桃子、渚子が出てきて、さとこが出てきて、あそぼすが出てきて。
慶子もかなりビーズジャラジャラして出てきたりして、かなり好きですし、あの場面も。
きぬえもかなりいいですよね。
きぬえが最後、灰燼みたいな、謎の存在になっちゃったトールに鼻をいけてるみたいなのもかなり好きで、あの場面が最高に。
うわーと思うんですけどね、最高ですよね。
生きてたらビスコンティーに映画化してもらいたいみたいな、4巻だけどね、感じもしますけどね。
昨日ビスコンティーに映画化、天人五彩みたいなのやってほしいですけどね。
そういうぐらい、トーマスマンよりすごいですね、この部分はっきり言って。全然すごいです。
大ハイドワイド。
それがどうなんだっていうのは好みによるんですけど、非常に好きな場面です。
最後も完全になくなったみたいな。
自意識とか悪とかそういうもんね。
ここはね、佐藤子のほうもかなりピンチ場面だったと思うんですけどね。大対決みたいな。
したらその結果的に、本田は何もなくなって、佐藤子のほうもなんかあったんじゃないかなと思うんですけどね。
本田も負けたみたいになってますけどね。
本田も相当の化け物ですからね。認識の化け物みたいになってますからね。
本田と佐藤子の対決みたいなのがあるかなと思いますけど、本田はもうほんとにね。
一緒に言ってましたけど、トールが小悪魔みたいになっちゃって、ちっちゃくなっちゃったみたいな。
作品自体が言ってますけど、本田っていうのは化け物がいますからね。
3巻4巻の本田は化け物ですからね、完全に。
いわがまったりしてますけど、やっぱり化け物。
けいこと合わせると、ほんとにこんなキャラいないだろうみたいな。
最強の悪役みたいになってますからね。
ドンキホーテ的なんですよね。簡単に言っちゃうよね。
本に狂うんじゃなくて、転生に狂うドンキホーテみたいな感じですね。
転生という物語に狂うドンキホーテ。認識の化け物みたいな。
認識を完全に狂わせる。狂わせつつも名責に見るドンキホーテみたいな。
非常にサンチョパンサがいない。けいことはサンチョパンサっていう束じゃないですけど、もっと凄いですけど。
3巻でも思いましたけど、4巻も、さっき2巻でも言いましたけど、
字の分が多いっていうか、モロローグみたいな、信頼語みたいなのが多くて、創始字が多くて、
行動とかほとんどない。認識とかない。
認識とか思念みたいな、意識の流れとか。
小説なのかみたいな、動きねえじゃん。動きなくて三分詞みたいな。大好きだった。
小説なんて別にないですからね、ルールがね。
どんどんどんどん破壊していただければと思います。
破壊というか、枠をはみ出そうとするのが好きですけど。
ハラモンソンの兄弟とかの字の分の多さとかセリフの多さとはちょっと違うんですよね。
異常な文章なんですよね、これは。はっきり言って異常です。
異常な文章の魅力
特に4巻目。異常。こんなのはね、別に僕は非常に嫌いなんです。
三島幸男の死と文学をくっつけるみたいな考え方が最近嫌いでして、
あとはやるかもしれないですけど。
だから最後の作品だってことを抜きにしても、これは異常な作品ですね。
こんなスパークしたみたいな反念とか信念とか認識みたいなのがスパークしてハイになっちゃってる文章というか小説というかね。
本当に性質差も最後はあるかもしれないけど、もうこれはこんな普通の文章じゃないです。
こういうテキストが残されたってことが事件というかね。
ちょっと大げさじゃないかって言われるかもしれないですけど、読んでるとわかりますよ。
かなりこんなの書けんやろみたいな。書けんやろっていうのはもう作家は考えちゃってますけど、
こんなのあるのかいみたいな感じになりますよ。何も考えないやつにしても。
三島幸男は全然知らなくてもこの文章だけ読んだら、なんだこれって感じになるんですよ。
見ちゃいけないものを見たなっていうものがあります。
でも見ちゃいけないものを見るのが文学でとしてはね、救いなんてなくて。
かなりいい文章とか文学だと思いますね。
天人五世大好きですけどもこれ。非常にいいですね。
これはまたオススメ。オススメというか全部読むとさらに面白いですね。
これだけ読むとどうなんだろう。なんかヤバいのを見ちゃったみたいな感じになるんですけど。
4回読むとまた違ったのかもしれない。っていう感じの印象ですけど。
海の描写とかもあります。そこは総合コメントで読むかなと思います。
09:17

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