でもゾンビものだったらジョージ・ロビオンだっけ?有名なゾンビの監督の本当のゾンビっていうのが一番怖かった。
それも50年くらい前だけど、ゾンビものの元祖かもしれないけど、
スーパーにアメリカのスーパーにゾンビが、なんかみんなゾンビになってお客さんを襲ってさ、
スーパー自体がもう閉じられてるから、ゾンビがCGじゃないんだけど、
なんか塗ってんだけどそれが逆に怖くてさ。
それもリメイク10年くらい前にされたんだけど、
やっぱりリメイクされてないものが面白いんだよね。
だからよくあるじゃん、ちょっと意味が違うかもしれないけど、作品もなんか最初の作品が一番面白かったとかさ。
あるし、金かけりゃいいってわけでもないし。
そうだね、ジョージ・アンドリュー・ロメロのゾンビだね。これが抜群に面白かったね。
確かにホラーってね、第1、1、2、3、4って結構続いてるイメージあるんですけど、結局面白いのって1、2、3ぐらいまでに留まるというか、めちゃくちゃわかります。
あとはベタだけど、やっぱりリングは面白かったかな、昔ね。
まさか早川さんとホラー話で盛り上がれるとは、苦手だと思ってました。
いやいやいや、だったらもう澤村さんにも合わないしね。
やっぱり好きだからっていうのももちろんあるし、非常に面白いし。
昔、去年か、去年インタビューさせてもらった、ホラーといえば常川幸太朗さんという小説家の方にもお目にかかってますし、彼もホラーですよね。
そういう意味では常川さんも確か影響を受けたというか、やっぱり元祖はスティーブン・キングだよね。
ありがとうございます。ホラー繋がりで本編の方に入っていきたいんですけど。
今回のインタビューのお相手はミステリー、ホラー作家でもある澤村一さんですね。
なんかホラーとミステリーって神話性高いですよね、すごい。
そうだね、ていうかそもそも俺この間石平さんとも話したんだけど、逆にミステリー自体がすごい広いんだよね。
ホラーってさ、今話したようにある程度勝手に俺もそんなジャンルあるのかだけ適当に言ってったじゃん。
ミステリーってさ、例えばじゃあ絶対謎解きがなきゃいけないのかとか、もっと言うと推理小説とミステリーもまた一緒なのかもわかんないんだけど。
ちょっと話が脱線しちゃうけど、なんだと思うミステリーって。
ミステリーっていうと推理っていう要素もありますけど、ミステリアスみたいな、そっちの要素強いですよね。
よくわからない。
そうだね、しかもそのよくわからないがやっぱり単純によくわかんないだけでちょっとなんか不気味みたいなね。
だからそこにすでにホラーがちょっと含有されてるかもしれないよね。逆にホラーの中にミステリーが入ってるかもしれないけど。
今回インタビューされた元となる邪教の子の本は、空想上のホラーというよりもっと人間の性格の内部に沿ったような怖さ、リアルな怖さだったなと思って。
だから沢村さんの作品もそうだけど、結構最近、あまり比較してもあれだから名前出しませんが、
素晴らしいホラーの描き手の方の描くホラーって、お化けがダイレクトに出てくるというよりちょっと出てきたりはするんだけど、
それも人の心とかね、組織の中に入ってるホラー的な要素とかさ、やっぱり人間の方が怖いっていうのをやっぱり描くものが多いよね。
私はそっちのジャンルのホラーがすごく好き。
年重ねてくるとそうなるよね。
ちっちゃい時とか逆に13日の金曜日とか名前出したけどさ、スプラッターの血がドバドバ出るのは怖いんだけど、
でも実はあんまり怖くなくてさ、大人になってくると。
だから心理系が怖いよね。だってありうるからね。
それが怖いよね。
まだね、もし見ている方の中に邪教の子を読んだことない方がいれば、読んだらより一層インタビュー楽しめると思うので、
ぜひ合わせてお楽しみください。
それでは沢村一さんのインタビュー、第2回をお聞きください。
ご家族とブレストしてる時って、僕もちょっと起業してるんで、奥さんなんかにこういうこと考えてるんだけどみたいに聞くんですけど、
自分の中で結構こうした方がいいみたいにあって、後は聞いてもらってちょっとそれを確認してるみたいな感じ。
沢村さんの中ではご家族とブレストということで、奥様なのかちょっとわかんないですけど、
本当に会議っぽいんですか?雑談というよりブレストっておっしゃったんで。
それはもうケースバイケースですね。
なんかいろいろぼんやりストーリー浮かんでる時はストーリー話して、ここにもう一個ツイストが欲しいんだよねっていう時もありますし、
これこれこういう人物像があって、これにサプライズを入れるとしたら何がいいとか。
もちろんそれから浮かぶことってそんなにない。
そこから相手の答えがそのまま使ったことってほぼないんですけど、
それが読み水になって何か思いつくとか。
どっかかりが生まれることが多いんですけど、一回だけマジでスポーンとハマった回答が来たことがあって、
短編で使ったことがあります。
それはその短編の名前と、なんか本当に簡単で恐縮ですけど、
どんな感じだったんですか?また皆さん読みたくなると思う。
今読めるやつだったら、これ本格王2021っていうやつに入ってるんですけど、
雑誌に載ったやつなんですけど、おかげさまでアンソロに入ったっていう。
なるほどね。
それ言ってくれてるって時点で優しい、ありがたいことなんで、
本当はあんまり突っ張りちゃいけないんですけど、
もうその段階終わってるんだよって思うことはない。
相手はタメを持ってるんですけどね。
本当にすいませんって思ってます。
雑談でやっぱりご家族の方が大きいのかなと思ったんですけど、
何でしょう、このコロナ、僕はちょっと今伺ったの上で
伺う必要ないかなと思うんですけど、
いわゆるやっぱり当然雑談の中から面白いことが浮かんでくるっていうのは
さむらさんと言わずとも、いろんな仕事をしてる人はやっぱり感じると思うんですけど、
何て言うんでしょう、こういうコロナ禍で、
今日もオンラインですけども、やっぱりリアルの中で会って
そこから生まれる雑談っていうのもすごく大事だと思うんですね。
当然ご家族とはリアルだと思うんですけど、
そういう意味ではこのコロナ禍でリアルで人と会う機会は
一般的には減ってるし、さむらさんも減ったのかなと思うんですけど、
そういうことに関してクリエイティブ、
特に着想とかで困ったとかっていうのは、
あんまり今の話聞くとぶっちゃけその辺はないですか?
例えば執筆でなんかうまくいかない、小説書いててうまくいかないな、
筆が全然進まなくなった時に、コロナ以前だったら
飲み会行ったら次の日にはバッと書けるとかあったんですよ。
友人か知り合いに誘われて、飲みに行かないかって言われて行って、
本当に飲んで喋って帰ってきただけなのに、
次の日になったらもう書けるようになってるとか普通にあったんですけど、
別にそこで仕事の話しか一切してないんですけど、
そういう純粋なリフレッシュの場として、
機能していた部分はあるんですけど、
そういうのはなかったんで、ちょっと辛いと言えば辛いですね。
あと家では一切酒も飲まないので。
本当はまあまあ好きなんですね。
好きはないですけど、
たまにそういうリフレッシュが。
好きではないし、そんな飲みたいと思ったことも思うこともそんなないんですけど、
社交の場としてたしなむと、
ちょっと嫌な言い方ですけど、
そういう意味ではそのメリットが一つ今なかなか使えない中で、
ご家族との雑談は非常にそういう意味でも価値が高まると思うんですけど、
それ以外に、このコロナ禍でそういう意味では
クリエイティビティを少しちゃんとつなぎ止めるために、
その安宿もそうだと思いますけど、
なんか他に、すごい月並みに言えば例えばですけど、
それこそ村上春樹さんのランニングを始めたとか、
なんかあります?
何でもそうした素材になるっていうのは日を追うごとに思ってきてるんで、
結構アンテナは常に晴れ続けてる感じではありますね。
何でも小説の素材になるっていうのは、例えばですけど、
こんなのもなんの?みたいな。
仕事の合間とかに大喜利ライブをやってる大喜利人の人たちっているんですよ。
大喜利やってる人たちの大多数の人って、
芸人とかじゃなくて会社員とかやりながら大喜利イベントに出たりとか、
ネットでやり合ったりとか、
もともとインターネットの大喜利サイトとかで交流深めていって、
現実の大喜利イベントに出るっていうサートの人たちとかがいるんですけど、
そういう人たちの、
最近主戦場がYouTubeとかになってきて、
YouTubeでイベント中継したりとかになってて、
それを見てると、
この人たちのドラマ描きたいなとか思ったりするわけですよ。