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2015-11-13 12:32

第32回 『年上の部下をマネジメントするためには?』

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第32回 『年上の部下をマネジメントするためには?』
井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中小企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所第32回
井上さん、本日もよろしくお願いします。
今日も質問いただいております。
読んでよろしいでしょうか。
会社業種と立場がわからないのですが、
ご質問いただいております。
部下が自分よりも10個以上離れた年上のため、
マネジメントに困っています。
年上の部下をマネジメントする上でのアドバイスがありましたら、
シンプルな質問ですが。
年上のマネジメント。
部下がどんなタイプの人でも共通しているのは、
反対になったらどうします?
自分の10歳年下の上司が来たらどうする?
ということをまず考えてください。
どうするか、もしくは上司にどうしてほしいか。
そっちの方が考えやすそうですね。
どうしてほしいものですか?
尊重してほしい。
年上であること。
年上であるということは、経験を多く積んでいるということなので、
ある意味の平たい言い方で言うと、リスペクトしてほしい。
部下に追い越された、若い人に追い越されたなという感覚もあるかもしれないので、
どこかでは凹んでいるというか、マイナス感情も持っているかもしれない。
劣等感とかね。
だからまずは、会社の役割立場としてではなくて、
人生の上での先輩であることは、ちゃんと認めてよという感覚はある。
人間としてのリスペクトを大事にしてくれる。
ただし、会社は立場と役割があるので、役割の違いはあるよね。
これは逆に言うと、変に遠慮される。むしろイライラする。
気ばかり使い上がって、お前がどうしようなんだろうって思う。
逆に言うと、年上だからバカにしてるかって思ったりしてる。
逆にね、意思決定しなきゃいけない場面で、
なんとかさんどう思われます?なんてね。
他の人には言わないのに、なんとかさんはどう思われますか?
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経験から言ってどう思われます?これとか。
人生の先輩として尊重する場合に、
こういうことを前提で聞いている場合はいいけど、
意思決定をしなきゃいけないと、
自分、上司の役割を果たすために聞くのであれば、
それは適切かどうかはちゃんと判断しなきゃいけない。
部下だからあくまでも。
部下にいろんな考え方を聞くというのが重要で、
それは年上年下関係なしに、
部下との向き合いの中で部下の意見を聞くことは大切なんだけど、
でも最終結論を導かなきゃいけないときに、
自分がそれをやらなきゃいけない立場だとしたら、
そのときには変に遠慮する必要もないから。
こうですと。
で、例えば、
例えばね、技術がどんどん進歩していて、
IT関連なんかはどんどん高い人になるのでね、
スキルが高いので、
デザインの制作とかもそうですよね。
この方には無理だなと思うときに何も遠慮せずに、
そこはあなたができる範囲ではこうやってください。
明確にしちゃうしかないんだよ。
だから、なんていうのかな、
明確なパキッとした態度と、
それからやっぱり尊重する態度というのは分けた方がいい。
なるほど。
これ年上であることって関係あるんですか?
やっぱり人は、
どんな場合でも相手に対して、
どんな人でもよく、
自分を尊重してほしいというか、
自分をこうなんかこうね、
敬ってほしい。
敬うまでいかなくていいんだけど、
気を使ってくれてるとか、
自分のことを分かろうとしてくれてるとか、
配慮とか近いですね。
いいね、その配慮ね。
配慮してほしい。
で、もう一個は、
その自分のために一生懸命動いてくれたりすると、
なおさらよかったりするわけで。
気を配ってもらってるなっていう感覚は。
お客さんは必ずそれを持っている。
だから高飛車の態度を取ったら絶対許さないし怒るし、
で、一生懸命動いてくれてないと思ったら、
どんなに成果が高いものでも、
はい、どうぞって言って軽く渡されたら、
もうちょっと一生懸命やってほしいんだよって思ったりするでしょ。
だからこれはもう客との立場だけど、
同じだよね。
人の人間の心理状態。
まずは自分のことをちゃんと理解し配慮して、
リスペクトしてくれてるかどうか。
尊重してくれてるかどうか。
その上で自分というものに対して、
的確な行動を取ってくれてるかどうか。
自分のためになってくれてるかどうか。
だから上司・部下であろうと、
上司のために部下が動かなきゃいけないだけではなくて、
上司は部下のためにも動かなきゃいけないので、
その人のために動いていればいい。
ここは年下・年上は関係ないです。
ただ年上の場合は、
なおさら自分をその分だけ、
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ちゃんと尊重してほしいという気持ちは強いと思う。
なのでそこは。
だから一番いいのは、
仕事場では年上扱いしない。
なるほど。
だけど、例えばだけどね、
飲みに行ったり、
そういう時は先輩っていうことを立ててあげる。
それこそ、何ですか、ありえないですけども、
私が井上さんの上司になった場合に、
飲んだ席とかそういう場では、
井上先輩っていう言葉も井上先輩ぐらいの感覚で。
先輩まで言う必要ないけどね。
井上さんこれどうなんですかとか、
そういう経験あるんですかって、
ちゃんと自分の話を聞いてくれるスタンスがあればいい。
だけど一旦仕事に入って、
変に他に言うよりも自分に遠慮してるなとか思うと、
かえってムズムズするので、
そこは的確に、
今回こうやりますからお願いしますって言われちゃった方が、
その瞬間で、
僕の時代のやり方と違うって思っても、
それはそれでいい。
今のお話をここまでお伺いしている限りですと、
私が受けた印象は、
年上年下とか年齢同期一緒とかって関係なくに反して、
あくまでマネジメントをする上では、
人と人の話なので、
相手に尊重というか、
卑怯を配慮して、
業務においては意識とか命令をするということでしかないという。
ただ年上には年上っていう要素があるので、
その経緯の部分が若干厚みが出ちゃうよっていうぐらいでしょ、
っていうような感じに聞こえたんですけど。
でもそれができていれば、
どんな部下に対してもできていれば同じなんでね。
ちなみにですね、
井上さんの推測をしていただきたいなと思ったのは、
この方、年上ということのマネジメントに悩んでいるのは、
何がこの方の中に起きて悩んでしまっているんですか?
多分、自分が思った通りに動いてこないんだと思う。
この年上の人。
言いづらいキャラなんだと思う。
元、例えば自分の上司だったりとか、
逆転しちゃったとか、
お世話になった先輩だったりとか。
これは他から来たクセもんだったりとか。
もうやる気が全然なくなる。
ということで、業務自体の進捗が、
この方から見ててもう良くないんだと思う。
でも言いにくいんだと思う。
この2つがセットになってる。
という状況だとしたら、
どんなアドバイスができそうですかね?
業務が進捗が悪いことに関しては、
真剣にどこかで向き合って話すしかないと思う。
今どうされてますか?っていうこととか、
怒るとかであるんです。
叱るとかっていうレベルじゃなくて、
どう思われます?っていう。
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要は、どうしたいですか?って聞いてあげた方がいいよね。
特に年上だからと言う、やりにくい人だったら、
どうしたいんですか?
このぐらいのことは自分で決めて、
自分のやり方でやりたいんだよね。
自分のやり方でやりたいってことですか?
自分のやり方ってどんなやり方ですか?
やっていただいても結構ですから、
やり方について確認させていただくことはしてもいいですか?とか。
リスクがなければ、
どうぞその件については自分のやり方でやってみてください。
どうなりたいかは、やっぱり本人の口から聞くっていうことを向き合わないといけない。
今のお話を聞いてると、なおさら感じたことなんですけど、
この方、年上だということで悩んでるっていうふうに言っているフリをして、
実は単純にマネジメントで困ってるだけなのかなと。
そこは年上だっていうことを理由だと思っているところに囚われてしまっているだけであって、
単純にことをしてみたとき、
年下とか関係なくその人自身がマネジメントに何となく動いてくれないから困ってるだけなんでしょってなると、
今の井上さんの回答はまさに、
一旦ちゃんと人同士で向き合ってごらんよというような。
苦手意識が強いだけかもね、年上だということで。
だから今の遠藤さんの分析は正しいと思う。
きっとこの人は相手が何とかしてくれないと困ると思ってる。
自分かっていうよりも、年上なんだから逆に向こうから気を使って、
カチャーとか言ってもらいたいかって。
そんなところを感じたなと思ったんですが。
最後に、これだけじゃ情報が足りないのですが、
最後にこの方へのアドバイスあればぜひお願いしたいなと思うんですが。
やっぱり年上だということでの苦手意識は、
どこかの自分の弱点みたいなのもあるのかもしれない。
そこが自分で感じるから強く言えなかったということもあるかもしれないので、
この場合であれば年上の人だったら限定的に部下に出してもいいんだけど、
他の部下、年下の部下にも同じでもいいんだけど、
特別に年上の人には、実はこういうところ自信ないんだけどどう思います?
って聞いてみればいいかもしれない。
ぜひ一度チャレンジしていただきたいですね。
またぜひどんなタイミングでシェアしていただければと思います。
本日もありがとうございました。
12:01
遠藤和樹です。
本日の番組はいかがでしたか?
番組では井上健一郎への質問をお待ちしております。
ウェブサイト人事評価システム明快にあるフォームからお申し込みください。
ホームページは人事スペース明快で検索するか、
url www.jinji-hiyouka.comでご覧いただけます。
それではまた次回お会いしましょう。
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