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2023-11-25 26:31

エピソード44: リハビリテーションについて

脳卒中後のリハビリについて復習しよう!ヒデさんが参加したリハビリテーション科のセミナーについても紹介しています!

111B5
脳卒中後,早期にリハビリテーションを開始することで予防できるのはどれか.
a 不整脈
b 関節拘縮
c 消化性潰瘍
d 脳卒中再発
e 大腿骨頸部骨折

() 開始
() 問題
() 解答
() リハ科見学
00:03
こんにちは、医学カタラーゼです。
今日の問題は、脳卒中後、早期にリハビリテーションを開始することで予防できるのはどれか。
A.不正脈
B.関節硬縮
C.消化性開溶
D.脳卒中再発
E.代替骨形部骨折
はい。
え?今4つ選択肢?
5つ。
A.不正脈
B.関節硬縮
C.消化性開溶
D.脳卒中再発
E.代替骨形部骨折
あ、骨形部骨折ね。
え?直感いいですか?
直感は関節硬縮。直感。
だから、コクシーの時は直感を信じてそれにしようかなと思うんだけど、ちょっと1回考えたい。
Aは、大丈夫?
Aはまず、不正脈はさすがに予防できないって思う。さすがに。
ちなみに正答率99.1%です。
ってなると、ちょっとあまり深読みしちゃダメかなって思う。
で、Bは関節硬縮だよね。
Cが、消化性開溶。
これもさすがに違う気がする。
Dが、脳卒中再発。
再発は、一見ありそうで、ちょっと違う。
はい。
で、Eが?
Eが代替骨形部骨折。
代替骨形部骨折か。
代替骨形部骨折。
代替骨形部骨折ね。
これは、転倒リスクとかがある人ならあり得るけど、リハビリで予防はできないかなとは思うんだよね。
なるほど。
なので、関節硬縮でお願いします。
はい。ならました?
Yes!
99.1%です。
正解は?
B、関節硬縮。
よっしゃ!
素晴らしい。
よし!
一応解説すると、A、不整脈。
心肺機能が低下するが、不整脈が出現しやすくなるわけではない。
で、Bは正解です。
C、消化性開溶。
これも腸・肝運動低下を期待するが、開溶は関係ないです。
脳卒中再発、D。
これは、投薬コントロールが大事です。
はい。
B、ハビリの開始が遅れることで、心部静脈結栓症や肺結栓側線になるリスクはありますが、脳卒中は関係ありません。
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E、代替骨・頸部骨折。
これも筋力低下や骨密度、骨への刺激が低下して起こしやすいのではないかと考えるかもしれませんが、
基本的に外傷があっての骨折なので、
転倒したとき、骨は弱くなるかもしれませんが、
はい。
そういう感じの問題でした。
関節の硬縮が、骨の異常じゃなくて、
はい。
硬縮は、骨の周りにある組織が癒着になり、硬くなっちゃったみたいな。
ああ、硬縮とあともう一個あるんですよ。
強縮?
強縮ね。
硬縮と強縮は、歯科でも結構あるんですけど、顎関節の強縮とか、
あと、
硬縮。
硬縮も結構出てくるんだよね。
高齢者医療だと結構そういう。
硬縮は関節の周りで、強縮は関節自体。
関節自体とか骨の異常とかも入れるみたいな。
なるほど。
結構ね、ごっちゃになるんだよね。何回もやるのに、どっかでごちゃになるから、
一回どっかで整理した方がいい。
これ絶対、多分ね、国師の途中で、勉強してる途中で、あれどっちがどっちだっけってなるから。
硬縮は関節の周りの癒着なり、異常。
はい。
強縮が関節ない、その骨とかの異常。
はい。
ざっくりでいいかなと思う。
わかりました。
いい問題だった。
意外とちょっと直感から考えすぎたらちょっと危ないもんね。
危ない。これ本当、本番ね、危ないですね。
うん。
まあ素直に答えていいやつかなっていう。
はい。
という感じで。
うんうんうん。
リハビリ創薬はどうだった?
はい。
今日ちょっと病院の、大学病院のリハビリチェーション科の見学を一つ受けられたんですけど、
すごい面白くて。
リハ科の診療所内にも行けたんですか?
行ったけど、でも今日は土曜日なので、患者さんはいらっしゃらず、
こんなところでやってるんだな、くらいで。
まあいろいろ見せてもらったのは、
例えばエコー。
エコーで、何エコーっていうか、前腕をエコーして。
筋肉?
そう、筋肉とか。
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で、主根幹から正中神経とか、尺骨神経を追っていって、
でもあと、例えばこういう指を屈曲した時とか、
前腕を介内した時の動く筋肉とかを見たりだったり、
あと、主根幹症候群だとここが狭くなってみたいな。
ここってどういうこと?
主根幹のところ。
主根幹を見ながら。
あと、例えばそういう主根幹症候群一度起こると、
主根幹よりも頸位のところが太くなるんだって、正中神経が。
頸位っていうのは、頭より、頭側、中枢側が太くなるの?
そう。
なんで?
なんて言ってたかな?腐朽とか。
神経が太くなるの?
そう。見えるんだよ、それ。
履歯科でなんでそんなの見るの?
それはまあ、そのエコーは、
使うのは例えば、硬縮?
筋肉が硬縮しちゃった、例えば脳卒中とかで、
そういうところに今、ボツリヌスの治療をやってるんだって。
その時に、そういうエコーで見ながら、
ちゃんと狙った筋肉に入っているかっていうのを見ながら打つと。
そういう時によく使うみたいですね。
硬縮している筋肉を柔らげるみたいな。
そうそう。
それのためにエコーを使うってこと?
エコーを当てながら、ちゃんと入っていってるなっていうのを見ながらやって。
だから、こういうふうに、例えば親指、母指が内転してしまっている時とか、
そういうところに打つわけですけど、最初まず、
内転させて打つの?
いやいや、硬縮しちゃってるような。
硬縮して親指が内側に入っちゃって、なかなか動かない?
もちろん指もありますし、そういうところに。
最初はまずリドカインで。
麻酔して?
麻酔っていうか、あれ。
あれリドカインだっけな。
とりあえず、これで本当に効くか確認して一度。
ボツリヌス打つ前にすぐ切れる。
ブロック一回する?
そう、ブロック一回して。
一時的に本当にそこに効いてるかみたいな?
そう、筋肉が。
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ちょっとすみません、ボツリヌス本番打つ前に何をするかちょっと忘れちゃったんですけど。
で、ちゃんと良くなりますねってなったらボツリヌスで。
で、3ヶ月くらい持つから。
で、その間に実際ちょっとまた動きやすくなるからリハビリ頑張ってとか。
そういう感じで。
動きやすい治療っていうのを。
それでボツリヌス注射をどこに打つの?
筋肉。
筋肉?
そう、筋肉に打つとその硬縮してるのが良くなる。
硬縮。硬縮のためのボツリヌス注射。
えー。何打つんだろうね、最初。
なんかリドカインありえそうだけどね。
リドカインだった気がするんだけどな。
リドカインありえそうだよ。
だったかな?合ってたかな?
リドカイン結構どこでも使うしね。
うん。
あれでも使うよ、だから。
本当に神経ブロックよくリドカイン使うんですよ。
そうだよね。
あのーなんだっけ。
正常神経節ブロックっていうのもあれもリドカイン使うんですよ。
たぶんリドカインじゃない?
分かんない。
確かそうだけど。
とりあえずブロック一回して、効くか効くか一回見て。
ブロックっていうのかな?筋肉を何て言うんですかね。
ブロックって言うんですか?
たぶんブロックでいいと思うよ。
一回試管するか見るってことでしょ?
そう。とか、ちゃんと効くかどうか。
それやったの?
俺はやってないけど。
あーなるほどね。
一回試管するか見て、その後にエコーを見ながらポツリムスを注射する。
注射するとちゃんとその、針自体が見えることっていうのはあんまないんですけど、
その入っていってるのは液体が入るから。
あ、見えるんだ。
そう、明らかに。
へー。
筋肉に入っていってるのが見えるからっていう感じ。
エコーでボトックス入るの見るのいいね。
そう、ちゃんと見ながら打つっていう。
言ってたさ、鹿でもさ、口筋のエラのとこにさ、
顎のエラのとこにさ、
歯ぎしみ。
歯ぎしみのための、食いしびれのためのボトックス注射あんじゃん。
あれ、エコーも使えるよね。って考えると使えるよね、絶対。
それいいね。
それ、やりながらボトックスやったら、しかも使えるな、それ。
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ちょっといい感、それ。
ちょっと提案してみてください。
ちょっと考えてみましょう。
はい。
どうやってやるんだろうね。でもちょっと一回学ばないと、俺、それ。
そうね。
あともう一個は、筋電図。
おー。
これは生理学の実習でもやったもので、筋電図普通につけて、力入るとピコンって出るみたいな話で、
これはさらに、あれですね、やってるのが、腕が例えばなくなってしまった方に義手っていうんですか、腕をつけて、
今、一般的に使われているのは肩甲骨の動きで先についたフックを開いたり閉じたりするような、
先についた?
手の先っていうか、一番、義手の先っぽについたフックがあって、それを肩甲骨の動きで開いたり閉じたりするのがあるんですよ。
それで慣れればかなりの動きができるんだけど、
今回の研究、大学で研究しているのは、そういう神経の信号で、
実際この6個の動きっていうのは、まず指の屈曲神転、
そして主関節の屈曲神転、手関節の屈曲神転、前腕の開内開外、この6個の動きを、
例えば上腕の途中でなくなってしまった場合は、
上腕の二頭筋と三頭筋のところに電極をつけて、
イメージして、実際うまくそういう風に信号が出てますよっていうのを、
今うまくいってますっていうのをフィードバックしたりすることで、
その義手に電気信号が伝わっていって、実際つかんだり話したりができるようになるっていう。
電気?なんていうのかな?
例えば上腕が半分くらいなくなっちゃった人に、
近伝図を一回当てるってこと?
そこに近伝、電極つけて、そこに来る正中神経とか、そういう神経に来る信号を拾って、
それをその義手に、近伝義手につなげて、
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で、つかんだり話したりだったり、こういう前腕の動きをしたりとか。
義手をつける前に一回電極を張ってってこと?
今日見た動画では、義手つける前に一回電極つけて、
シミュレーターみたいなので、PCの画面に手が映ってて、
画面上の手が動くかどうかみたいので、多分練習。
患者さんに画面に映っている動きをイメージさせてもらうってこと?
そう、閉じようとしてくださいみたいな。
で、その時の近伝図の波形とかを見るってこと?
ということなのかな。
それだとちょっと動かないんで、もうちょっと別のイメージをしてくださいとかもあるのかもしれない。
難しいけど面白そう。
だから、例えば原始ってあるじゃないですか。
原始?
ファントム・ペイン?
いや、ファントムなんていうのかな。幻の腕がまだあるように感じるみたいな。
ファントム・ペインもそれか。
そういうのがある人とない人がいるらしい。
そういうのがある人の場合の方が近伝技術への適応が早いかもしれないし、そうじゃないかもしれないとか、そういうのもいろいろ。
研究というか現場レベルでの試行錯誤なのかわからないですけど。
それめっちゃ不思議だよね。腕なくなっちゃったのに、まだ腕あるって感じるっていうのはすごいよね。
だんだん感覚が短くなっていって、最終的には今元の腕の先っぽのところまで、今ある腕の先っぽのところまで感覚が最終的には近くなるみたいですね。
修正されるんだな。
へー。
あともう一個最後にあったのが、これはTMSっていうトランスクラニアルマグネティックスティミュレーションという系統外磁気刺激療法っていうんですか。
脳の頭蓋骨の表面に電極があってみたいな。電極なのかわからない。
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あれは磁気なんですよ。磁気を発生させて、
電極コイルが2つ8の字についてるんですね。そこに電気をバッて流して、するとフレミングの左手の法則みたいに磁気が発生するわけですよ。
その磁気が2本脳の中にビッてきて、逆に脳の中でその磁気から電気が流れるみたいなやり方で。
これすごい面白かったんですけど、中心前回の運動員の手の、ペンフィードの脳地図の手のところに置いて、バチバチって流すと手がピクピクって動くの。
別に脳を直接ぶっ刺してないのに、
頭皮の表面からってことだよね。
表面から磁気がバッて走って、脳の中でその磁気によって電気が流れて、腕がピクって動く。
しかも、例えば握ろうとするんだけど、実際には指が動かないぐらいの感じにしてって言って、それをやられると握る方向に動く。
どういうこと?
説明が難しいんだけど、何かをしようとする状態でイメージすると、その回路に電気が流れやすくなるんだって。
何かしようとすると。
例えば握ろうとイメージした状態で、その磁気でビッて、脳の中で電気流すと握る方向にピクって動く。
逆に、手を開く方向に押しようと脳でイメージして、電気流すと開く方向にピクって動く。
イメージすることで、脳の電気が流れやすい回路が変わるんだ。
コップを握ろうとイメージしてくださいって言って、考えていると同時に電気が流すとコップを掴む。
そう、コップを掴む方向にピクって手が動く。
すごいなと思って。そんなイメージするだけで脳の回路が切り替わっているんだ。
切り替わるってどういうこと?
握る方向の脳の回路が電気が流れやすくなっているから、中心全開の手あたりで流しているのに違う動きが起きる。
違う動きってどういうこと?
すごい細かい状態でもできないから、同じようなところで電気を流しているのに握ろうとイメージして、電気を流すと握る方向にピクってなる。
21:09
逆に今度は手を開こうと考えて、電気を流すと開く方向にピクってなる。
動きが変わるんだ。イメージしただけで。
同じところに電気をかけて、同じ刺激を与えているのに、イメージだけで動きがしやすくなったりする。
それをリハだと手が動かない人には使う?
それは自分もチラッと聞いたのですが、よくわからなかった。
そういう時期で、繰り返し4発流すと脳が活性化するみたいな研究結果があるみたいで、脳を活性化してみたいなざっくりした話しかまだわからない。
TMSはうつ病などで、テレビで見たらASTとかにも使えるみたいで、グッドドクターのドラマにあったんだけど。
グッドドクターだっけ?
グッドドクターかグレイザー?
海外の医療ドラマ?
そう。海外の医療ドラマでTMSで使ったドクターのASTが良くなった。
そういう脳の疾患には結構使っているようなイメージはあった。
そう。あと、よくゲーマーが脳に電流を流して集中力アップみたいな。
そんなのあるの?
Amazonとかでも普通に買えるみたいで。
マジ?
大丈夫なんですかって聞いたら、まあまあ大丈夫じゃない?って。
すごくて、その先生の研究をしているので、脳に電流を流して、一時的に反則空間無視にして、いろいろやったりするっていうのがあるみたいで。
それは面白いよね。
結構思うのは、医療を学ぶ時って、とりあえず覚えるみたいな。
でも実際それがどんな感覚か分からないじゃん。
歯医者もそうで、医学部に行く学生ってみんな歯がしっかりあるんですよ。
しかもみんなしっかり歯を磨くから、歯を無くすなんてほぼありえない話なんだけど。
そこで患者さんの入れ歯を作らなきゃいけなくて、入れたことない人が分かるかよっていう。
24:03
それがめっちゃあるんよ。
でもそれ医療も一緒じゃん。反則空間無視って。
え?何それ?みたいな。
イメージはなんとなくはつくけど、結局どう見えてんの?ってあるじゃん。
それ医学教育とかにも使えそうだね。
最初はちょっと怖いというか、反則空間無視になって大丈夫なのかな?みたいな。
全然大丈夫だよっておっしゃってましたけど。
その手ができるんだみたいな。
一時的な感じ?
すごいなーって。
脳の疾患があった人に、脳卒中でもなんでもいいけどさ、
脳卒中になっちゃった人に、それが持続的に頭にずっとつけてさ、
持続的に脳を活性化してさ、体が動けるようになったらさ、
それ良さそうだね。
そうですね。そういうのもできたらいいし。
脳卒中になっちゃった人はヘルメットみたいなの被って、
それ被ってればずっと動けるみたいな。
元の体のように動けるみたいな。
そうなったらすごいよね。
全然、ちょうど適当な妄想話だけど。
だから、もちろんリハビリ、いわゆる歩いたりとかそういうリハビリもあるんですけど、
いろんな研究段階のお話も伺うことができて。
いいね。
すごい面白かったです。
俺にはちょっと難しいかも。
難しいけど、確かに面白いなっていうか。
筋トレとかそういうのに応用できないの?
それもね、ちょっと気になりますけど。
その話までは全然できなかったです。
TMS使いだからボディビルすると、もっと筋力つくみたいな。
まあね、そういうのありそうです。
それ良くない?
でも、リハビリに使えそうだね。確かにリアルに。
体なかなか動かない人に、ある意味無理やり動かせるみたいな。
確かにそれ良いかもね。
良いですね。
はい。
じゃあ今日はこんなところで。
はい、そんな感じで。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
良いじゃん。
26:31

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