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2020-09-11 14:11

「ハーバードからの贈り物」第2回:「剥製の鳥」とお互いの大学・大学院時代

いろんなお話が心に残っているみきさん。そのうちの一つが、教授の学生時代に受けた動物学の試験をテーマにした「剥製の鳥」というお話。 不確実性の中でも、逃げ出さずに意思決定することの大切さと、難しさを教えてくれるよいお話。

みき(@miki_apreciar) のぞみ(@CobeAssocie

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書籍紹介(Amazonより)  信じた道を行こうと心に決めたとき、この本を開いてほしい―。 仕事で落ち込んだとき、くじけそうになったとき、迷ったり悩んだりしたとき、「初心」を思い出させてくれるハーバード恒例の“最終講義”を一挙掲載。

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次は、剥製の鳥っていうエピソードが結構好きだったかも。
どんな話だったかというと、
ジフリーさんっていう教師の方が、剥製の時代の時のエピソードを話してるんですけど、
その人が何かの都合で、全然興味ないんだけど、生物学みたいな授業を取らなきゃいけなくなって、
単位のために。
その授業では、毎回毎回、いろんな生物の特徴について調べてレポートを書かなきゃいけないみたいな、
動物学の授業を取ってたと。
で、期末試験の時期がやってきたら、
試験がすごい変わってたっていうことが書いてあって、
ちょっと想像してほしいんですけど、
生徒が広いメモリアルホール、食堂みたいなところに連れて行かれて、
その席に座りますと。
そしたら、その授業の大学院生の方がガラガラって荷物を運んできて、
目の前に大きなものが台を持ってきて、
カートの上に大きな鳥の博士っぽいものが乗ってる。
で、その袋で覆われてると。
なんで鳥のようかっていうと、
袋の下の方から羽の下の部分がちょっとだけ見えてる。
足っぽいものが見えてるっていう状況です。
足と羽の先が出てるから、かろうじて鳥だということがわかるみたいな。
そうそうそうそう。
そのまま、はい、じゃあこれで試験開始です。
取らないんだ、袋みたいな。
我々でいう試験ってだから、だいたい紙が一枚配られて、
問いがあって、答えがあって、書けみたいなやつですよね。
袋をかぶさった大きなもの。
はい、これがテストですと言われる。
で、今までの授業で得た情報をもとに、
これが何なのか考察して、鳥の特性とか、
餌とか交尾の習性とかをできるだけ専門的に記述してください。
羽の形がこうで、足がこうだから、
あの鳥なはずでってことは、
これを食べてるはずで、
こんな風に移動してるはずでみたいなことを
頑張って書けってことですね。
頑張って書く、大きさはこのくらいだからとか、
羽の形がこうだから、きっとこういうものを捕捉していてとか、
書かなきゃいけなかった。
袋をかぶってるから、
くちばしの形も分からないし、
目の感じも分からないし。
なるほど、想像制と。
試験の重要な条件が、
やっぱり袋は絶対外しちゃいけない。
で、4時間でやれっていうテストだったんだよね。
4時間!?
自分もなんだこれと思ってたけど、
周りの学生たちも、
なんだかなんだか、
なんとなく書いてましたってことじゃないかっていうこと。
だけど、ある一人の生徒が、
もうちょっとパンってなっちゃって、
こんな試験やってらんねーよ、みたいな。
今まで頑張って勉強出てきたの、
なんだったんだよ、みたいな感じで切れちゃって。
試験官とかも、
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なんだなんだお前、みたいになるんですけど、
結局怒って帰っちゃったと。
でも、アシスタントは、
でもこれがあなたたちの決まった試験なんで、
文句は言わずにやってくださいっていう。
っていうエピソードを見たときに、
このエピソードから学べることとして、
これはこの授業が変だったとかじゃなくて、
どんなビジネスチームでも、
こういう学生の取りが試験に出るみたいなことは起きる、
みたいに言っていて。
結局確実なことなんてないし、
でも、それでも決断を下さなきゃいけないことっていうものは、
絶対ある。
不確実な状況で、
何かを意思決定するためには、
自分の内なる審判みたいなものがないとダメなんだ、
っていうことを言ってて。
言ってること自体は、
絶対一回聞いたことあるっていうか、
確実なものなんてないよとか、
自分の中の信念が大事だよとかって、
言われたことあると思うんですけど、
それを人生、
いつどんな学生の取りが試験に出されるか、
わかんないよって言われたら、
確かにそうかもっていうふうに思えて、
自分の信念が大事とか言われても、
たぶんどこかで、
でも私なんて別にただの会社員だし、
社長になったことないし、みたいな、
その距離を置いて聞いたのが、
テストとかってなった瞬間に、
すごい近くに感じられて、
次からも何か意思決定しなきゃいけないとか、
学生の取りの試験だって思ったら、
結構自分ごとになれる気がするなって思って。
確かにね。
なるほどなって思いました。
人生、そんなもんじゃないみたいな、
学生の取りに試験に出されてるみたいなもんじゃない、
って思ったんですよね。
これあれですよね。
試験受けるときに、
まず試験官がすげえ嫌なやつっていう、
あれがあるじゃないですか。
あります、あります。
万年博士家庭にいて、
こいつでんえんといるな、みたいな。
そいつは試験で学部生とかをいじめるのが趣味みたいな。
人がねちねちねちねち言うから、
お前らのとけよ、みたいな。
さっきみんさんが言ってた、
試験会場のメモリアルホールっていう、
バカでかい会場の中で、
バカでかいんだけど、
20人ぐらいしか動いてないから、
こじまるちゅっちゅって座ってるみたいな。
そこに雪が吹き込んでるんですよね。
本人ちょっと太ってて暑いから、
嫌なやつが目の前にいて、
試験問題も4時間かけて、
一部の情報から頑張って推測しなきゃいけないみたいな、
めちゃくちゃストレスのかかる環境の中で、
一部の人は、
やってられるのか?こんなありえないのか?
って出ていってしまう。
確かにみきさんが言うように、
こういうことよくあるなと思っていて、
もうちょっと見せてくれないと、
意思決定できませんみたいな人っているじゃないですか。
いる。
もうちょっと袋を上げてもらわないと、
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みたいなのが結構あって、
だいたいそういうのストレスがかかる環境になるとかつ、
ストレスがかかる環境になればなるほど、
そういう時に逃げ出しちゃう人とか、
袋を誰かがめくってくれるまでは、
何よりも決めませんみたいな。
待ちまわすみたいな。
今、袋開け待ちレッスンみたいな。
そうなんですよ。
この教授が言ってくれてるみたいに、
ハーバードのMBAに行ってる人って、
結局最終的にはマネジメントになったり、
自分で起業したりっていう、
意思決定をある種仕事にする人たちが多くなってくると思うので、
彼の言葉を借りれば、
重要で物事を大きく左右するような決断を、
不十分なデータとか検討違いのデータをもとに
下さなきゃいけないこと、
めっちゃあるよねみたいな。
ノイズもあるよね。
勇気吹き込んでくるノイズ。
うざい試験官みたいなノイズがある中で、
どうやってその課題にフォーカスするか。
あなたたちは突きつけられてるんですよっていうのは、
さっき三木さんが言うように、
言われることはあるんだけど、
確かにそうっすねっていうのが、
このストーリーを聞いてると、
キュッと入ってくる感じがしますよね。
いやー、これもいい話ですよね。
いい先生って、
例え話とかメッセージを込めるの本当に上手だなって。
上手い、本当に上手いですよね。
ちょっと話がどれちゃうかもしれないですけど、
三木さんってMBA行こうとか大学院行こうとか思ったこと、
キャリアの中であったんですか?
私全然なくて、
私大学1年生の時に、
舞台証明の会社でバイトしてたんですけど、
その会社のバイトが楽しすぎて、
証明家になろうみたいな感じになっちゃって、
全然大学に行ってなかったんですよね。
大学4年間でもまともに勉強してなくて、
ゼミも入ってないし、卒論も書いてないんですよ。
サークルの後輩とかに出席カード取ってきてもらって、
テストだけ受けてみたいな。
卒業しました。
授業出てないエピソードで言ったら、
私サークル以外だと学部に友達1人しかいないんですけど、
どんな友達と会えて作ったかって言ったら、
1個だけグループ作って発表しなきゃ単位取れないみたいな授業を間違って取っちゃって、
全然授業出てなかったからそういうの全部知らなくて、
そしたらFacebookで、
田中さん全然授業出てないけど大丈夫みたいな。
グループ作るんだよ。
あとあさって授業飲み会あるけど知ってるみたいな連絡が来て、
グループ作ることも知らなかったし、飲み会があることも知らなかったみたいな。
やっぱり全然いないから知らないと思ったよみたいな。
そこから仲良くなった友達が1人いるだけっていう。
めっちゃいい友達ですね。
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そう、っていうヤバさの授業出てなさって、
だからもったいない。
せっかく教育の機会があったのに全然学んでなかったんですよね。
大学のあの教育、今受けた方が楽しく受けられそうなものって結構あるじゃないですか。
18から22、多くの人が大学に行く4年間の、
あの18から22くらいの間に行くのより、
もうちょっと後の方が楽しそうですよね。
本当、今だったらもっとちゃんと学べるのになって思いますね。
でものぞみさん大学に行ってますよね。
そうですね、大学の後にそのまま一応終始で終わっちゃいましたけど、
大学に行きましたね。
結構大学の機会は上手く使いこなしてるんじゃないですか。
かもしれないですね。
なんですか、私高校まで野球ばっかりしてたので、
大学に入ってから、あ、勉強って楽しいって思いになったんですよ。
だから比較的大学の授業にもしっかり出てたし、
面白いなと思いながら大学の学部は過ごし、
でも大学院になるとクソ難しいこれもう無理だって思って挫折し就職するみたいな。
あ、そうなったんですか。
もうレベルが全然違いましたね、大学院の。
すごいでもいい経験でしたね、大学院で勉強するときって、
何かをやろうと思うとまず論文に当たるとか、そういう癖を自分につけるんですよ。
どうやっていい論文を探すかとか、
論文の中の示唆をどうやって早めに抽出するかみたいなことは、
すごくいい習慣というか、動き方になっている気がします。
大学院では最後、授業の期末の終わりに、
何かエピソード話してくれる教授とかいなかったんですか。
いやいや、もっとゴリッゴリの、大学院も経済学研究科って言ったら、
経済学研究科と経営学研究科、NBAって名前に似てるんですけども、
全然違うんですよ。
みんな研究者養成機関みたいなやつなので、
最後の授業までバリバリっと、最新の研究ではこれはこうなってます。
はい、じゃあ次テストですみたいな。
でも面白い、最後の授業が最新の研究で終わるのは、
それはそれで個人的にはめっちゃ面白くて、
大学の授業でここまでは分かってますっていう、
分かっていることを教えてくれるのが言ったら、
最後の1回前までの授業。
これってこういう理論があって、実証的にこうなっていて、
みたいなことを最初にわーっと言ってくれるんですけど、
最後の1回で、今この分野の最先端では、
こういうテーマが使われてますとか、
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こういうところが逆に分からないって言われてますとか、
それに対してこういう教授はこんな風に取り組みをしてるんです、
とかいうのを言ったら、分かっていることを
ただ教えてくれるだけじゃなくて、
分からないことがこんなことがあって、
それに取り組んでるこんな人がいますって、
すっげーっていう、なんていうんですか、
セブン・ルールズみたいなテレビ番組があるじゃないですか。
はいはい、見てみてください。
常連大陸やってる人を見るような最後の授業でしたね。
それはそれでいいですね。
面白かったですね。
ほんと学び直したいわ。大学もっとちゃんと行けって言いたい。
東京だったら結構いろんな機会も、
土日の大学院もありますし、
分野も結構いろいろありますもんね。
情報系、デザイン系。
やろうと思えばいろいろ行ける気もする。
ちょっと機会を見つけてって言われるかもしれないですね。
多分ハーバードで海へ行ってる人たちも、
海へ行った人も、新卒に入った人たちもたくさんいて、
MBAネットワークの強さっていうのを感じてましたね。
へー、あるんだ。
めちゃめちゃありましたね。
世界中にご友人がいるじゃないですか。
なので、ハーバードMBAの卒業ですとか、
ウォートン出てましたとか、
ハースを出てましたみたいな、
メールの一行目それでいいわけですよ。
私もハーバードMBAのクラスオブなんちゃらですって送ると、
同窓ですねってなるので、
やっぱりそういうことなんだなっていう。
素の高そうなコミュニティ憧れちゃいますね。
いいなって思います。
ここの中に出てくる、
みきさんがさっき言ってた同窓会っていうエピソード、
私もすごい好きなんですけど、
これってそういうコミュニティあるけど、
溺れちゃダメだよって話じゃないですか。
それがめちゃめちゃ私好きなんですよね。
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