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  2. 春の漫画紹介回:のぞみ #1
2021-04-06 18:58

春の漫画紹介回:のぞみ #1

今回はのぞみの好きな漫画をじっくりお届け📚

・レビューが賛否両論なのは名作の証!「紛争でしたら八田まで」

日本に住んでいると遠くに感じがちな世界情勢をぐっと近くに感じられる、「地政学」漫画!
歴史が好きな方は深堀りのきっかけに、歴史が苦手な方は理解のヒントに。全ての読者の解像度を高めてくれるのが漫画の良いところですな。

・「東独にいた」

ベルリンの壁崩壊直前のドイツが舞台の、古畑任三郎型歴史SF。
表の顔は、ほんわかお姉さんと穏やかな青年。でも本当は、肉体改造済特殊部隊と、秘密結社のボス!「悪」っぽくないものが、「悪」として描かれる不思議。
そういえば、東独、西独って何?っていう世代がすぐそこまで来ているかもしれん…

==

話し手
・みき(@miki_apreciar
・のぞみ(@CobeAssocie

00:12
今日は、私の番です。
Mikiさん、前回の時にも、私が上げているやつだと半分くらい読んでいないという話をしていたので。
そうですね、半分くらい読んでいなかったです。
前回の反省を考えると、前回は1時間半くらいで、
元リストの半分も消化できていたので、
今回もそうなることを要求しながら、
Mikiさんのなんだこれっていうのを扱うのが良いのか、そうしましょう、そうしましょう。
Mikiさんが読んでみて、これも良かった、これ良かったですよね、があればそれはそれで。
最近、当たりだったなと思ったのは、
紛争でしたらハッタマネです。
あー、紛争でしたらハッタマネは、これはすごくいいですよね。
知性学の文化じゃないですか、
ハッタユレさんっていう主人公のことをね、
インテリジェンスの知性と知性学を掛けて様々な、
どうぞどうぞ。
何で知ったんだっけな、
アマゾンか何かにレコメンドされたんですよ。
で、パキッと買って、
一応、こういう初めての作品を買う時には、
これも主義主張あると思うんですけど、
いろんなもののレビューとかを見てから買うんですよ。
そういう情報を入れたくない、とりあえず自分で買いたいって方もいらっしゃるじゃないですか。
アマゾンのレビューで言うと、
トップ10と下10%みたいなのをどっちも見てから読み始めるんですよ。
そういうこともあって、
封鎖でしたら貼ったまでどっちもあるなと思ってたんですよ。
めっちゃいい感じの面白かったですっていうものもあれば、
なんかこう、一個一個は面白いんだけど、
うんちくがやたらと長ぇなとか、
題材はいいのにストーリーがみたいな。
結構言って、そうなんだ、そうなんだって。
でも読んでみると私はすごく、
なるほどそういうふうに物事を見るんだっていうのを楽しく学べる、
すごくいい漫画だなっていうのを。
ミクさんが言ってくださったみたいに、
テーマは知性学。
知性学って例えば、よく言われるアメリカと中国の関係性を考えたときに、
日本っていうのがアメリカのフロントラインというか、
最前線、中国との間の干渉材になってますとか、
地域的に中東みたいなものを見たときに、
03:02
この位置にあるこの国っていうのはこういう意味付けがありますとか、
ここがアメリカ側で、こっち側はエジプト側で、こんなふうになっているんだろうな。
国の関係っていうのも、
この位置とか、こういうものと掛け合わせながら見ていくのが、
まさに知性学のひとつのテーマだと思うんですけど、
その知性学っぽい話と、
あとこの葉っぱちゃんっていう主人公がすごくおいしそうに地域のご飯を食べているっていう描写と、
それが掛け合わさっているのがとてもいいのかなっていうような感覚でしたね。
実際に起きていないけど、確かにこの地域ってこういうトラブル起きそうかもっていう問題がテーマになったり、
リアルで面白いし、確かに各地域の料理の描写が結構、
ローカルフードの描写が結構細かく描かれているのもすごいおいしそうでいいですよね。
出てくるテーマ、これ日本の話ではなくて、
メインはこの葉っぱさんっていう主人公がいるのも、
イギリスの会社だし、行く舞台もナイジェリア?インドとか、
イギリス館がニャンバーで、あとウクライナとか。
ニャンバー、ウクライナ、アイルランド、インドとかも入っているとか。
インドも入ってますね。
そうですよね。そういうところが舞台になっていて、
どれも日本に生活していると遠い感覚があるじゃないですか。
島国に生きている、ただこの島国で何とかやってると、
知性学って概念あんまりない。
私も全然知らなかったです。
薄くなりがちなので、すごくない。
本当は多分日本も考えてたんだと思うんですよ。
太平洋戦争の時とか、ここを取るとアメリカとの関係がこうなるはずで、
ドイツがこうだから日本はここを押さえとかなきゃいけない。
こういう時代になるとあんまりそういうことを考えることはなかったので、
読むと世界自体に違って見える。すごくいいテーマだなという感じがしました。
具体ニュースが身近に感じられるし、私あんまり歴史を捉えるの苦手っていうか、
歴史って場所と時間と問題が全部3つの観点が同時に動いていくから、
どっか固定してくるよみたいな気持ちがすごいあって、把握が難しいんです。
ストーリーになってて、こういう問題だと、
パブでバイトするこの少年がこういう被害に遭うの?みたいな、
わかりやすくていい。
この書いてる方、調べるの一番いいんじゃないかな?
本当にそうだと思うんですよ。
本当に600円とかでいいんですか?みたいな。
これね。
これを読んでからいろんな本も読むようになって、
イギリスの中にも出てきたチャブっていう表現があったと思うんですけど、
06:01
イギリスの身分社会における、
本当に公共住宅に住んでる、
ダラッとした服を着た若者みたいなことを揶揄したチャブっていう表現があったと思うんですけど、
あれを取り上げた海外のジャーナリストの本を読んでみたり、
内モンゴル?中国の内モンゴル自治区っていう、
モンゴルとの国境あたりにある自治区があるんですけど、
そこを取り上げた新書みたいなのを読んでみたり、
そう見ると本当に、
よく言う、中国が頑張っていてインドとなんちゃらて、
アメリカがこうで、みたいなやつよりもっと改造度が上がる感じがする。
本当にいろんなきっかけをくれた、
いいストーリーも楽しいし、勉強にもなるっていう、
とってもいい漫画だなって感じがしますね。
私は本当にハークフードが苦手だから、
望みさんほどの深堀りはできなくて、
マジでキャラ読みしてて、
風装でしたらハッタマで、もちろんお役立ち漫画であるんですけど、
キャラが普通にいいじゃないですか、ハッタさんってすごい独特で、
眉毛で特殊な服装をしてて、すごい尖ったキャラで、
そういう人がバリバリ仕事をして、
バンバン敵を直しながら、
倒す様を追う感じながら、
とりあえずちょっと歴史を話してみたいな感じで楽しめるので、
私の場合はいいなって思ってます。
作者の性癖が出まくってますよね、キャラって。
ハッタさんすげー妹好きなんだよね。
ああいう感じの強い女性が好きなんだろうなって思って。
そういうことか。
なんか出てくる人出てくる人みんな強いなって思って。
そういう勢いを感じますね。
大学のルームメイト、大学の時のルームメイト、あれがウクライナ人。
ウクライナ人。
確かにある人も強い女性ですよね。
普通の人いないですよね。
大体みんなエクストリームな感じで。
私はペッチ読みしてついでに、
知性学を少し学べていいなって思ってます。
多分知性学が好きな人は、
こぼれるきっかけになっていいなって思ってる。
これが漫画の良さなんだよな。
自然に入ってるみたいなのが、
勉強してる気にならないけど、
自然に脳みその中の、
いろんな単語と単語の間の繋がりを作る、
ネットワークみたいなのがあるじゃないですか。
その時にこれを読む前と読んだ後って、
別に真剣に勉強しようとしなかろうという、
ウクライナという単語が出てきた時に、
連想するものがもっと豊かになるじゃないですか。
そうなんですよ。
これがないと単純に、
美人がいるとこですよねとか、
ニュースでロシアと何かありました?
みたいな話になると思うんですけど、
その時にグルジアとの関係が、
漫画の中に出てくるじゃないですか。
本当のグルジアのことを考えてる人は、
グルジアのことをグルジアと呼ばないみたいな。
09:00
あれ?そうなんですか?みたいな。
自然との繋がりというか、
みたいなものができるっていうのが、
いいことだなという感じですね。
そうですね。
そしてあっという間に、
15分ほどが過ぎちゃって。
いや、もう全然ダメですからね。
全然終わんないです。
野沢さんの漫画って、
漫画としてのクオリティが高くて、
ストレスなく読めるのに、
読み終わったらめっちゃ勉強になってるみたいな、
漫画は多くないですか?
そうなのかな?
なんか天地創造デザインとか、
ペロール教徒とかそんな気がするし。
はいはいはい。
なんか読んでないですけど、
東北ニータとかどうなんですか?
あ、東北ニータは、
でもこれも、
あのー、
東北ニータは、
これ私の妻も大好きな漫画なんですけど、
はい。
舞台で言うと、
1940年、
40年か41年くらいの、
東ドイツ。
東独なので東独って書くんですけど、
東の独立の独って東独ニータ。
なので、
あ、ベルリンの壁を舞台にしてる。
だから1980、
80何年か。
1947年は、
別にもう一個描いてた。
あ、なるほど。
東独ニータは、
1980何年くらいの、
あのー、
ドイツが東と西に分かれたときの
東ドイツ側。
うん。
これ実際にこう、
なんて言うんだろう。
ドキュメンタリーでもなんでもなく、
単純な空想。
空想もろもろなんだけど。
その、
東独ってつまり何か。
これ、
あのー、
だんだんに東、え?
西ドイツって何ですかみたいな人が
世間的には増えるわけ。
そうか。
今改めて、今15歳とか20歳の子とか
西ドイツって知られんだよな。
歴史の教科書とか。
ベルリンの壁があったことは
知らない人たち。
多分見ますね。
なんかその、東ドイツってめっちゃ簡単に言うと
社会主義側のドイツ。
第二次世界大戦にドイツっていう国が
待っててしまって、
西と東で別れました。
西側にいるのは
イギリスとかアメリカとか、
世間一般的に言われる
市場主義が
浸透している社会が
西ドイツ。
東ドイツの方は
ソ連の影響もあるので、
社会主義、
共産主義でやられる
ところです。
その東ドイツってところを
舞台にした
特殊部隊の
特殊部隊に所属している
女性の話なんですよ。
そうなんですか。
特殊部隊に所属している女性の話。
12:00
めちゃめちゃ前置き長くなりました。
主人公は
東ドイツの
アメリカ人とか
もっとエグ系の
特殊部隊の人たち。
肉体改造ゴリゴリみたいな。
普通に銃弾止めますみたいな。
SFなんですけど。
その社会主義の
政府の中にいる
一人の
特殊部隊員の女性が
主人公。
そうなんだ。
そんな話だったんだ。
さっきの
紛争でしたらはったまると同じように
ちょっとグルメ要素が
入っていて、この人すごく
ハチ肉が好きなんですよ。
かわいらしい。すごいかわいらしい。
食べてるんですけど。
その人
特殊部隊にいるので
バリバリなわけですよ。
頭も良くて強い。
そうそう。まさに何でもできちゃうんですけど。
ちょっと近くにある
日系移民の
ユキロっていう男の子が
やってる
本屋さんの
本屋さんの
やってる
本屋さんにたまに行って
ユキロのことちょっと好きなんだよ。
っていう状態です。
ここから
ネタバレになるので
みきさんこれから読むときに
教えてほしいんですけど
ユキロ君って
東ドイツの
中にいる
秘密結社の親玉なんだよ。
そうなんだですか。
古本屋を営むちょっと優しそうな
人生なんだけど
ユキロ君は日本から
日本人ですと。
日本に
ルーツを持つユキロ君なんだけど
社会主義なんてダメだと思ってるんだよ。
西ドイツっていう
優れた市場
経済的に豊かな国があって
東ドイツなんてこんな
貧しいところでやってる場合じゃないと。
東ドイツを解放したいと思ってる
っていう秘密結社のリーダーが
ユキロなんですね。
悪の組織とかではないんですよ。
でも
主人公の人からしたら
悪の組織なんですよ。
日本でいうところの
今の頃現代日本で
よしこんなところ政府を
駆逐して社会主義に戻るのじゃ
って言ったら
それは何と人が評価するかで言うと
悪だなと思い
される気がするんじゃないですか。
確かに。
みたいな
関係性がある中での
ボロボロみたいな
お話なんですけど
面白そう。私たちが今普通だって思ってる
ものを悪だって思ってる人を
文化主人公の話
イエス
例えば
どっちが善か悪か分かんないみたいなものって
いろんな構図であると思うんですよ。
例えば
15:00
風の谷の青しかも一部そういうものがあるし
ちょっとこう
ボーイッシュになるとガンダムとか
そういうものも
どっちが善だどっちが悪だ
分からないっていう話はあるわけなんですけど
この盗賊に至る面白いところって
結局ベルリンの壁は
崩壊するんですよ。
ってことは結局東ドイツって
なくなっちゃうんですよ。歴史的にね。
そこに至るっていう
なんとなくゴールが分かっている
このゴールが分かっている
ミステリーと
ミステリーが混ざったものを
読んでいるような気持ちなんですよ。
例えば
推理小説的なものが
二つあるとして
片方は誰が犯人か分かりません。
だんだん読んでいって
最後の最後に犯人はこの人だよって
分かるっていうミステリーの読み方もあれば
古畑仁太郎とかって
最初に犯人分かっているんですよ。
こいつ犯人なんだって分かっていて
古畑がそれを
少ない手がかりで追い詰めていく
その醍醐味なわけじゃないですか。
だから
ガンダムとかって結局どっちが勝つか
もちろん主人公が勝つんだろうなと
分かって思いながらも
数性としては分からないわけですよ。
けどこの漫画って基本的に主人公が属している
東ドイツって必ず
無くなることが分かっている
わけですよね。
古畑仁太郎がただ
盗賊の
この人たちって結局
結局意味なく
盗まれてしまうっていう中で
でもこの主人公の子は
その雪王の秘密結社を何とか
止めればならぬ。なぜならば我々も
この政府体制を守るために
と思って頑張ってる。
でも無くなっちゃうのになぁ
みたいなことを思いながら
私は読むわけですけど
古畑仁太郎型のミスって
すごい好きなんだよ。
SF感と
ほっこりするハチミツ大好き主人公と
その何ていうの
知ってる謎解きというか
信仰みたいなので合わせて楽しく読んでる。
答えが分かっている方に
知ってるつもりだったことが
意外と知らなかったな
ってことも気づかせてくれたりもするから
低音で見よう
いいですね
歴史が苦手な私でもできるか分かんないけど
物語の力を借りて
盗賊はシンプルで
多分大丈夫
時のテーマを固定されてますもんね
ビルリン河の壁崩壊直前の
東ドイツですよね
比較的近いし
おとよめ語りが読めて
これが読めないことはないはず
良かった
試し読みも
確かできたはず
今何巻まで出てるんですか?
3巻まで出てるので
優しい
新規に優しい算数
18:02
12巻ぐらいまで行くと
もうちょっといいかなってなるんじゃないですか
3巻ぐらいまでならかなり
余裕ですよ
ミシャンの優しさは何巻あたりで高いの?
8巻
今でも分かるな
8だな
8あるな
あともうちょっと手出せないかなって
私今呪術回線出そうです
分かる
無理だと
すげーリコメント出てきて
何なのかなって思うけど
かっこ19とか出てくると
うわーもう無理だ
追いつけないわ
分かるわ
18:58

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