1. 本そば ポッドキャスト休憩室
  2. #99 閉店する本屋の話
2022-08-23 39:48

#99 閉店する本屋の話

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閉店する本屋の気持ちのお話など


本そばへのご質問・お題募集中 おたよりはこちらから

00:03
なんか、おたまとんは忍者バージョンが出たみたいで。
あ、新作出たんですか。
新作出たらしいですよ。
本のそばには楽しいことがあるをもとに、書店員歴25年の元書店員すずきと、
出版取次7年、出版社営業13年、現在、書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所運営2年、1か月目のわたなべの2人で、
書店員、出版社、一般の読者の方からの素朴な疑問に答えています。
ポッドキャスト、本そば、卒月休憩室でございます。
はい、99回目?
になります、今回の配信で、99回目となります。
すごいですね。
ちょうど1年ほど前に。
そうですね。確か8月の下旬にスタートしたので。
8月26日ですかね、去年。
2021年、8月26日。
だから、ほぼほぼ1年で100回。途中1か月ほどサボってるから。
そうですね。
まあ、いい霧。実は霧を狙うように調整してた。してないけど。
そこに合わせにいったという都合のいい解釈もできそうですね。
ひとそれですからね、解釈はね。
なんかね、僕も若かりし頃、運転免許証を教習所に取りに行ってですね。
順調にコマを埋めていってですね。
できれば最短で取得してやるなんて野望に持ってたけど。
なんか、ふと行かなくなって半年ぐらい。
そうなんだよね。
そういうのってありますよね。理由が特にあるわけでもないんですけど。
教習所でさ、キャンセル待ちってあったじゃん。今はあるわけじゃん。
行ってさ、一応コマ、1日なんだっけ、2コマしか取れないんだっけ。
なんか制限がありますね。上限あるんですよね。
けどプラス、キャンセル待ちで乗れんだよね、確かに。
で、若いから暇だからさ。
ずっと待ってる間、本読んでてさ。
それでもう、村上隆の本とか超同化したんですよ。
イン・ザ・ミソスープとか待ってる時間に全部読んじゃってる。
思い出はあるけどね。
そのぐらい教習所はすごい流れる空気が、時間がのみしてたけど。
まさにキャンセル待ちして本を読んでる間に、
限りなく透明に近い鈴木たけしみたいな感じになってる。
ブルーな。
限りなく透明に近いって、中身じゃなかったんじゃなかったっけ。
あれだって、なんかあれじゃないですか、あのほら、
武蔵美在学中、武蔵忍美在学中に、それで群蔵新人文学賞及び芥川賞受賞です。
03:10
そっちはそっちだっけ。
フッサの米軍キャンプで、麻薬とセックスに溺れる大背的な若者たちが。
俺これ読んだけど、全然覚えてない。
5分後の世界とかさ、ウンザ味噌スープとかああいう、もうちょっとキリキリしたやつ読んだな。
村上隆先生の話してるのかな。
なんか読まないですね。
わからないね。
それとか読んだけど、思い出の中に。
そうですね。
そんなこんなでございましてですね。
99巻の今回はですね、本蕎麦はいつもお便りはGoogleフォームをこちらが作ってまして、
そこに書き込んでいただくようなスタイルで拠点募集しておりますけれども、
今回はですね、本蕎麦の公式Twitterアカウントのほうにですね。
あるんですよ、実は。
知らない人多いと思いますけど。
知らない人多いと思いますけど。
本蕎麦のTwitterのほうにメンションつけてくださって、
質問をいただいたということで、そちらにお答えしていこうかなということで、
いつものようにラジオネームではないんですけれども、
Twitterアカウント井野書店。
井野さん。
井野博之さんからのご質問。
ほんとこっちが質問フォームとか作ってもそれ守らない人だよね。
ほんとに。
ままま、あのね、井野さん…。
これさ、気づいたの結構後なんてかあるんだよね。
実はこれいただいてたの6月の25日にいただいているということで。
Twitterアカウントさ、配信っていうかツイートはしてるんだけどさ、
あまりリプライとかメイン言ってなくて、リプライもされないからさ。
わりとね、リアクションが薄いので。
まさかあるとは思ってなかったからさ。
あわてて今回ご質問にお答えせねばということで。
ということでございまして、それではいただいたご質問を読み上げさせていただきます。
井野書店Twitterさん。
なんでみんな、本屋が閉店するニュースとか、
閉店した本屋のシャッターに温かいコメントがとか大好きなのに、
本買う人は減っているんですか?っていう。
06:02
何この意地悪な質問は。
井野さんはあれですもん。
第84回で本屋砲弾と銘打ちましてですね。
ゲストにお越しいただいたこともありますから。
むしろ井野さんにこの質問に答えてほしいぐらいに思ってるんですけども、実は。
本屋が閉店するニュースとかさ、僕も実は2店舗閉店してますけど。
閉店経験者ですよね、すぐちさん。店長の立場で。
特に店長時代に長年、地元で20年ほどやってた書店を閉店っていうときが、
一番多分リアクションが多かった、地元の人から。
ただ、僕も実は最後に閉店のときにお辞儀してさ、みんなから拍手とかで終わるとか、
もう絶対やりたくないと思って。ひっそりと終わりたいと思って。
いつものように。
そうそうそう。それが一番いいかなと思って。
僕も最後別にあいさつそんなしなかったし、最終日もね。
あんまりそういう変に閉店することに対して、いきなりそのときだけ盛り上がってるのは、
僕もあんまり実は好きじゃなくて。
書店はやっぱり最後も普通にしまってほしいなっていうのはありますけど。
とはいえニュースになるような、報道陣とかも来ちゃうようなインパクトのある閉店もありますし。
最近さ、街の本屋が消えていくっていうストーリーが上に乗っかっちゃうからさ。
どこどこ灯火が消えるみたいな、そういうものがすごいあるけど。
本屋以上にもっとなくなってるのはたくさんあるけど。
そういうのはやっぱりストーリーになりがちだよね。
そうですね。特に日本全国各地、地元のメディアって言いますか、全国ニュースにはならなかったとしても、
地元のメディアはどうしても拾わざるを得ないような、
長くそこのご当地で商売を続けてこられたような書店さんは特にどうしてもニュースにせざるを得ないのかなというところがありますし。
中に働いてた人間とってはなんか複雑なんだよね。
そのときに惜しまれてもみたいなのはある。
もっとそういうのもあったりとか。
いや別に惜しまれたりするのも嫌なわけじゃないよ。
すごい嬉しいし、今まですごく対戦してくれたんだなって気持ちはすごくくるんだけど。
そのときにいろんな感情が表に出ちゃうと、なんかこそばゆいというかさ。
そうかもしれないですよね。
そうそうそう。そういうのはあるよね。
09:03
本を買う人が減ってるんですかって、猪瀬さんの非常に意地悪なことがありますからね。
これ僕、本買う人は減ってるんですかっていうものに関しては。
知らんわ。知らんわ、俺は。
これは僕、つい最近の配信した出版業界のニュースの中で、フィリピンの出版の売り上げはすごい伸びてると。
人口も増えてる。
人口が増えてるからっていうのが一番大きいだろうということを言ったんですけど、
本買う人減ってんのは日本の人口が減ってるからで、
一番ボリュームゾーンというか人口のピラミッドの中で一番ボリュームのあるところの人たちの目がどんどん悪くなっているというですね。
目が悪くなる、老眼とか。
老眼とかにね。
活情を負うのがしんどくなってくる。
しんどくなってくるっていうところが、本買う人減ってるところの一番大きいところであることはほぼほぼ間違いがないと思ってるので、
そういうことにさせていただきつつ。
けどさ、最近ちょっと思うのが、
年取ると物語っていうものを追うっていうことがだんだんしんどくなってくるんだよね。
別に小説読まないわけじゃなくて、小説読むんだけど、
昔に比べて小説に感情が動かされることがだんだん薄くなってきて、
そういうのもあったりして。
年取るとそういう体質が変わるというか。
変わりますよね、それは。
あるんだろうね、やっぱりね。
別に小説読まないわけじゃないし、読むけど。
昔はもっとガンガン小説読んでたんだけど、
最近はそればっかりじゃなくて、いろんなもので手をつけるようになってる部分もあるけど。
本買う人か本読む人かっていうのはちょっと別になってくる気がするけどね。
そうですね。
井野さんが書かれてるところで、本屋が閉店するニュースとか。
本当さ、この間の出版業界ニュースでもさ、
とりあえずトピックとしてはあげなかったけど、
3点分ぐらい新製書店が閉店するニュースが入ってたよね。
入ってましたよ。
僕は本当に配信のときに言及する時間も長話になっちゃってなかったんですけど、
一番自分の中で思い入れみたいなのもあるのが、
新潟の北書店さんが8月いっぱいで閉店っていうね。
店主さんが会長が難しいところがあってっていうところもあるんですけど、
12:01
僕実は三島社時代に佐藤店長に。
佐藤店長ってもともと新潟で100年以上飽きないしてた北高社っていう書店の最後の店長だったんですよ。
僕は北高社の佐藤さんに三島社としてインタビューのウェブ記事をにしたくて、話聞いて、
一生懸命テキストに起こして自分で記事にして、
これをちょっとアップしたいんですけどチェックしてもらえますかって佐藤さんに戻したときに、
そのときに北高社が裏側で閉店することが決まってたんだよね。
今このタイミングでこんなこと言えねえよって佐藤さん思いながら、
でも後から直接携帯に電話くださって閉めることになっちゃったんだよなって。
僕が常々思うのは、なくなるって聞いてからいい本屋だよあそこはとかいい本屋だったよっていうふうに、
いきなり表に出てくるのが非常に納得いかなくて。
普段なんでもないときに褒めてあげてよって。
いつも思うんだよね。
やっぱり普段いつもあるからと思うなよっていうのはあるから、
本当にその辺は普段からいいお店だったらちゃんといいお店で通ってもらって、
支えろとは言わないよ。そこまでおこがましくないけど、
普通にいい本って思ってくれてるお店は、普段からいい本屋だって言ってくればいいんだけど、
変に振り返ってしまうような閉店ってことになるとさ。
思い出話になっちゃう。
その思い出話をするお客さんはいいんだけど、
働いてる人間は思い出話よりも前に進まなきゃいけないんで。
意外とそういうチグハグ感はやっぱり中にいると感じるんだよね。
まあそうですね。
僕なんかだから職業柄、全国各地の書店さん行きましたし、
今のさっきの話もね、新潟の本屋さんの話ですよ。
だけど、インタビューさせてもらってお店に行きましたけど、
めちゃめちゃいいお店で、それこそブックマーケット行ったときに本いっぱい買っちゃいましたじゃないけど、
本当に本いっぱい買っちゃったぐらいに、自分の金銭に触れるすごいいいお店で、
でもそれが閉店すると。
佐藤さん連絡もらって、恐れ恐れ聞いたんですよ。
佐藤さん、その後はどうされるんですかって。
恐れ恐れ聞いたら、え、店やるよ。だって悔しいじゃん。
15:05
かっけーって思って。めっちゃかっけーって思って。
でその後、北書店っていうのを個人で始められてっていう。
それが今回閉店してしまうと。北書店も2度3度は行きましたよ。
だけど、やっぱ生活圏にないんで。
だからもうなんか、ちょっとそこはもう行かんとも仕方ない部分があるんですよね。
でも本当にもうなんか、寂しくて仕方がないっていう。
ちょっとそれはこっちのストーリーラインの中で身勝手な思いなのかもしれないけど、
でもやっぱ続いて欲しいって願うのは、僕はそういう人って他にもいっぱいいると思うし、
ちょっと遠くだから普段はいけないけど、何度か行った体験が素晴らしく良かったっていう人って他にもいるはずで。
そういう方が長病死んじゃうのは、それだけそのお店が素晴らしかったってことで、
素敵なことをやってきた仕事が報われるある種の瞬間なのかもしれないなというふうに捉えたいんですけど。
でも僕一番やっぱ本、自分が本買うときにダメージ受けてるのって、
ここにチェーンの書店さんがあるからこの町に住もうと思って京都に来たときに、今住んでるところを決めた理由の一つだったお店が、
何年か前になくなっちゃって、今そこ自転車屋さんになっちゃってるんですけど、そこがなくなったときに本当に本買う量って正直減ったし、
今も隣の駅ぐらいのところまで歩くとプラス10分ぐらい歩かなきゃいけないぐらいの差ではあるんですけど、
それでもあそこの便利さには。で、子供が急に明日学校に文房具で何かを持っていかなきゃいけないとか、
いきなりノートがなくなったとかいきなり、そこ行ったら売ってるし、本当によくあるチェーン書店さんだったんですけども、
そこが閉店したときが一番なんか、自分の中ではダメージでかかったですね。はっきり言って名残惜しさとかないんですよ。
すげーめちゃめちゃいい、なんかその行ったら何十冊も買うお店じゃないんだけど、
欲しい雑誌があったら絶対、例えばビーパルのミニシアラカップの付録が欲しいからってそこ行けば普通に売ってるんですよ。
藤井壮太大活躍の子供の商業世界とかも普通に売ってるし、コミックも割とそこやっぱコミック好きな人がやってんだろうなっていう感じで、
急にキングでも大人買いしようと思ったら、そこでこと足りるんですよ。
そういう普段使いのお店を失った切なさっていうのはじわじわとですね、あんまりそのツイッターとかに書くようなショックみたいな話では全くないんですけど、一番つらい。
18:03
なくなってわかるってのはわかるよ。普段の生活してさ、結局なくなると思ってないからさ。しかも日常だから別に。
毎度毎度気合でさ、「いいお店だ、いいお店だ!」っていうよりも、本をちょっと買っていこうと思うときに普通に自分の生活権とか生活同棲のところに本屋があるっていう。
ツーリングマップの年度版新しいの出たら、一応全国各地域のもね、道見本とかのが一番ボリュームつけつつも、ちゃんと置いてある。
そういうのあるよね。旅行ガイドとかも。関西行きたいんだけどなぜか地元の本しかない本屋よりも、ちゃんと旅行ガイドだったら地元以外の本屋もあるでしょみたいな。
そういう普段使いの中でなくなって初めて、やられちゃったなーみたいな。不便だなー。
不便なんです。
不便なんだよね。悲しいとかじゃなくて不便なんだよ。
不便なんですよ。
それが正しいと思うんだよ、実は。
とにかく不便で仕方がない。
実はそれが本屋が地域に一番根付いてる証拠でさ。
良いお店ですって褒められるだけじゃさ、あそこはいい本たくさんあるんだよっていうのも嬉しいんだけど、
そういうことも言わない人たちが来てくれるからお店で支えられてるから。
まあそうでしょうね。
8割9割は普段あんまり意識しないけど、
ちょっとテレビでやってたから本屋に行こうと思ったときに思い出せる本屋さんとかもそうだし、
あと僕が毎回言ってる、お店の中で電話を取ったお客さんが、
そのお店の名前をその相手先に言えるかどうかっていう。
今は本屋じゃなくて、今は何々堂とか。
野望を言ってるかどうかで全然違ってくるから。
あ、このお店って地元に知られてるんだなって思うのは、
電話に取った人とか、今は何々堂とか何々書店って名前で言ってるときは、
たぶん相当認知度が高い。
本屋とかじゃなくて。
っていうのはあるし、そういうふうな愛され方はあるけど。
亡くなったときにね、そういうふうにはわかるけど。
僕は結構本屋がなくなるとかそういったときには行きたくない。
亡くなる瞬間に立ち会うとかいうのは……。
わー、だめ。俺、絶対だめだな。
いろんなことも含めて。
意外とだからそういうの……。
この間の神保町の三聖堂書店さんの閉店したときとかもニュースになりました。
だってそれは当然ニュースですよ。ビッグニュースなんですけど。
やっぱ現場にいた方の一定数は業界関係者だったよね。
21:05
まあそうだね。
あとやっぱりさ、ちょっと音の差って言い方失礼になっちゃうけど、
亡くなってても一応回送で一時退店みたいな感じじゃない?
まあ一旦ね、そこは。
それのお店がなくなるっていうときの、また帰ってきてねっていう、送り出すみたいな感じのと、
もう単純にお店がなくなりますと。
スタッフも別にチェーンでもないから、これでもうちょっとお店、書店で働くこともないですっていう状態の閉店は全然違うから。
確かに確かに。
やっぱりそこで全部断絶みたいな閉店は、ちょっと僕はそこには生きられないな。辛すぎる。
っていうのがあるけどね。
買う人が減ってるっていうか、買う場所が減ると買う人減るしね。
どっちがどっちだかわかんないけど。
CDとか音楽ってさ、俺ほんとにここ数年CD買ってないのよ。
ほんとに5,6年買ってないし。
で、やっぱりそれって買う場所ないんだもんだって。
CD屋さんがなくて、どこ行っても入ることもないし、
あっ、CD屋さんだって思ったらさ、昔は結構いろんなとこにあるから、
そこから流れる音楽だとか、前も渡辺くんの話したレコメンド文化で、
CDの視聴機にスタッフがオススメしてるものとか、
そういうのがテレビから流れてる音楽とは別に、音楽に触れる機会は結構あったわけ。
けど今はなくて、そういう新鮮な。
もちろん音楽のコアなファンでもないから、
ほんとにいいなと思った音楽を聴くだけなので。
で、結局新しい曲ってさ、
車買ったら前のオーダーがハードでしたのに、
入れてた音楽とか残ってないですよ。
そういうのしか聴かなくなっちゃったりするから。
それと同じでさ、やっぱり身近に本がないとさ、
情報が一気になくなっちゃうからね。
生活動線が消えていくと。
だって焼肉屋だってさ、生活動線中になればさ、
月一回ぐらい焼肉屋行くけどさ、
生活動線に焼肉屋が消えたらさ、
たぶん半年に一回一回行かなくなるよね。
それはありますよね。やっぱり地元の焼肉屋行きますよ。
それは半年でも一年一回でも行くもんですよ。
24:02
前に話したかもしれないけどさ、お店のレストランの調査で、
会員制のレストランで、
過去半年会員で来店しなかったお客さんに、
片っぽしか電話して理由を聞いたんですよ。
なぜ半年お店に来てないのかみたいなのを。
アンケートっていうか、電話して聞いたんだって。
100人以上聞いたと思うんですよ。
理由は、なんとなく行かなくなった。
まあそういうもんじゃそういうもんですよね。理由なんかないってないですよね。
で、何か食べようと思うと、そのお店の名前が頭に浮かんでこなかっただけなんだよね。
浮かんでくればいいんだけどさ。
それと同じでさ、やっぱり近くにお店がなかったりすると、
どんどんどんどん人も本屋から離れていくしさ。
本屋っていうもの自体が忘れられちゃうとさ、本屋に行かなくなっちゃうし。
そうですね。
まあだから、なんとも言えないですね。
お店がなくなってくる理由も、売り上げが不審だからっていうのに限らないじゃないですか。
賃貸とかはね、契約上の問題とかさ、あるから一概に経営不審とは別にさ。
デベロッパーがちょっとね、リーシング変えるとかっていう都合もあるし。
あとは個人でやってる。
こないだの出版業界ニュースまとめなんかを見ると、
京都の宮津のほうにですね、
お店が今月いっぱい閉店っていうことで、
やっぱり地域で80何年間やってたけどもっていうので、
ちょっと理由のところまで私も把握できてないですけど、
ここのお店さんから客中の電話もらったこととか覚えてるし、
僕は客中の電話もらうとどこのお店なのか調べる癖があってですね。
だからなんかちょっと寂しいっちゃ寂しいけど、
でも行ったことないお店だけど、地元では80何年ずっとやってて。
売上も一時期良かったかもしれないし、
今はなんだかんだ出版物売上下がってる部分の影響もあったかもしれないですし、
だけど一番はやっぱりこういうところは、
店主の高齢化とか後継者問題とか、そういうのもあるでしょうし、
27:01
担い手みたいなところがね、代替わりみたいなところがあるよね。
本屋だけじゃないんだよ、今。
全体的に高度経済成長期に起業した人たちがさ、
1970年から60年に大学卒業したりとか、成人になった人が、
結構その時代ってさ、仕事やろうとかして始めた人が多くて、
結局その人たちが一代で現在高齢化してるっていうのは、
本屋だけに関わらず、いろんなドライブインだとか、
温泉とか観光施設だとか、
いろんなところの高度経済成長期の一番活気があったときに、
現役だった人たちがこうしたお店とかビジネスモデルが、
今相当高齢化で、後継ぎがいない状況になってるから。
そうなんですよね。
いやだからちょっと冷静になって、他の業種、業界とかだとやっぱどうなのかなとかって思うと、
共通する部分っていうか、もうちょっと大きい話としての難しさみたいな。
だから僕はもう常々言ってるけど、
本屋に行く、本は読まなくなったら文化習慣とかじゃなくて、
単純に本屋に行かなくなったら行かなくなるから。
やっぱり鬼滅の刃も含めて、コロナのときに結構本屋さんに行ったっていうのは、
みんなが本屋に行くっていう足を向けたっていうことは、別にベストセラーが出れば、
鬼滅の刃とか、本屋に行って買うっていう習慣があれば、
続くんだよね、一時的には。本屋っていうものが頭に残るから。
映画もそうじゃん。
今まで半年ぐらいなんか映画行ってなかったけど、
ちょっと話題になって映画館へ久々に行ってみたら、
また面白い予告やってくるから、行くってことに対してまた慣れが出てきて、
気軽に次の映画にまた足を運べるみたいな。
長期的じゃなくても短期的にそういうことって起こるじゃん。
なんか急にハマるとかもね、ありますもんね。
だからベストセラーが出ることはすごい重要なんだけど、
なんでテレビでいつも紹介されたとか、タレントが紹介したみたいなことで、
みんな右往左往するじゃん。在庫ねーみたいな。
あれなんで業界が一段作んないんかね?っていつも思うんだよね。
そうですねー。
30:03
テレビの広告出稿量も少なくなってんだからさ、
出版業界の例えば本当にね、大手小学館収益者講談社とかもさ、
出資して毎週1時間さ、本に関する番組とかスポンサーになってさ、
ゴールデンで1番組やればさ、
別にいいんだよ、小学館収益者の本だけ紹介してもいいんだよ別に。
本屋さんに来てくれるようなものをさ、紹介してくれれば。
何であれ本屋に来てくれたら、話はそっからだみたいなとこありますよね。
そうそうそう、あるでしょ。
別にいいんだよ、マーチポンプでもさ、自分で紹介するから事前に2週間ぐらいまでさ、
今度うちの本、テレビで紹介するんで、注文したんで注文お願いしますってさ、
事前に注文みたいな、本屋大社みたいにさ、
投票した書店は優先的に配本くれとかと一緒にさ、
本屋さんに行く理由をちゃんとさ、業界が作るべきだよね。
誰かが紹介してくれるまで待ってたりとかさ、
面白い意味でもあるけど、爆知的な本の作り方とかすることもあるけどさ。
ほんとそれやったほうがいいと思うんだよな。
いつもなんか、ブランチで紹介したとかさ、
昔だったらアメトークで紹介したとかさ、
読書芸人が本紹介したって言って、みんなの業界がそのときにありがたやーって言ってさ、
うち在庫ねーやーみたいなことを一喜一憂してるけどさ、
なぜそれを逆に業界が自分たちで作り出せないの?って思って。
なんかそれはあるんで。
雑誌で死を待つようにそういうことやってくれよって。
いつも思うんだよね。
お店がそもそもなくなったら、
近所のチェーン書店がなくなった。
最近フェイスブック見てると、本の雑誌社の杉江さんも、
近所の書店。
そこもナショナルチェーンの書店さんですけど、
またもう一軒閉店が決まっちゃったみたいなのを書いてましたけど。
そういうのがやっぱり一番ダメージでかいっていうか。
毎日通える本屋がなくなるのがでかいよね。
月1時間2時間車で行ってさ、
じゃあ本買うぞっていうのとはちょっと違ってくるからさ、本の接し方が。
そうなんですよね。
なんか近所に毎日行けるとかさ、僕も近所に毎日行ける書店はないけど。
週1になってるけど。
でもやっぱ週1っていうのは、鈴木さんもある意識でこの仕事をしてるからこそのアベレージだと思うんですよね。
33:02
まあそうですね。
ちょっとでも何でしょうか。
本屋のシャッターに温かいコメントとかはいいんですけど、
取り留めのない話ですけど。
まあでもちょっとやっぱ、なんだかんだやっぱ閉店した本屋。
本屋が閉店するのは困るなということで。
いろんな意味で。
そうね。
なるべく続くといいなという。
やっぱりさ、欲しい本Amazonで買えるって買えんだけどさ、欲しい本なんだよね。
欲しいと思わない本に出会えないんだよね。
買ってて何なんですかね。
買う喜びみたいなものが、便利は便利なんでしょうけど、買う喜びみたいのがあんまなくて、しゃらくせえ感じがするんですよね。
体感としての買い物としては本はね、やっぱり本屋さんのいろんなものが目に飛び込んでくる楽しさっていうのは本当にいいので。
レジ2台あったらどっちのレジでお会計されるのかな、僕はみたいな感じで。
そんなこと考えないね。
考えないのそんなこと。
ポチッとクリックするよりもそういうドキドキ感とかもね。
普通にどちらのレジでっていうのはないけど。
でもスーパーとかでも常にね、どのレジが一番こう、自分はどのレジかなとか考えてる。
なんのことかっていう感じですけれども。
ちなみにこの質問をいただいた井野書店さんですね。
新宿の中井というか、大江戸線と西武線がですね。
西武新宿線と東映地下鉄大江戸線の中井駅のすぐ横。
大江戸線のすぐ横ですね。
うちの母親が新宿中井に住んでたんだよ、昔は。
井野書店に行ってたっていうね、うちの母親が。
そうなんですよ。
新鮮性ですよ、だから。
ちょっと商店街っぽいのがあったりとかですね。
井野書店もその中の一つのお店なわけですけれども。
もし足を運べる方がいればですね。
最近配達の株買い替えたらしいから。
あ、スーパー株を。
いい株だね、褒めたら嬉しいかもしれない。
それもぜひ。
読みたい本があんまり自分でもわかんないんですけど、
もし井野さんいたらですね、ぜひ相談していただくとですね。
おすすめの本なんかもきっとですね。
井野さんのとこ行ってよく、渡辺さんこれ好きそうかなと思ってって、
36:03
勧めてもらった本すごく良かった本多くて。
選んでくれる井野さんらしさみたいなのを感じれて嬉しい、僕みたいな。
そういう面白さもあったり。
本当の街の本屋さんなんですけど。
ぜひその町に住んでない人でも一回行ってみてほしいなと思うし、
行けない人は井野書店ウェブ河原版っていうブログですよ。
このブログはぜひご注目いただきたい。
はいはい、面白いよね。
面白いです。
あと井野書店さん1万円選書とかをやられてて、
たぶんあんまりたくさん受け付けられないから応募しないとあれだと思うんですけど、
たぶんそのブログのどっかにも1万円選書のこととかも書かれてると思うんですけど、
そうすると井野さんに1万円で本を選んでもらえる体験もできますし、
これはたぶん本も送ってもらえる感じになると思うので、
お店に行けなくても、これお申し込み気になる方はぜひしていただきたいなということで、
井野書店さん。
僕もちょっとまた行きたくなっちゃいましたよ。
そんな感じですよ。
まあ一度ちょっとね、古き良き商店街にある本屋さんだから。
はい。
いいですよね。
いいですいいです。
日高屋もあるんで。
コロラドなくなっちゃったらしいよね。
カフェコロラドはなくなっちゃった。
カフェコロラドはドトールコーヒー資本ですから。
ドトールコーヒーが今もうあんだけチェーンストア化してる前のコロラドという業態がですね。
もう吸収されたってことですか?
コロラドはコロラドなんですけど。
何の話してんだよ。
なんかそれもあれですよ、ドトールコーヒーの創業者の本って、文庫とかでも確か。
あ、そうなんだ。
あれすごい面白いんですよ。
僕ドトール好きっていうのもあるんですけど、その本もぜひちょっと。
異能書店で買えばいいじゃないですか。
異能書店でちょっと、在庫あるかわからないですけども。
客注でもいい。
客注でも。
まあということでですね。
井野さん、今後ももしよかったらツイッター経由でのご質問も随時受け付けておりますので。
フォームで書いてくれよ、フォームで。
みなさまはフォームからお願いします。
フォームで。
はい。
じゃあ僕が本そばステッカーを異能書店のシャッターに貼ってきますわ。
39:06
まだ営業中の本屋のシャッターに本そばのステッカーを貼ると。
ということでですね。
さびしなく。
で、挨拶するに帰ってくるわ。
まあね。異能さんと鈴木さんをよく知る仲なんでね。
異能さんありがとうございます。
ありがとうございました。
はい。
それではみなさん、さようなら。
さようなら。
なんだ、やばいなそれ。
39:48

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