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2023-11-17 24:10

国産羊毛の可能性

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#映画 ひつじ #羊 #羊毛 #繋がり #毛糸
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00:07
お疲れ様です。羊飼いの丸岡です。
今日も、人と羊が繋がることをテーマにお話ししていこうかなと思っております。
今日のテーマは、羊毛のことをお話ししようかな。
特に、国産羊毛と呼ばれている羊毛について、お話ししてみようかなと思っております。
国産羊毛というのは、日本で育った羊からとれた羊毛のことです。
一般的に、私たちの生活で使われている羊毛というのは、
オーストラリアとか海外から送られてきた羊毛を主に使っています。
割合で言ったら、ほとんどって思っていいと思うんだけど、
私たちが目にする、手に触れている羊毛は、基本的には海外のですよと。
むしろ、国内でとれた羊毛が、触れる機会というのは、なかなかない。
限られたごく一部の人が手にすることができるというのが、今の現状です。
統数から言っても、日本は少ないから、そこまで手回らないというのも、もちろんその通りなんだけど、
それ以上に、そもそも国産羊毛というのが、使われていないというのが、現状としてあるわけです。
だいたい今、日本に2万頭くらいいると言われているんですけれど、
その2万頭を毎年、やっぱり毛刈りはするんですよね。
毛刈りを毎年して、1頭あたり平均で2キロくらい取れるわけなんだけど、
となると、ざっくりと計算して、40トンくらいの羊毛が毎年取れるわけです。日本だけでね。
40トンと言ったら、結構な量に思うんですけれど、
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まあ、そうだな、
セーターで言ったら、1頭あたり1着作れればいいかなぐらいのイメージでいいと思うので、目安としてね。
2枚作れないこともないかもしれないんだけど、
となると、毎年国産羊毛だけでセーター作ったってなったら、2万着作れるはずなんだよね。
でも全然手回ってないと。
まあね、それがいろんな理由があるわけなんだけれど、
羊毛洗うところがないよとか、
そもそも国産の日本で育つ羊たちの毛っていうのは、ちょっと太って、毛がチクチクして、
肌触りがあまりよろしくないタイプの羊が多いよと。
肌触りのいいね、チクチクしない羊毛っていうのは、メリノウールとか、
そういうホソバンテって呼ばれる毛の細いタイプね。
そういった羊が使われるので、日本にはちょっといないから、
そういった意味で、なかなか普及しないというか、出回らないというか。
でも、もし使えたとしても、
費用的な意味合いでも、ちょっと割に合わなかったりするんだよね。
メリノウぐらい質のいいものが取れたら、それなりに値段はつくのかもしれないんだけど、
ちょっとチクチクするタイプのものだから、
あんまりそこまで手間をかけて育てて取った羊毛を頑張って育てたとしても、
ちょっと費用対効果というかね、そこまで頑張ってこの値段かっていうところで、
あんまり生産する側もね、羊飼いの方もちょっと割に合わないよねっていう。
それだったら海外から輸入した方が安くたくさん作れるんだったら、
そっちの方がいいのかな、みたいなことになっちゃうわけですよ。
そういうので、国産羊毛というのはなかなか出回りませんよ、という問題というか、
もうそういう仕組みになっちゃってるんだよね。
なので、そこを無理くりちょっと頑張って作って、みんなに届けようっていうのも、
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それはどうなのかなっていうのも、僕自身も思っている節はもちろんあって、
目的もなくね、ただただもったいないからっていうのは、ちょっと僕はなんか違うかなっていうのは思ってるの。
だって別にもったいないものにも、羊毛って自然に変えるわけだから、
捨てるっていう言い方しちゃうとあれだけど、土に返すっていうわけだから自然に変えるんだよね。
これね、僕の中で一つ、考え方の一つとして、教わったことが一つあるんだけど、
自分の作っている羊毛を誰か使ってくれないかなとか、糸にしてくれないかなみたいな感じで、
いろんな方に声かけさせてもらったことがあるんですよ。
その中の一人の方に言われたのが、アドバイスしてもらったのが、
君の羊毛を糸にすることはできると。
費用はかかるかもしれないけど、それは全然できるよと。
ただ、糸にして服とか生地を作って、それが売れるかどうかは別問題だよっていう。
もしそれが売れ残った場合、結局それは廃棄するわけだよ。
羊毛がもったいないから、糸にしたいという気持ちはすごくよくわかる。
でも、結局それが売れ残ったら、苦労は全部無駄に終わるし、むしろ環境にも悪いことをしているわけだよね。
何もしないでそのまんま土に返せば、それが一番環境にいいし、
それも大変な思いをしなくても済むわけですよ。
今だったら、いろいろと洗いやすくするためだったり、丈夫さを持つためだったりとか、
いろいろと繊維として工夫を重ねたりしているわけなんだけど、売れるようにするために、使いやすくするために。
ウール100パーっていうよりかは、若干化学繊維を混ぜた方が使いやすくなったりとかするから、
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そうやって売れるものを作ったとしても、結局そこに化学繊維とか混ぜてしまったら、
それが結局売れ残った場合、もう土に返すことすらできないんだよって。
ウール100パーだったら土に返すこと、自然に返すことはできるけど、
売れるためのものを作った場合、なかなかそうはいかないからね。
でもそれでも売れ残ったら、それはもう燃やすしかない。
土に返すとかそういうことはもうできない。
そこまでしてやる価値があるのかどうか、そこをちゃんと考えた方がいいよねっていうのを教わったわけですよ。
でもそれがね、やっぱり自分の中ではすごくね、
なるほどなと、もう自分の考えというかね、
ただただ自分が育てた羊の毛をなんかうまく有効活用できないかな、
ただ捨てるのはなんかもったいないしなみたいな、
そういう気持ちで取り組んでたのが、やっぱりそれだけだと違うんだなと。
もっと全体を見て、先のことも見た上で、やっぱり考えていかなきゃいけないんだなっていうふうに思うきっかけになったんだよね。
で、今自分は何やってるかっていうと、意味だよね。
どうして自分が国産羊毛にそこまで力を入れてるのか、
やっぱりその意味っていうのをちゃんと僕の中に持っておかなきゃいけないよねっていうところがわかって、
で、今自分の中にある大事な部分だよね。
なんで国産羊毛をそこまで力を入れてるかというと、
なんていうのかな、物を大事にするっていう気持ちをね、
やっぱり自分が育ててるからっていうのももちろんあるんだけど、
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自分が育てた羊の毛を使って、
帽子だったりとかセーターとか作ってもらえたわけですよ、自分の場合は。
それってすごくね、宝物になるんだよね。
一着しかない自分だけのセーターとか帽子とかってなるとものすごく大事にするの。
で、こういう感覚っていうのが今まで全くなかったから、
今まで自分が着ていた服とかにそこまで愛着があるかって言ったらそんなことはなくって、
毎年毎年どうしてもボロボロになったりとかするから、
服がヨレヨレになったりするともう着れないから新しいのが欲しいなとか、
新作が出たらそっちに目が行っちゃうとか、
そういう消耗品としての服しか今まで自分は見てきてなかったんだよね。
そこにもう一つしかない自分のためだけに作られた服っていうのと出会って、
もう世界がガラッと変わったんだよね。
今まで自分が着ていた服に対しても何か思うところも出てくるし、
それこそ自分の一着しかないセーターも穴が空いたらやっぱり直してても着たいと思うし、
ずっとずっと使い続けていきたいって思うもの。
それこそかっこいい、新しい機能性のある服が新作で出たってなんて、
僕全くそっちに興味がもう湧かなくなっちゃって、
それよりも自分が着ているこの服の方が全然かっこいいしって思えるから、
全く何とも思わなくなっちゃって、新しいものだったりとか目移りが全くしなくなってしまって。
なんかそうなってくると、やっぱり今時代として大量生産、大量消費の時代じゃないですか。
ってなってくると、やっぱりそのものを大事にするっていう感覚がない。
むしろ自分だけの服っていうものを持っている人が少ないから、そんなことほとんどないじゃないですか。
ほんと特別なことなので、消費する以外の選択肢がないよねっていう。
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っていうのが、僕の中で自分がその国産羊毛っていうのを活かして取り組むべき一つのテーマとして、
ちょっとこれはうまく活かせるんじゃないのかなと。自分がそうだったようにね。
っていうのを国産羊毛に対して、僕は力を入れるべき理由の大きな柱として掲げているんですよ。
じゃあどうすればいいのかというと、単純に人と羊をとにかくつなげる。
自分が羊とつながっているように、他の方も羊を飼っているわけではないけれども、できるだけ身近に感じれるようにね。
このコミュニティもそうなんだけど、できるだけ身近に感じれるように、そういう場を作ってつなげていって、
そこからもらった羊毛で何かものを作ったり作品ができたりすると、
なんか世界が変わるんじゃないのかなと。
っていう取り組みを今自分はしてるんだよね。
国産羊毛っていう、なんていうのかな。
みんなは結構その廃棄されてるっていう部分が結構表に出てて、
捨てるのはもったいないから何か使える形にしていきたいみたいなところが結構強く出てくるんだけど、
自分はどっちかというと、その廃棄することに関してはそこまで間違ってるっていう感覚はあんまりなくて、
だって土に変えるわけだからね。
なので、僕がその国産羊毛に対して思ってることで言うと、
つながるきっかけとしてはやっぱり身近なものが一番じゃないですか。
海外の羊毛とつながるってなかなか難しいので。
ってなると目の前にいる羊から作品が、フックができるっていう、
そういう流れっていうのをどうやって構築していけるかなっていうところを今、
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自分は取り組んでいますというところかな。
こんなことできるのって国産羊毛だけだからね。
なかなか他ではちょっと難しいよね、その羊毛に関してはね。
コットンとかだったらね、まだやりやすいかもしれないけど。
海外の輸入された素材ではできないこと、これはもう国産羊毛じゃないとできないことなので、
そこをちょっと自分はもっともっと追求していきたいなと思っております。
だから国産羊毛は楽しいんですよ。面白い、本当に面白い。
どんどんいろんな可能性が最近は見えてきているので、
ひとつひとつちょっと挑戦しながらできることをひとつひとつ増やしていけたらなぁとは思っています。
国産羊毛でこんなことしてみたいみたいな提案というかね。
提案してもらうだけだとちょっと困っちゃうから、手を貸してほしいみたいな感じがいいかな。
こういうことしたいと思っているんだけど、ちょっと提案してもらえませんかみたいなやつは本当に大歓迎です。
一緒にちょっと僕もやってみたいので、もし何かあればお声掛けいただけたらなぁと思っております。
国産羊毛のことだったら何かしら力になれるんじゃないかなとは思ってますので、ぜひぜひお声掛けください。
ということで、途中で何か喋っている内容が方向がちょっと変わったような気がするんだけど、
国産羊毛について、僕が思う国産羊毛の可能性というか、何かそういった内容をお話ししてみました。
21:01
最後にちょっとお知らせも挟んでおいた方がいいかな。
えーとね、今はそうだな。
コミュニティの方がね、今結構盛り上がってて、
いろいろと活動が増えてきてはいるんだけれど、それに伴っていろいろとやれることとやれないことみたいなのがいろいろ出てくるわけなんだけど、
ある程度活動していくためにはね、予算的な面ももちろん必要だし、人手としてももちろん必要になってくるので、
とにかくコミュニティの規模というか、ちょっと広げていきたいんですよね。
いろんな人と関わってできることをちょっとでも増やしていきたいなっていうところが、
今ちょっと僕の中の大きな課題としてあるので、
コミュニティをね、ちょっと広く宣伝していきたいかなと思っております。
このラジオもそういった感じに使えていけたらなとは思っていたりするので、
もしよかったらちょっと皆さんでシェアしていただけるとすごく嬉しいです。
こういうコミュニティがあるよっていうのを一人でも多くの方に届けてくれると大変ありがたいです。
きっとね、たくさんそういった仲間たちが増えていくと、
すごく面白い楽しいワクワクするようなコミュニティに育っていくんじゃないのかなとも思っていますし、
僕の中ではある程度決定はしていることなんだけど、きっといいことあります。
たくさん紹介して、たくさんコミュニティにお友達誘っていただけると、
後々きっといいことあります。何かは言いませんけど。
ぜひぜひみんなで盛り上げていけたらなと思いますので、よろしくお願いします。
はい、ではではお疲れ様でした。
24:10

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