藤原ヒロ
土屋ブロン子
ボー氏
藤原ヒロ
8月12日おはようございます藤原ヒロです藤原ヒロのなんなんやろこの番組は夫のボー氏友達のしーさんとの雑談系ポッドキャスト番組です今回はゲスト回として再び父やブロン子先生に来ていただきました新作読み切りのお知らせをしていただきつつ感想という名のツッコミをさせていただきつつ収録日がバズマンTV放送直後だったのでその感想をいただきつつ後半はブロン子さんから私への
質問コーナーとしてがっつり漫画家生活においての質問にお答えしています後語りではいつお便り紹介をしていますので約1時間半という長尺回ですがぜひ最後までお聞きください
はい、ということでブロン子さん2回目登場していただくことになりました。いらっしゃい。ありがとうございます。ありがとうございます。いや申し訳ない。ちょっとねこれ本当もうネタバレしておきます。テイク2です。
私が録音ボタンを押し忘れるという事態になっていました。ということで、私嘘が下手なので始めて喋るっていう手で喋るのが多分どっかでボロが出るので。これ2回目喋りますね。ということで、まずブロン子さん最初テイク1の方でちょっと緊張してますっていうお話をされたんですよ。
ボー氏
なぜ緊張してるのかっていう理由が前回のヒロなん、りり子先生がゲスト回だからっていう話だったんですよね。りり子先生が面白すぎてっていうので。その次に自分が出るのかみたいなそういう緊張だったんですかね。
ね。そうそうそう。でもこれをね、テイク2のこの時点ではかなりほぐれた状態ですよね、きっとね。はい。もう、テイク2じゃないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないかないか
藤原ヒロ
話の隙が。本当に編集、編集大変やったんですよ、逆に。途切れないからマジで。
編集点がないなあっていう。
すごい面白かったんでね、ちょっとプレッシャーを与えてしまったんですが、
リコロン先生と自分を比べるのは本当にやめといた方がいいっていう励ましをしてましたね、テイク1の方で。
元気が出ました。
サクサクいきましょうか。結構多分今回も長くなると思うんですよ、喋っていると。
なぜ今回2回目早速プロンコ先生が再登場してくださったかというと、
2024年8月5日発売のララデラックス9月号にまた新作読み切りを掲載されたということで、それを宣伝してくださいっていうお願いで来ていただきました。
ありがとうございます。
土屋ブロン子
また広場に出ると嬉しいです。
藤原ヒロ
いや良かったです本当に。
ボー氏
ちなみに本誌がもう本誌というか2回目ですよね。
土屋ブロン子
いや、そうか。雑誌掲載が3回目ですねこれで。
ボー氏
3回目ですね。
最初にすぐ2つ出たよね。
藤原ヒロ
そうなんですよ。ちょっと尋常じゃない感じでね。
ボー氏
だってデビューがね、いつでしたっけ。
土屋ブロン子
一応12月にショーを撮って、3月にデビュー作が掲載されたんですよ。
藤原ヒロ
それじゃあどっちがデビューなんですかね。
デビューのタイミングって本当にみんなね、これいつデビューにしていいのかなっていう問題は私の時代からありました。
そうなんですね。やっぱそうですよね。
ボー氏
受賞なんか掲載なんかみたいな。
藤原ヒロ
そうそうそう。ありましたありました。
受賞作が掲載なのか、受賞後第1作目掲載がデビューなのかっていうのもいろいろみんな悩んでいるところではいるので。
ボー氏
でも1年経ってないってことですよね。
藤原ヒロ
そうですね。デビューしてからね。
で、それで3回も雑誌に載れてるのはすごいですよ。
ボー氏
めっちゃ仕事してるってことか。
藤原ヒロ
そうですね。くらい付きがすごいっていうやつです。
めっちゃ多分担当さんに送ってるはずなんで。
それでね、ちゃんとコンペ等って出てるわけなんで。
ボー氏
掲載になって。
藤原ヒロ
そう偉いですよ本当に。
ありがとうございます。
という感じなので、今回の作品のタイトルとざっくりとしたあらすじをもう一度お願いしていいですか。
土屋ブロン子
今度はサクサクと進められるんで。
タイトルは魔法少女はときめかないというタイトルで、主人公は魔法少女で、魔法少女の女の子が謎の敵のイケメンを倒さなきゃいけないんですけど、そのイケメンがかっこよすぎて倒せないという話で。
個人的なポイントは、魔法少女ものなのに魔法を一切使わない、変身シーンがない、武器が木刀っていうところ。
何もこの漫画の中で触れてないんですけど、一応ちょっと笑いどころと捉えていただけたらなという感じ。
ボー氏
突っ込み不在ですからね。
藤原ヒロ
突っ込む不在なんですよね。
そうですね。
その設定について。
土屋ブロン子
突っ込みなしですね。
ボー氏
木刀持ってても殴るわけでもないっていう。
藤原ヒロ
そうですね。持ってはいる。
表紙にめっちゃ持ってはいるけど。
土屋ブロン子
そうですね。
何か持ってる。
藤原ヒロ
持ってる。
土屋ブロン子
サブキャラとかにも。1ページ2ページしか出てこないサブキャラとかにもちょっと注目してほしいなっていう感じですね。
藤原ヒロ
だいぶキャラが立っている。モブに近いはずなのにすごいキャラが立っている。
ボー氏
全部ボケみたいな。
藤原ヒロ
ありがとうございます。
そんな感じでボー氏の感想を言ってるところで録音ボタンを押していないことに気づいたっていうのがテイク1でした。
藤原ヒロ
確かにすげー!ってなりました。
でもえらいですね。
ボー氏
デビューしてからでもね。
向上心と言えば。
藤原ヒロ
私どちらかというと引きこもり型なんで。
外部にちょっと習いに行こうみたいなんて全然なくて
アシスタント経験させてもらった時だけですよ。
唯一の。
それってあんまり人間を描かないから。
結局私デッサンとかクロッキーとかっていうのは
してないに等しいっていうか。
やっぱそのみんながよく買う参考書みたいなあるじゃないですか。
ああいうポージングの資料集みたいなやつとか
それを見て描くっていうのはたぶんチラッとしたことはあるけど
全然やったほうがいいっていうのは分かっててもやらなかったっていうやつですね。
ボー氏
向き不向きというか得意不得意みたいなそういうやつだよね。
藤原ヒロ
これはね、向上心とか。
なんて言っていいんやろ。
ボー氏
それぞれの練習の仕方。
土屋ブロン子
それぞれの練習の仕方じゃない。
絵描ける人は。
藤原ヒロ
いやいやいや。
ナーナーにしちゃってたとこですね私本当に。
たぶんねやったら楽しいんだろうなっていうのはある。
あるけど私がたぶん漫画家人生の中で優先してきたのが
どちらかというとたぶんネームを書く方なんですかね。
絵の上達ももちろん大事って思いつつ
ネームを書くのに忙しくてそっちに回らへんみたいな。
ネームを優先してたからみたいなのはあったような気がするし
じゃあ暇なときに練習しろよって言っても
暇なときは漫画以外の経験積みたいみたいな
そっちの意識に行っちゃいましたね。
気分転換をするとか休むみたいなのにちゃんと
休むときは休むみたいな感じになっちゃって
合間合間に練習するみたいなので
ボー氏
それはでも時期とかじゃないの?
デビューして連載とかが決まる前というか
その辺のデビュー前とかその辺の時期にやってる?
藤原ヒロ
表情をいろんな表情を書くみたいな練習とかはしてたんですよ。
でもそれってデッサンとか
本当の人間の体を見てのものではなくて
ボー氏
漫画的な?
藤原ヒロ
漫画的な表現で自分で100パターン書くみたいなやつとか
そういうのをしたりはするけど
服のシワとか練習するんですよね最初って
実物を見たりとかして
本当に申し訳程度にやってたぐらいの感じで
みんなみたいにスケッチブック一冊分がっつり
ボー氏
ルックバックみたいな
藤原ヒロ
そうそうそう書くとかそんなは全然しなかったなーっていうね
そこら辺をほんと怠けてたなーっていうタイプの作家です私
土屋ブロン子
天才型の作家じゃないですか?
藤原ヒロ
いやいやいやいや、かけてないんですよだから
えー?
こんなこと言われちゃったらもう
嫌だよ
土屋ブロン子
どうしたらいいんですか?
ボー氏
20年やってるから
藤原ヒロ
そうそうそう、それはもう20年やってるから
こっちはもうキャリアってやってるからもう
でも書けるようになりますよ
多分ブロン子さんこの1年でこんなに上達してるから絶対書けるようになると思いますよ
土屋ブロン子
頑張ります引き続き
藤原ヒロ
要所要所で絵が上手くなってるっていうところ
プラスこのラランの少女漫画感を
すごいちゃんと抑えようとしているコマが
シラホラあるなってすごい思うんですよ
土屋ブロン子
うれしい
ありがとうございます
本当にラランのヘビーユーザーとか
ラランの作家さんじゃないと
あれですよね
その感想は出てこないかもしれないですね
藤原ヒロ
要所要所これは何かを参考にしたのかなっていうくらい
ちゃんとガラッとそのコマだけ雰囲気を変えてくるみたいなのがあって
その辺とかも頑張ってます?
意識してます?そういうのって
読みましたねとにかくラランの漫画は
土屋ブロン子
で、少女漫画っぽさ
藤原ヒロ
コマ割りが少女漫画っぽいのが作れなくて
土屋ブロン子
悪役劇してますよ
藤原ヒロ
コマの雰囲気とかトーンとか
ちょうどいいと思いますよ私
よかった
どちらかというと私もあんまり変形コマをそんなに多用しないし
ベーシックなコマ割りをする方だと思うんですよ
多分ラランの中では
でもね、それが悪いって言われたことはやっぱりなくて
今までこの20年間
結構やっぱり少女漫画を読まない層に読みやすいっていう
メリットがあるっていう感覚があったので
確かに七井先輩の時に比べてコマ割りとかめっちゃ上達してます
ありがとうございます
めっちゃ見やすくなってるし
程よいコマの割り方になってるんで
そこはすごいいい感じに落ち着いてるような気はします
土屋ブロン子
もう9割平岡さんのおかげですねこれは
藤原ヒロ
それは偉い
平岡さんが偉い
土屋ブロン子
9割平岡さんの担当編集さんのおかげですね
藤原ヒロ
ちょっとだけ気になるんですけど
コマ割りのね
縦に割る横に割るっていう感じでコマを割っていくじゃないですか
そこの隙間のコマとコマの隙間の何センチみたいなんて決めてます?
土屋ブロン子
決めてないです
藤原ヒロ
でしょ!これね決めたほうがいいです
土屋ブロン子
決めたほうがいいんですね
揃えたほうがいいってことですね
藤原ヒロ
揃えたほうがいいです
あのバラバラなんで今
土屋ブロン子
そうなんですよバラバラです本当に
藤原ヒロ
バラバラはちょっと気になりました
えっとね基本的に横に割る
でも取ってください
ボー氏
それは見やすくなるってこと?
藤原ヒロ
見やすくなる
より見やすくなるっていう感じ
みんなが読みやすい
自然に読みやすいっていうのが
横に割ってるコマとコマの間が広めで
縦に割ってるコマとコマの間のほうが
それよりも狭めっていうのが一般的だと思います
それね今ちょっと無意識にできてあるんですよ
土屋ブロン子
で合わせたほうがいいってことですね
何センチっていう
藤原ヒロ
そうそうそう
横のコマは何センチ
縦のコマは何センチっていう
そのコマの幅
隙間
これなんて言うてんの
コマの幅の隙間
ボー氏
知らない知らない
あなた方
藤原ヒロ
あんまりこれを説明するようなことがあんまりなかったんで
それはね
揃えてください
土屋ブロン子
わかりました
ボー氏
すぐできそうなことだもんねそれは
藤原ヒロ
そうですこれはね
技術力とかじゃなくて設定の話なんで
土屋ブロン子
ありがとうございます
藤原ヒロ
してください
はいありがとうございます
これ聞いててそんな知らんかったって言ってる漫画志望者の方はみんな
これだけはたぶん参考にしてもらって確実だと思います
土屋ブロン子
しかもすぐ中に入ってる
ボー氏
全然どうでもいいんだけど
今俺それやってチラッと見てて
少女漫画ってこんなにしっかり線でコマ割りしてたっけ?
土屋ブロン子
どういうことですか?
ボー氏
線がなくてもふわっとしてる印象やったから
藤原ヒロ
あーはいはいはいはい
ボー氏
このしっかり線でコマを分けてたっけって思って
藤原ヒロ
でも私も分けますよ
そっかそっか
分けてはいるけど
でもブロン子さんは結構あれですよね
基準線で終わってるコマが少ない方ですよね
断ち切りまで絵が入ってるところが多い
別にこれはどっちでもいい
たぶんこれがどっちでもいいっていう理由は
ブロン子さんがギャグコメディーの人だから
どっちでもいいような気がします
私はどちらかというとストーリー
起承転結があるような話を書くので