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2022-07-27 17:17

自分が思っていることは、何を根拠に思っていると思っているのだろう

自分が思っていることは、何を根拠に思っていると思っているのだろう
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今、福岡市の自宅から北九州市小倉クロスフムに向かって車を走らせております。
時刻は朝の9時56分ですかね。高速ぶっ飛ばしてます。朝です。眠いです。
話したいことはあるんですけど、その前にお知らせというか、僕、ポッドキャストをいろいろ自分でやったりとか、プロデュースしたりアドバイザーをしたりとかしてるんですけど、
その中で一つ、ずっと匿名で企画立案をして、さらにずっとアドバイザーというかサポートというか、そういうものをしてたラジオがありまして、番組がありまして、
それをずっと隠してたんですよね。実はそれ僕出てなくて、僕じゃないパーソナリティ2人がやってるんですけど、その2人も名前隠してやってた番組があるんですけど、
それが先日100回記念を迎えまして、ついに正体カミングアウトするということで、一応僕もカミングアウトしようかなと思ってますね。
というかしたんでカミングアウト。カタカナでカネラジオっていう番組なんですけど、これお金をテーマにしたお金バラエティ番組なんですね。
やってるのは誰かというと、僕の昔からの幼馴染であり、弟の友達であり、友達の弟であり、僕の会社の役員である社長である青柳公也がメインパーソナリティをやってるんですね。
青柳がお金をテーマにしたお金バラエティっていうものを実はやっていて、株シャンプーっていう名前でやってて、その相手っていうのがスキャル太郎っていう名前でずっとやってたのが、
これ木村隆って言って、これも幼馴染であり公也の友達なんですけど、そんな感じでやってるっていうのがあるんで、もしよかったら皆さん聞いてみてください。
結構ね、このお金バラエティっていうジャンルって多分あんまないんですよ。
で、ポッドキャストってお金とか投資とかそういうことについての番組ってあるんですけど、大体ニュースだったりとか、真面目にどうやったら投資が成功するかみたいなことをちゃんと語ってる番組が多いんですよね。
つまり情報とか知識を得るためにやってる番組が多いんですけど、完全にこのお金ラジオっていうのはバカに振り切って、お笑いに振り切って、本当に投資素人の二人が楽しく株や仮想通貨や投資の勉強をするっていうコンセプトでやってるんで、
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だから儲かってはないんですよ。儲かってはないんですけど、その失敗の仕方だったりとか、そこで得た、本当に現場で得た感覚だったりみたいなものが存分に詰まってるんですね。
だからこれめちゃくちゃ面白いんで、やってみてください。
ちなみに僕もハリツキシンっていう名前で一回ゲストに出させてもらって、普通にトークしてますんで、もしよかったらそっちのほうに聞いてください。
それと同じですけど、最近思うことがあるんですけど、自分が思っていることって何を根拠に思っているって思ってるんだろうって思うんですよね。
大丈夫ですかね。今思うという言葉が4回くらい出てきたんですけど、もう1回言いますね。
自分が思っていることって何を根拠に思っていると思っているんだろうって思ってるんですよ、僕が。
ちょっと説明しますね。
例えばですけど、何でもいいんですよ。将棋と囲碁どっちが好きですか?みたいな質問をたまに受けるんですけども、僕将棋のほうが好きなんですよ。
実際、囲碁やったことあるんですよ。
フルの17路番とかじゃなくて、19かな、囲碁は。
本当に9路番とか11路番とか、ちっちゃいやつでやったことあるんですけど、囲碁一応やったことありますよ。
将棋もやったことあるし、チェスもやったことあるんですけども、その中で将棋が好きなんです。
なぜ将棋が好きかって分かるかというと、今日やりたいなって思うのは常に将棋なんですね。
チェスでも囲碁でもなくて。たまにやりたいなと思うんですけども、その次の日はもう将棋やりたいなと思っているし、
YouTubeで何の実況動画を見るかというと、囲碁でもなくチェスでもなく将棋なんですね。
この時点で将棋が好きっていうことは自分の行動から分かるわけですよ。
これ多分間違いない事実なんですよね、将棋が好きっていうのは。
ただですね、なぜ囲碁やチェスに比べて将棋が好きなのかって問いを投げかけられたときに答えられないんですよね、まずパッと。
で、そこでグーッて考えるわけです。
なんで将棋の方が好きなやろうって思った時に、
例えば、駒に個性があるとかですね。
チェスめんどくさいんで、囲碁と将棋を比べた時に、囲碁に対してまず駒に個性があるんですよ、将棋って。
フは一歩しか動けない、飛車はドーンと動くみたいな。
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で、玉を取られたら巻みたいな。
だから囲碁って全部五石一書なんで、キャラ立ちが少ないんですよね、将棋に比べて。
っていうのがまず一個あるし、あと石を置いていくっていうよりも木の駒のあの感覚が好きだったりするわけですよ。
形も好きだし、漢字が書いているっていうフォルムも好きだし、あとは何ていうんですかね、チームで戦っている感じがするんですよ。
なんていうか、俺たち協力して今は銀と飛車で組んで攻めようぜ。
オッケー、じゃあもう銀の役割終わったんで、俺は攻めから守りに戻るぜ。
オッケー、あとはよろしくな飛車、みたいなやつとか。
おいおい、強者、お前裏切りやがって、みたいな。
なんかそこにドラマだったり、チームの熱い連携だったりみたいなものに、たぶんちょっとしたストーリー性を感じていたりとか、おそらくするんですよね。
かなーとか思ってるんですね。
ただですね、これって何を根拠にそれが好きな理由だって思ってるのかが、自分でも今分かってないって感じなんですよね。
言ってること分かりますかね。
なんかなんでもそうで、プリンとヨーグルトどっちが好きって言われたときに、なんかプリンの方が好きやなーってもし思うとするんですけども、
これも好きな理由を考えたときに分かんないですよね。
あーなんか舌触りがいいんかなーとか、酸味よりも、酸っぱいヨーグルトの酸味の感じよりもプリンの甘い感じの方が好きなんかなーとか、
なんとなく思ったことを言うんですけど、これ証拠がないんですよね。
おそらくなんですけど、先に答えがパンって来てるんですよ。先に答えがパンって来てる。
なんか総合して、もうブラックボックス的に演算をされていて、アウトプットでyes or noがパンって出てる、a or bがパンって出てるっていうことだと思うんですね。
で、そのブラックボックス化された回路っていうのを一生懸命、こういろんなインプットを投げ込んで、買い付きしてるにつきないと思うんですよ。
例えばですけど、じゃあヨーグルトとプリンの話なんですけど、もしヨーグルトが甘かったらどうだろうとか、逆にプリンが酸っぱかったらどうだろうとか、プリンが白かったらどうだろう。
白でも結果は変わらないから色は関係ないかとか。
で、囲碁も将棋もそうですよね。石にもしいろんな機能や特殊能力がついていたら囲碁のほうが好きなのかなどうなのかなとか、いろいろそういうふうに仮説を立てて、自分の感覚に問うて、問い合わせをして、アウトプットが好き嫌いみたいなことが出たときに、
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ここだけ変えるとAがBになったってことはここが原因かなみたいな感じで、インプットを試しにパパパパって一瞬のうちに投げ込んで、ブラックボックスから出てきた答えが変わった瞬間に、ここに原因があるなみたいなことを考えてると思ってるんですね。
で、これどんなことにもそうで、おそらく好きな異性のタイプはみたいなものも多分ね、何、なんでこういう異性が好きかみたいなものって多分わからなくて、で、インプットに頭の中でパパパって投げ込みまくって、好き、好き、好き、嫌い、嫌い、好き、好き、嫌い、好きってことはこの好きの共通点はここ、ここ、ここ。
よし、多分これが好きの共通点だみたいな感じで、えっと、なんか統計学的に分析してるだけのような気がしてるんですよ。
で、これって多分ですけど、AIのアルゴリズムにやっぱり近いんですよね、ていうか、AIが人間のそれを模倣して作ったのかな、まあちょっとそれはよくわかってないんですけど、と思ってるんですね。
で、てことは、感覚っていうものが基本的にはもうとても正しくて、論理っていうのが後付けっていう乱暴な結論にもなりうるんですけど、ただそれはそれで危ういっていうことは僕らはおそらく理解できてるんですよね。
まあ例えば、何ですかね、500円の商品がありました。
で、これ500円高いなと思って買わないとするじゃないですか。
でも、じゃあそこに300円の商品、500円の商品、1000円の商品がありました。
さあ買ってくださいってなったら、超軸売があったとして、1000円高いけど500円をそれに比べたら安いやんと思って何となく500円のものを買っちゃうみたいなことって、感覚が出した答えじゃなくて、ごめんなさい、感覚を状況にハックされてるような状態だと思うんですね。
ファクトじゃないというか、何て言うんですかね、本来500円は高いと思うはずなのに1000円という比較対象を出されると安く感じてしまうみたいなものって、なんかハックというか曖昧なものであるという証拠だと思うんですよ。
認知バイアスとかもそうですね、あるAが正しいとずっと思っていたらAが正しいというものを感覚的に捉えがちみたいなものはあるんですけど、これも感覚が正しくないということの象徴的な話だと思うし、仮想通貨とかのトレードとかでも全くそうで、
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結構やっぱり投資に勝つ一個のとても大事な要素として、感情や感覚に直されずに完全に頭だけでしっかり考えてトレードするみたいなものが本当に鉄則中の鉄則というか王道だったりするわけですよ。
だから人間の感覚が常に正しくないというのは僕らは知っている中で、ただ自分の心に問い合わせるときはもう感覚や感情でしか答えを出せないというところがありますよ。
結構ずっと僕は何でこれが好きなんだろうとか、いつもこうしちゃうのは何でだろうみたいなものって深掘りしても深掘りしても答えが出なかったりするわけですよ。
あるとき人に言われたときにスパーンとそこの根拠が変わったり解明したりすることってあるんですよ。
例えば幼少時代にずっとこういう経験をしていたことが自分のこういうところに影響しているのかもしれないなみたいなものって人からもしかしてこうじゃないって言われたときにうわそうかもパーンみたいななんか降り落ちるみたいなメイクセンスみたいな瞬間ってあると思うんですけど。
それと逆に言うと今までずっと分かってなかったっていうことだし。
ただ、すみません。
そのメイクセンスしたっていう感覚もね、なんか人間ってそういうストーリーで何か分かるみたいなものがどうも好きな生物らしくてメイクセンスしたがるというか。
本当はたいしてそうではないのにそういうストーリー、言われてパッと気づきましたみたいなストーリーをドラマチックにそれを、ドラマチックなストーリーを正しい人は選びたがるみたいなところがおそらくあるような気がしていて。
一回選んだらまたそこで認知バイアスがずっとかかっていってそれがもっと強固なものになっていって、実際はもしかしたらそうじゃなかったかもしれないのにそう思い込んでいくみたいなこともあるような気がしていて。
そうなってくるとね、自分の思考回路みたいなものが全く解明できないなって思うわけですね。
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とてもそういう時があるんですよ。それって現代社会で特に人に影響するような決断をしないといけない時って必ず説明が求められるわけですよね。
例えばですけど、最近で言うと、僕社長を辞めて会長になって、青柳公也を社長に任命というかポストを渡したんですけども、何で社長を辞めたの?っていう問いに対してもう説明が全くできないわけです。
一応できますよ。分かっている範囲ではできますけど、100%僕がまず理解していないんですし、理解していることを僕の頭の中の感覚を100%説明できているとは思わないわけですよ。
だから2段階で情報の精度が下がっているわけです。まず自分で自分のことを理解できていない、おそらく80%しか理解できていないってなるとまず100%から80%になるし、それを人に伝える時にしっかり言語化できていないというところで80から今度60とかになるやろうし。
今度は60%の解像度とか正確度の言葉を人が聞いた時にその解釈の精度によってまたそれが60から30になったりするわけで、だから結局世間には僕の本当の根拠とか気持ちみたいなものって30%ぐらいしかおそらく伝わっていないぐらいの感覚でちょうどいい気がしているんですけど、
これ少なくとも最初の僕が分かる、メイクセンスパンする、悟るみたいなところはせめて100に近づけられたら嬉しいなっていうのを日々考えてるんですけどね。
精度は徐々に上がってきているかもしれないんですけど、ただ分かれば分かるほど分からない領域のことが分かってきて、何をやってるんだろうっていう気にたまになる時がありますね。
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