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2024-04-22 20:05

映画「市子」

映画「市子」
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こんにちは、亀山です。
今日はですね、映画の市子を見た感想になります。
市子っていう映画は、離婚後300日問題がテーマになって進んでいく話なんですけど、
300日問題って皆さんご存知かなと思って、離婚後300日以内に生まれた子どもは、
戸籍上、前の夫との子どもになってしまう問題を離婚後300日問題って言うんですけど、
300日って単純に計算すると約10ヶ月になるんですけどね。
前の夫との子どもじゃないって確実に分かっている状態だったとしても、
出生届を出すと前の夫が父親になってしまうので、それを避けるために母親が出生届を出さないっていうケースがあって、
その結果無国籍のいない人間になってしまう。
その赤ちゃんがそうなって、そのまま大きくなってしまうっていうのが、実際日本にもたくさんいって問題になっているんですけどね。
その離婚後300日問題っていうのが、今年2024年の4月1日から民法が改正されたんですけど、
どう変わったかというと、新しくなったのが離婚後300日以内に生まれた子どもでも、
母親が再婚していれば新しい夫の子どもとして推定される件は大きく変わって、
あとはね、4月1日以前これまでは女性は離婚後100日間再婚禁止っていう法律があったんですけど、
それが廃止されたんですよね。
これめっちゃ差別やなって思ってたんですけど、男性とのね。
男は離婚した次の日にも結婚していいのに、女は100日間はダメっていうのが、
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ついね3月まであったってこの令和にって感じなんですけど、やっとって思います。
あとその着実否認、着実否認っていうのは親子関係を否定するために家庭裁判所で行う手続きなんですけど、
今までは父親からしか訴えることができなかったのが、子どもや母親からも起こせるようになった。
その訴えを起こす期間も1年から3年になったっていうのが法律が変わったところですね。
例として、例えばAさんがBさんと結婚したけど、男の人BさんのDVに耐えかねて逃げるようになる実家に身を寄せましたと。
AさんはBさんに対する強い恐怖からBさんと直接連絡を取ることができなくなって、離婚についての連絡などは両親を通じて行ってたと。
でもそのBはなかなか離婚に応じず10年経ちました。
10年後、AさんはCさんっていう男性と交際を始めて一緒に暮らすようになる。
翌年、やっとBさんが離婚に応じてくれて、離婚届も提出できた。
その直後、AさんはCさんとの子供を妊娠してるっていうことがわかる。
これまでの法律だったら、再婚の禁止期間があるから100日間。
その100日間を過ぎた後にCさんと婚姻届を提出して、結婚の状態になってDちゃんが生まれる。
ただそれで出生届を出そうとすると、離婚後300日以内に生まれているので出生届を出したら、
Cさんとの子供なのに、前の夫のBさんとの子供として戸籍を作ることになりますよって役所で言われて、
それでCさんとの子供なのに父親をBさんにしたくないしね、もちろん。
それで無国籍の子供が出生届を出せないってことは、つまり無国籍になるっていうことなので、
そういう一例ですけど、それで300日問題っていうのが問題になってたんですけどね。
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映画の話に戻ると、いちこっていうのが主人公で、
いちこがまさに300日問題の無国籍の女の子なんです。
そのいちこには妹がいて、月子っていう。
月子は難病の近似ストロフィーで寝たきりなんですけど、月子は戸籍があるんですね。
国籍がないっていうことは、つまりそのいちこには就学通知書も来ない。
小学校入る前にもらうね。届かないし、保険書も作れ取得できない。住民票ももちろん取得できない。
居るのに居ないことにされている状態。
家では妹のお世話、介護もしていて、
映画の中のいちこもヤングケアラーだったり、性暴力があったり、貧困とか、本当にいろんな問題が重なってるんやけど、
戸籍さえあれば、逃れられた困難とか、希望の光とか、何かがあったんじゃないかなって、
戸籍さえあればっていうのがずっと頭をぐるぐる駆け巡った映画で、
いちこは小学校に行けない状態だったんですよね、最初は。
いない子供やから。
なんですけど、いちこのお母さんが、なつみあったかな、ちょっと名前が間違ってたらごめんなさい。
いちこと月子の母親のなつみが、
いちこを月子として転校させるんですよね、小学校に行かせるんですよね。
禁じストロフィーで動けない、寝たきり学校にももちろん行けないっていう、
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その月子の代わりに、その無国籍のいちこが学校に通う手段として、
月子はもう学校にはいけないから、その月子の代わりに小学校に行くことが、
いちこにとって最善やと、きっとね、お母さんは思ったと思うんですよね。
それで、いちこが妹の月子として、ある日突然小学校に転校してくるんですよ。
だから、たぶん2年か3年ぐらい、学年差はあったと思うんですけど、
だから、小学校3年生のクラスに、新しい転校生の月子さんですって、
転校してきたのが、3年生じゃなくて、5年生とか、体格的にはそれぐらいの子が来るんですけど、
月子としていくから、3年生の月子ですみたいな感じで、いちこが妹のふりをしてね、行くんですけど、
だから急にこの月子として生きることになる、いちこがね。
でも家に帰ると本物の月子がいて、その月子の世話をするとか、日々があるんですけど、
でもなんか、そのね、友達に、もう転校したら月子ちゃん、月子ちゃんって呼ばれるんですけど、
友達に、なんかセリフで、うちな、ほんまは月子じゃなくていちこやねんって、ぽろって話すシーンが何度かあったんですけど、
もうなんか胸がギュッてなるというか、友達はボカンとしてるんですよね。
月子ちゃん何言うてんの?みたいな。
いちこちゃんって誰?みたいな。月子ちゃんは月子ちゃんやん?みたいな感じで、何も事情を知らないから。
でもなんかね、本当の自分を隠して生きていく。
自分はいちこやのに、月子って名乗ることを想像したり、しただけでもう地獄やなって思って、なんかね、すごく辛かったです。
でもやっぱりね、自分はいちこなんだよっていうことを言いたかったんやろうなって思って、そのシーンが。
で、まあいちこは月子として大きくなって、月子として高校に進学して大人になっていく中で、さらにいろんな複雑なことが起きたり、いろんな出会いがあったりっていう感じの映画なんですけど、
映画見た日に寝る前に、いちこのために、どこで誰が何をできたんやろうっていうのをめっちゃずっとぐるぐるぐるぐる。
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そればっかり考えて、その日は眠りについたんですけどね。
で、映画の中で同様の虹を口ずさむシーンが何回もあって、それも。
で、お母さんも歌ってたから、きっとお母さんが口ずさんでる歌で、子供のいちこがそれを覚えて、自分も覚えて歌ってるんですけど、
庭のシャベルが1日ぬれてっていう、同様の虹、ひらがなの虹で検索すると出てくるんですけど、すごく晴れやかな歌なのに、なんかその、いちこのことを思って歌うと、もう途端にすべてが報われない。
こんなに前向きな歌詞が、いちこには、なんていうんかな、きっと明日気分も晴れやかになるだろうみたいな歌詞もあるけど、でも自分は無骨石って思うと、もうなんか何もどうしようもないってなるっていうかね、すごく悲しい歌になってます。
この虹っていう歌をもうずっと知ってる歌やったから、余計にこんな気持ちで聞く日が来るなんてっていう感じで、それもすごく印象的ですね。
あといちこが主人公で、2時間くらいドラ、映画やったんですけど、ふと月子の気持ちも考えると、自分の不利をして学校に通う姉に毎日介護されてるっていう状態で、
で、妹の月子の最後の日が映画の途中で来るんですけどね、そこもなんとも言えない、まだ全然まとまりきってないって感じなんですけど、私はね。
あとはね、その高校生の時にいちこ好きになるキタくんっていう子が出てくるんやけど、なんかね、そのキタくんもすごい嫌味を感じるというか、私は、なんかね、どんな風にキタくんって育ったんやろうとか、キタくんもキタくんで、
映画ではそんなに深く、キタくんの幼少期とかも一切出てこないんですけど、キタくんは何かを抱えてる気ますね。
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そうですね。
で、あと、映画の中で印象的なシーンがね、その、いちこが悪魔屋って言われるシーンがね、2回あるんです。
別の人物に言われるんですけど、面と向かって。
でもなんか、そんな悪魔屋なんて、面と向かって言われたらもう絶望するなって思って、いちこが抱えてるものを思うと、そんなことを言われたらもうどうでもよくなるなーって。
言葉のナイフってこういうことやなって、すごくもう通列に感じましたね。
映画はね、ほんと好きでね、結構いろいろ見るんですけど、久しぶりに何日もいちこのことを考えて、ポッドキャストにも残したいな、今の私の気持ちをって思ったのもあったし。
それでまあ、喋ろうかなって思って。
あとね、他にも無国籍のね、そういう関連の映画といえば、誰も知らないっていう。
これはね、母親に捨てられた無国籍の子供たち4人の話。
で、もう一つある男っていう、これ最近のつまぶき君とかが出てる。
こっちはね、国籍交換の話で、国籍はあるけれど事情があって、もう別の人間として生きたいっていう人の話なんですけど、また何か興味が湧いたら是非見てみてください。
私的にはね、ある男も結構重たい話やけど、いちこの方がズーンと来るというか、いい感じですね。
なんかその、今年の春にそのね、あれ、法律が改正されて、まあ少しでもね、今後国籍になってしまう。
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もう一人も出しちゃいけないんですけど、なんかね、解決しないといけない問題ですよね。
なんかね、本当にいるのにいないってされるって、もうしんどいやろうなと思って。
しんどいとかいう言葉じゃ片付けられへんけど、そういうことを知るきっかけにもなる映画かなと思います。
すごい暗い話なんですけど、本当に最後の辺にちょっとだけね、そのいちこが幸せを、きっと本当に幸せやったんやなっていうことを感じるシーンも入れてくれてて、
それだけ思うとちょっとね、よかったなって思えるというかね、幸せをパチャンと感じてた頃もあったなっていう。
まあ映画なんですけどね、映画やけど、本当にいちこがいるんじゃないかなって、今もどこかにいるんじゃないかなって思ってしまうぐらい、すごく現実味のある映画でした。
興味がある方はぜひ見てみてください。またなんかね、感想を見た人も一緒にしゃべりたい、しゃべってみたいです。
久しぶりにしゃべりたい。まあいちこじゃなかったらジュラシックパークとかETとかも私好きなので、いつでもお話ししましょう。
では今日はここまでです。ありがとうございます。
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