1. へんなお茶会
  2. #17-1 イマジナリー読者さん
2023-07-08 13:12

#17-1 イマジナリー読者さん

収録日:2023/3/14 参加者:所せまし / ゴライアス / ブーちゃん

サマリー

小田さんはウェブライターの仕事をAIに奪われることを心配していますが、実は彼は文章を書くこと自体は好きではありません。彼は記事の執筆時に架空の読者を設定し、客観的な視点で文章を書くことで、恥ずかしさを克服し、読み手に合わせた記事を作成する手法について説明しています。

ウェブライターのモチベーション
小田ちゃん、ウェブライター業じゃん。AIに仕事を奪われたりするのかな?将来的に。
いやー、奪いに来てほしいんだけどな、早く。
かわいい。
奪いに来てくれたら、私が書かなくて済むから、早く奪っていってほしい。
どういうモチベーションでウェブライターやってるの?
書かなくていいなら書きたくないの?
だって別に文章書くの好きじゃないもん。
そうなんだ。
どういうモチベでやってるの?どういう動機で書いてるの?
出来上がったものが面白かったら、それは嬉しいじゃん。
でも、別に文章書くこと自体が好きなわけじゃないんだよ。
なんて言ったらいいかな。
スポーツをした結果、体が健康になったら嬉しいけど、でも走るのは別に好きじゃないみたいな、そういう感じ。
えー。
面白いものが作れたら、自分が嬉しいって感じじゃん。
それとも、周りの人が褒めてくれるのが嬉しい?
周りの人が面白がってくれるほうが嬉しいかも。
むしろ、自分が書いたもの全然興味ないかも、正直。
あー、そうなんだ。
もうだって、完全に忘れてるもん、自分が何書いたか。
やば。
えー。
うわ、この生地、めっちゃ冴えてるわーとかないの?
ないないない。
そうなんだ。
ないない。
なんて言えばいいんだろうな。
たとえばさ、きっとスーパーでお惣菜とかを作る担当の人がいるわけじゃん。
うん。
その人がたとえば、自分が切った刺身のパックがあそこに出てる、恥ずかしいってならないわけじゃん。
あー、なってなさそうだね。
そう。
面白いたとえだな、確かに。
それと同じかも。
自分の文章に対する意識
へー。
刺身が並べられ、そして売れていった、みたいな気持ち。
はははは。
へー。
それさ、自分の書いた文章って、自分の体の一部って感じはしないの?
いや、全然しないしない。
あ、しないんだ。
へー。
そうなんだ。
しないよー。
意外だった。
へー。
意外だった、ちょっと。
ほんとに、鮮魚コーナーでお刺身作ってる人と絶対同じ気持ちだって、これ。
ははは。
そうなの?
うん。
いや、ウェブライターの人とそんな話したことないから、みんながみんなそうなのか、ごらちゃんが異質なのかわかんないんだけど、
あー、どうだろうね。
面白いね、その話。
なんか、ブーだとイラストレーター、一応やってるから、なんだろう、作品とかになってくると、その作品を、たとえばディスられたりすると、自分が傷ついたように傷つくとか、作品が自分の一部だっていう人はちょいちょいいるような印象があるんだよね。
うん。
あー、あのね、ゴーライアスはね、そんなにないかも。
ないの?
そうなんだ。
うん。
へー。
私はその辺がすごいドライで、たぶん、もう出た記事は自分から完全に切り離されたものだから、自分と関係ないと半ば思ってて、
そうなんだ。
記事の中でイェーイとかピースして写真撮ってても、もう自分とは切り離された。
そうそう。
だから、もし出た後に、誤字脱字とかに気づいちゃったら、あ、やべやべって言って、修正依頼をかけたりとかは、全然やるんだけど、
でも、なんていうのかな、編集部の人たちが依頼をしてきてくれてるわけじゃん。
うん。
だから、私にとってのお客さんって編集部なわけじゃん。お金をくれてる人たちだから。
そうだね。
だから、編集部の人たちが喜んでたら、それでオッケーって思う。
うん。
ミッションコンプリートなわけだ。
うん。
なるほどね。
だから、それを見て、通りすがりの人が、これはちょっと面白くなかったな、みたいなことを思っても、まあ、そういう人もいるよなって思う。
へー、すごい。そうなんだ。
うん。
いいスタンスだね、それはね。
うん。
編集部さんがね、これは世に出してオッケーって思ったら、もう全然それでオッケーだと思う。
せんまし君はさ、自分の書いた文章を読み返して恥ずかしくなったり、嫌だなって思ったりすることがあるってこと?
ある、ある。あるよ。
あるんだ。
うん。あるし、なんか、それがこう、がんじがらめになってさ、
うん。
こういう言い方したら、やっぱりよくないかなとかさ、
うんうん。
あー、なんかちょっと、うまく言えないなーとかで、結構、文章を書くの苦手っていうのがあるかも。
あー。
うんうん。
開業しすぎかなとか。
そうそうそうそう。だから、
うん。
ごらちゃんが文章苦手って言ってたのって、どういう文章苦手なんだろうって気になってる。
あのね、私が言う文章苦手は、たぶん全然違くて、
ほう。
うん。
あの、単純に手が疲れるから、文章書きたくないなっていうだけなんだけど。
そんな。
そう。
へー。
へー。
自意識が刺激されるからどうこうみたいな話ではなく、
ないないない。
肉体的広がり。
そうそう。だって、両手首転生炎なんだよ。打ちすぎて、タイピングしすぎて。
やば。すごい。
だから、それがやだなと思うんだけど、
なんでだろうね。どうして文章書いてて、これが人に見られたら恥ずかしいなみたいな感じになっちゃうんだろうね。
いや、うーん、ごらちゃんは、もう覚えてないか、もしくは最初から感じてないかわかんないけど、
うん。
けっこう多くの人が、自分の文章を見返して、なんか恥ずかしくなって、全部消したり、
うん。
なかったことにしたりとかね。
うん。
そういうことして、ブログを書いてはやめ、みたいなことしたりしてる人も多かったりするんじゃないかなって、勝手に予想してるし。
その点については身に覚えがあって、
あ、あるんだ。
面の皮が厚いんだと思う。
え?そうなの?
うん。
それはさ、でもさ、例えば、
さっきはさ、編集者がいる場合だったじゃん。
うん。
編集者いなくて、例えば自分のブログでとかさ、
うんうん。
なんか、そういう場合も、そういうふうにならないの?
あのね、ちょっと説明が難しいんだけど、
うん。
私が文章を書くときって、絶対脳内に1人、自分じゃない人を憑依させてる状態になってて、
へー。
なんか怖い話になってきたな。
いや、全然怖くないよ。
読者さんをね、1人、想定の書くの、イマジナリー読者さんを置いておくのよ。
うん。
架空の読者を設定することの効果
それで、例えば私の名前じゃない、全然違う知り合いのライターさんとかの名前で、
その記事が出てたときに、読んでどうかみたいなのを、その読者さんに聞きながら書くのね。
へー。
で、ここは太字の方がいいよとか、この画像見づらいよ、みたいなこととかを言ってもらうんだけど、
で、1人、自分なんだけど、自分じゃないとされる人格を1人かますことで、客観的に見ても大丈夫だっていう謎の自信を得てるっていうのと、
あと、普段、人のブログとかを読んでて、この文章は恥ずかしい文章だって思うことってないじゃない?ある?なくない?
ないね。
確かに、ない。
そうそう。ないから、
自意識なんだよな。
そうそう。自分で恥ずかしいって思ってるだけなんだって、人が見たらそんなことないからさ、だから全然大丈夫って思って出してる。
へー。なんかでも、今、すごいいいヒントをもらったなって思った。
ほんと?
なんか、自分が文章を、たとえば記事をお願いされて書くってなったとき、読み手が想像できないっていうのが、たぶん書きづらさの難しさにあったのかもしれない。
うん。
それが、自分の中に架空の読者を1人送っているのが大事なんだなって知れて、本当によかったなって、今思ってます。
本当によかった。
本当によかった。
こんなにいいことなんて、なかなかないね。
ほんと。よかった。
ねー。
読者さんの脳内への召喚がむずいときがあって、自分がなんか疲れてるとかみたいなところで、
そのときは、自分が書いた記事を1回さ、プレビュー機能みたいにプレビューするんだけど、もう完全に自分が書いたものじゃないっていう暗示をかけて、
友達のライターさんの記事として、もう完全に初めて読んだものとして読むみたいな遊びをしてて、
はいはいはい。
それをすると、結構どういうふうに見えてるかってわかるかもしれない。
あー、面白い。なるほど。
他の人は書いた文章として1回見るんだ。
そうそうそう。
だからね、その時点で人の自意識みたいなものが結構薄れるから、
そうだね。客観視テクニックって感じではね。
そうそう。だから客観的に見たから、たぶん恥ずかしくないからいっかとか、たぶん読みやすいと思うからいっかみたいな感じで出してる。
へー、なるほど。
若い女性をターゲットにした客観視
ちなみにさ、架空のさ、その1人の読者っていうのはさ、どういう人イメージしてんの?
あのね、たぶんだけど、私のツイッターとかのフォロワーさんとか、あと記事を読んでくれてる人って結構若い女性の人が多くて、
はいはい。
わかんないよ、なんかもしかすると、全然私が見えてないところにおじいさんがたくさんいるみたいなこととかあるかもしんないけど。
ゲートボールして、ゴラちゃんの記事読んで、ゲートボールして、いるか?
で、おじいさんが実は2000人いるみたいなことも否定できないんだけど、
私が見えてる範囲からは若い女性が多いのよ。
だから、そういう人をなんか1人脳内でふんわり作っておく。
うーん。
かな?
そうね、なんかどっちが先かわかんないよね。
もしかすると、ゴラちゃんが若い女性だから、自分に近い客観視の人にチェックさせて喜ぶみたいな。
で、結果的に若い女性の人が見るようになるみたいな。
あー。
ニワトリが先か、的な話にも聞こえたし。
あり得るな。
ちょっと1回、その客観視のアバターをほんとにおじいさんとかおばあさんとかにしてみようかな。
そう、それができたら、おじいさんおばあさんに爆受けする記事が書けるかもしれない。
確かに。
田中さんや、ゴラちゃんの記事読んだ。
文字のポイントは14ポイントから36ポイントになるだろうね。
そうだね。
漢物レビューとか。
いいな。
このカートが熱いみたいなやつね。
このカートが熱い。
カーブめっちゃ曲がれるみたいなやつとかね。
見たいな、それ。めっちゃ見たいな、老人向けのネット記事。
そうだね。
お年玉に何円入れたら、孫がどんな顔するか。
入れてみた。
入れてみた。
100円の場合。
封筒豪華にして、中身10円の場合。
口を聞いてもらえない。
めっちゃ面白い。
しかもたぶん、ある程度以上の年齢層になると、
たぶん2、3年前に出した記事とか、もっかい出しても全然ウケる気がする。
再放送バレない。
すごい新鮮な気持ちで見てもらえる気がする。
手抜く方法考えてんじゃん、もう。
早ない。
13:12

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