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こんにちは、カナダのトロントから配信をしているOKEです。
Toronto Momentsは、トロントでの生活で私がふと思ったこと、考えていることをSFに3分ほどで語る企画です。
では、さっそく今日の話にいってみましょう。
カナダと聞いて最初に思いつくものは何ですか?
この質問をすると、きっとこんな答えがたくさん返ってくるのではないでしょうか。
メープルシロップです。
そしてこのメープルシロップが活躍するタイミングというと、やはりパンケーキを食べるときかなと思います。
我が家でパンケーキを焼くと必ず湧いてくる疑問。
それがメープルシロップを優先するのか、それともパンケーキを優先するのかということです。
カナダ人の夫が食べるパンケーキを言葉にして伝えるとしたら、
メープルシロップの湖にパンケーキが浮かんでいるよう、こんなふうに表現すると思います。
ここで私が投げかけるのが、パンケーキを食べているんだっけ、それともメープルシロップを食べているんだっけ、という質問です。
この質問に彼は、パンケーキはメープルシロップを吸収してくれるものなんだよ、と嬉しそうに答えます。
パンケーキの日は必ずと言っていいほど、笑いを交えながら繰り広げられるこのやりとりです。
朝食を出すお店に行ってみると、まさに同じような光景を目にすることがあります。
これでもかというくらいメープルシロップをかけながら、満足そうにパンケーキを楽しんでいる方がいたりするので、
我が家での出来事はそんなに珍しいことではないのかもしれませんね。
夫の両親の家に行くと必ず買い溜めしてあったもの、それが缶入りのメープルシロップでした。
ちょうど縦に長いフルーツの缶詰、あの大きさの缶にメープルシロップが入って売られているんです。
おしげもなく使えるサイズと言ってもいいかもしれません。
カエルの子はカエルなんでしょうかね。
最近、我が家でもこの缶入りのメープルシロップを使うようになりました。
雪が降り積もった森の中で、メープルの木からシロップを集める様子がこの缶にはデザインされています。
この缶を見ると、彼の両親がいつもうれしそうに缶を開けていたときのことを思い出します。