Hello • From カナダをお聞きの皆さん、こんにちは。
カナダのトロントから配信をしている、OKEです。
日本時間で毎週金曜日に配信をしています。
この配信では、カナダの東側、トロントでのライフスタイルの話をメインに、
たまーにクラフトや旅の話も織り混ぜつつ、お届けをしています。
今回で327回目の配信となります。
先週は、ヨシアさんをゲストにタコ紹介したくなる人たちという企画でお届けをさせてもらいました。
このヨシアさんのゲストの回って、朝活メンバーで作っている朝のスパイス50回目の配信を記念して、
どうして本を読むんだっけっていうテーマで収録をしたものなんですよね。
その前半部分を、ここHello From カナダでお届けをしたという感じになります。
後半部分はですね、3月21日、ちょうど昨日ですね、朝のスパイスの方でアップをしています。
あとは、朝のスパイスはみんなで作っているから一緒に何かやるっていう感じなんですけども、
個人でも配信しているメンバーがいて、そのメンバーも今回ですね、
どうして本を読むんだっけっていうテーマで配信をして、自分の番組にアップをしてくれるっていうのをやっています。
そのメンバーの皆さんと同じような感覚で、
今日はですね、私自身がこのテーマに対してどう考えるのかみたいな、
そんなところをお話できたらいいかなというふうに思っております。
このテーマって、すごいシンプルじゃないですか。
なんで本を読むのかっていうことなんでね。
だからこそかもしれませんけれども、あんまり普段考えないでしょうし、
毎回読書するのにですよ、
あれ、私なんで本を読むんでしょうか、みたいな。
そういうことを考えないで読んでるでしょ、やっぱり。
だから、改めて聞かれたら困るだろうなっていうふうに思う。
私も困るなと思いながらテーマ考えたんで。
そんな中で考えて考えて、思いついた言葉が選択肢だったんですね、私の場合は。
それは選択するっていうだけじゃなくて、選択しない方の選択肢も含めての選択肢です。
前に私、余白の学校の話を多分配信の中でしたんじゃないかなと思うんですけれども、
その授業の中でね、あなたにとって自由とは何ですかっていう、
こういう内容のお話がありました。
皆さん、そこで参加されている方もどう思いますか。
あなたにとっては何ですか、自由とは。
っていう質問を投げられた時に、私が行き着いたのが、選択肢の多さだったんですよね。
なので、選択肢を増やしたい感覚は、きっと私の中にあるんじゃないかなというふうに思っています。
もちろん、自分一人で読む時もそうだし、
私の場合は、これも配信の中でお話したことあると思うんですけれども、
誰かと一緒に読むっていうことも結構あって、
本を通して、感想なりコメントなり、誰かと言葉を交わすっていうこともあったりするから、
そうすると、自分に対して誰かが言葉を送ってくれるとか、
あとは、その方が自分で読んだ本に対しての感想とかを述べている時に、
それを聞いている私がハッとして気が付くっていうこともあるから、
そのハッとして気が付いたり、質問が湧いてくるみたいなところで、
選択肢が広がっている感覚っていうのはすごくあるんですね。
だから、この部分では選択肢を広げるっていう意味での読書に近いかなというふうに思いますね。
この選択肢を考えた時にもう一つあって、
これは新たな選択肢の広がりではないんですけど、
自分がすでにこの選択肢として持っているステータスを括弧たるものにするみたいな、
そんな感じもあるかなっていうふうに思っているんですね。
これどういうことかっていうと、
本を読んでいたら共感できる部分ってね、
そういう時ってわかるわかるって思う時、
ポジティブなサイド、共感っていうのはすごい本を読んでいたらあると思うんですけれども、
その時に、やっぱり自分はそこの部分に頷くよねみたいな、その感覚ですね。
あとは逆に頷けないなっていうふうに思うことがあった時に、
多分なんか私には苦手なこととか、
私ではなんか選択肢として選ばないだろうなみたいなことが書かれた時に、
共感しにくいっていうことを自分で納得するというか、理解する、把握するみたいな感覚、
これやっぱり頷けないことが悪いというふうに言っているわけではなくて、
その頷きにくい自分に気がつく感覚にすごい近いと思うんですよね。
で、その自分の選択肢に絶対入れたいものと、
その自分の選択肢に入れないだろうなっていうふうに思うものが、
クリアになる感じに近いかと思うんですよね。
なんか本を通してだと、そのことをすごく俯瞰して捉えやすいと思います。
前にマキさんの選書の時にお話ししたと思うんですけど、
選書ってフィルターに通しやすいっていう話をちょっとしたと思うんですけど、
やっぱりそこに載っているものを一回自分の中のこのフィルターに通した時に、
今何が出てくるのかみたいな、
そういうことをすごくやりやすいのが選書だなっていうふうに思ったっていう話をしたと思うんですよね。
なので、自分のフィルターに通した時に、
これはなんとなく私の選択肢だよねっていうことと、
これはちょっとなんかフィルターに詰まっちゃうような感じのもの、
これはクリアにしやすいんじゃないかなっていう読書を通して、
それはやりやすいことなんじゃないかなっていうふうにはすごく思っています。
だから読書することで、今まで自分の中になかった選択肢を増やすっていうのはもちろんあるんですけれども、
本を読むことで、すでに自分の中にある選択肢がより信頼度を増す、
こういう感覚もあるんじゃないかなというふうには思っています。
これ少し余談なんですけど、
ちょうど今回の企画ともぴったりの内容かなっていうふうなものがちょっとあって、
最近日本の番組で面白いなって思って見ている番組があります。
これはNHKの趣味読みっていう番組の中のシリーズなんだと思うんですけど、
読書の森へ森の道しるべっていうこういうシリーズがあります。
これ毎回違うゲストの方が登場して、
その方の本棚に並んでいる本から本のことを語ってくれることもあるし、
その方の本との向き合い方みたいなものをまとめている番組になっていて、
当然その本を語る中で、その方がどうして読書しているのかみたいなところにも話が及ぶんですね。
その話聞きながら、当たり前なんだけど、
やっぱり読書をする時にみんなこの興味の持ち方がまず違うっていうのがあって、
例えば小説を読みながらその世界に入り込みたいっていうふうに思っている人だったりとか、
毎回読書しながら自分と対話しているみたいな人とか、
もちろん知識として何かを取り入れたいっていうふうに思って読書している人もいるし、
誰かのことを知りたいと思って読書をしているっていう方もいますよね。
もちろんエッセイみたいなものとかだとその方の生活が出てたりとかもするので、
本当人それぞれて、
特に今お話している興味の持ち方っていうところに意識をさせられたのが、
料理愛好家の平野レミさんがゲストで出た回だったんですよ。
彼女がね、私あんまり本読まないのっていうふうに答えているシーンがあって、
え、これ、この番組出て大丈夫なのかなみたいなふうに私は思ったんだけど、
で、もちろんね、それにはちゃんと理由があるから、
それは番組の方でちょっと見てもらいたいんですけれども、
なんかそもそもその本を読むのに興味がないっていうのを提示してくれたことで、
その人がそれでもこの本に興味を持つ、興味を持って読書をするって何なんだろうなっていうのを、
そういう疑問が湧いたんだよね。
なんとなくその興味があるっていうものから読書っていうのを紐解くと、
なんか自分にとってなんで本を読むんだっけなーみたいな答えが見つけやすくなるのかなっていうのを、
この番組を見て、特に平野レミさんゲストのときのこの回を見て、
ふと思ったことかなっていうふうに思いますね。
日本だとどうでしょうね。再放送とか見れるのかな。
ちょっとわかんないんですけど、興味ある方いたら是非チェックしてみてほしいです。
とっても面白い番組だったんで。
で、冒頭でも触れましたけれども、
ねえ、なんで読書してんのって他の人に聞いたら、やっぱ、ん?っていう顔されるかもしれないし、
私この質問を受けたら、なんかこう、同じリアクションするかなと思って。
で、それくらいなんか本読むっていうこのアクションって、
ほぼほぼ普段はね、無意識にやっちゃってることだったりすると思うんで、
そう、なんか改めて今回このテーマで考えを巡らせてみて、
あ、思ったより簡単ではないなっていうのをすごく実感しつつ、
で、こんなに読書とはをね、考えたのは人生初かなっていうふうに思いつついたんですけど、