motoさんの経歴とプロジェクトマネジメントについて
スピーカー 2
それではですね、後半、後編始めていきたいと思います。 引き続き、HeartEachファーム代表、motoさんのお話を聞いていきたいと思います。
motoさん、よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 2
前半ではですね、motoさんがまず2つの質問から入って、 これまでどういった経歴、何をしてきたかというお話。
特に、ハタラクの前半のところですね。 大学からニッキという会社に入られて、
そしてそこでどういう形で今、motoさんになってきたのかというところですね。
その途中のところまでを聞かせていただきましたと。
そして、その中で1つキーワードとして出てきたのが、 プロジェクトマネジメント。
自分で決めていくんだというようなところですね。
自分に合っているんじゃないかというのを 見つけられていったところかなと思うんですけれども。
ここから何を聞いていきたいかというと、 まさに自分に性に合った仕事を時間をかけて見つけていったというのが、
恐らくキャリアの前半なんじゃないかなと思うんですけど、
そこから見つけられてから、ニッキでのお仕事は続くと思うんですけれども、
その後はどんな形でそのお仕事に向かい合っていった?
スピーカー 1
どういうふうな方になっていったんですか?
そうですね。3、4年目くらいから一応プロジェクトマネジメント部門には配属になって、
そこからプロジェクトエンジニアという形で、 各専門部のコーディネーションとかをしながらですね、
どのようにプロジェクト自体を進めていくかというような経験を積んでいくんですけれども、
そこからはいろんなプロジェクトを、 数個同じ触手で点々とするような感じだったんですね。
その後、プロジェクトに入ってからその後の12年ぐらいですかね、
は3、4年ずつ大きなプロジェクトを 4つぐらいとか回したような感じで、
どのプロジェクトでもある部門を任せられて、
この細かいエンジニアたちとエンジニアの人たちと コーディネーションしながら進めていくという感じの経験をした感じですね。
スピーカー 2
なるほど。じゃあもう本当に専門職として、 大きなプロジェクトを3、4年とか3年で、
スピーカー 1
2、3年とか3年で点々としていく形なんですね。
スピーカー 2
それもその間は仲材も挟むんですよね、当然。
スピーカー 1
そうですね。各プロジェクト、アサインされた、 配属されたプロジェクトで横浜側の設計をして、
そのまま現場側に行ってっていうのを繰り返した感じですね。
スピーカー 2
なるほど。結構そのプラントって 独特な立ち位置に立つじゃないですか。
それもその天然資源が立たないと当てられないので、 結構特殊な地域という、
それこそNPなところとかに行くと思うんですけど、 本田さんも割とそういったところに行かれてってことですか。
スピーカー 1
そうですね。そのプロジェクトに入って一番最初に行ったのがカタールの現場で、
motoさんのプロジェクトマネジメントの経験と感覚
スピーカー 1
それも砂漠というかカタールはどちらかというと土漠なんですけど、
土なんですけど、ほんと周り何もないような工場地帯がプラントがドーンと、
ほんと他の会社のプラントも並んでるようなところで、
そこは3年ぐらい、トータル3年ぐらいいましたね。
スピーカー 2
なかなかその世界って売れてないと想像できないんですけど、
なんとなくイメージの中では砂漠みたいな荒野の中に大きなプラント、
鉄の塊たちがある、やや無機質なイメージ。
SFでいうとサイバーパンクみたいな、そういう世界観なのかなと思うんですけど、
その中で、それこそプロジェクトマネジメント、なかなか責任の重い仕事だと思うんですけど、
任されて、かつでも自分はよくわからない偏僻なところ、鉄に囲まれてるみたいな状況。
その働き方って本田さんにとってはどういう捉えられ方だったのかっていうと、
その当時昔どんな形で働かれてたんですか。
スピーカー 1
私は全然それを楽しめるタイプだったんですよね。
結構、うちの会社とかそういう会社に行きたいって言った人でも、
実際にそういう環境にいるとダメになっちゃう人もいるんですよ。
結構やっぱり、耐えられない人も。
それは結構二極化されますね、同じ社員でも。
でも私は、自分で言っちゃダメなんですけど、
自分の能力めっちゃ高いんですよ、私。
どんなとこに行っても、何かしら楽しみ見つけられるタイプで。
そういう意味では、どこの現場も、仕事上大変は大変ですけど、
どこの現場でもそれなりに楽しくやれてました。
スピーカー 2
そうなんですね。
ちなみに、カタールの砂漠の中で、
そういうところで、もとさん的にはどんな楽しみを見つけてたんですか。
全く想像ができないので、ちょっと興味本位なんですけど。
スピーカー 1
分かりやすいうちの会社の人の、
うちの会社ってもう辞めてるんですけど、
会社の人の分かりやすい楽しみの見つけ方が、
普通、砂漠の中って何もないから、
何もやることない、つまらないって思いそうじゃないですか。
そんな中でも、サソリを見つけて、
サソリ捕まえごっことかして楽しむ人を一緒に見つけて、
いうような楽しみを見つけて、
うわ、すげえって、それを楽しめるような人たちが、
現場に会ってるタイプなんですけど、
それは分かるなって気するんですけど。
実際私は何で楽しんでたかっていうと、
別に私はサソリ捕まえる楽しみはできなかった。
近くに海とかはあったんで、
カタールって海沿いの町でもあるんで、
近くの海に釣りに行ったりとか、仲間で釣りに行ったりとか、
あとはいくら砂漠の真ん中っていっても、
近くに町はあるので、
そこで買い物をしたりとか、
そこでその現地の料理を食べてみんなで楽しむとか、
なんていう感じで、みんなと仲間内で、
そういう何かしら楽しみを見つけて、
ソフトボールチームを作ってソフトボールをやってたりとか、
そういう楽しみをしてましたね、現場では。
スピーカー 2
ありがとうございます。
サソリ捕まえごっこっていう非常に聞いたことのないパワーは、
どうかといただいてしまったんですけど。
スピーカー 1
そういう楽しみを見つけられる。
スピーカー 2
でも今お話聞いてて、何となく順応できる人の像がですね、
すごくイメージできました。
なるほどというところですね。
ありがとうございます。
そのいろいろな国の中でも、
もとさん順応していって、
様々な国に順応していかれたと思うんですけれども、
その中でもプロジェクトマネジメントって仕事の、
ご自身の中の理解というか、
できることの範囲みたいなのも広がっていくと思うんですけれども、
そのあたりご自身とこのプロジェクトマネジメントの関わり合いが、
どのような形で深まっていったんですか。
どんなふうにキャリアが積まれていったんですか。
スピーカー 1
そうですね。
やっぱり最初の頃は、
いくらプロジェクトマネジメント部と言っても、
やっぱり言われたことをやっているだけ、
それで精一杯みたいな感じではありましたけれども、
年数を積んでいって、
経験を積むと、
こういう状況のときにはこうしたほうがいいみたいな、
要は自分としての感覚、
アンテナがいろんな物事にちゃんと反応するようになるというか、
そういうプロジェクトをうまく進ませるための感覚は磨かれた気がしますね。
それを自分なりに解釈して周りに伝えて、
その方向に持っていく。
要は自分でちゃんとドライブをかけて、
その方向に持っていくっていうようになる経験は、
その頃、そういうスキルは積んだかなと思いますね。
カタールでのプロジェクトの楽しみと経験
スピーカー 1
そう数年の間に。
スピーカー 2
感覚が立っていくってすごいわかるなと思って、
同じお話を聞いていて、
僕なんかはIT系のプロダクトのプロジェクトマネージメント、
そんなにまだおろさんほどの社会人経験はないので、
先ずなんですけれども、
させていただいていく中で、
やっぱり初めはわからないことってすごく多いですよね。
なんでもう言われた通りにやるとか、
教科書通りにやるとか、
もう精一杯ですって感じなんですけど、
何回か経験を積んでいくうちに、
なんとなくこれヤバそう、
これって多分こっちの方がいいんじゃないかな、
っていうのが言語化できないんですけど、
匂うみたいな瞬間って結構あったね。
ありますよね。
スピーカー 1
その嗅覚を身につけるのがすごい重要だと思うんですよね。
経験っていう意味で。
やっぱりそれは上の人も言ってて、
プロジェクトはいかにそういう、
いかにそういう嗅覚を早いうちに嗅ぎつけて、
きな臭さを嗅ぎつけて、
それを事前に潰すか、
もうそれだけだっていう。
なんで、
あの頃経験したのは本当、
上手くいくプロジェクトほど、
なんていうのかな、
平和に過ぎていくんですよね。
要は自分が忙しくない状態になる、
何も起きてないわけじゃないんですけど、
それを事前にみんなで潰せるんで、
暇なんですよね。
俺、こんな働かなくていいのかなっていう状況ぐらいのプロジェクトは、
本当上手くいってるプロジェクトで、
自分が一生懸命動くプロジェクトっていうのは、
大変なプロジェクトなんですよ。
っていう感覚はありましたね。
確かに。
スピーカー 2
本当にそうだなと思うんですね。
何をこの話を聞いてて思ったかっていうと、
エンジニアリングって言っても、
もとさんがやられてるのはフィジカルの、
それこそプラ。
俺のエンジニアリングで、
私がやってる、
僕なんかがやってるのは愛機ですね。
まさに無形のものを扱ってるんですけど、
プロジェクトマネジメントっていう理屈で言うと、
同じなんですよ。
まさに熟練のプロジェクトマネージャーの方々が言うのは、
僕が暇な方がいいんだ。
そういう風にプロジェクトを回せていないとき、
僕が忙しいっていうことは上手くいってないことだからね、
と言うんですよ。
全く同じですよね、おそらく。
そうですね、ほんとそうだと思いますね。
ここにやっぱり共通点があるというか、
すごい面白い、全然関係なさそうなんだけど、
でも本質的には変わらないみたいなことがある。
スピーカー 1
変わらないですよね。
一つの物事をね、みんなで動かそうとすると、
それがどんな職種というか業界であろうと、
やっぱり一つのプロジェクトなんで、
そこでスケジュールとお金と、
人の時間とっていうのを管理しようと思うと、
やっぱり一緒の動きになりますよね、そこはね。
スピーカー 2
同じですよね。
これ、だんだんこう、
それこそ匂いを嗅ぎ分けられるというか、
なっていくと仕事って楽しくなっていくとは思うんですね。
そうですね。
パーセルというか全能感が出てくるんじゃないかなと思うんですよ。
もうある程度は分かるよ。
で、こうどんどんどんどん回していくと楽しくなっていくと思うんですけれども、
お話を聞いていると、
もとさんってすごく楽しいところで農業に行かれたんじゃないかなと思うんですね。
これって、ここから農業の話にも少しつなげていきたいんですけれども、
この辺りのお話、もう少し掘り下げてお聞かせいただけますか。
スピーカー 1
そういう意味では、本当に全職でやっていた頃も、
仕事自体は本当に楽しいと思っていましたし、
任される範囲も広がっていって、
決められる範囲も広がっていけば、
ますますその後も楽しいような、
自分のやりたいような世界になったんだろうなと思うんですけど、
やっぱり何だろうな、40過ぎた頃なんですかね。
会社員としてそういうプロジェクトっていう仕事をやってるのは楽しいんですけど、
このままずっと会社員でいいのか、俺はみたいな、
そんな考えが浮かぶんですよね。
それは何でかっていうと、
いくらポジションが上がっていって、
自分の決められる採用が広がるにも関わらず、
決まったあるルールの中でというか、
自分自身の決断を迎えるまで
スピーカー 1
枠の中での決定であって、
決して全部を全部自分が決めてるわけじゃないみたいな、
どっか会社の中の一歯車として決めてないみたいな、
そういう感覚がね、いつまでもあるんですよね。
どこまで行っても。
っていうのがあって、
会社員でいいのか、
ただ別に仕事は嫌いなわけじゃないから、
ずっと普通に仕事自体は楽しいんですけど、
そう考えてるうちに、
でも決められないから別に、
じゃあ他のこと何やるとか決められないんで、
そういう、もし本当に自分が必要なんだったら、
そういうきっかけは、
何かしらこう、
自分の中の一歯車、
必要なんだったら、そういうきっかけは、
何かしらこう、
天から降ってくるだろうと思いながら、
数年過ごすわけです。
35ぐらいから40ぐらいまでの数年を、
何か、必要だったらそういう、
外に飛び出すようなきっかけが降ってくんじゃない?
みたいなのも待っているんですけど、
そんなきっかけはね、外部から何も来ないわけです。
簡単と同じ生活が流れていくわけですね。
そういう中で、
40のタイミングとかというと、
自分でもう40か、みたいなのもあるし、
そのタイミングで、
会社の中で、
あるポジションに、
上の人から推薦されたことがあって、
それを受けてしまうと、
もう会社が辞められないなと思ったんですね。
ちょっと重要なことをするポジションで。
その時に、もうこれ受けたら辞められないな、
どうしようかなって考えて、
そのままそれを受けるよりは、
別のことをやりたいと思って、
じゃあそれを断るのには、
何かちゃんとした理由がないといけない。
その時に、もう40だしなっていうのもあって、
会社辞めることを考えてますって、
教師に言っちゃったっていう感じです。
スピーカー 2
そうだったんですね。
スピーカー 1
そのポジションが推薦されるきっかけがなかったら、
もうちょっとダラダラやってたかもしれないですね。
スピーカー 2
これ面白い話だなと思うのは、
何が面白いかなと思ったっていうと、
お話を点で聞くと、
日記という大きな会社を晒して農業を始めまして、
何か大きな決断というか、
そこですごい積極的な意思を持っていかれた。
ある種アクティブにいけられたように見えるというか、
外から見ると見える。
でも実際お話を聞いてみると、
数年間という範囲の中での葛藤があり、
そして最後背中を押したのが、
実はもう会社を辞められなくなるかもしれないという、
会社側からのオファーだということなんですね。
スピーカー 1
あのね、そうなんです。
スピーカー 2
もう流れです。
スピーカー 1
ただやっぱ辞めるとき、
これ会社を辞めようと思いながら、
なかなか辞められない方、
本当にいっぱいいると思うんですけど、
会社員というの。
何か他に自分でやりたいことあって。
で、そのきっかけを待ってる方って、
多分ほとんどだと思うんですけど、
私の経験上、
そのきっかけは来ないぞっていうのは言いたい。
要は最終的には、
何かきっかけを待ってても、
ずっと同じ生活が続いて、
で、結局60、65になっていくと思うんですよ。
何が必要かというと、
もう他からきっかけ来ないから、
もう自分で踏み出すかどうかって、
これしかないっていうのはね、
分かりました。
で、私はそれをあの時に言えた。
そのきっかけは、
そう言わざるを得ない。
理由はありますけど、
でも自分で言うかどうかっていうのは、
もうそれしかないですね。
会社辞められるきっかけってきっと。
スピーカー 2
なるほどですね。
でもそうですよね。
外から何かしらお会いがあってとか、
友人に誘われてとか、
そういうきっかけを待ってても来ないんだと。
スピーカー 1
来ない。
もちろんそういうことがあるときは、
農業に飛び込む決断
スピーカー 1
ある人はいると思うんですけど、
ただそれはもちろん、
自分が外に働きかけてるから、
そういうのが来るんだと思うんですよね。
いずれにしても。
だからやっぱりね、
自分から動き出さない限り、
変わらないっていうのはね、
その35から40ぐらいの間で分かりました。
スピーカー 2
いやこれ聞いてる人にとっては、
すごいいい話なんじゃないかなと思ってて、
それこそいっぱいいらっしゃるなと、
僕なんかも思うんですね。
でも会社続けちゃう。
ずっとこう、
それこそ会社の悪口を言いながら続ける、
っていう方もいらっしゃいますし、
でも最終的にそれを変えるっていうのは、
やっぱり自分の意思なんだ。
スピーカー 1
自分しかいないと。
で、そのね、
本当やっぱ辞めるときも、
何考えたかっていうと、
60までもし会社員で続けて、
それはそれでお金も稼げるし、
そこの方向では幸せなことはあると思うんですけど、
ただそれで、
本当自分が一生を得たときに、
後悔するかしないかって考えたら、
私ずっと会社員で60まで行って、
いい生活してやったとしても、
なんか後悔が残ると思っちゃったんですよ。
その時に。
で、その後悔をなくす最後のチャンスは40だと思ってたんですね。
もうそれ、
例えば50でじゃあ辞めるかって言ったら、
もう50以降に、
新しいことを自分でやって、
今のぐらいのフットワークで動ける自信がなかった。
それ、そのフットワークを出せるのは、
40が最後だなと自分の中で思ってたんですね。
もうそれが、
もし30だったらそっちの方が絶対良かったと思うんですけど、
30の時にはそれを踏ん切れなかった。
なんで、
あの、
30代で踏ん切れてる、
モグさんはすごいと私は思ったんですけど、
私はね、
それがもう40でそれがタイムリミットだった。
もうそこしかなかったんですよ。
私の場合は。
でも何かしらやっぱりタイムリミットみたいなものを
もう結構意識するところ。
スピーカー 2
僕なんかも30が少しタイムリミットみたいなところがあってですね。
そうですよね。
自分で100%決めるってなかなかそんなかっこいいことは、
特に僕なんかはできていなくて。
やっぱり、
あの、
直接的なきっかけじゃないんですけど、
間接的なきっかけがあって、
ジャーって決められる。
自分で。
その、
ちょっとした後押しも少しあるんですよね。
それにあの、
僕なんかすごい頼ってしまっていて。
うん。
なんですけど、
あの、
すごくその、
分かります。
40で、
30で。
で、
一つ大事なこと。
うん。
あの、
でもまあ、
もとさんは、
最終的には後悔しないという時期に決められた。
農業に飛び込めるわけで。
で、
実際じゃあもう全然違う、
いますよね。
これまでやられたこと。
そうですね。
本当に。
で、
農業に飛び込まれて、
どうでした?
新しいビジネス形態への挑戦
スピーカー 2
えーとね、
そういう意味では、
えーと、
スピーカー 1
まあ、
私、
農業やってますけど、
ほとんど、
農業に飛び込まれて、
えーと、
まあ、
私、
農業やってますけど、
本当の新規収納じゃなくて、
もともと、
実家が専業農家なんですよ。
なんで、
まあ、
そこに帰ってきただけではあるんですけど、
まあ、
そういう意味ではですね、
実際に全く別業種になってますけど、
子供の頃から、
両親、
祖父、
祖母の動きは見てたし、
まあ、
その専業農家という中で育っているので、
ある程度のイメージはできているっていうところもあって、
別にギャップはなかったですね。
生活スタイルっていう意味での、
あのー、
ギャップはなかったです。
ただ、
実際に大人になって自分でやるようになって、
収支も、
実際に父から受け継いでやるようになると、
あっ、
農業って、
なるほどね、
スピーカー 2
こんなもんなんです。
スピーカー 1
わかります。
それはわかります。
実際に経験して、
うん、
なるほど、
なるほど、
と、
それはなかなか厳しいわなっていう、
そこは、
あのー、
ありましたけど、
実感値としては。
でもまあ、
生活スタイルっていう意味では、
全然、
あのー、
スピーカー 2
ギャップはなかったです。
そうだったんですね。
そうか、
じゃあ、
完全に新天地というよりは、
まあ、
ある種慣れ親しんだところに、
戻ってきたっていう感覚もあって、
そこのギャップはなかったんだけれども、
でも実際ビジネスとしてやってみると、
ビジネスの形は全然、
あのー、
違うわけで、
なかなかこう、
こういうもの、
こういう感じかっていうのが分かってる。
スピーカー 1
そう、
それは肌で感じましたね。
なるほど、
と、
なんか、
スピーカー 2
なんか背にはならんなっていうのが分かる。
ははははは。
スピーカー 1
そういうことだったんですね。
スピーカー 2
そうです。
で、
それこそじゃあ、
なんか背にはならんなってなった時に、
どんな形でこう、
何を始めていこうとか、
なかなか農業ってイメージで言うと、
やっぱり昔からやってることをずっと続けていく、
まあ、
そこが大事なんだっていうようなイメージもあると思うんですけど、
モークさんとしてはその辺り、
どうやってご自身で何を切り開いていくという形なんですか?
えーとですね、
まず、
じゃあ、
農業というところで話すと、
うち、
私の、
えー、
スピーカー 1
祖父、
父と続いている農家だったんですけど、
その、
祖父、
父の代は、
ほとんど全領、
農協、
要は全員、
農家の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
全領農協の代は、
規模までにしかならないし、
金額までにしかならないんですね。
農業を始める動機とやり方
スピーカー 1
ましてや自衛省から。
ただ、私はせっかく会社を辞めてきている。
辞めてきているのを、
別に農業をやりたいと思って、
別に会社を辞めているわけじゃなくて、
会社っていう組織の中を、
組織を飛び出して、
自分で何かを始めて、
生計を立てられるってことを、
自分でやりたいと思ってやってる。
その中で40億にやるんだったらば、
全く新しいビジネス立ち上げるっていうよりは、
今の環境を考えて、
自分で持ってる資産を見たら、
実家には土地も農機具も技術もある。
そこに張って、自分のやりたいやり方でやって、
どこまで大きくできるかみたいな。
それの場所が農業だったっていうだけで。
なのに、それで戻って、
家族だけでちまちまとやってる。
それは辞めた理由として違うというところで。
私は何をやるかというと、
家族経営っていうやり方を飛び出して、
人も雇いながらもっと規模も大きくしていく。
JAだけに出すっていうやり方もやめて、
自分で販路も見つけながら、
個人でお客さまを見つけて売っていく。
私がこういう農業をやってるんですっていうのを、
ちゃんと認めてくれるお客さん一人一人を見つけたいと思って、
それに賛同してくれる方に野菜を買ってもらいたい。
そういう顔が見える農業。
どうせ農業をやるんだったら、ちゃんと顔が見える農業と、
一般の人たちも農業の世界ってよくわかんないっていう状況をうまく打破して、
農業がより近いものになるような環境を作りたいとは思いましたね。
スピーカー 2
一番最初に始めたときに。
なるほど。
それってお話を聞いてると、それこそ言葉にもありましたけど、
農業をどうしてもやりたいわけじゃなかったというところからのスタート地点じゃないですか。
でも今のお話を聞くと、
学者農業をやりたい人のお話にも聞こえるんですよ。
そこのモチベーションの持ってきたことというか、
顔の見える農業を目指して
スピーカー 2
ご自身の中でどんな形で組み立てて、
スピーカー 1
こういうことがあるんだっていうふうになっていったんですか。
何だろう。
一応自分の資産とかがある、
自分の持っている玉の中で一番利用できるリスキーじゃないものを選んで、
そこで自分が一番やりたいようにするためには何かっていったら、
そこまで考えるっていうぐらいかな。
スピーカー 2
あ、切ないかなって言っちゃいました。
スピーカー 1
なんかよく聞こえ悪いかもしれないけど。
スピーカー 2
いやいやいや。
スピーカー 1
自分が持っている玉を一番磨こうと思ったらその方向でしょっていうことで。
スピーカー 2
はいはいはい。
あららら、面白いですね。
それこそ授業を立てるってなると、
ビジョン専攻型とか、今あるものを磨くとかいろいろなやり方がある中で、
本田さんはビジョンというよりはまずはある玉を磨いていこうと。
でもこの玉を磨ききった先にはこういうビジョンがあるんだっていうところを作りきったっていうところなんですかね。
スピーカー 1
そうですね。
今持っているものと自分がその中でやれる最善の将来の絵っていうのをどうやってつなげるかっていうのを考えているのかもしれないですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
それってすごく、なんでしょうこういったあれなんですけれども、PMっぽいよね。
プロジェクトマネジメントみたいな。
それはそうですね。
そうですね。それってどう、今思うとどうです?
プロジェクトマネジメントをそれこそ10何年やられてる経験って、今のそのお仕事に生きていますか。
スピーカー 1
いやでもそれはなんていうのかな、じゃあこういうところがこう生きてるってなかなか言語化できないんですけど、
やっぱりプロジェクト畑で17年間やってきたそのやり方とか、
もう血肉に染み込んでるその習慣っていうか、それは絶対生きてると思いますね。
何やるにしても、やっぱりお金、時間、あと品質みたいな。
要はエンジニアイングって何求めるかっていうと、その三角形の最善の形を求めるだけで、
どこかが一番良くても、そんなバランス悪いものじゃ意味ないっていう感じの考え方なんで、
それを考えながら、やっぱり農業っていうものにも当てはめながら考えるっていうのは身についてると思いますね。
そういう意味では。
スピーカー 2
話を聞いててまさにそうなんじゃないかなと思っていて、
溶け込んでいってるなと思ったんで、やっぱりこれも先ほどの話ですけれども、
繋がらないように見えてすごくこう繋がっているところ、
その繋げ方が多分人それぞれになったなと思っていて、
話を聞いていてすごい面白いなと思ったのが、
元サンラリの繋げ方っていうのがすごく見えてきて、
この話聞けてよかったなと思ってですね。
本来だったら30分番組なので終わりなんですけれども、
ちょっとせっかくなんでもう少しだけお時間いただいてもいいですか。
ありがとうございます。全然問題ないです。大丈夫です。
話聞きたいなと思っているんですけれども、
この農業のところで磨いていくんだと、自分の玉を磨いていくんだと、
されて今やられてると思うんですけど、
ただ一つこの農業で気になるところって、
やっぱり変わらないところって、
今まで通りって圧力も強い世界なんじゃないかなと思うんですね。
そこを思い出していくと、なかなかハレーションというか、
うまくいかないところとかも多いんじゃないかなっていうのを
ちょっと想像したりするんですけど、
スピーカー 1
そのあたりって実際どうなんですか。
それを感じるところと、あるいは昔から比べて変わってきてるのかなって、
感じるところと両面はあるんですけど、
まず意外と変わってきてるのかなって感じるところは、
結構昔ですとJAとかもですね、
要は生産者が自分で物を他のところに売るみたいなことを許さないような雰囲気もあったんですね。
で、ある地域あるいはある品種によってはまだそういう文化はあると思うんですけど、
でも幸いにも私が入っているところでは、
そういう文化はだんだん相当和らい出て、
農業界の古い考え方と壁
スピーカー 1
で、もう今は自分で売っても仕方ないというか、
それがあるのはわかってるっていうような雰囲気なんで、
そういう意味では自分で直販とかもやりたいようにやらせてもらえてるところはありますね。
ただ、周りの農家さん自身たちの考え方でいくと、
やっぱりまだ古い考え方が多くて、
私なんかはどんどん新しいことをやっていかないといけないと思って、
そういうアクションをいろいろやりたいタイプなんですけど、
やっぱり一人だけじゃなかなかできること限られちゃうので、
周りの農家さんも含めていろいろやってみたいなと思うんですが、
どちらかというと、やっぱり新しいことをやりたがらない農家さんのほうが多くて、
それで仲間を集めきれないみたいな、そういうところもありますね。
スピーカー 2
なるほど、そうなんですね。
それこそ、農業の変わらないところ、JAって話がありましたけど、
やっぱりJAが強くて、ステレオタイプのイメージだとなかなかそこから抜け出せないみたいなところもあるのかなって、
まずファーストのインプレッションという印象ではあったんですけれども、
JAのところって案外変わってきてるんだっていうのがすごい、
あ、そうなんだっていう驚きがあって、
ただし、そこは制度として変わってきているんだけれども、
どっちかっていうと変わらないのは人のマインド。
マインドが変わらないから、仲間がなかなか集まりづらい。
そこが今、大きな壁になっているって感じですね。
スピーカー 1
そうですね、やっぱり今までやってきた流れとか、
そのペースっていうのをあんまり変えたくないっていうね、
その気持ちはわかるんですよ。
実際自分で農業をやっていて、新しいことが入ると本当大変なんです。
なんで、各農家さん、本当に忙しく作業をしなきゃいけないっていうところを
概覧入れたくないっていう、どっちかというとそっちの方が、
なかなか新しいことが進まない、一つの理由ではあるかもしれないですよね。
スピーカー 2
そうですよね。
その環境の中でもとさんとしては、
そこをどうしていこうとしているのか、
その壁を打ち砕こうとしているのか、
それともこの壁は一旦打ち砕くのを諦めて、
他の方向でいこうとしているのかっていうと、
スピーカー 1
今はどんな活動なんですか。
周りの農家さんの考え方っていう意味では、
やっぱり周りを変えようと思ったら、
自分が成功しないといけないと思ってるんですね。
他の人は、別に今のままでいいと思ってる人は、
そのままでいいと思うんです。
農業ってのは自分でやれる仕事ですし、
自分のやり方がそのままがいいって思ってる人はいいと思ってるんですけど、
もし、違うことをやりたいって思ってる人がいるとしたら、
それをどう集めるかだと思ってるんですけど、
そのためには、真ん中にちゃんとそういうものを集める、
ホールを立てなきゃいけないと思ってるんです。
それをSNS等で発信なのか、
あるいはもう誰もがすごいって認める実績なのか、
その立て方はいろいろだと思うんですけど、
私はそれになりたいし、そういうものになれば、
それを目指してる人たちが集まってきてくれると思ってるんで、
そういう目標物にはなりたいと思ってます。
そうすれば、物事が起きるんじゃないかなとは思ってて、
とりあえず誰もが認める農家になりたいとは思ってます。
スピーカー 2
誰もが認める農家、すごい素敵だなと思って。
じゃあもう、ポールってお話ありましたけれども、
そのままポールがすごく長く伸びて、
いろんな人から見えるようになって、
そこに集まればっていうような存在になりたい。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
できる限り高くポールを、
それも実績なのかもしれないし、
発信力なのかもしれないんですけれども、
そういったものになっていきたいなと。
あーすごい、志ですね。
もう農家としてのそこがある。
スピーカー 1
そうすればこの農業の世界っていうのも、
ちょっとずつ地元からでも変わっていって、
で、各地のポールが集まればね、
それはそれですごい楽しいところに入れるし、
っていうのはありますね。
スピーカー 2
あ、それめっちゃ面白いですね。
ポールを集めていくというか、
そうですね、一人だけじゃなくて、
いろんなポールが立てていらっしゃる方が各地にいるので、
立てていらっしゃる方が集まると、
より大きな動きになるんじゃないかと。
あ、その話聞いて、
そう、これはすごく面白そうだなと思ってですね。
あのすごい、大人のことをすごい応援したいって気持ちになってですね。
あの、このラジオですね、
ホットキャストもなってゆえに、
もとさんのポールの一つになれたらいいなと思ったりしたんですけれども、
あの、まあそれを追い付いてですね、
ここから最後の質問に繋がってくるかなと思うんですけれども、
今後ですね、ポールになりたいって話ありましたけれども、
今後この、今、もとさんが言われていることをどうしていきたい、
未来の話になるかなと思うんですけど、
未来的にはこう、もっとどうしていきたいみたいな話でも、
もう少し聞いても大丈夫ですか。
スピーカー 1
はい、えっとですね、そういう意味でいくと、
もちろん、あのうちのハーティッチファームとしては、
絶対やりたいことって、
三本柱でちょっと作ってるんですけど、
あの、生産の技術っていう意味では、
もう本当、あの土づくり含めて、
絶対的な技術は身につけたいっていう意味で、
生産という意味では絶対、
あの、誰にも負けないナス農家にはなりたいと思ってるんですね。
でそれを、販売っていう意味では、
私自身の農業への思い
スピーカー 1
二つ目の話なの、販売では、
えっと、JAを含めて、
あとはECサイトとかの直販も含めて、
一番バランスのいい販売方法、販路を自分で確立したいと思って。
でそれで、そこで個別販売も含めて、
お客さんたち、自分のファンっていうのをちゃんと作って、
どんな経済状況になっても、
ちゃんとうちの商品を買ってくれるみたいな、
そういう環境を作りたいと。
ただもう一つやりたいのが、
育農の分野でちゃんと土台を作りたくて、
これが何かっていうと、
私自身は実家が正直なところ、実家が専業農家だったんで、
会社員辞めて農業って世界に飛び込めたんですよ。
これがもしほんと新規就農だったら、
多分飛び込めてないんですね、私自身農業には。
なんですけど、実際私農業やってて、
ほんと自然の中で触れ合いながら、
で自分の自由に時間作れるし、
この環境っていうのは誰にとっても絶対いいと思うんですね。
なんだけど問題は、ちゃんとお金が稼げるようになるか。
そこがみんな心配。この環境みんな憧れるけど。
そういう人たちがちゃんと生計も成り立たせて、
農業をやれるシステムを作りたいと思ってるんですよね。
それを、うちの資産とか土地とかそういうのも含めて、
あと私が持ってる技術も含めて、
私自身が農業をやりたいっていう人のハーティッチファームが、
そういう人たちの農業としての実感になるようなものを作りたいなと思ってて。
ちょっと農業をやりたいっていう人が、
うちに来て経験積んで独立していくみたいな、
そういう独立支援のシステムを作りたいんですよね。
スピーカー 2
農業としての実感。めちゃくちゃいい言葉ですね。
農業としての実感になりたい。
スピーカー 1
そういう、だからちょっとでも農業をやりたいっていう人が、
諦めずに済むシステムを上手く作りたいなと思って、
作集ではありますね。
スピーカー 2
めちゃくちゃ素敵な話を聞きました。
農業としての実感って本当に、なんでしょうね、いいなと。
その実感があることによって、なかなか踏み出せない人たちが就農していく。
そうすると、なかなか後継者が集まらないといけないような問題がある中で、
それも解決していく、ハブになっていく感じで。
そういう意味だと、ITとかスタートアップの話に少し引きつけて、
やっぱり僕がそっちの会話になるので、引きつけて話を聞くと、
やっぱりインキューベーションプログラムとか、
企業化を育てようとか、そういったプログラムって結構あったりして、
そこから企業化が開始されるっていうのも結構あるかなと思うんですけれども、
小本さんがおっしゃられていることって、農業においてのインキューベーションというか、
それこそ持っているもの、技術、そして資産とか、あとは経験みたいなものを全て継承していきながら、
農家さんを増やしていく、そういうことをやっていきたいってことなんですね。
スピーカー 1
そうですね、はい。
スピーカー 2
めちゃくちゃ素敵です。ありがとうございます。
いや、農業としての実感、ぜひですね、
今後どのようになっていくかすごく楽しみですし、応援したい気持ちでいっぱいですので。
ありがとうございます。
スピーカー 1
ほんと、ちょっとでも農業をやりたい人っていうのがハーティッチファームっていうのを見つけてくれるような、
そういう存在にはなりたいなと思っています。
スピーカー 2
そうですよね。
いや、もう全力で応援しておりますので、
また今後ともですね、いろいろなお話を聞けると嬉しいなと思っていますので、
今回限りではなくですね、またぜひお話を聞かせてください。
ありがとうございます。
ではですね、だいぶ時間も過ぎてしまいましたけれども、
本日のゲスト、ハーティッチファーム代表のもとさんでした。
本当にありがとうございました。
スピーカー 1
はい、ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
ハーティッチファームの宣伝
スピーカー 2
最後にですね、ちょっとハーティッチファームの宣伝というか、
何かしら聞いている方に、そんなにそこまで多くないと思うんですけれども、
聞いている方に向けてのですね、リアル的なお話があれば、
最後にぜひ一言、二言お願いいたします。
スピーカー 1
はい、今ECサイトなどでもハーティッチファームのナス、
うちではですね、1年中、2年通してナス販売しております。
なのでその美味しいナスを買っていただくも良し、
加工品でもね、今いろいろ作ってるんで、ちょっとその辺も販売されたら、
ぜひぜひ味見していただきながら、
でも食べるだけでなく、ナスの収穫体験など、
そういうこともファームでやっておりますので、
農業にちょっとでも興味ある方、あるいは農業やってみたい方、
どんどんハーティッチファームにコンタクトいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
スピーカー 2
ぜひ皆さんよろしくお願いします。
ハーティッチファームのですね、リンクはですね、
このポッドキャストの紹介文にも貼らせていただきたいなと思っておりますので、
気になる方はぜひそちらを見ていただければと思います。
では本当に最後になります。
もとさん本当にありがとうございました。
スピーカー 1
はい、ありがとうございました。