周りが決めた道からはみ出して、自分だけの生き方をする人を応援するポッドキャスト、はみだし系ライフの歩きかた、ウォルカムトゥエピソードトゥハンドルンドゥンフィフティーストリー、皆さんこんにちは、ピアレスゆかりです。
カナダは月曜日が振り返祝日で、そしてアメリカの皆さんも独立記念日とかで連休ですね。
2週間ぶりですが、お元気でしょうか。
先週はハミライのリスナーで、ブッククラブのメンバーでもあるアイさんがビクトリアまで遊びに来てくださったので、お休みをいただきました。
アフタヌーンティーに行ったり、ダウンタウンをブラブラしたり、ディナーに行ったりした程度でしたけれども、いろいろ深い話もできたし、人が会いに来てくれるというのは本当にありがたいなと実感しました。
さて本題に入る前に、いくつかリスナーさんからのコメントを紹介します。まずミヤさんから。
先日の西山桃子さんの回もめちゃめちゃ面白い回でした。今回、最近注目されているインティマシーコーディネーターのお仕事のお話。
ほとんど知らなかった世界を少し垣間見させてもらったようで、また一歩視野が広がった気がします。
日本でも同意の概念はようやく最近広がりつつあるようですが、それでもまだまだな様子。そんな中、基本的人権や同意など、今まさに必要なことを浸透させる役割としても、
今までの古い習慣に風穴を開けるような、このインティマシーコーディネーターのお仕事が今後ものすごく重要な役割を果たすんじゃないかなと期待をしたいと思いました。
そしてマーヤンさんの回も今回もとっても勉強になりました。特にスポーツ界でのトランスジェンダーに対する誤解について、具体的な話を聞けたことは本当にありがたかったです。
ホルモン治療することの体への影響の誤解。
体の多様性の話。トランスヘイトの裏には根強い女性嫌悪があるなど、首がもげそうなほど納得な話でした。
ゆかりさんが間違いながらも学び続けたいと言っていたのはとても心強く感じましたし、私も同じくそうしていこうと思いました。
というコメントです。みなさんありがとうございます。
それから次はけいこさんから、フェイスブックのはみないコミュニティのグループにコメントをいただきました。
エピソード聞きました。安定の面白さでした。
トランスジェンダーとスポーツの関係。
常にやりたまに挙げられるのはトランスジェンダー女性。
その背後にはミソジニーがあるのでは、などなど、今このタイミングで確認しておくことができて本当にありがたいです。
ウィッピングガールの翻訳。
今日読み始めています。
すごく大切な本なのだということが冒頭からだけでも伝わってきます。
ゆかりさん、マーヤンありがとうございます。
とのことです。けいこさんありがとうございます。
そしてみゆきさん、聞きました。やっと貯めてた分消化して最新話あたりまで追いつきました。
マーヤン回いつも楽しみにしています。タイミング的にも本当ありがとうございますという感じです。
ツイッター見なきゃいいとはいえ、つい開くと開けば日に最低1個はトランス差別みたいな状況なので、もう。
ちなみにウィッピングガールめっちゃ良かったです。
ブレネーの本みたいに著者本人がオーディオブックを朗読しているので、ニュアンスがすごく伝わるのがいいです。
日本語版もクラファン支援して届いたけど、まだ読んでなかったので、そろそろ日本語版も読もうかなと思っていたので、リマインドありがとうございます。
みゆきさん、お忙しいところ追いついていただいてありがとうございます。
そして沢井達郎さんから、スポーツにおけるホルモンバランスのお話から、トランスに向けられる誤解というより偏見の根底にある女性嫌悪を炙り出す指摘など、とても勉強になりました。
トランスってなるのではなく、生まれた時からずっとそうなんですって指摘にもハッとさせられました。
言葉の選び方にも気をつけていきたいです。
沢井さん、ありがとうございます。そうなんですよね。私も今でも代名詞、プロナウンなんかもね、気をつけてないと間違えてしまうこともあるんですけれども、間違えながらも学んでいきたいなと思っています。
さて、今日は私が大好きでいつも聞いているグレノン・ドイルのポッドキャスト、We Can Do Hard Thingsから、思わず膝を打ったエピソードがあったので紹介したいと思います。
このエピソードのテーマは罪悪感でした。罪悪感についてはハミライでも第224回で話しています。
一応おさらいすると、罪悪感は私は悪いことをしてしまったと思うこと。
で、シェイムは私は悪い人間だ、ダメな人間だと自分にフォーカスしてしまうこと。それが違いであるという話をしました。
罪悪感は悪いことを意図的でもそうでなくてもしてしまった時に感じるもので、気持ちのいい感情ではないんですが、自分の価値を下げるのではなく、あくまで自分の行動が悪かったんだと思うので、自己肯定感を下げたりこじらせたりすることがなく、ある意味ヘルシーであるというような話だったと思います。
さて、今回このグレノンドールのポッドキャストで面白かったのは、私たちが一般的に罪悪感と呼んでいるものは、正確には罪悪感じゃなくねという話でした。
罪悪感は私は悪いことをしたと思うことと先ほど言いましたが、もう少し深掘りすると、自分の価値観に合っていない行動をした時に、悪いことをしたと罪悪感を感じるんですよね。
第224回では、カンニングを例に出していますが、カンニングをすること、万引きをすること、あとは浮気することとか、こういったことを悪いことだと思う価値観がない人は、罪悪感を感じないんですよね。
カンニングとか万引きして当たり前と思う人は、罪悪感を感じないと思います。
なので、罪悪感には自分の価値観が密接に関係していて、そこから外れた行動をしてしまった時に、罪悪感を感じるのだということです。
ここまでは大丈夫ですね。
グレノンのポッドキャストで出ていた例を出しましょう。
例えば、あなたには小さい子供がいて、久しぶりに友達とご飯を食べに行くことにしたとします。
子供はパートナーに見ていてもらうとか、もしくはベビーシッターとか誰かに預けるとしますよね。
出かける時になって、じゃあ行ってきますと言うと、子供が大泣きして、ママ行かないでと懇願してきます。
あなたはそれを振り払って出かけて、ご飯を食べるその友達に、I have a mom guilt、ママの罪悪感を感じると言ったりしますよね。
グレノンによると、この感情は罪悪感と違うんじゃない?という話でした。
なぜかというと、この例のあなたは、ママが外に出て、自分の時間、友達との時間を作ることは大事で、価値のあることだと思っている。
だから、子供を預けて外出することは、あなたの価値観に反していませんよね。
じゃあ、これって罪悪感じゃないんじゃない?っていうね。
あなたはただ子供に泣かれたこと、子供が悲しんでいることに対して辛く感じてるんですよね。
このポッドキャストでは、この罪悪感でない感情に名前をつけたいとみんな言っていましたが、私はこれは文化的プレッシャーでいいと思います。
もう一つ似た例を出すと、例えば、子供が生後3ヶ月であなたは職場に復帰したとします。
他の友達には、もっと長く産休を取っている人がいたり、もしくは仕事を辞めてフルタイムでママ業に専念する人もいます。
でも、あなたの人生において仕事というのはとっても大事なもので、やりがいもあるし、価値のあるものです。
でも、子供がかわいそうって言われたりすると感じるこの辛い感情、これもやはり罪悪感じゃなくて文化的プレッシャーだと思うんですよね。
自分はそうは思っていないけれども、日本、特に田舎とかね、だとお母さんはずっと子供の面倒を見るのがいいことだという文化、カルチャーがあって、そのプレッシャーを感じて辛くなるんですよね。
これ、面白いですよね。
仕事をすることや、友達に会うために子供を預けることは、あなたの価値観に反していないので、これは罪悪感ではないということです。
グレノンのポッドキャストでは、罪悪感の話からバウンダリーの話にもなりました。
本当ね、もうバウンダリーっていうのもネタに困らないぐらい、みんながまだまだ日々練習する必要があることだと思います。
ここで出てきた例は、例えば、お兄さん一家と週末、自分の家でバーベキューをやるという約束をしていました。
でも、週末が近づいてきて、自分の家族はかなりバタバタしていて、みんなお疲れ気味なので、お兄さんに連絡して、
ごめん、今週末のバーベキューだけど、またの機会にしてもいい?と聞きます。
すると、お兄さんは、え?ってみんなすごい楽しみにしてたのに、とか、最近全然ゆっくり話せてないじゃん、とか、子供たちもね、いとこに会うのを楽しみにしてたんだよ、とか、
この前はうちでパーティーしたから、今度はお前の番じゃん、って言われたりとか、こういうのがね、すごく苦手な人多いと思うんですけれども、
ここで、そうよねーって、わかった、じゃあやっぱりバーベキューやろうって言ってしまうのは、バウンダリーがきちんと引けてない例で、流されてしまった例ですよね。
お客さんを呼ぶ余裕があるならいいですけど、そうじゃなかったら、家族全員ぐったりして、後で、なんでイエスって言っちゃったんだろうって、こう、もやもやすると思います。
バウンダリーとは、過去のエピソードですと第180回で話していますが、簡単な説明は、何がOKで何がOKじゃないかをはっきりさせることです。
はみらいのリスナーさん、またはお話し会やブッククラブに参加したことのある方でしたら、だいたいバウンダリーの大切さは理解できていらっしゃると思います。
でも、このグレノンのポッドキャストを聞いていて、もっと深掘りすることができました。
バウンダリーとは、自分にとって大切なことを提示して、相手に引っ張られないことでもあると思うんですよね。
グレノンは、Hard thing about boundary is holding itと言っていました。
バウンダリーをセットすることよりも、そのバウンダリーをキープすることが難しいんだと。
なので、この例でいくと、お兄さんにバウンダリーをセットして、残念だけど今週末のバーベキューはキャンセルするねって言った後、相手が、
えーなんでってみんな楽しみにしてたのにって言われた時に、やっぱそうよねって自分の態度を変えないことが大事です。
バウンダリーをきちんとするということは、自分を大事にすることです。
自分を大事にすること、自分の軸を作っていくということは、他人をがっかりさせることが増えていくということでもあります。
でも一番がっかりさせちゃいけないのは自分なんですよね。
この例でいくと、お兄さんががっかりしてたら、ごめんねって元気になったらまた招待するからって言えばいいだけなんですよね。
グレノン・ドイルはブレネ・ブラウンとも友達なので、ブレネの研究にも触れていました。
ブレネの研究で、最も思いやりのある人たちについての研究で、思いやりのある人たちに共通していることは何だろうと思って調べてみたら、
最も思いやりのある人たちに共通していたのは、最も強くて安定したバウンダリーを持っていたということだったそうです。
バウンダリーが苦手な人は、NOということで相手をがっかりさせたり嫌われたりしないか心配するみたいですが、
きちんとNOを言わない、バウンダリーをきちんと引かないのは実は相手にとって親切じゃないことなんですよね。
ちょっと長くなりましたが、今週は罪悪感と文化的プレッシャー、そしてバウンダリーについてお話しました。
ちょっと理解できなかったという方は、お気軽に感想・質問をメールしてくださいね。
そしてこういった話はいつもブレネ・ブラウンブッククラブでしていますので、興味のある方はぜひご参加ください。
ちょうど今週から始まりましたが、あと少しだけスペースがあります。
さてそれでは今週のポジティブです。
今週のポジティブは冒頭でも話しましたが夏休みということで、先週はアイさんがビクトリアまでわざわざ来てくださってすごく嬉しかったんですが、
今週は第216回でゲストに来てくださったカナさんがビクトリアにいらしているので、一緒にご飯を食べることを楽しみにしています。
ハミライのリスナーさんでビクトリアに来る予定のある方はぜひぜひお知らせください。
それからこれはまだ先の話なんですが、来年あたりビクトリアでリトリートをやりたいなと考えています。
みんなで数日一緒に生活していろんな話をしたり、ヨガをしたり、ハイキングしたり。
この冬あたりにはもう少し詳細をお知らせできるかなと思いますので、興味のある方はお知らせください。
それでは今週もお聞きいただきありがとうございました。
はみ出し系ライフの在り方は、プロデューサー・ホストのピアレスゆかりが、
未成都のコーストセイリッシュ領域であるカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリアで制作しています。
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レビューを書いていただいた方にはハミライステッカーをお送りしますので、住所を教えてください。
またハミライを応援したいと思ってくださる方は、ぜひおすすめのエピソードを家族やお友達にシェアしていただけるとすごく嬉しいです。
さてここまで聞いてくださった方に今週の内緒話をお話します。
今週の内緒話は自分の話じゃないんですけれども、私の長男が今新しく制作中のドラマに小さな役で出ることになりました。
すでに撮影は1回あって、また7月中にあるみたいですけれども、テレビデビューするときは皆さんにお知らせします。
というわけで今週も黙らないような黙らない人でいてくださいね。
Be brave, be kind, but don't be silent. Your voice matters.
Stay safe everyone and thank you for listening. Bye!