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こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、日本人の英語力向上を阻むザイム真理教ならぬ単語真理教、というお話です。
今ね、話題のザイム真理教という言葉ありますよね。
日本の失われた30年といわれる経済成長がほぼほぼないこの30年間。
その背後にですね、財務省というある種裏の政府みたいな日本を操っている組織の存在があるんだ、みたいな本が森永さんが書いて話題になりました。
今もね、ちょうど国民民主党が一生懸命ね、103万円の壁を破っていこうじゃないかという話になって、
今そこにようやくメスが入り始めていて、日本人がですね、なんかやっぱりそういうものがあるのかもしれない、
どうやらやっぱり気がついてなかったけど、そうなんだ、みたいに気がつき始めている。
気がつき始めているというのは、それが真実であるという前提なんだけど。
そんな時代が来てですね、多くの人が今までとちょっと認識を新たにし始めているこの時代の変化というのが今起きていますよね。
で、僕ね、ちょっとこのことをきっかけに思ったんですよね。
日本人の英語力って、まあまあなかなか上がってないですよね。
微妙にちょっとずつ上がっているんだけども、劇的な成果が現れているかというと、
まあなかなかね、そこまで成果が上げられていないんじゃないかと思うんですけども。
その背後にある大きな組織とか構造的な問題、これがやっぱり大きいんだなというのに改めて気がついたんですよね。
結局それって何かというと、大学入試の産業化というのがね、やっぱり大きいのかなと思うんですよね。
まあ結局、学校教育にしても何にしてもですね、最終的にゴールとして目指しているのが今大学入試になっている。
これはまあ、結構ぶっちゃけた話、リアルな話だと思うんですよね。
なんやかんや言っても、小学校とかで言語活動をできるだけ積極的にやりましょうみたいな形でいっても、
どんどんどんどん上の学年に行くにしたがってですね、
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球体依然とした教育にどんどん戻っていってしまうみたいなところがあります。
うちの娘もですね、新学校に通っているんですけども、
まあそこの授業の在り方とかですね、テストの問題なんかを見ると、
もう何十年前と全然変わってないみたいなところもあったりするんですよね。
それは何でかというと、やっぱり大学入試が根本的にそんなに多く変わっていないというところがあると思います。
実は今回、現行の教育課程が施行される直前にはですね、
英語教育に関しては本来は4技能入試になるはずだったんですよね。
まあ今、大学入試共通テストというのは、
リーディングとリスニングだけ、読むと聞くの2つだけなんですが、
それはもうずっと前からそんなことやっててもやっぱりスピーキングもないし、
ライティングもなかったらね、アウトプットがない。それじゃ英語力伸びないよね。
ということで、一旦はですね、4技能の入試をやるというふうに決まったんですけれども、
これ結構ギリギリになってひっくり返されたという経緯があります。
その理由としてはですね、要するに4技能入試に至るまでの色んな措置が整っていないというところもあるし、
結局それってじゃあお金のある家が塾なんかに通わせていった子たちが結局受験に勝つんじゃないかという、
その機械均等というところで行った時にこれ果たしてどうなんだみたいなことも出てきて、
ある種ぽしゃった感じになっているわけなんですけれども、
でもね、これって結局、従前の入試のプラットフォームを守ろうとしたとか、
ある種の利権みたいなものを守ろうとしたという動きが結構大きいんじゃないかなとかと思うんですよね。
ぶっちゃけその大学において、その入試の時の収益って多分ものすごいと思うんですよ。
さっきちょっとAIで調べたんですけれども、日本の受験産業でですね、大学受験産業ですね、
1年間のそこで動くお金、売り上げと言っていいのかな、それはおよそ1兆円にもなるそうなんですよ。
まあそうですよね、1人が受験すると言っても1校しか受けるわけではなく、
何校も何校も受けたり、あるいは1つの学校で複数の試験を受けることができるようになったのも、
もう何十年も前からあってですね。
1回の受験で家計が負担する受験料というのはかなりのものですよね。
うちは今年大学入試なんでいくらかかるんだろうってちょっと心配なんですけれども、
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そのくらい大学入試での売り上げというのは大学にとってかなり収益的に大きいわけなんですよね。
それに付随して大学入試産業というのもいっぱいあるわけです。
長たる予備校もそうだし、文医試験とかもそうだし、それから通信教育なんかもそうですし、
あるいは受験参考書、受験問題集の出版社の産業というのもその周りにあるわけなんですよね。
そういったものがですね、構造的により大学入試の在り方というものを強化して、
しかもそれを再生産していくというような、そんな構造が出てきてしまっているというところがあると思うんですよね。
なのでね、これなかなか変わりにくいところがあって、そこが変わらない限り、やっぱりね、これ変わっていかないんだろうなというふうに思うわけです。
僕は本当に単語本で単語を暗記するっていうのが本当にナンセンスだと思ってるんですよね。
これはちょっとまた何かの機会にお話ししようと思いますけれども、
普通に考えて、脳科学的に考えてもそうだし、体感的に考えても、単語本で単語を覚えるのって本当に大変だと思うんだけど、
なぜこれがこんなに普及しているのかといったら、やっぱりね、これね、受験産業でこれがいいんだというふうに商品として売られていて、
それがあたかも当たり前であり正当な方法であるかのようにある種の洗脳を受けていると思うんですよね。
だからもうそれは英語を勉強するといったら単語を覚えるもんだというふうにすり込まれてしまっているわけですよ。
なんですが、普通に英語をある程度勉強したり、あるいは英語を教えたりした経験のある方ってわかると思いますけれども、
文の中にですね、わからない単語があってもですね、つまりそこはスルーしておいても全体として言わんとしていることはこうだよねっていうのが読解力があればね、それはわかるわけですよ。
だってそもそも今英研でね、要約なんかが要求されて、あれは一体何でなのかといったら、つまりこういうことだよねっていう力を育てていけばコミュニケーションってできるからなんですよね。
なので、例えば一つの英文があってもそれをギューッと凝縮していったらめちゃめちゃシンプルにすることもできるわけです。
そういったところのスキルが本当は大事なんだけれども、そういうスキルを育成するということよりも、やはりどれだけ単語を覚えて、どれだけたくさん知ってますかみたいな名残というか、今でも色濃くあるのかもしれないけど、
それがまだまだ残っていて、そしてその周りに先ほども言いましたが構造的な問題ができているというところで状況は変わらない。
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結局日本の相対的な英語力というのは国際的なランキングでいうとどんどんどんどん下がっていって、
2010何年だったかな、今世界で14位だったのが今ではもう80何位に落ちているというデータがあるわけなんですけど、
そのデータが何を尺度にそうしているのかという、そこの妥当性はもちろん論じられなければいけない部分でもあるとは思うんだけれども、
結局日本が相対的に見て海外から英語教育が立ち遅れているというのはこの構造的な財務省を中心とした財務心理教みたいなものと同じように、
そういった事件の産業構造みたいなものをある言葉で例えれば単語心理教みたいなものが背後にあるという風な見方をしてもいいんじゃないかなと。
それをやっぱり誰かが立ち上がって、いやそんなんじゃダメだろうということをやっていかないと結局変わらないだろうなというふうに思うんですよね。
なので国民民主党の玉木さんみたいな人が現れたように、いやふざけんな、いつまでこんな英語をやっているの?という風にやっていかないとこれはダメなんじゃないかなという風に思っているんですよね。
最近特にそういうところでのやはり大きな構造的な力というのに何か立ち向かっていかなければ現状というのはなかなか変わっていかないんだろうななんてことを感じたわけです。
ということでちょっと壮大な話になってしまいましたが、今日のお話いかがだったでしょうか。
もし良かったよという人はコメントなど、いいねやコメントお願いします。もちろん反論もあると思いますので、それも何かあればコメントいただければと思います。