1. 聴く餃子🥟
  2. #45 進化し続ける定番「味の素..
2024-09-10 07:52

#45 進化し続ける定番「味の素冷凍食品 ギョーザ」の歴史

1972年に生まれた味の素冷凍食品さんの「ギョーザ」が、現在に至るまでどのような革命を起こしてきたのかをご紹介します。


参考情報

  • 味の素冷凍食品「ギョーザ」の歴史 https://www.ffa.ajinomoto.com/gyoza/rekishi/
  • 冷凍食品 100周年特集 ~冷凍食品の歩み~ https://online.reishokukyo.or.jp/feature/feature-16.html
  • 味の素冷凍食品の「ギョーザ」は何が違うのか?発売50周年、通算50回以上の改良を行った歴史 https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/futsukayoinotakahashi/2021-00635
  • 味の素冷凍食品の「ギョーザ」はなぜ「油・水なし」で焼き上がるのか https://gendai.media/articles/-/136768


ご意見・ご感想や、取り扱って欲しいテーマのリクエストなど、お気軽におたよりください。

聴く餃子ホームページ https://www.gyoza.or.jp/podcast


サマリー

味の素冷凍食品の餃子は、1960年代から進化し続けており、特に2012年に油や水なしで羽根を形成する技術が革新的です。この技術により、餃子の調理が簡単になり、人気商品となっています。また、製品の安全管理にも力を入れており、品質改善に取り組む姿勢が評価されています。

味の素冷凍食品の歴史
日本で最も売れている餃子、それは味の素冷凍食品さんの餃子です。
永久改良を歌う味の素冷凍食品さんの餃子の歴史、どのように進化して今に至るのかご紹介いたします。
餃子への愛を語る番組聴く餃子です。焼き餃子協会代表理事、餃子ジョッキーの小野寺力がお送りしております。
さかのぼって1960年代、高度経済成長期に産士の仁義の一つとして冷蔵庫が普及しました。
1970年代には冷蔵庫に置き換わって家庭に冷凍庫付き冷蔵庫が普及してきました。
そして同時期、大型スーパーも全国に広がって冷凍食品を販売するネットワークができてきていました。
その頃、1967年に誕生した餃子の王将など、餃子チェーン店も増えてきておりまして、
お店の餃子を持ち帰ってご家庭で食べるという形で、餃子の認知は広がっていっておりました。
製造面でも1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博という国際的イベントをきっかけに、冷凍食品の製造技術が急激に進化しておりました。
日本で最初に冷凍食品を販売したのは、日本冷蔵株式会社、今の日冷フードさんで、その時はコロッケ、ハンバーグ、シューマイ、エビフライと並んで、餃子、こちらの5商品がですね、
古代調理冷凍食品として1970年に発売されておりました。
そして本日の主役が登場します。昭和47年、1972年3月、味の素冷凍食品から12品の冷凍食品が発売されておりまして、その中に餃子がありました。
発売当初は油も水も入れて調理が必要で、今ほどお手軽というわけではいかなかったんですよね。
技術革新と人気
当初はですね、今のように爆発的な人気がございませんでした。発売から15年後となる1997年に革命的な技術が生まれるまでは、なかなかね苦戦をしていたそうでございます。
その革命的な技術、それはですね、油なしで焼けるということですね。
油が最初から餃子にくっついているということで、油引かずに餃子をフライパンに並べて、チュイッと水をかけて焼けば簡単に出来上がるというのが手軽であると評判になりまして、
発売から5年後の2003年には冷凍食品で最も売れる商品となりました。ちなみにそれまで一番人気の冷凍食品はエビシュウマイだったそうです。
2000年に現在の味の素冷凍食品株式会社に味の素の冷凍食品事業が統合されまして、そこから技術開発が加速していきます。
2012年には現在のように油も水もいらない、そして羽根ができるという革命が起こりました。
その前はね、水の量をトレイで測って入れてくださいねという形でやっていたそうなんですけども、そこを無視して水を入れたりとかですね、水の量がバラバラでなかなか綺麗に焼けない、皮がふやけてしまう、破けてしまうなんてことがあったそうでございます。
でもこの水なしで焼けるっていうことで一定の水の量で誰もが焼けるようになりましたので、誰でも綺麗に焼けるようになったと。
私個人的にはですね、この羽根ができることでフライパンの表面がですね何もない状態、体着する部分が少なくなって、フライパンの痛みが減って長持ちするっていうことがね、私個人的には注目ポイントかなと思っています。
やっぱりフライパンからだけしますと、フスが毒ガス化してフス剥がれてしまいまして、あそこがね餃子が張り付いてしまうということになりかねませんので、そういったフライパンをずっと使っていると次第にですね、餃子が焼くのが失敗してしまう確率が上がってくるみたいなことがありますので、
この羽根ができるっていうところがまず一つ大きな革命だったんじゃないかなと思います。
あともう一つね、餃子焼く時にこの羽根の色が見えるっていうのがいいですね。
餃子の焼き色って本当は餃子の底面の焼き色をずっと見てなきゃいけないんですけど、まあなかなか横から見てもなかなか底の部分って見えづらいので、
羽根の色が変わっていくことで、今ここがちょっと焼きムラができるなとか、ここはしっかり焼けてるなっていうことがよくわかりますので、まんべんなくムラなく綺麗に餃子が焼けるっていうことになるんだろうと思います。
なのでこの2012年の羽根ができる、水油なしで羽根ができるっていう技術革新っていうのは、日本の餃子の歴史においても非常に革命的だったんじゃないかなというふうに思います。
品質管理と顧客の声
ちなみに冷凍羽根付き餃子で2番目のシェアとなっている大阪王将さんも2年遅れて2014年に羽根付き餃子を販売しております。
この羽根を形成する技術というのは、大阪王将さんと八重本冷凍食品さんで時を競っております。
こうしたライバルが対等してきたことで、八重本冷凍食品は生姜餃子、黒豚大餃子、海老大餃子、黒胡椒ニンニク餃子などですね、
ラインナップを拡大してスーパーの冷凍庫の棚をどんどん広く確保していく展開となってきております。
ライバルが現れて商品の幅も広がりますし、商品のレベルも上がっていくことに加速がされているんじゃないかなというふうに思っています。
このように八重本冷凍食品さんは常に永久改良という呼び方をしますけれども、毎年1年に1回ぐらいですね改良が行われております。
最近の改良といたしましては羽根の改良がありました。
SNSでフライパンに貼り付いてしまうという投稿をきっかけに、フライパンチャレンジプロジェクトというのが発足しまして、
餃子が貼り付いてしまう3,520枚のフライパンを全国から集めて研究して、羽根の元の改良をしまして、フライパンから餃子が剥がれやすくなるという技術が生まれております。
そういった改良が行われたものが今スーパーなんかに並んでおります。
このようにですね永久改良が小さいところでいろんなところで行われておりまして、
今回はですねあまりご紹介しておりませんけど、商品だけじゃなくて製造する裏側の方でですね安心安全という点ではですねすごい改良が行われておりまして、
実は工場で出荷する一つ一つの商品すべてX写真撮っておりまして異物混入してないかというのを記録しています。
商品の方に番号が書いてましてその番号を見れば、いつどこで何月何日何時何分に出荷されたものがわかる。
だからその時にどのキャベツを使ったのかも当然わかるみたいな商品のですね安全安心管理を徹底しているというところが凄まじいところですね。
常にユーザーを観察して改良していくという姿勢を1972年の発売以降から貫き通しております。
国内トップシェアであるにも関わらず常に変えていく変わっていくという姿勢がですね、私はすごく尊敬するところであります。
誰でも知っている人気商品もこれほど劇的な進化をしているということに驚いたんじゃないですかね。私自身もめちゃくちゃ驚いております。
今回の味の素冷凍食品さんの餃子について改良の歴史についてご紹介してきましたけれども、こんなことが驚いたとか気がついたとか、またその味の素冷凍食品さんの餃子に関するご感想とか思い出なんかでも結構でございます。
ぜひ教えてください。焼き餃子協会のホームページに菊餃子の特設ページを作っております。そこにフォームも入れておりますので、ぜひ概要欄からご確認いただいてぜひご連絡をお待ちしております。
最後に今回の一言本音、味の素冷凍食品さんの餃子を書くときにはカタカナで餃子と書くのが私のルールです。
07:52

コメント

スクロール