商業高校と工業系学校の違い
毎度、ごりです。
えーっと、今日はですね、
息子と学校説明会に行ってきたっていう話をしようと思います。
ごりの堂々巡り、よろしくお願いしまーす。
えーっとですね、まあ、
今日ですね、うちの子供がですね、中学3年生で、いわゆる受験の世代ということで、
どんな学校がいいのかなーなんていう話を本人ともするんですけども、
本人は、漫画家になりたいという夢があるわけですね。
まあ、希望、夢というか希望ですね。
本人は漫画家になりたい。自分の漫画を売って生活をしたいという希望があるわけですけれども、
それでですね、彼が今まで言ってたのは、商業高校に通って、商売として自分の本を売るということを勉強してみたらいいんじゃないかということを彼は自分で考えてたんですね。
えーっと、でもですね、本人が行ってみたいと思っていた商業高校っていうのはですね、
いわゆる商業、本当に昔からある、よくある商業高校でしてね、
例えば商業デザインだとか、そういうデザイン系に強いとかそういうことではないわけですよね。
まあ本当に地元の企業からは本当に厚い信頼を置かれている公務員や、普通に会社勤めというところにはね、本当に強い就職率も100%っていうそういう高校なんですけども、
果たして、僕はそこでね、そういう学校の特徴を客観的に見て、果たしてうちの息子さんがそこに行って勉強をして漫画を描いて売るっていうところに繋がるのかどうかっていうのがちょっと疑問だったんですね。
で、商業デザインがなければ工業デザインということで、工業系の学校っていうのも選択肢の中にあるわけですけども、工業系の学校でデザインってなると、今度は環境デザインなんですよね。
街作りみたいなところでのデザインになるわけで、美術系のデザインとはまたちょっと違うのかなというね、ただCADを使ったりとかそういう部分ではね、すごくこれからには役に立つんじゃないかなっていうことがあるんですけども、でもなんかこう、しっくりこないという、そういう感じだったんですね。
で、今回ですね、この地区で県がね、力を入れて新しい高校を立ち上げるということでして、その学校の説明会に行ってきました。
新規創設学校の説明会
で、これがですね、国際バカロレア教育っていうものを将来的にですけどもね、まだ開校してないので、開校してからそれを認定を受けるっていうことになるらしいんですね。
で、開校してないので、国際バカロレアの認定を受けるカリキュラムというのはまだ準備されてないわけですけども、それを目指している学校だということで、かなりレベルの高い授業もできるし、
フレックス制のカリキュラムだったりとかして、朝から午前の10時過ぎから夕方からなんていう、すごい学ぶ時間帯もフレキシブルに選べたりとか、
単位制の学校で自分が学びたいものをチョイスしていくっていうそういうやり方で、運動やアートに関してもかなりね、カリキュラムとしてはもう用意されている。
アートがあればね、そこにはすごくいいんじゃないかなっていうところと、この学校が作られるというところで、国際バカロレアを受けるというよりもそれよりもブーカの時代と。
VUCAか、ブーカ、僕も今日初めて知りました、ブーカの時代ってね、変動性、不安定さ、不確実性、複雑性、曖昧性っていうこの4つですね、ここら辺を、こういう時代、ブーカの時代という。
この時代を見据えて、そういう状況変化に対応できる人材を育てていこうという、そういう学習をしていこうというね、いわゆる詰め込み型教育、偏差値重視ではない、本当に人文系の勉強ができる探究型学習ということでね。
本当に自分が興味を持って、自分でそれを追求して、広く調べて深掘りをしていくっていうところですね。
そういう、広く浅くではなくて探究なので、広く見てその中のポイントを深掘りするという非常に面白いやり方。
今日は1時間半の説明会だったんですけれども、子供よりも親の私が一番ニコニコして聞いてました。
楽しかったです。
本当にね、この学校説明会、ある意味プレゼンですよね。
今回の説明会には、生徒、父兄だけではなくて、学校の、中学校ですね。各中学校の進路指導にあたるような先生方もかなりいらしてましたね。
で、これが県立高校で、エリアがない、学区分けがないので、他は知りませんけども、かなり遠くからも来れますよというところでしてね。
で、県の中でも初めての国際バカロレアを取得するというところも含めて、かなり人気、興味があるようでした。
想定の数は106、70人。160から70組ぐらいの父兄が来るんじゃないか、父兄及び学校の先生が来るんじゃないかというところを大幅に超えてですね、組数でも300組ぐらいは来てました。
僕がもらった番号札が255。それから後から来たのが50名以上いましたので、300組以上ですね。ものすごい大盛況でしたね。
で、これはもう本当に今日は学校の説明会、学校のプレゼン、本当にね、もうすべて、最初から最後まで若干のトラブル、パソコンの使い方とかそういうトラブルはいいんですけれども、そういうのはいいとして、総合演出ですね。これはもうとても良かったです。
学校説明会のプレゼンテーション
司会の先生、ネイティブスピーカーですね。英語の先生だと思います。ネイティブスピーカーの先生が総合司会、それを日本語で行う。ここら辺から国際というところを打ち出しているというイメージがありましたね。
そして県の教育委員会の次長さんかな。そこら辺までいらして、県が力を入れている学校ですよと。
そして、高校の教頭先生ですね。高齢がお話をしてくださって、さらにはその探究型学習を担当する先生もいらして、その探究型学習の体験学習もすべてのね、
リスナーじゃないや、観客でもないのか、聴講している人たちに対して行うというね、ちょっとこう実験的なやり方で、探究型学習のデモンストレーションをやったりしました。
そんな中でね、私、府警も参加してますので、例えば100円玉の絵を描いてくださいっていうことで、100円玉の絵を描きましょう。1分間。
1分間の中で100円玉の絵を描いてくださいって言われて、僕は2種類描きました。
1つは真横から見た図ですね。長方形を細くね、長方形を描いてそこにギザギザを描いて終わり。100円玉です。横から描いて。
もう1枚の100円玉は厚みと100と両方斜めで、厚みもありますよと。で、100円の100って書いてありますよっていう感じで、2枚描きましたね。1分間でね。
で、その横から見た絵を描いた人っていますかって言って、僕は描きましたから、手を挙げたら3百何十名かいる中での、3百何十組の中で、なんか僕一人だったらしくて、その先生もすごいって笑ってましたけど、
ぜひね、おっさんじゃなくて若い子たちに100円玉を横から描いて欲しかったなと思いますけども、そういう人がね、1人でもいてら面白いなと思ったんですけども、
まあそんなものの見方というのはね、一つじゃないんだよというところだったりとか、あとは日常生活でちょっと嫌って思うことなんかある?みたいな、ちょっと嫌を解決するにはどうしたらいいんだろうなっていうことを、
2分間で描いてもらうとかね。
あとはもう最後の例題として、ポルトガルで赤信号を守らない人が8割ぐらいいるっていうところで、それをどうやったら赤信号を守るんだろうっていうのをね、
デザインを変えることでどうやって解決したんでしょう?っていう問題で、何年か前にね、これTwitterか、Twitterとかで話題になったとは思うんですけども、赤信号が踊るんですよね。
で、それを見てると赤信号が踊ってるんで、見てる人が一緒になって踊るとか、ちょっと楽しくなっちゃうっていうね、そういうことで、赤信号を守ることでちょっと楽しい時間を作るっていうデザインを考えたっていう、そういう面白さですよね。
ここら辺を、ポルトガルの赤信号のやつは例題としてね、答えがあるわけですね。
実はこうしたんですよっていうのをね、見せてくれましたけども、そういうことを見せる、デモンストレーションをした、そういう説明会を受けた、
うちの息子さんが言ったのは、ここの学校行ってみたいってやっぱり言ったんですよね、本当にね、確かにね、今回のプレゼンは完璧でしたね。
あれ見て行きたくないって思う人は、詰め込み型学習でいい学校行きたいっていう人だと思います。
記憶力に自信があって、もっとハイレベルな学習をしたいっていう意欲がある人は、いわゆる新学校に行くんじゃないかなと思います。
学校のカリキュラムと拘束の違い
なんだけど、国際バカロレアっていうのは、基本英語で授業やると思うんですけども、
その国際バカロレアに興味があるなしに関わらず、探究型学習っていう、それを重視しますという、それを見せられたうちの子供が面白いと。
詰め込み型が苦手系の息子さんなんですけれども、面白いって言ったんですよね。
親からしたらお前、自分でその疑問を持つことができるのかいっていう心配もあるんですけども、そこら辺は先生方がうまく導いてくれるとは思いますが、
本当に人文知のようなね、そういうことがこれから必要とされてるっていうのを、古典ラジオなんかでもずっと言われてるわけですけれども、
まさにね、そういう大学ではなくて高校が出てきたのかというところが驚きましたね。
で、県の方としてもかなり力を入れているということで、そこの学校自体も運動でアートで商業っていうところは、
割と力を入れますっていう風な言い方なんですよね。
商業というのはプログラミングとか募金とかそういうところですよね。
そういうところをちゃんとやれるようなカリキュラムにしていきます。
カリキュラムは単位制なんで自分で選べるわけですけども、そういうことを選べますよという魅力を語っているんですけども、
それよりも何よりもほぼ拘束がないというのが面白かったですね。
人に迷惑をかけないっていうのがいわゆる拘束のうちの太い柱であって、それ以外の拘束はあまりないんですね。
例えばうちの県の公立高校っていうのは基本的にアルバイトは禁止だったりしますね。
商業高校のいくつかはアルバイトOKだよって言ってる学校もありますけども、
総合高校ということで普通かみたいな感覚でいくとアルバイト禁止っていうのが普通なんですけども、アルバイト全然OKです。
自由な学校環境
服装も自由。オートバイ通学も免許を取って、例えば遠くからだとかそういう理由があればそれも全然認めます。
髪の毛、ピアスとかそういうものも他人に迷惑がかかってないんだから別に禁止をする理由はありません。
ピンクだとか青い髪の学生が来ても全く問題ありませんというね、本当に素敵な環境を用意されているそういう感覚を受けましたね。
3年間で卒業しても4年間で卒業してもいいよという、自分で単位を選択していくので卒業までに74単位を取ればいいというところで3年間で一般の学校と同じように卒業してもいいし、
ちょっと前に1年間で単位を取るのを3年、だいたい普通の高校だと1年間で35単位かを取っていくんですけどもこの高校は74単位を取ればいいので他の学校と同じぐらいの通学の度合いでいけば2年間で70単位。
なので3年生はほぼほぼ自由な時間に当てられるということになるわけですけども、必修科目のあと選択科目になればかなり自由が利くわけですね。
こういうこともなかなか見に来て、今日の話を聞きに来ていた生徒さんたちの中では、いいなーってやっぱり思う生徒さんもかなりいたと思います。
うちの息子さんはどこに惹かれたのかっていうのはちょっとまだ…探究型っていうところには結構惹かれたっぽいですけども、
中学3年生になって漫画を書いてそれを売って仕事にしたい。
だからそのための勉強をするために高校に行きたいという希望があったんですけども、
そこを見据えてあと2つぐらい、2つか3つぐらい学校を見に行ってみようかなとは思ってるんですけどもね、一緒にね。
なんとなく本人の中では今日のところがかなり強く残ってしまったんじゃないかなと、プレゼン力がとにかくすごかったですね。
なんで今後見に行く学校さんのプレゼン力っていうのがかなり試されてしまうんじゃないかなと。
今日の学校説明会を他の高校の先生方が見に来てるかどうかっていうのはすごい気になりましたね。
中学校の先生方が見に来てるわけですよ。
どういうプレゼンをするのか、どういう学校だっていうことを打ち出してくるのかっていうのを興味津々に見に来てるわけですけども、
かなりプレゼン力としては抜群だったので、他の学校のプレゼンが今まで通りだとか、
単純に就職率や進学率だけを宣伝するようなものに終わってしまうのであれば、うちの息子さんの心は動かないのかなとも思いますね。
ただね、いかんせんね、家から若干遠いというね。自転車で通える距離ではないという。
都会だとね、電車通学、バス通学は当たり前なんですけども、ここら辺の学校だと、僕も片道35分かけて自転車乗って学校まで行ってましたので、
今回のところは片道40分以上かかるんですよね。42、3分かな。順調に走ってかかるんですけども、
さすがにね、今のご時世片道40分かけて学校通う、だったら電車とかバス乗りましょうよっていう話になるわけですよね。
多分ね、そういうふうになるとは思ってますが。
本当に本人がどういう学校に行きたいのかっていうのはね、
学校選びの重要性
学力云々っていうのは置いといて、行きたい学校を目指すっていうのが本当に大事だと思うのでね。
今後、短い期間、ここから本当に今5月ですけども、ここから3、4ヶ月だと思うんですよね、学校のオープンスクールっていうのはね。
夏休みまでの間だと思うんですよね。その間でどこまでね、いろんな学校が見に行って回れるのか、そこでどれだけ突き刺さるような説明があるのかっていうところがね、興味がありますけれども。
これからもね、ちょっとこういう説明会行ってきましたみたいな話ができたらいいのかなとは思います。
本人がね、やる気になってそういう勉強してみたいっていうことがすごく大事ですからね。
ただね、今日の説明を聞いてて思ったのは、私がその高校に通いたい。
本当にもう一度リラーニングしたいっていうね、そこですよね。
本当ね、楽しそうなんですよ。探究型学習、今やりたいですよね。
本当に僕はその高校に自分が行って、高校で本当に高校の中では落ちこぼれだったので、
もう本当に今ね、そういう学校に行っても、今、自分が中学校3年生で高校を選べる。
昔と同じ学力だったとして、高校が選べるなら、僕は迷いなく今日見に行った学校を選ぶと思います。
なぜなら、面白そうだから。
自分で疑問に思ったことを追求できる。
僕は結構その、なぜ、なんでっていうのが好きなので、
自分でなんでって思ったら、即座にネットで検索して比較検討、いくつか調べて掘り下げていって、
もうちょっと知りたいなと思ったら本借りてきて読むとかね、そういうことをやる派の人間なので、きっと楽しいと思うからですね。
僕ならね。
受け入れの幅の広い学校
まあ、いわゆる新学校とは違う、新しい総合化の学校ということで、
登校拒否、中学校の一般の学習にはついていけなかったりとか、いろんな理由があって通えなかった人たちも、
その学校はどうぞ来てくださいっていうことで受け入れている学校ですのでね。
いろんなバリエーション、グラデーションの人たち、国際バカロレアーというようなとんでもない上位ランクから、
学習障害、発達障害みたいな人たちまで受け入れますよという、とても間口が広い、懐も広い、奥行きまでありそうなそういう学校というね、
本当にこれからどうなっていくのか、もしね、うちの子供がそこに入ったら、
親としてもね、本当に興味があるんで、いろんなところを見に行ってね、話を聞きに行ったりとかしたくなっちゃってる。
自分としても、うちの子供がそこ行ったら楽しいだろうなっていうのは思ってるのでね、興味津々であるんですけどもね。
今後もちょっとそういう、今年、来年までは息子さんの進路の話もこういう感じで話すことがあると思います。
長くなっちゃいました。今日はこれで終わり。