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2022-07-01 16:22

【#82】ザハ・ハディット建築事務所が発表した、仮想と現実が行き来する”リベルランド・メタバース”

ここ数年で、頻繁に聞くようになった「メタバース」。分かったようで、どこかわからない、この仮想空間の世界、それが都市空間に与える影響について、話してみました。

メタバースのポイントは、現実世界に限りなく近い状態で活動できること。Web上の空間で社会生活が築かれた世界で、私たちはどうなっていくのでしょうか?

◉お話したこと
- ザハ・ハディットの"Cyber-Urban" Metaverse City
https://bit.ly/3I4krXo

- メタバース上の国ってなに?

- NFTで環境再生都市を作るデジタルコミュニティ「Kift」
https://bit.ly/3Ah0VVx

- 国を超えたアイデンティティ

- 仮想空間の身体感覚について

- the future of / Netflix新シリーズ面白い
https://bit.ly/3AkOMyK

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00:03
みなさんこんにちは、石川由加子と杉田麻里子です。
Good News for Citiesは、都市・建築・まちづくりに関する様々なグッドニュースを、バックバランに話す番組です。
Good News for Cities
今日は、ずっとやりたいね、みたいなのを言ってたんですけど、
メタバースとかオンライン上の都市ってどうなっていくんだろうね、という話をしたいなと思います。
昨今ね、盛り上がっておりますね。
メタバースだったり、ダオだったり、いろいろなビッグワードが出てきて、
なんかみんな分かったような、分かってないような、
まあでも実際に、別にこれが日常になってないから、概念としては分かっているんだけど、
なんとなくピンときてないとこもあるなと思って、
ちょっとそれについて話したいなって思います。
この話、半年くらいしたいねってずっと言ってたよね。
でもさ、なんかやっぱり、ピンとこない感っていうのがまだあったのかもしれないね、我々としても。
多分、メタバースのイメージではないかもしれないけど、
なんか私たちがこの話に興味を持ち始めたのはあれだよな、
あの、香港のデモが動物の森上で行われたみたいな、
そこら辺から興味を持ち始めたの。
その中でね。
と思ったんですが、今回話そう、このテーマで話そうと思ったのきっかけが、
あのね、有名なザ・ハリッド事務所が出した、
サイバーアーバン、メタバースシティ。
え、もう一度いいですか?
サイバーアーバン。
名前、正式名称は、リベルランドメタバースというらしいんだけど、
最近リリースをして、有名なのかな、
もしかして、建築会話の人とかも聞いている話かもしれないけど、
これがちょっと面白かったので、その紹介をしつつ、
ちょっと話せたらなという感じですね。
リベルランド、これが何かというと、
リベルランド自由共和国っていうのがあって、実際に、
それと同じ大きさの土地を持つ仮想世界を、
物理的な世界と地続きの空間として運用するようなプロジェクトらしくて、
リベルランドって聞いたことある?
聞いたことない。
私もないんだけど。
リベルランド、正式名称はリベルランド自由共和国。
クロアチア・セルビア間の国境風村のために誕生した、
所有者の決まっていない土地らしく、
じゃあ東欧の方なのかな。
おそらくグールマップとかには載ってないのかな。
正式に国として認められていないのか、わかんない。
03:01
ちょっとマップを見てみなきゃいけないんだけど。
チェコの政治家、ビート・イェドリチカさんが、
2015年に建国を宣言した。
7kmのミクロネーション。
ちっちゃいね。
ちっちゃいのと、主要国際機関によって承認されていない独立国家。
国連とかによっては別に承認されていない。
すごいね。
そんな国があるのかって感じなんだけど。
ここが経済的自由とか個人的自由みたいなところで憲法を作ってたりとか、
仮想通貨、メリットって名前らしいんだけど、仮想通貨を使ってたりとかで、
結構クリプト業界ではよく知られていて、
市民権を希望する人が増えたりとか結構あるらしいんですが、
今回のザハハリット事務所の後継者のシューマッハさんが
主導して作ったメタバース空間で、
ちょっと私も覗いてみたいなと思ったけど、
都市のコアにある整備されたエリアがあったりとか、
その周囲の自由に開拓が進むエリアとか、
いろいろ区画に分かれて整備されていて、
実際に土地を買ったりとかもできるらしいです。
面白いね。
すごいね、このビジュアルもなかなか。
またちょっと写真も載った記事をコメント欄に載せようと思うんですけど、
結構そのビジュアルがね、ザハハリットなんだよね。
ザハの世界観みたいな。
これとか何かちょっと経緯的というかね、
不思議な世界観のゲームみたいな感じで。
そこに入り込んでいろいろできるって考えると、
確かに面白そうではあるな。
こうやってメタバースの世界の都市みたいなのが作られていくと、
結構その国ってなんやねんみたいな。
自分の国的ってなんだろうとか、
もっとより国、所属したい国を選択できるようになるのかなとか、
例えばこの間見たのだと、
キフトっていうノマドワーカーのためのサービスをやってた企業が、
最近理想的な環境都市をオンライン上に作ろうっていうところで、
NFTとして住民の権利を購入した人が、
その理想的な環境の都市のイベントに参加できるとか、
06:00
アバターとして入るとか。
だからNFTとしてその権利を買って、
その買った人が市民参画権を得ている。
なので都市を作る権利を得ているということになってて、
そうなると自分が住んでいる地理的な状況にかかわらず、
いろんな国の政治に参加できるとか、
国のデザインを考えるのに、
例えば今回の場合、NFTというお金と対価を持った権利だけど、
そういう形で街作りに参画できるっていうのが、
もっと自由化していくんだろうな。
だからこのザハハリって日本から別に、
この街に住みたいって言ったら住めるわけじゃない。
例えばその権利が発行されたら、
誰でもそういったものにアクセスできるみたいなことになると、
すごい今までの国とか所属意識みたいなところが変わってくるだろうな。
なるほどね。
そういう感じで国籍とか文化圏とか関係なく、
人が集まって街を作れるってなると、
どんな街ができるんだろうね。
そうだよね。
だからよりコミュニティベースの自治区みたいなのができるのかな。
このキフトも完全に、プロモーションビデオもなかなかなんだけど、
こんな箱みたいなところに住んでるのバカバカしくない?みたいなプロモーションビデオなんだけど、
そこから抜け出そうよ、みたいな感じで。
現実世界。
上からのビジュアルで、みんなが箱の家みたいに住んでるけど、
最初に映されて、そこから解き放たれて。
なるほどね。
TVなんだけど。
すごいね。
でもそれもその生活の価値観を共有した人が、
オンライン上で繋がってネットワークを作って、
生活を支え合っているみたいなところで言うと、
生活の価値観が似てる人が集まるとか、
そういう暮らしの価値観で集まるみたいな、
よりコミュニティベース感が出てくるのかな、
っていう感じがしたかな。
面白いね。
実際にそういうデザイナーはありますか?
どうだろうね。
でもちょっと面白そうとも思うけどね。
そうね、確かに。ちょっとやってみたいなって思うかも。
今メタバスの世界で言われてるのって、
現実と仮想世界っていうよりも、
その仮想の世界そのものも今リアルになりつつあるというか、
そういう意味で、また私たちのフィジカルの世界とは違う何かがあるのかもしれないな。
そうだね。
でもさ、ブラックミラーとかさ、見ちゃうとさ、
そうなんよ。
みんなが暮らしたい世界に行ける世界って、
でも本当にそんな平等ではないのかもしれないし、
そこまでの理想郷でもないのかもしれないみたいなのは思いつつ、
でも今はそのポジティブなところを見て話していくっていうのはそうだね。
09:02
それこそさ、やっぱこういうSF的な話とかだと、
ディストピア多すぎるんだよね。
そうだね。
だからなんかやっぱり人間はその変化への恐れがあるのかなみたいな。
確かに。
感じるよね。
確かに、そうだね。
そういうディストピアじゃなくて、
ポジティブにね、受け止めて楽しむみたいなところで言うと、
例えば最近あるような広まってるSAFワークショップ、
ディストピアの話をする人もいると思うけど、
こうありたいっていう未来のビジョンを描いて、
スペキュラティブに描いて、
そこに向けて今私たちがどうしていくべきかみたいな、
そういうワークショップとかも面白そうだなと思うし。
そうね、そうなんだよね。
なんかさ、こないださ、2年前くらいかな、
VR上のコンテンツを開発してる会社の人と話す機会があって、
その会社に行って、どういうものを作ってるのか聞いたりとか、
どういう体験ができるか自分も試させてもらったりとかもしてたんだけど、
面白かったのが、そこの従業員、それこそ社長もほぼ出社しない。
で、アバターなの。男性なんだけど、少女のアバターで出社して、
だから社長の本当の姿見たことない社員とかもいるような、
面白い会社で。
面白かったのが、打ち合わせに来た人たちの動作がちょっと違和感がある動作だったの。
で、なんか動作が大きいなと思ったわけですよ。
そしたら、これアバターつけるじゃん。
アバターの動きって大きいわけですよ。
いやいやいやとか、手を大きく振って、いやいやいやって表現するとか、
どうもーとかいうのも手を大きく振ってとか、
自分のアバターを常にコントロールみんなしてるから、
現実世界の動きがめちゃくちゃでかくなってる。
面白いね。
だからミーティングしてるんだけど、身振り手振りが大きくて、
オンラインの世界の身体感覚が、現実世界に来てるっていう瞬間を感じた風景だったので、
そのミーティングが。
なるほどね。それは面白いね。
聞いてるとユーザーの5割ぐらいは結構、10代とか若い世代も多くて、
10代とかもそれこそオンライン上の世界で朝起きて寝落ちするまでそこでいるみたいな子とかもいるみたいで、
そうなってくると若い頃の身体感覚がオンライン上で身につくと、
例えば歩き方とか、人と対峙した時の振る舞いの仕方とかも変わってきそうだなと思った。
面白いね。
この仮想の世界が現実の世界に帰ってくるみたいなところでいうと、
メタバスじゃないけど、ゲームのシティースカイライナーってゲームがあって、私は結構好きなんだけど、
12:03
ゲームを使って現実の都市デザインとか制作のシミュレーションに使っているみたいな例が実際にあるらしくて、
テッドトークとかでもあるのでちょっとリンクもまた貼ろうかなと思うんですが、
そういった仮想の世界で理想の都市みたいなものを作って、
それがどう動くのかみたいなところをシミュレーションして、
それをまた現実の世界でアプライするみたいなことで、
なんかウィンウィンというか、いい流れだなというふうに思います。
でもどう、それこそこの間Netflixで新しいシリーズで、
The Future ofっていう最新テクノロジーみたいなのを検証するドキュメンタリーシリーズが始まって、
ちょっと面白いなと思って見てたんだけど、
そういうメタバスの回みたいなのもあったんだけどさ、
結局さ、なんか自分のアレンジしたいように空間を操作できるわけじゃない。
例えばだから今さ、私たちはさ、
20何時間もかけてさ、このカサブランカって場所にいるけど、
カサブランカに行きたいって言ったら、
その今日のオフィススペースをカサブランカっぽくすることはできるわけじゃない。
そうなるとさ、なんか結構飽きちゃいそうだなと思って、
そのリアルなオンラインの世界がなんか自由になりすぎて、
なんか何が希少価値高くなっていくんだろうな、みたいなものもきれいになって、
そのオンラインの選択肢が増えすぎたことでの、
なんかリアルなの希少価値が高まっていく。
で、なんかこの間知り合いと話してたのは、
それこそ、なんか道路工事が人気になっちゃって、
倍率10倍とかになって、道路工事のバイトをしたい人が増えると、
フィジカルな労働を求める人たちが増えたら面白いかもね、とか。
あ、なるほどね。
そうそう、なんかその反対の動きが起こっちゃう。
あるかもね、みたいな妄想をしてました。
なるほどね、道路工事のバイトをした人が増えるっていうのは面白いね。
倍率50倍とか。
面白いね、なるほどね。
このフューチャー部は、さっきかくが昼寝してる間に見ました。
ほんと?何の回見た?
観葉植物。
観葉植物、面白かった。
なんか植物をどう人間に寄り添う形でね、開発していくかとか。
面白いよな、なんかあれも見て思ったけど、
本当にやっぱり人間はすごくコントロールしたい。
そうだね。
自然に対してもコントロールしたいって願う生き物なんだなっていう。
あの特集を見て感じた。
そうだね、そうだね。
でもやっぱなんか、古来の日本とかさ、東洋的な考えだとそうではないというか、
一緒に共存してきたんだけどな、みたいな。
コントロールしたいみたいな、結構近代とか西洋的な考えだなと思って。
15:02
なのでちょっとやっぱ、最近の若者が昔のからの日本の知恵に回帰してるのはなんかわかるような気がするよね。
まあでも、メタバースね。
ちょっとどうする?なんかグッドニュースオーシティーズメタバースオフ会みたいなのやりますか?
それも面白いかもね。
私たちらしくこう部屋をね、デコってね、なんか来てくれる人とか。
それも面白いね。
そうじゃない?誰か作ってくれる人いないけど。
確かに、プロトタイプでもいいんで。
ちょっとこのシステム検証したいとかね。
まあでもこれから確実に今後、町とか都市みたいなのを語る上で、この話はいろいろ出てくるだろうなと思う。
またいろんな面白い動きがあったら、私たちもね、ちょっと話していきたいなと思います。
はい。
じゃあ、はい。
なんかある?メタバース的な掛け声。
ないないない。
ないよ。
でも言語も変わるかもね。
ああ、なるほどね。
メタバースの世界になった場合。
ということで、今回もありがとうございました。
ありがとうございました。
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