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2022-02-08 19:59

【#67】コートジボワールに住む19歳の女の子の日常

西アフリカのトーゴからカメルーンの首都・ヤウンデに移動した【MARIKO】が、最近のことや、最近読んでいる本について紹介します。アフリカでのプロジェクトの振り返りや、トーゴの街で気になったことについて、アフリカの音も織り交ぜて収録してみました。

◉目次
- カメルーンに移動しました
- 西アフリカでこの2ヶ月間していたことの振り返り
- トーゴの街について、気になったこと
- ヤウンデでの生活について
- Geo.smのご紹介:https://geo.sm/
- 最近面白かった本

◉最近面白かった本
『Aya of Yop City』:https://www.amazon.com/Aya-Yop-City-Marguerite-Abouet/dp/1897299419
アニメ化もされたようです:https://www.imdb.com/title/tt2077703/

◉Marikoのアフリカ情報まとめ
- トーゴでの写真をもっとみたい方はこちら:https://www.travelingcircusofurbanism.com/lome/wrapup
- 「Humans of Lomé」プロジェクトの詳細:https://www.travelingcircusofurbanism.com/lome/humansoflome
- そもそもなんで今、Marikoはアフリカにいるのか?:https://note.com/mariko9012/n/nb42596866e7f
- トーゴで収録したサウンドスケープ:https://soundcloud.com/traveling-circus-of-urbanism/sets/sound-of-lome

◉SNS
Mariko: Linktree@MarikoSugita
Yukako: Linktree@YukakoIshikawa
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これからの都市の暮らしを創造する人たちのための学びと実践の場

【Urbanist Schoolをスタートします】
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Urbanist Schoolとは、「アーバニスト=都市の暮らしを創造していく人」に必要なスキルを身につけるための学びの場です。多様化し、課題がより複雑になっていく都市の未来を考えていくために、分野横断的に、都市を捉えるために必要なさまざまなテーマを、実践的に学んでいきます。2022年は「五感」をテーマに、継続的にプログラムを展開していきます。

第一回目のテーマは、

「Tokyo Rhythm Analysis - 都市のリズムを読み解く」

案内人に、都市音楽家の田中堅大を迎え、都市の中に潜むさまざまなリズムを、聴覚や視覚を使ったリズム分析の手法を用いて実践的に学びます。座学のほか、オリジナルのスタディキットを使った、実践的なエクササイズとパフォーマンスなどリズム分析をさまざまな活動に活かすための視座を培っていきます。

▶︎お問い合わせ:info@forcities.org
▶︎申し込み:https://urbanistschool.peatix.com/

00:10
こんにちは、Good News for Citiesの杉田麻里子です。
前回から、2人だけじゃなくて、1人ずつの回も収録してみようということで、
前回ゆか子の回があって、今回私も挑戦をしてみています。
1人でずっと喋るのは、なんか不思議な感じもするんですが、
まあ、今私アフリカにいるんですけど、アフリカのネタなんかを中心に、
普段私が読んでいることとか、最近気になっている都市に関するトピックっていうのを、
もっと軽々しく紹介していけたらいいなと思います。
1ヶ月に1回ずつぐらい、お互いの1人の回っていうのを作ろうかなと思っています。
私はですね、今この回を、カメルーンの首都であるヤウンデで収録しています。
去年の12月から2ヶ月間、東語っていう西アフリカにある国の首都のロメに2ヶ月間いたんですけど、
この前、今週の月曜日ですね、そこでのプロジェクトが終わって、
バッキングをしてカメルーンにやってまいりました。
カメルーンは中央アフリカですね。
飛行機で大体6時間ぐらい、ナイジェリアでの乗り換えも含めて6時間ぐらいかかったんですけど、
やっぱり西アフリカと似ているところもあれば、全然違った肌感覚みたいなのがあって、
まだ来て数日なので、つかめてないこともすごい多いんですけど、
今後はここでのプロジェクトとかも発信していけたらなと思います。
はい、ロメでのプロジェクトをちょっと振り返りをしようかなと思うんですが、
前回、アフリカとスマートシティって題したポッドキャストの回でも、
なんで私が今アフリカにいるのか、今ロメで何をしているのかっていうのをざっくりご紹介させていただいたんですけど、
改めて2ヶ月間、ロメっていう東語の首都にあるインキュベーション施設で、
いくつか宿泊施設があるんですけど、そこに何人かと滞在をしながら、
現地の彼らのハブシティっていうプロジェクトを手伝っていました。
ハブシティっていうのは、アフリカならではのスマートシティを、
トップダウンではなく、ボトムアップに作っていくかっていうプロジェクトで、
ハブシティっていう大きなプロジェクトの下に、いろんな小さなスタートアップがついて活動してるんですけど、
03:00
例えば、アフリカの東語のプラスチックのゴミ問題、
結構街中歩いてたらプラスチックのゴミの山が本当に道端にわずさがあるんですけど、
それをどうなくしていくか、どう街をきれいにしていくかっていうのに注目したプロジェクトだったりとか、
アーバナティックっていう街中にあるブラウンフィールドとか、
使われてない空き地っていうものを使って、
どう都市型農園っていうものを作っていくか、
オーガニックな食べ物っていうのをどうネイバーフッドレベルで循環していけるかっていうプロジェクトがあったりとか、
彼らのプロジェクトをリサーチしつつ、手伝いつつっていうところで、
私自身のプロジェクトも2ヶ月で作ってたんですけど、
私がこの2ヶ月でやってたのは、
ハブシティの住民たちですね、
インキュベーションセンターがあるエリアの半径1キロ圏内のところをハブシティって呼んで、
新しいスマートシティとして開発しようっていうプロジェクトなんですけど、
私のこの2ヶ月のミッションは、
ハブシティに住んでいる住民たち、
この場合、ハブシティズンってみんなで言ってるんですけど、
ハブシティズンたちに話を聞いて、インタビューをして、
彼らが今現状どういった生活をしているのかとか、
何が隠れたニーズなのか、
彼らの街に対する思いだったりとか、課題意識みたいなところを、
翻訳のチームもつけながら、
毎日家を回って彼らの話を聞いて、ポートレートを撮って、
Humans of New Yorkっていう、
ニューヨークの街中の人たちの写真を撮って、
彼らのストーリーを紹介するウェブサイトがあるんですけど、
そんなスタイルで、Humans of Loméみたいな感じで、
Loméに住んでいるハブシティズンの人たちの、
ちょっとした日常のストーリー、彼らの街に対する思いとか、
普段やっていることとか、パッションがあることとかを、
ウェブサイトに写真と一緒にまとめて、
ちょっとデータ分析、データを集めて、
エリアのデータアナリシスみたいなことと一緒に、
ウェブサイトを作ったりしました。
これもうすぐ完成するので、
ウェブサイトが完成次第シェアしようかなと思うんですけど、
なんかいろんな家をこれを機会に、
本当に一般の人たちの家を訪ね歩いて、
中に入れてもらって、
なんかキッチン見せてもらったりとか、
本当に日常のディープなところに、
触れられる機会が毎日あったので、
06:01
すごい刺激的なプロジェクトでした。
これがロメですね。
ロメは結構、むっちゃ村っぽい雰囲気があって、
街中歩いていると普通に、
なんか鶏とかロバとか、
犬はそんなにいなかったけれども、
羊とかたくさん歩き回っていて、
道も舗装されてないので土の道路なんですけど、
その土の道路を観察していると、
すごいいろんな種類の生物たちの足跡が、
人間だけじゃなくて、車だけじゃなくて、
いろんな鳥だったりとか、
動物たちの足跡がたくさん、
プリントされているのが面白かったなと、
今思い出しています。
あとなんか村っぽいって言ったんですけど、
どの家庭にも、
木がたくさん生えていて、
もちろん決して立派な家ばかりというわけではなくて、
結構ほったて小屋みたいな、
日本のスタンダードから言うと、
ほったて小屋みたいな見た目の家、
どの家庭も大体大きなコートヤードというか、
庭がすごい広さのがあって、
そこで洗濯物干したりとか家畜を飼ったりとか、
しているんですけど、
そこに大体大きな木が生えているんですよね。
マンゴーの木とかアボカドの木とか、
のにの木とかが生えていて、
何かあったとしても、
なんか食いっパグれることはないだろうみたいな、
それほど食べれる植物たちが、
木々が街中に生えていて、
これは良いモデルだなと思って、
日本でもぜひやってみたいなと思いました。
むしろなんか、
近代化する前の日本もそうだったんじゃないかなと思って、
なんか池垣が全部お茶だったみたいな話を、
和塚っていう町で話を聞いたりとか、
そういうのがあって、
あとちょっと思ったのが、
これはアフリカ全体に共通することかと思うんですけど、
みんなのマルチリンガルさが半端なくって、
みんなそこまで英語を超ペラペラに話せるわけではないけれども、
日本以上にアフリカ全体に
アフリカ全体にアフリカ全体に
アフリカ全体にアフリカ全体に
アフリカ全体にアフリカ全体に
話せるわけではないけれども、
日本以上に結構みんな英語に対して抵抗なく話すし、
地元のいろんな民族の言葉があって、
今いるカメルーンはフランス語と英語が好用語で、
今いるカメルーンはフランス語と英語が好用語で、
小さい頃からいろんな言葉に触れているからこそだと思うんですけど、
小さい頃からいろんな言葉に触れているからこそだと思うんですけど、
これからどんどんアフリカが成長していく中で、
このマルチリンガルさっていうのはアフリカ人の強みになるんじゃないかな
09:03
このマルチリンガルさっていうのはアフリカ人の強みになるんじゃないかな
っていうのがこの2ヶ月ほどの感想です。
今週からはカメルーンの首都ヤウンデに来ています。
ここで何をしているかというと、
現地のスタートアップでGOSMっていうのがあるんですけど、
このスタートアップのオフィスに滞在をしながら、
彼らのプロジェクトをお手伝いしたりとか、
あとは2ヶ月間の短期間の中で、
一緒に新しいプロジェクトを生み出すっていうコラボレーションのプロジェクトをやろうっていうので、
今ここに来ています。
このGOSMっていうのが何をしている会社かっていうと、
単的に説明をすると、
空間情報、ジオデータを使ったデータ分析、データ解析と、
それを一般にアクセサブルなものにするための仕組み作りだったりとか、
あとは空間情報、空間位置情報を使用したいろんなコンサルティング授業みたいなものをしている会社です。
ちょっとウェブサイトも詳細欄に載せておこうかなと思うんですけど、
オープンストリートマップを使って、
誰でも自由にアクセスできるようなウェブサイトになっていて、
アフリカのいろんな国々を中心に世界中の、
例えば人口密度であったりとか、
どこにどんなイベントがあるのかっていう位置情報だったりとか、
お店の情報だったりとか、
街のインフラの情報だったりとかが、
地図上で確認できるようになっていて、
すごいインターフェースも使いやすくて、
スイスイ使えて面白いんですけど、
なんか彼らが自分たちの存在意義みたいなのを言っているところが面白くて、
今までそういう空間情報が、
誰にでもアクセスできるしやすい形で見れるプラットフォームって、
もしかしたら私たちは結構慣れているかもしれないんですけど、
Googleマップとかもあるし、
似たような行政が出しているデータビジュアライゼーションのマップとかもよくあるので、
慣れているかもしれないなと思うんですけど、
アフリカではまだまだそれが一般的ではなくて、
ここは今どんどん人口も増えているし、
インフォーマルな経済だったりとかやり取りっていうのもすごい多い中で、
いわゆる公式の空間的な情報っていうものがスパーシャルデータですね。
あんまり集まってないんですよね。
12:01
途上国のそういった情報っていうのは、
先進国に比べて、
そういったスパーシャルデータがそもそも少ないみたいなところで、
彼らは問題視をしていて、空間的データ分析をするアフリカ初のスタートアップとして、
かなり意欲的に活動をしています。
ここで私は短期間のプロジェクトとして何ができるかなっていうのを
この1週間でブレストをしながら考えてたんですけど、
これについても、
私がこれから2ヶ月間カメルーンで何をするのかっていうのについても追って
ポッドキャストでご紹介できたらいいなと思います。
でもこの1週間はひたすらヤウンデという街を理解するために、
街にライブするために何ができるかっていうのをひたすらリサーチしたりとか
人に聞いたりしていて、
ちょっと難しいなっていうところもあって、
葛藤の1週間でした。
普段は私、新しい街に行くときにいろんな手法でリサーチをするんですけど、
まず一番最初、本当に触りの部分ではネットで調べたりとか、
ひたすらGoogle検索をして、
その街が舞台になった本とか映画とか、
そういうライトなところから始めることが多いんですけど、
アフリカの場合はあんまり情報がネットに出てこないみたいなところもすごいあるのと、
あとフランス語の壁、
私のフランス語が全然プロフェッショナルレベルではまだまだないので、
フランス語の壁っていうのもあって、
なかなかオンライン上でそういった情報を拾いにくいっていうのと、
やっぱり街中に繰り出したとしても、
そこまでむっちゃ危険っていうわけではないんですけど、
外国人って目立つのでものすごい声もかけられるし、
これは地元の人じゃないとちょっと立ち入れられないな、入れないなみたいなエリアだったりとか建物もあったりして、
まだまだヤウンデという街と私との間の壁を感じています。
なのでこういう時はひたすら現地の人にしつこく聞きまくる、
ここの今滞在しているスタートアップに10人ぐらい若者たちがスタッフとして働いているので、
彼らに普段どんな音楽聴いてるのとか、
普段週末はどこに行って遊ぶのとか、
好きな食べ物は何とか、
好きな地元の映画とかテレビドラマとか教えてくれないみたいな、
一人一人にすごいしつこく聞きまくって、
持ち帰って調べるみたいなところから、
15:01
カメルーンヤウンデという街にお近づきになりたいなっていうので、
日々頑張っています。
このまま話し続けるとちょっと日記みたいになって申し訳ないので、
ちょっと最近読んでいる本でおすすめの本みたいなのを皆さんに紹介できたらなと思います。
最近私、グラフィックノベルっていう分野にハマっていて、
ちょっと漫画にも近いのかもしれないけど、
ちょっとまたイラスト色が強めで、また違ったジャンルになってるんですけど、
アフリカのグラフィックノベルってなんかないかなって調べていたときに見つけたのが、
アヤデ・ヨブゴンっていうフランス語が原作の本なんですけど、
日本語でも翻訳されているみたいで、
日本語だとヨブゴンシティのアヤっていう意味ですね。
コートジボワールの最大の都市のアビジャンっていうところがあるんですけど、
そこのアビジャンの中にある労働者階級の人たちが主に住んでいる街って言われるんですけど、
住んでいる街って言われているヨブゴンっていうエリアがあって、
そのヨブゴンに住んでいるアヤっていう19歳の女の子の本当に日常の話、
友達とハングアウトしたりとか、宿題したりとか、ちょっと恋をしたりとか、
本当に日常の話が書かれた本で、アクションとかでは全然なくって、
いい意味で淡々としている本なんですけど、
これを少しずつフランス語から翻訳をしながら私は読み進めています。
日本の場合は高段社の雑誌クリエイジャポンで、
2010年から翻訳連載されているみたいなので、
興味がある人はぜひ日本語で読んでいただけたらと思うんですけど、
もちろんフランス語、英語でも手に取りやすいので、
おそらくAmazonとかでもすぐ買えると思うので、
フランス語、英語ができる人はぜひ読んでみてください。
私がこの本が面白いなと思う理由としては、
やっぱりアフリカってどうしても貧困とか犯罪とか、
植民地とか、ネガティブで重いテーマの文脈で語られることが
すごい未だに多い気がしていて、
いろんなジャーナリズム、アフリカに関わるジャーナリズムみたいなところでも
そういったテーマが多いし、実際にアフリカに行ったことがあるとか、
アフリカでビジネスしてますっていう人の話を聞いていても、
いまいちまだ人々の日常みたいなところ、ピンとこないところがすごいあって、
私自身こっちに来てから、いろんな人に何をしてるのかとか、
18:01
どんなプロジェクトがあるのかっていうのも気になるけど、
若者たち、特に私たち世代の人たちは普段何してるの?
何考えて、どんなことをしながら時間を過ごしてるの?
みたいなことを聞かれることが多くて、
それをどう伝えたらいいかな、みたいな思ってたときに出会った本でもありました。
そうですね、グラフィックノベルなのでイラストがたくさんあって、
そのイラストの中で彼らがどんな服着てるのかとか、
どんな交通手段、車があってとか、
家の中の様子とか、レストランの様子とか、
土日というか休みの日はみんなどこで、どんなパーティーでハングアウトするのかとか、
そういうのが結構色鮮やかに描かれていて、
飽きずに読めるかなと思います。
アフリカに関してこういった貧困とか支援とか、
そういう情報、そうではないアングルでのストーリーテリングっていうのが、
今後どんどん増えていったらいいなと思うし、
そういったものを見つけたら、
このポッドキャストでもぜひ皆さんに紹介していけたらなと思っています。
一人でとつとつと喋るのは難しいですね。
ゆか子さんが恋しいです。
次回は二人でのゲストトークになるかなと思います。
次回もお楽しみに。
ばいばーい。
19:59

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