00:01
皆さんこんばんは、上水優輝でございます。
サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、現象としての自我、という話をしたいと思っています。
昨日ですね、個性って当てにならないよね、みたいなお話をさせていただいたんですけども、
ごちゃごちゃ話して分かりにくかったかなというふうに思います。
それを収録したのが5日くらい前で、ちょうどこの5日間の間に、
対話の場でですね、牛を忘れるというポッドキャストがやられている、
ムロさんとお話をしたんですね。
そこでですね、自我についてのテーマだったんですが、
そこでムロさんが言っていた言葉が、すごく僕の中で、
昨日言っていたことと通ずるし、
そしてよりスマートに説明できているなと思ってですね、
昨日の分かりにくかっただろうなと思って、
ちょっとそのムロさんの言葉を改めてご紹介したいなというふうに思っています。
理解が間違っているかもしれませんが、
僕なりの解釈でお伝えできたらと思います。
ムロさん曰くですね、自分、自我みたいなものは、
台風みたいなものだと、現象に過ぎないんだと。
台風はね、そのなんていうのかな、
太陽の日差しによって海面の温度が高くなって水蒸気が発生してみたいな、
そういうメカニズムがありますけども、
じゃあ台風というのは、常に世界中を移動しているのかといったらそうではなくて、
生まれては消えてみたいな感じで、
実体になんてものはないというか、
その瞬間、その現象として現れているだけであって、
それがそうであり続けるというわけではないじゃないですか。
それにもかかわらず人間の精神現象、自分の自我とか、
自分とか個性みたいなものをあると思い込んでいる、
絶対そこに固定的に存在するものだと思い込んでいるというのはちょっと違うんじゃないか。
それは相手との関係性であるとか、その時の環境、
どんな空間にいて、どんなシチュエーションでいてとか、
あとはその時自分の体調であるとか、
もしくはこれまでの経験とか、知識とか、記憶とか、
いろんなものが合わさってですね、生まれる自我であると。
だから極端な話、文脈が変わると、
例えば電話に急に出るとパッと声が変わる人いますよね、
とか子供と話す時と外の人と話す時と全然対応が違うとかっていうのは、
人格が変わったのかというとそうではなくて、
いろんなね、いわゆる自我の発生する要因というかね、
いろんな要因が変わってしまったが故に現れている現象に過ぎないんだと。
だから一貫性がない、二重人格じゃないけども、
こっちでこの顔して、あっちでこの顔して、
どっちが本当の顔なんだろうって悩んだりする方がいらっしゃったんですけども、
どっちも本当の顔というか、もっと言うとどっちも本当の顔でもないというか、
現象でしかないから、どっちが本当とか、そんなものはないんじゃない というのが僕の考えですね。
なんか結構ね、あっちではこういうこと言って、こっちはこういうこと言って、
あの人ひどいよねーみたいなことをよくあると思うんですけども、
あっちではこういったのは、あっちではそういう自我が現れて
こっちはそういう自我が現れたという現象でしかない。
関係性の中で発生するもの、環境の中で発生するもの、
発生するもの 自分の記憶 経験の中で発生するもの 自分の体調の中で発生するものっていうのがあるから
全部が合わさって初めてできるということで
ブレない ある種 自我というかを
03:01
持つためにはですね なんだろうね 同じような日々を繰り返して 同じような刺激で
っていう なんていうのかな
かなり全体的なその条件をね コントロールしないと
似たような自我ってのを維持できないんじゃないかなというふうに思いますね だから刺激が強い生活を送っている人っていうのは
どうしてもですね 自我みたいなものが
ブレやすいというかね 刺激にさらさら続けているから 現象だと捉えたときには やっぱりその
それを構成する要素が変わってくるわけだから
どうしてもね その自我みたいなものが日々ね こう
ブレていくというか っていうのはしょうがないことなのかなと思ったりしますね
だから自分がとっ散らかってしまっているというか
なんか自分って何なんだろう みたいな感じで すごく不安になっちゃう人なんかこそですね
なるべくルーティンを取り入れたいとか それこそ瞑想であるとかサウナであるとかですね
ちょっと自分の内面を静かに見つめることが できるような習慣を取り入れるというかですね
いわゆる安定した環境の中にいれば やっぱり自我も安定しやすいと思いますよね
ちょっと刺激にさらされすぎているんじゃないかなというふうに思ったりしますね
なぜなら自我というのは現象でしかないから その刺激も自我を構成する
要素になってしまうので その刺激が変われば当然自我も
安定しないということになるのかなというのが 僕の考えですね
なので僕はね比較的この自我みたいなものとか 自分みたいなものが安定してるなぁって思うのは
ルーティンが多いからなんでしょうねっていうふうに思いました
結構ね本当仕事がどうしてもイレギュラーで いろいろ刺激がかかることはあるんですけども
その中でもですね 一般的にバリバリ働かれている方に比べると刺激は少ない方だと思いますし
それを取り除いた生活の部分でいくと かなりルーティンで構成されていて
自分ってものにすごく安定感があるのも その内面的なとか自分の個性が
とかっていう話ではなくてそういった生活を送っているから
心も安定しているっていうのが一つあるのかなというふうに思ったりしました
別に答えのある話はありませんけども 自分はその方に優位に考えていて
個性なんて当てにならないよねっていう ちょっと気の乗っかりにくい話もですね
自我っていうのは現象なんだ台風みたいなものなんだっていう 室野さんの言葉をですねお借りすると
とてもしっくりくるなぁと思ったので ご紹介させていただきました
何でしょう自我みたいなものに苦しめられてる人がいらっしゃればですね
現象でしかないんだからぐらい考えてみて 台風が発生する
そのメカニズムってわかるわけじゃないですか なので自分のその自我が発生するメカニズムみたいなものをですね
台風が発生するメカニズムみたいにちょっと分析してみて
うまくね環境とか自分の状態をコントロールしてみるみたいな
自我なんてものはある種現象としてコントロールできるんじゃないかみたいなね
観点も面白いんじゃないかなというふうに思いますので
この考え方がちょっといいなと思った方はですね
参考にしてみてください 本日は以上です またお会いしましょう さよなら