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こんばんは、工藤郁子です。
今日は、2024年4月2日、火曜日の夜です。
9回目の声日記を配信します。
昨日、声日記を配信してから、ビッグニュースを知りました。
それは、大阪大学の同僚で、哲学者の朱喜哲さんが、初のラジオ出演を果たしたというものです。
朱さんは、先月、あ、先々月、2月に放送されていたNHK「100分de名著」にナビゲーターとして出演され、
リチャード・ローティの『偶然性・アイロニー・連帯』について解説されていました。
なので、100分de名著で朱さんのことを知ったという方もいるかもしれません。
でも、朱さん、ラジオは初めてということでした。ちょっと意外でした。
それで、昨日、4月1日の夜にTBSラジオ、荻上チキ・Sessionに朱さんがご出演されていました。
私は放送後にそのことを知ったので、
radikoのタイムフリー機能というのを使って、聞き逃し用の機能を使って、後から聞きました。
特集、公正な社会・正義とは何なのかというテーマで対話がされていて、非常に素晴らしい内容でした。
radikoのタイムフリー機能は、たぶん放送されてから1週間ぐらいの間であれば聞けるはずなので、ぜひ聞いてみていただきたいと思います。
あと、ついでに宣伝をしておくと、朱さんの宣伝をしておくと、100分de名著って小冊子を毎回発行しているので、
放送内容よりもっと詳しいことがわかるハンドブックみたいなものが出ているので、ぜひそれを読んでいただきたいですし、
あと、太郎次郎社エディタスというところから朱さんが『フェアネスを乗りこなす、正義の反対は別の正義か』という素晴らしい本を出されているので、こちらもぜひ手に取って読んでもらいたいなと思います。
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Session の内容にもかなり強く関連しているものです。
あと、玄人向け、哲学が結構得意ですよという人であれば、朱さんの研究書、専門書である、『人類の会話のための哲学、ローティと21世紀のプラグマティズム』という本が出ているので、それも読むと非常に面白いと思います。
それで、私と朱さんは大阪大学で同僚だというお話をしましたが、実は同僚になる前から知り合いでした。
出会った場所がですね、NHKのニッポンのジレンマという討論番組でご一緒したことが初めてで初対面でした。
2018年末に収録されて、年明けの2019年のお正月に放送された番組です。
そのニッポンのジレンマには、同じ回には、古市憲寿さんとか、斎藤幸平さんとか、ケイン樹里安さんなども結構たくさん出演されていました。
それで、今もそうなんですけれども、私は自分がテレビに出るときに、テレビに出ている状態を正視、真っ直ぐ見れない。
もうなんか、いたたまれない、恥ずかしすぎて真っ直ぐ見れないっていうことが起きるので、いつも見ないようにしていたり、
放送時間中は、人目を避けたり、毛布にくるまったりしながら、震えながら、もう時を過ごすみたいな感じなんですけれども。
このニッポンのジレンマが放送されるときは、朱さんが幹事になってくれて、大阪で出演者で集まれる人、関西圏の居住されている方々が集まると。
みんなでパブリックビューイングみたいな感じで見るというのをやりますよっていう連絡があって。
あれ、それだったら私も自分が出ている番組見れるんじゃないって思い立って、当日、東京駅から新幹線に乗って、
今、新幹線で向かってますってメッセージを送ったら、朱さんが、メリーさんかよって震えたっていう。もう化け物みたいな話がありました。
でも、そのおかげで、初めて放送されている最中に、自分で自分の姿を何とか見れたっていう経験ができて本当に良かったですし、
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あと、出演者の皆さんとワイワイ喋りながら見れたので、楽しい思い出になっています。
あと、最近でも似たような経験がありまして、
というのも、朱さんが、NHK 100分de名著のローティ編が放送されるときに、やっぱりパブリックビューイングをみんなやろうということで、
朱さんが東京にいらっしゃるタイミングがあったので、東京でもパブリックビューイングが開催されました。
そのときにお誘いいただいて、一緒に拝見したんですけれども、非常に感銘を受けました。
というのも、朱さんが自分の出演されている姿を、ビールとかを飲みながら落ち着き払ってご覧になっていて、
なんかもう貫禄を感じたというか、テレビ出演慣れしている人だって思いました。
ニッポンのジレンマに出てた2019年のときよりも、ずっとすごく落ち着いていて。ああ、すごい。スターダムを駆け上がっているって思いました。
ラジオとかポッドキャストの方は、おかげさまでたびたび出演しているので、だいぶ慣れてきまして、
私であっても一応普通に聞き返せるようになってきました。
なので、もしかしたら、慣れれば、あるいは鍛錬すれば乗り越えられるのかなと思いましたし、
逆に言うと、慣れってすごいなって改めて感じました。
はい。では、今夜はこんなところで。それではまた。おやすみなさい。
