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こんにちは、さちあれ子です。今日はボイシーのハッシュタグ企画で、「退屈を感じた時」というのがありましたので、今回は私たちの日常に役立つ哲学の話も交えながら
なぜか目標達成したのに虚しい…その理由と対処法は?というテーマでお伝えしていきます。
いつもこのふりこのボイシーを聞いてくださっている方々は、何か目標を達成したいなとか、そのために今頑張ってますっていう方々も多いと思うんですけど
何か一つプロジェクトが終わった時だとか、目標を達成した時、その時は一時的な満足感があるはずなんですけど、それからちょっとしばらく経つと
あれなんか心が空っぽだなーっていうか虚無感が出てきたなーっていうことないでしょうか
私自身も今までの経験で何度も感じたことがあって、念願のオーディションに合格して、その時はやったーって一瞬なるんですけど、その後無ってなったり
自分の大きな目標を一つ達成したら嬉しいんだけど、その後しばらくして虚無っていう感じですかね
これ何でかっていうと、人間だからなんですよ。しゃあないんですけど、でも今日はここを解決してくれる考え方というのをあなたにシェアさせていただきます
アルトゥル・ショーペンハウアーっていうドイツの哲学者の考え方なんですけど
彼の写真見ると、割とワイルドなジャムおじさんっていう感じなんですけど、でもね、この方すごい方なんですよ
彼の哲学に、人間の幸福の敵は苦しみと退屈の2つであるというのがあるんですね
人間の幸福の敵は苦しみと退屈の2つである
苦しみが幸福の敵っていうのはまあまあわかるけど、退屈なのも幸せの敵なんですか?って思いませんか?
でもショーペンハウアーによると、退屈な状態というのは幸せな人生を送る上で苦しみに次いで第二の敵っていうことなんです
実は苦しみと退屈というのは深く関連していて、私たちは何かの苦しみから解放されたら、実はそこから退屈の状態に陥りやすくなって
それで充実した人生を送ることができなくなるんですよね
ショーペンハウアーは哲学者の中でも割と悲観的な哲学者として有名で
いやもう人生ってバラ色ですよねーっていうよりは、むしろ幸せって本当一時的ですよね
瞬間的なものなんですよねーって、そんなふうに考えた人なんですよ
でもそんな悲観的な彼だからこそ、苦しみと退屈っていうのにフォーカスされていて
それが私たち人間が幸せに生きるためのヒントにつながるんですけどね
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基本的には私たちの人生から苦しみを取り除くと、退屈な状態というのがその苦しみの代わりになって出てきて、ずっと幸せを感じられないんです
何でかっていうと、私たちはずーっとずーっと常に自分が欲しているもの、自分が必要としているもの、自分に欠けているものっていうのを追い求め続けてしまうからなんですよ
たとえ自分の何か欲しいもの、目標を達成したとしても、それが思ったより、「あれれ?」っていう感じで、期待したほどの満足感とか幸福感を与えてくれないことに気づくんですよね
なんか新しいコスメ、めっちゃ欲しいと思ってたけど、手に入れたら手に入れたで、なんかそれが普通になっちゃって
今押し入れの奥にしまってるわ、みたいな感じで。もうその後も何か別の良いものないかなって
あ、これあったら幸せかも、これ手に入れたら気分が良くなるかも、とか言って
あ、なかなか手に入らないと辛いなーっていう風に苦しみながら別の幸せなことを追い求めてはすぐまた、なんか追い求めるものないとなんだがなー、刺激がないなー、つまんないなーっていう風に退屈の状態に逆戻りしちゃうんです
これすんごい究極のどっちもどっちって感じですよね
この退屈な状態というのは、自分が必要なものを手に入れた状態のことで、私たちはこれができたら最高、これ手に入れたらもう何もいらないとかってつい思っちゃうんですけど
実は人間というのは、自分が手に入れたものでは決して満足はできないんですよね
なんかパッと見、もう全てを手に入れてるよねっていう風に見える有名人とかセレブリティーとかが、もうかなりの割合でここに陥っていて
やっぱり色々お金もあって、何でも買えるし、影響力でいろんなことがうまくいってるような感じがして、簡単にね全てを手に入れたような感覚になってしまいがち
で、でもここでその、ショーペンハワーの言う退屈の状態に陥って、何でも自分は手に入れてるはずなのに、なんでこんな満たされないのかなぁ、なんで幸せじゃないんだろうってなって、虚無感とか心の鬱状態に繋がっちゃうわけなんです
なので、前もってこのからくりを知っておくのがねすごく重要で、苦しみの後の退屈にも人間は悩まされるっていうことです
でもね、じゃあどうしたらいいよショーペンハワーっていうところで、こういう負のループを避けるために彼がお勧めされていることは
外の世界に集中するのではなく、内面に集中するっていうことなんです
自分が持ってるものとかにはこだわらないこと、その自分の価値を富とか財産で判断しないことなんですよね
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普通にそういうのって自分の価値とは一切関係ないことなので、そういう外の世界の光り輝くものというか、多くの人からして光り輝いてそうに見えるものを無視すること
これで苦しみと退屈のループから本当の意味で抜け出せるっていう考えなんです
むしろこれを無視できないと、このループにはまったままになっちゃうのでめちゃくちゃ要注意で
とりあえずそこから抜け出すためにも、一つ簡単にできるアクションをご紹介いたしますと
感謝の日記を書くことです
いくらでもね、日記は書いてもいいんですけど、感謝したい出来事、ありがたいなーって思うこと、3つって決めると毎日続けやすいかなって思います
苦しい時、退屈な時、人間の感情としてよくあるのが、もう全部当たり前なのに!って思ってしまうことなんですよね
あれさえ手に入れたら幸せになるのに苦しい!って思っている時は、きっと本当はすでにあなたの側にある大切なものを忘れてしまっているし
あー退屈やなーって思っている時も、本当は自分の目の前にある景色の美しさに気づけてないだけで
そうなので、感謝したいこと、ありがたいなーって今思うことを書き出すのって、あなたがすべての物事を当たり前だと思わないようにするためにすっごく役立つんですよね
で、一つ注意点をあげるとすると、その3つの感謝を書き出すとして
今日はもうロレックスの時計を手に入れました。マジ感謝!とか
今日は田中さんよりも営業成績が良くて、調算されました。マジ感謝!とか
例えばね、今日はもう財産目当ての人に言い寄られて、本当嬉しいしマジ感謝&ピース!とか
そういう財産とか、成功とか、名声とか、そういう外の世界のことではなくて、そこは自分の価値とは一切関係のないことなので
その外の世界のことではなくて、できれば自分の心の中で感じる世界
今日はお天気が良くて晴れて、お洗濯物を気持ちよく干すことができた!とかね
今日は風邪で洗濯物が飛んでいかなかった!やった!とか
昨日よりもゆっくり家族とお散歩ができました。感謝だなぁとか
今日も無事に温かいお布団の中で眠ることができてありがたいなぁとか、そういうことですよね
あとは仲の良い人間関係とかにフォーカスして書くのもおすすめです
誰々の存在がいてくれてありがたいなぁとか、誰々と今日深く話すことができてよかったなとか、そういうことですね
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今日の内容もちょっとでも何か、あなたの参考になっていればとっても嬉しいです
今回はもう一つ、楽しくない人生、退屈な毎日からの脱出法というテーマで話している回、チャプターに貼ってます
この回も退屈とちょっと関わっている回になってますので、もしよかったらこちらも合わせて聞いてみてください
アンドロイドの方はぜひスポティファイで、楽しくない人生、退屈なと検索していただくか、概要欄の方のリンクからよかったら飛んでみてください
お手数おかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします
これからもフリーランスの学校で楽しく一緒に学んでいきましょう
私、幸あることはまた次の木曜日お耳にかかります
みなさん、残りの夏も楽しんでいきましょう