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2023-02-08 31:29

#010 ユニークなビジネス・ユニークな組織を支えるCOO兼CTOの話

番組ホストで株式会社KabuK Style COO兼CTOの後藤秀宣が「KabuK Styleのビジネス・組織・エンジニアリング」についてお話しします。

<トークテーマ>

・KabuK Styleのミッション

・旅のサブスクHafH

・HafHのビジネスモデル

・HafHの3つの展開

・KabuK Styleの考えるプロフェッショナリズム

・チャレンジングな雇用形態

・形式張らない評価制度

・テックスタック

・価格の調整システム

・サプライヤー向けプロダクト

・グローバル展開に向けた開発

・会計処理


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#EM問題集

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株式会社株区スタイルの後藤秀典です。この番組では、エンジニアリングチームで起きている問題について、技術、組織、ビジネスといった複数の観点で深掘りし、問題の正体へアプローチしていきます。
今回のテーマは、ユニークなビジネス・ユニークな組織を支えるCOO兼CTOの話です。
これ、私の話なので、今回も私一人でお届けしていきたいと思いますが、割と変わったことをやっている会社だったりするんですね、私の今所属している会社は。
まずそれについて、これまでやってきたようなビジネス・組織、それからエンジニアリングみたいな観点で、皆さんに分かっていただけるようにお話したいなと思っていますので、聞いていただけたらと思っています。
エンジニアリングマネージャーの問題集では本日はですね、私の現職株式会社株区スタイルで、私が取り組んでいることといった感じでお話しさせていただければなと思っています。
この番組ではビジネス、それから組織、あとエンジニアリングという3つの観点で問題にアプローチしていくというスタイルでやらせていただいていたので、
私も自分自身の会社に対して、この3つの観点で見たときにどんなふうに見えるのかなというところでお話ししてみたいなと思っています。
というところで、まず最初ビジネスという観点で何をやっているのかというところをお話ししていきます。
私たちの会社株区スタイルという会社なんですけれども、まずビジネスの前代にあるミッションとしては、多様な価値観を多様なまま共有する社会のインフラを作るというような結構壮大なミッションを掲げて、
多様性というキーワードとそれからインフラを作ると、この2つを結構重きを置いて取り組もうとしている会社だったりします。
今の時点では、このミッションのもとに旅行業界というところをターゲットにしていて、中期的に実現したいこととして掲げているビジョンとしては、
テクノロジーの力を使って世界中の旅をより身近なものにリーデザインするというふうに置いています。
やっていることとしましては、今1つの事業、プロダクトだけをやっている状態で、これが旅のサブスクハフというサービス事業になっています。
これ簡単に言うと、サブスクリプションという課金モデルでインターネット上で旅行を予約できるというサービスになっています。
このサービスのことをいろいろと説明していくわけですが、インターネット上で予約できるサービスというのは普通にたくさんあって、
日本国内ですと楽天トラベルさんだとか、ジャナンさん、イッキューさんというものがあったり、
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世界ではボッキング.コムとかアゴだといった大手が既に存在している業界だったりします。
こういったインターネット上で予約できるサービスのことをOTA、オンライントラベルエージェントというふうに業界では略しておりまして、
我々のハフというサービスもこのOTAの一種というカテゴライズになります。
ものすごく表面的に違いを説明すると、お金の払い方が違うというところで、
他のサイトでは予約のたびにお金を支払うという一般的な取引のモデルですけれども、
ハフの場合はお客様に基本的には毎月お金を一定額お支払いいただいて、
お支払いいただくとこのサイト上のポイントのようなものを獲得できるので、
そのポイントを使って予約するといった仕組みになっています。
なので、いわゆるサブスクリプションで使い放題になるみたいなものとはちょっと違ったサブスクリプションのイメージなんですけれども、
月額一定というところで何らかの旅行への行きやすさを獲得できるといったようなサービスになっています。
お金の払い方が違うんですけれども、お金の払い方を変えたいというのが我々のやりたいことではなくて、
先ほども話したように旅をより身近なものにしたいというところで、
その手段の一つとしてサブスクリプションというのを取っているだけなんですね。
本当はもっともっとやりたいことがあって、その旅を身近にしたいというところで考えていることとしては、
やっぱり旅に出るという行為をするときに、具体例としては予約サイトでホテルを予約するだとか飛行機のチケットを予約するというような行為を取ったときに、
これが今の時点ではすごくストレスフルな体験になっているのではないのかなと我々は考えていて、
そういった旅に出るときの行為に対してストレスを小さくするといいますか、
意思決定しなければならないんですけれども、意思決定の回数だったり大きさというのを少なくしたり小さくしたりすることによって旅に気軽に出られるようになると、
そういったことができるんじゃないかという考えのもとにサービスとプロダクトを作っています。
具体例は割愛しますけれども、こんなようなことを考えながらプロダクトを作っています。
現時点では日本国内でユーザーさんも一定増えつつはあるんですけれども、まだまだ正直なところ認知度はそこまで上がっていないサービスなので、
これから頑張っていかなければいけないというところですが、
既に日本国内では提携しているホテルさんは1000施設ぐらいありまして、さらに海外でも500施設ぐらいあるというところで、
こういったスタートアップがやっているサブスクリプションサービスの中では非常にたくさんのバリエーションの中から泊まれる施設を選ぶことができるといったような魅力があるのかなと考えています。
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ここまでが今の時点である程度やっていることなんですが、もう少しお話しすると、
このサブスクリプションの中で単にホテルを単純に泊まれるというところの裏側で我々が工夫していることが一つありまして、
ここが実はこの事業のビジネスモデルのコアの部分なんですけれども、
宿泊施設、ホテルですとかってご存知の皆さんも多いと思うんですが、
平日と土日、それからハイシーズン、お盆とかですね、こういったところで結構価格が変わる業界なんですよね。
これはホテルさん側からすると需要が多い時に価格を上げる需要と供給のモデルというところに割と素直に従っているというふうに言えるので、
それ自体ある程度自然なことかなと考えていますし、否定すべきものでもないと思っているんですが、
一方でユーザーサイドから見ると、もちろんいろんなご意見があると思うんですが、
同じ施設、同じサービスを受けるのに結構価格が違うというのは、どこまで許容できるのか、どこまで自然なのかなというところをやっぱり思うところもありまして、
我々のサービスでは価格が違うというところが、ある種ユーザーへのストレスになっている部分もあるだろうというふうに考えていて、
この価格の変化というのを取っ払ったら、もっとユーザーがいろんな日に気軽に旅に出るということができるのではないかというふうに考えていて、
価格をできるだけ変化させないような形で宿泊予約ができるようにしています。
ここ自体、例えばホテルさん側が我々に一定の価格で下ろしてくだされば簡単な話なんですけれども、
そもそも業界がそういったふうになっていないので、宿泊施設さんからは我々に平日土日お盆といった違う価格で下ろしてくださる中で、
我々が一定のデータ分析だったり、リスクコントロールできるようなアルゴリズムのようなものを使って販売価格を決定し、
その価格でお客様にはできるだけ一定の価格でホテルの宿泊予約を提供しているといったことをしています。
これでちょっと言葉だけで説明すると分かりづらい話だったかもしれないんですけれども、
こういったことによってより目指したい世界というのを作ろうとしており、
単純に旅行予約システムを作っているというよりも、割とお金の使い方というんですかね、
ユーザーがどういうふうにお金を使うとスムーズにストレスなく旅に出ることができるのかというところをちょっと変えてあげようといったようなことを考えていたり、
我々のビジネスモデルの裏側でもお金のマネージの仕方というところを上手にやることによって、
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これまでにはなかったような業界のペインというかイノベーションみたいなものが起こせるんじゃないかといったようなことを、
実はコアに持ちながらビジネスをやっているといったところがあります。
このHAFというビジネス、今のところ国内で日本のユーザーさんが大多数ではあるんですけれども、
これからの展開としては3つぐらいの展開をしようとしていまして、
まず1つはこの旅行ビジネスというのは、ドメスティックに縛られる必要があまりないビジネスであるというふうにも考えていまして、
海外の施設さんすでに我々のネットワークに入っていただいていますが、
これをどんどん拡大していって利用できる宿泊施設をもっとグローバル化していくと同時に、
このHAFというサービスを使うユーザーさまに対しても国外でどんどんユーザー獲得をして、
世界中のユーザーが使える状態にしていこうという方向性の展開を考えています。
といっても全世界同時に一気に広めるということはなかなか当然難しいので、
まず今持っているHAFの資産ですね、日本の施設にたくさん泊まれるというところで、
日本向けのインバウンド需要が見込めるような国からまずスタートして、
ビジネス的にシナジーのあるような状態で展開を進めていこうとしております。
こういった海外展開が一つあります。
それから利用ユーザー、利用できる施設を増やしていくという拡大方面とは別に、
この旅を身近にするといったときには、
宿泊できるということ以外に移動するということも含んでくるかなと思っておりまして、
これはビジネスを立ち上げた当初から考えていることでして、
実際我々の会社ですと、いろいろな実証実験を繰り返してきておりまして、
その中から現時点ではある一社の航空会社と実際に契約を結んでおりまして、
システム的に接続して、このHAFというサービスを通じてリアルタイムに航空券の予約ができるというような機能を開発しております。
これによってそのHAFというサブスクリプションサービスで使えるものが増える、機能が増えるということで、
そのHAFというものの価値がより違う次元に高まっていくのではないかなと考えております。
なので2つ目の展開としては、HAFというサブスクリプションで使える機能というか、
使えるものの種類を増やしていこうというような展開の仕方を検討しており、実際に進めているところですね。これが2つ目です。
さらにこれだけではなくて3つ目の事業展開というところも会社では考えて布石を打っておるんですけれども、
この3つ目がこれまでお話ししてきたHAFというコンシューマー向けのサービスとは少し経路が違っておりまして、
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より例えば宿泊施設といったサプライヤーサイドですね。
このサプライヤーサイドに対しても我々が何か価値を提供できないか、できるともっといいのではないかというふうに考えており、
サプライヤー向けのプロダクトを作っていこうというプランも考えています。
なぜそちらもやるのかと言いますと、このビジネスのコアとしてお話しした仕入れた価格に対して我々がちょっとユニークなマネージの仕方をしているというお話をしたんですけれども、
我々の力だけでマネージできる範囲というのはやっぱり限られているんですよね。
なので、それってビジネス継続上はリスクがあるというふうにも言うことができるので、
その価格をマネージするというところが我々のビジネスのコアであるがゆえにここをより強めていく必要があるというふうに考えているんです。
なのでここを強めるには、我々だけでやっていることに対してもう少し安定性のあるというか、
サプライサイドに対して価格交渉力を我々が持つだとか、サプライサイドがより安い価格で我々に下ろしやすくなるといったようなインセンティブですかね。
そういった方向にビジネス上持っていけるような布石を打っていこうというような考えをもとにサプライサイド向けのプロダクトも検討しているといったところですね。
このような形でサプライサイドからコンシューマーまで一連の流れ、サプライチェーンの全てをできるだけ我々が持つことによって、
より価格のマネージできる幅というのが大きくなってくるので、当然ビジネスとしての継続性が高くなるというところもあるんですけれども、
それ以上により利用者にとって魅力のある価格を提供できたりだとか、もっといろんなサービスが提供できたりだとか、
そういった価値が高まっていくのではないのかなと考えています。
こんなような考え方でビジネスをやっていて、見た目としては旅のサブスクというコンシューマー向けのところにシンプルに見えるかもしれませんけれども、
裏側でいろいろな方向性での展開だとか、ビジネスモデルを強くするための展開だとか、そういったところも考えながらやろうとしているというところで、
割と社内ではたくさんのことを同時にやろうとしている。そんな会社だったりもするのかなと思っています。
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2つ目の観点、組織というところで話したいと思いますが、これまた我々の組織、結構ユニークなところがあるのかなと思っています。
会社のミッションにも掲げている多様性だとかいうところを重視するような形でやっているんですけれども、それとは別に会社の中で掲げているバリューズというのがあって、
これもダイバーシティとアイデンティティとプロフェッショナリズムという非常にシンプルなものを3つ掲げており、
ここでいうプロフェッショナリズムというのが、もしかすると皆さんがよく聞くものとはちょっと違うのかもしれないし、
一般的だと思う方もいらっしゃるかもしれないので、少しお話しすると、我々の会社で考えているプロフェッショナリズムというのは、
もちろん何らかの専門領域で一定以上深めた知識や経験というのを持っており、その技術だったり経験を持って何らかのビジネスに関係するようなプロジェクトというか、
そういうところに責任を持って主体的に推進していく方、こういった人の動き方をプロフェッショナリズムとまず呼んでいるというところがあります。
単に能力や経験があるだけではなくて、ある領域に対して100%以上の責任を持って、そこを推進していく力、それ自体をプロフェッショナリズムと言っているところがあります。
この辺りから関連して、やや細かい話かもしれませんが、このプロフェッショナリズムの中には基本的にはすごい細部までリードする人が責任を持つべきというような考え方も持っておりまして、
そうしないと、自分はもうこの上の方のところだけで、命令するだけで物事が動くんだみたいなものはあまり良しとはしていなくて、
必要であればリードする人が手を動かしたりだとかいうところまでやって、そういうことをやってでも目標に対してきちんと達成していく、
もしくは目標を超えていくといったところに貪欲に動ける人、そういった人が我々の会社でいうプロフェッショナルだというような思いで、そういったところにこだわっているというところがあって、
これは割と細かい話で言うと、例えばビジネスを進めていく上では他社と契約を結ばなきゃいけないといったときがよく出てくると思うんですが、
この契約書なんかでも会社の中に法務部門があるので、法務部門で当然のように作ってもらうことはできるんですけれども、
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でもその契約という行為自体に責任を持っているのはそのプロジェクトをリードする人なわけですよ。
そのプロジェクトで必要性があってサードパーティーと契約をするということなので、
このリードする人自体がその契約の内容をきちんと理解していて、理想的にはその契約書自体をゼロから書き上げて、それで契約を結ぶぐらいのことが一番いい状態だと思っているんですが、
さすがにゼロから書き上げるのはなかなか時間もかかったりするので、ある程度ひな形があるんですけれども、
とはいえひな形の内容を相手と必要に応じて修正したりだとか、もしくは相手方から契約書のひな形をいただく場合もあるので、
そういった場合でもリードする責任者がきちんと相手方の契約書というものを読み込んで、
その契約がどんなリスクがあるのか、何が盛り込まれていて何が盛り込まれていないのかというところをきちんと判断して、
自分でそれを適切な状態に修正して契約を締結するといったことをやることも含んでいるわけですね、プロフェッショナリズムの中には。
契約はちょっと難しい話だったかもしれませんが、もっと些細なもので言えば当然のように経費の精算だったりだとか、
そういったところもそういった部門の人に領収書を渡して全部お願いねみたいな感じではなくて、
自分がいくら使っているのかというのをバジェットをもとにきちんと手続きを自分で全て行って精算するといったところもあったりします。
なので割と自分で細かいことまで自分の面倒を見るというところもプロフェッショナリズムの一つかなというふうに科学スタイルでは考えているというところがあります。
これが組織のユニークさを表している一つの側面かなというのでちょっと紹介しました。
それ以外にも雇用形態みたいなところもちょっとチャレンジングなことをやっておりまして、この科学スタイルでは無期限の正社員という雇用形態はとっていません。
基本的には有機の1年契約の契約社員か業務委託か、このどちらかで仕事をするという形になっています。
ここはその形が最も会社と働く人の間でバランスがいいだろうと、会社としても一度雇ったらずっといてくれる人というふうに思うのではなくて、
1年ごとにお互い選択権があるというような状態にすることによって割と対等な関係になるんじゃないかなというふうに考えているところがあります。
この制度と紐づいているのが評価制度なんですけれども、評価制度も我々の会社、形式ばった評価制度ってもうそれ自体が目的になってしまって、
もう事業のスピードを遅めるぐらいに思っているので、できるだけ必要のない評価制度というのはやらない、作らないでおこうというふうに考えていて、
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基本的には事業の達成が一番大きな求められていることで、それに対してある程度個人の成長というところも含むんですが、
そういったところに本質的に必要な期待値だったり目標のコミュニケーションというところと、あとは振り返りですね。
そういうのをスケジュールは決まっていないんですけれども、1年に1回とか半年に1回ぐらいマネージャーとやることによって、
さらに読み直していくというようなことだけが存在していて、それ以外の重々しい評価制度というのはありません。
なので基本的には自分の時間を事業への貢献にほぼほぼ全部使えるといったような会社を維持しようとしているというところがあります。
他にもいろいろあるんですけれども、こんな感じで自分たちがこの方が合理的だよねとか、この方が理想的だよねと思う状態をできるだけ維持しようとしていて、
自分たちが理想的だと思える働き方、そういった環境で仕事ができる、そういった組織を作っていこうだったり、より強化していこうというふうに考えてやっております。
最後にエンジニアリングという観点で現状をお話ししたいと思います。
事業のところで触れたように、今のところプロダクトは一つなんですよね。
HAFというサービスをやっていて、これに対するリポジトリといいますかプロダクトが一つある状態です。
テックスタックとか簡単に触れておくと、バックエンドはRuby on Railsで作っていて、データベースMySQLのGCP上で動いています。
フロントエンドはReact、Next.jsみたいな構成で、今のところネイティブアプリがない状態なんですが、ここはちょっと容力を作って開発していきたいなと思っているところです。
Ruby on Railsでやっていて、もともと小さなスタートアップでは生産性が非常に高いフレームワークとして有名なものなので、
これ自体私も有用だなと思っていて、今のところはここから変えるつもりはないといったところですね。
まだまだサービスが大きくなってもスケールできる余地というのがあって、
Rubyの世界でも、例えば世界ではショピファイさんですかね、グローバルレベルでサービスを展開していて、Rubyを使っているというところがあるので、
このRuby、もしくはRailsを使ってもまだまだ大きなサービスというのは作っていける、そういったポテンシャルのあるものだと考えているので、
我々がもっと上手に使えばまだまだこの技術スタックでやっていけるというふうに考えていますので、
これをマイクロサービス化しようとか、そういったところは今のところあまりは考えていないですね。
そういったテックスタックで作っていて、HAFという一つのビジネスをやりつつも裏側でいろんな展開をしようとしているとお話ししたと思います。
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この展開それぞれがHAFというプロダクト開発、一般ユーザー、コンシューマー向けに価値を提供していくということと並行して、
いくつかの展開向けのプロジェクトというものを進めているような状態なんです。
一つはビジネスのコアというふうに説明した価格を一定にするようなアルゴリズムという部分がありまして、
ここ実はまだまだ当社の株式スタイルの中でもシステムとして完成したみたいな状態ではなくて、
むしろまだまだ道半ばな状態で、ここをもっともっと磨き込んでいきたいなと思っています。
価格の調整って最初からシステムがあったわけじゃなくて、一番最初は社長のExcel上で計算されたところからスタートしているんですけれども、
ただここが本当にビジネスのコアで、ここのチューニング具合で会社の利益が結構大きく変わってきたりだとか、
もしくは当然ユーザーさんがどういった価格帯でホテルに泊まれるのかといったところに大きく影響していくので、
ここをきちんと磨き込んでいくというところが割と中長期にビジネスの生命線になっているというふうにも考えており、
磨き込んでいくというのはきちんとシステムにしつつ、アルゴリズム自体が自動的に学習しながら成長していくような、
そういったものに成長させていきたいなと思い、ちょっとずつ進めているといったプロジェクトがあったりもします。
それからサプライヤー向けのプロダクトを作っていくというようなお話もしましたので、
ここも今のところ社内ではプロトタイプみたいなものまでは作ってあるんですけれども、
実際これを完成させてリリースして運用していく、売っていくといったところまではまだできていない状態だったりするんですが、
もうそろそろこの動きも取っていくかなというところで、2つ目のプロダクト作りというのが始まっていくので、
それに向けてエンジニアリング組織としてどんな体制でやっていくのか、おそらくテックスタックは変えないんですけれども、
でも違った知識を使いながら作っていくことにはなるので、より入社してきたエンジニアだったり、既存のエンジニアに対してもそうなんですが、
どうやっていろんな知識を身につけながら会社の中で成果を発揮できるようなエンジニアになってもらうのかというところを
うまくデザインしないといけないだろうなとも考えていたりもします。
あとは裏側とは別に、このHAFというプロダクトがグローバルに展開していく上では、
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今のところ日本固定で作られている部分が結構あって、大体のプロダクトってそうなると思うんですが、
具体的な例を挙げると、何らかの定期的に動作するようなバッチ処理だとかが日本時間を前提に作られているので、
とはいえ我々のサービスは既に海外のホテルさんだとかも入っているんですけれども、
厳密に考えると海外のホテルさんは所在しているタイムゾーンで、
例えば予約の締め切りが発動するとか、そういった動きにしていく必要があると考えているんですけれども、
現状はまだそういうところができていないので、そういった様々なグローバル展開ですね。
時刻の問題もあれば、言語というか翻訳の問題もあったりします。通貨の問題もあったりします。
こういったところをシステムをグローバル化していくといったプロジェクトを、
これも一つのプロジェクトではなくて複数のプロジェクトとしてやっているという感じですね。
などなどでいろんなことをやっていたりしつつ、
エンジニアリングの中でやっていることで、少しこれまでの話とは経路が違うことも一つここで取り上げたいんですけれども、
こういった事業会社であれば、当然会計処理というものが求められるわけでして、
事業によっては会計処理というのはビジネスを作っているようなところではなくて、
会計チームだけで情報を集めて会計用の資料を作ったり計算したりしているといったところもあると思います。
それで済む方がシンプルかなと思っていますが、
歌舞伎スタイルのハフというビジネスは特になんですが、会計チームだけで会計処理を行いづらいサービスというところがあります。
何でかというと、会計ってものすごく簡単に言うとお金の出入りを管理するものなんですが、
お金の出入り、お客様からいくらお金をいただいて、
ホテルに宿泊した時にお金が出ていくというところでお金の出入りがわかるんですけれども、
このハフというサービスではサブスクリプションでお金をいただいている性質上、
お金をいただいたものがそのままそのホテルの予約に使われるわけではないというところがあるので、
ここの考え方をきちんと整理して、会計のある程度基準に基づいて処理が行える状態にしないと、
我々の事業の売上、利益というものが会計の標準に即した計算の仕方で求めることができないというふうになっています。
なので、預かったお金に対して予約の時点でいくら使ったことになるのかというところをシステムで計算できるようにして、
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そのシステムの出力がイコール会計の仕分けの結果になっていくというような形なんですよ。
この会計のシステムも今絶賛開発しているところだったりします。
ここはまた事業のプロダクトを作るところとは別の知識が必要だったりして、
システムを作る力と同時にビジネスのありようを会計という言葉で認識して定義して作っていくといったことが必要なので、
これも社内でやってはいるんですけれども、
新しいことが本当にたくさんあって、どんどん学びたいエンジニアには面白いんじゃないかと思ったりもしますし、
私もいろんな知識に触れながら楽しみながらやっているところですね。
この感じですごくいろんなことをやりつつ、ある意味全速力で事業を前に進めるということに、
とにかく力を注いでいるといった会社ですといった感じですかね。
今回は一旦ここまでにさせていただきます。
ビジネスのところが私としてはかなり変わったことをやっている認識なので、結構多めに時間を使ってお話しさせていただいて、
まだまだそれでも時間足りないなと思うところもあるので、また何か機会があったらもっと細かいお話だとか、
そういうところも話せるといいなぁなんて思ったりもしています。
さてこの番組では感想や質問リクエストなどお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
TwitterではハッシュタグEM問題集をつけてツイートしてください。
EMはアルファベット、問題集は漢字でお願いします。
そしてApple PodcastやSpotifyのPodcastではレビューもできますので、こちらにも感想を書いてもらえると嬉しいです。
お相手は株式会社株区スタイル、COO兼CTOの後藤秀典でした。
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