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2021-08-24 10:25

今日の10分de1テーマ「世界で2番目に怖い映画『ジョニーは戦場へ行った』」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第43回目は「世界で2番目に怖い映画『ジョニーは戦場へ行った』」について話してみました。

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はい、というわけで始まりました。本日はですね、まあ今日、今まで見た中で一番怖い映画なんだろうって思ってたんですけど、最初ですね、ジョニーは戦場に行っただなと思ったんですが、しばらくして、いや、マンチェスターバイザーシーカーと思ったんですよね。
というわけですね、この2本の話をしたいんですけど、ジョニーは戦場に行ったわけですね、まあいわゆる反戦映画なんですが、一時大戦にですね、ジョニー君がアメリカから従軍してですね、帰ってくるんですよね。
帰ってきたらですね、爆弾でですね、手足と顔面が吹き飛ばされてですね、顔面っていうのはもう脳みそは残ってるんだけど、顎とかもないんですよね。顔の前の部分が全部吹き飛んでてですね。
だから、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、全部なくなっていて、触覚しか残ってないんですよね。あとすごい皮肉なことにですね、正気だけ残ってるんですよね。つまりですね、もう顔面がなくて、脳みそと体と正気だけの状態でですね、アメリカに帰ってきたと。
でですね、病院に入れられるんですけど、恋人とですね、帰ってきたら結婚しようなんて言って出て行ったわけですけど、恋人とかはですね、これは彼じゃないとか言ってですね、去って行ってですね、そのまま引き取りでなしって形でですね、ずっと入院してるんですよね。
入院してるんですけど、一時退戦はそういう患者が多かったらしくてですね、ちょうどね、砲撃とか飛行機とかね、爆弾とか急に近代兵器がグーってすごく発展したのでですね、そういうとんでもない肉体、身体が破壊された兵隊っていうのが多かったんですけど、その時にですね、脳科学もすごい進んだらしいんですよね。
なんでかっていうと、脳のどこが損傷するとどういう障害が起こるかっていうことがですね、その一時退戦の時にめちゃくちゃサンプルができたんですよね。
なんで脳科学っていうのもですね、そこですごく発展したらしいんですが。
でですね、そのジョニー君はですね、食画服しかなくて、朝も夜もないわけですよね。
起きてるも寝てるもないんですよね。思考しかないんですよね。
で、なんで夢を常に見てるんですよ。夢を常に見てるんですけど、朝も夜もなくですね、ずっと夢を見てるんですね。
どんどん夢が歪んでいくんですよね。
すごくですね、恋人とかですね、母親とかですね、父親にですね、なんかすごい苛まれるみたいな、すごいサイケティックな悪夢とかを見てですね、
もうやめてくれー、誰かもうこれを、ほんとこの悪夢を止めてくれーとか言ってるんですけど、
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まあ本当に地獄ですよね。
で、体がですね、痒いんだけど、かけないわけですよ。
でですね、まあもちろん死ぬこともできなくてですね、ただひたすら病院で寝かされて、その点滴とかを受けてるだけなんですけども、
そこに優しい看護婦がですね、現れてですね、そこまでずっとその奥のですね、忌まわしい患者みたいな感じで奥の隅っこのとこにいて、光とかも当たってなかったんですけど、
カーテンの開け閉めとかですね、包帯の交代とかすごい手こまめにやってくれるようになったんですよね。
そうするとですね、その触覚しか頼りがないので、誰かが自分に触れてくれているっていうね、
その誰にも触れられずに思考だけが暴走しているとですね、
そのもう夢も現もないというかずっと夢みたいな状態なんですけど、
誰かに触れられることでですね、ちょっと現実に戻ってくるんですよね。
あっ、俺生きてんだ、生きてんだみたいな感じですね。
生きてるかどうかも分かんないような状態だったんですけど、触られるとこう、生きてるっていうことをちょっと感じるんですよね。
さらにその光が入るように窓とかの当たるところでカーテン開け閉めとかしてくれるんで、
日差しによってですね、その暖かい、日差しが入ると暖かくて、
あっ、今昼だってなってですね、で、なくなると夜、あっ、夜だって感じですね。
昼夜の感覚もついてくるんですよね、その看護婦によって。
看護婦はですね、その正体不明のですね、すべて吹き飛ばされた兵隊のね、
20歳ぐらいの兵隊の子をですね、すごいかわいそうに思っててですね、
これもすごい死んだなと思ったんですが、正気だけ残ってるんでですね、正気がですね、立ってるのを発見するんですよね。
で、周りに誰もいないのを見てですね、その看護婦がですね、手でこうG行為をしてあげるんですよね。
で、やって、それはなんかちょっと哀れみからですね、そういうことをやってあげるんですけど、
まあ、そういうですね、その優しい看護婦なわけですよね。
でですね、あの、医者はですね、いやもう意識もないだろうと、これはもう植物人間だみたいな感じですね、言ってるんですけど、
まあ、彼は意識はあるわけですよね。ただその、それを伝える手段がないと、体に閉じ込められてるんですよね。
でですね、そんな中ですね、その看護婦さんがこう、かまってくれることによってですね、
あ、自分はずっと悪夢の世界を漂ってるんじゃなくて生きてるんだ、声も出せないし、何も分からない、何も見えないし、だけど、でも触れられてるから確かに俺は生きてる、ということを気がついてですね。
で、自分はここで生きてる、ちゃんと意思もあるよっていうのをですね、周囲に伝えないとというふうに思うんですよね。
でですね、あの、モールス信号をですね、どうやって送るんだったかな。
なんか体のどっかの部位をですね、なんか痙攣させるかなんかをしてですね、モールス信号をこうずーっと送り続けるんですよ。体のちょっと動くところをピクピクピクピクピクってやってですね、モールス信号を送るんですけど、
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で、それがですね、まあ単純な体の痙攣としかですね、医者は思ってないんですよね。
なんですけど、看護婦さんはずーっとそれを見てるんでですね、パターンに気がついてですね、あれ、あの、これなんかメッセージ送ってんじゃないかってなってですね。
で、彼は生きてるって、意思もあるよって言ってですね、で、お医者さん呼んで、いやまさかとか言ってたらですね、確かに一定のリズムでずーっとやってると。
モールス信号で何を送ってるんだって言ってですね、あの、調べるとですね、あの、殺してくれって言って送ってるんですよね。
で、あの、殺してくれ、殺してくれってずーっとモールス信号で送ってると。
でですね、看護婦さんがそれで、もう彼の願いを叶えてあげてみたいなことをですね、お医者さんに言うんですけど、お医者さんは殺せないよと。
あの、医者、生きてる人を殺さないよと。
で、なんだけど、その、この、恐ろしい姿でですね、意思もあってですね、殺してくれと言っているこの患者っていうのがですね、まさに今一時大戦の真ん中でですね、
まあすごい戦争の生き生きムードの時に、表里になるのは良くないということですね。
あの、ナヤかどっかにですね、しまわれるんですよね。連れかれてですね、真っ暗なナヤの中に戻されてですね。
でも、そのジョニーはですね、真っ暗なナヤに、その、自分が言ったこともまあ何も見えないから分かんないわけですよね。
で、看護婦さんが反対する中ですね、みんなでこれちょっともう、目に見えないところにちょっと運ぼうと言ってですね、病院の奥のナヤみたいなところに閉じ込めてですね。
で、真っ暗いナヤの中でですね、ずーっとモルス信号をですね、殺してくれ、殺してくれってモルス信号を送ってですね、早く誰か気づいてくれないかなと言ってずーっと送っているというですね、映画でですね。
今このあらすじ思い出しながら話しているだけですね。もう陰鬱なもう、ああああああみたいな気持ちになるんですけど。
こういうですね、こう肉体に閉じ込められて意識がはっきりあるっていうシチュエーションはですね、やっぱ想像するとすごい怖いですよね。
だからなんかこう、自分もですね、こうなんか交通事故とかで急にそんなことになったらっていうことを思うことがあるので、
そうなったらですね、もう臓器移植のドナーとかにしてですね、生命維持しなくていいよというふうにですね、普段から周囲に公言しているわけですけど。
臓器移植カードとか持ってないかな、でも一応言ってるし、こうやって言ってるんで、もしそういうことがあったら、そうやって言ってたよという証拠に使ってほしいんですけど。
えーとですね、なので、やっぱりそういうのは怖いなと。
あとなんか、これもですね、正体不明の病気でですね、閉じ込め症候群という言われている病気があって、ある時からどんどんどんどん体とかがですね、動きづらくなって、意識とかがですね、ちょっと途切れがちになってですね。
最終的に、体一切動かない、目は開きっぱなしで横たわっている、自発呼吸ぐらいが義理できているのかな、ぐらいな感じになってですね。
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そのまま10年も20年もその状態になって、原因不明の病気でですね、突然植物病態の状態になると。
というのはですね、もうなんだったんだってなるんですけど、それがですね、10年20年するとしてですね、少しずつ戻っていってですね、話せるようになったりとかして普通に生活できるように戻ったりするらしいんですよね。
でですね、実はその時に、全部見えてたし聞こえてたし、意識もはっきりとあったと言ってるんですよね。
だからですね、植物状態だと思ってですね、枕元で家族の話とかが話してる話とかも全部覚えてるんですよね。
いや、ほんとそれも想像すると恐ろしいですよね。戻ってきたということを差し引いても、いや、恐ろしいと思うんですけど。
でですね、まあそういう身体に閉じ込められる話としてですね、最も恐ろしい話であるですね、このジョニーが戦場に行ったというのがやっぱり一番怖いなと思ったんですけど、僕の中でですね、まあそれより怖い話として、マンチェスタ・バイ・ジャシーという映画があるなと思ってですね、その話をする前に10分経ったので、本日は以上です。ありがとうございました。
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