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2022-08-11 10:43

今日の10分de1テーマ「がんの本ばかりを読んでます」

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。


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はい、というわけで始まりました。本日はですね、がんの話をいろいろしたいなというふうに思うんですけども
ちょっとある仕事上の都合でですね、がんのことをちょっと調べることになって、がんに関する資料をですね
一気に購入して、最近もうここ2日3日がんの本しか読んでないんですけど
でですね、それでいろいろ思ったことがあったんですが
まず何より最初に思ったのがですね、がんの資料を集めようとして、がんの本を探すじゃないですか
探そうとするとですね、がんとか本とかで検索するとですね、もう本当にうさん臭い本しか上位に出てこないんですよね
なんかね、何たらを変えたら9割がんが消えたとかね、なんかあの自宅でなんかあのうんぬんかんぬんでだけで治すがん治療とかね
なんかあの、抗がん剤を打ってはダメだ、今度おまこととかね、そういうやつしか出てこないんですよね
あのそういうやつもあるだったらまだ分かるんですけど、上位がそういうやつで埋め尽くされてるんですよ
で、まともな本を探す方が難しいくらいなレベルなんですよね
実際ね、この間クロザプ現代でがんのそういう本出してる人の編集部に取材をしたら、裏は取ってませんと
座長者の方は医療関係者なんですかって言ってたら、いや医療とかはしたことないです、ただなんか本はいっぱい読んでるみたいですみたいな感じですね
めちゃくちゃ無責任な中でですね、すげー大量の本が出されてるんですよね
当たり前ですけど、がんとかになったらですね、もちろんすごく恐ろしいし、知りたいから勉強したくなるし
何か情報とか何か希望になるようなことはないかって調べようとする中で、そういう人に向けた本なわけですよね
だから基本的には良いことが書いてあるというか、都合の良いことが書いてあるというか、すがりたくなるようなことが書いてあるというような本ばっかりでですね
ただそれが新しいのかって言ったらもちろんかなりうさんくさいやつばっかりでですね、本当に恐ろしいなと思いましたね
正しい情報にもちろん本でこの有様ですから、ウェブとかで調べたらですね、上に来るのはちゃんと公式のね、病院とか厚生省とかのそういうホームページとかが表示されるんですけど
まあヤバいのもめちゃくちゃありますよね
でですね、もうほんと血まなこになってですね、何か自分に有利な情報ないか良い情報ないか探してる人からすると、自分が癌になってっていう人からすると、まあ本当に恐ろしい状況だなっていうふうに思うし
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まあね、それを悪意を持ってですね、それで金儲けしてやろうっていう人もいると思うし、多分善意の人も結構いると思うんですよね
本当にですね、これヤベェマジ本何買っていいか分からんってのあったんですよ
で、間違いないやつ買おうと思ってですね、まず体験記はいいだろうと
で体験記の中でもですね、でも体験記でこれをしたから消えたみたいなのがヤバいんで
なんか本当にこうやって辛かったですとかこういうような本を思いましたみたいな、その感情に寄り添ってるというか自分の感情のことを書いてる本っていうのを選んだんですよね
あとはですね、癌4000年の歴史、フューリッツアー賞受賞作っていう、これはもう間違いないでしょみたいな
なんかこう、何でしょうね、癌の歴史とか治療の歴史みたいな歴史についての本ですね
を購入して読みましたと
で、漫画も結構読んだんですけど、癌のこの4000年の歴史っていうのは上下間の上巻を読んだんですよね
で読んだんですけど、まずこの癌4000年の歴史って本がめちゃくちゃ面白いと
こういうですね、僕もともとその医療の歴史みたいな話ってすごい好きなんですよね
やっぱりなんかこう、手探りの中ですね、しかも人間の命がかかってるみたいな状況でですね
少しずつ現代の威嚇に近づいてくるっていうこの足跡みたいな
なんかこうその、何て言うんですかね、人間のそのなんか、知恵とかなんか本当にこうですね
まさに血みどろの中でですね、それをこう得ていったみたいなたくさんの犠牲を経て、得ていった過程っていうのがですね
まあ悲惨でもあり、しかしなんかすごい足跡でもあるっていうのがですね
まあすごくその医療の歴史ってすごく好きでですね
漫画、医療の歴史っていう漫画があってですね、それはすごい良い漫画なんですよね
一冊の漫画なんですけど、それでですね、まあ本当に医療史っていうのにハマってですね
結構ジョン・ハンターの本とかですね、過去のその医療関係の人の本とか読んでたりしたんですよね
なんでですね、こういう医療史の本ってのは外れないよねと思って読んだんですけど
もう一つですね、外れないなと思えるポイントは
アメリカのですね、アメリカ国のですね、サイエンスライターの本のレベルの高さですよね
そのもちろん向こうでヒットした間違いない本だから日本に翻訳されてる
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それはまあ日本の本がアメリカで翻訳されててももちろんそうなわけで
フィルターはもちろんかかってるんですけど
ただですね、これは多分間違いなく言えるのは
サイエンスライター、サイエンスノンフィクションみたいな分野はアメリカはぶっちぎりにすごいですよね
この分野の書籍のレベルの高さはですね、ちょっと群を抜いてると思うんですよね
なんかそれがですね、まあ多分アメリカの出版制度に基づいてるというか
向こうは再販制がないんで売り切りなんで、一つの企画出すときにすごく精査するわけですよね
取材費とかもばっちり払って、かなり時間かけてですね、著者に書いてもらうので
多分そういう出版制度の背景とかもあるんだと思うんですけど
まあレベルが高いですね
なんですかね、有名だと言ったらフェルマーの最終定理とか、あれが数学の本でしたけど
たくさん本当にサイエンスノンフィクションの名著がいっぱいありますけど
どれ読んでもめちゃくちゃ面白いと
でですね、この元4000年の歴史っていう本もめっちゃ面白かったんですよね
まあまだ上巻しか読んでないですけど
でですね、この本の面白さは本当にいろいろあるんですけど
まずですね、改めてやっぱがんという病気の恐ろしさということをすごく感じるというか
なんて言うんですかね、もともと4000年の歴史ってありますけど
がんっていうのが一番最初に文献の中に登場したのって
エジプトのイヤンホテプっていう人が書いた病気一覧みたいな
なんかパピルスがあってですね
で、それの中にこれは乳がんのこと書いてるなっていう一文があったんですよね
で、他のですねいろんな病気があって結構細かく書いてあるんですよ
細かく書いてあって、治療法はこんなんでみたいなこと書いてあって
で、それはですね本当に書いてあるんですけど
乳がんに関してはこういうしこりがあってみたいな感じで書いてあって
治療法はないってシンプルに書いてあるっていうような状態であると
で、そんな感じで過去の文献にそこで初めて出た後
世界中のその文献にこれがんのこと書いてるなみたいなのがちょろちょろが出ると
ちょろちょろ出るんですけど
すごい品質しないわけですよね
で、他の病気のことはめちゃめちゃ細かく書いてあると
でですね、なんだけど今ってがんって真陰の1位ですよね
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で、実際ですね1900年のアメリカとかでがんは真陰の7位とかだったらしいんですけど
1945年の時点でがんは真陰の1位になったのかな
みたいなことが書いてあったんですよ
みたいな感じですね
古代すごく存在感が薄かったがんっていうのはどんどん近代になるにつれて
急速に存在感が高まっていって
それに合わせてこれを何とか治療法を確立せねばっていう風になっていくわけですけど
じゃあなんでそんなにですね、昔はがんが少なかったのに今はどんどん増えてるのかって話なんですけど
これは単純に平均寿命が伸びたからなんですよね
で、その平均寿命が伸びて寿命が伸びるほどがんになる確率が上がっていったと
っていうのもあるし、あと他の真陰ですよね
がどんどんどんどん医学の発展で潰されてったんですよね
天然とはなくなった死とかみたいな感じでなくなっていって
がんだけは残ったと
これが面白い例えが書いてあったんですけど
全ての殺し屋たちがどんどんどんどん倒されていく中
最後に残った殺し屋ががんだって書いてあったんですよね
で、それぐらいですね
で、その最後のですね最強の殺し屋みたいなのに
立ち向かっている人たちっていうのを描いているのがこの
がん4000年の歴史って本なんですけども
まあその感じですね、とりあえず10分経ったんでまた続きを明日お話します。よろしくお願いします
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