ミケーレのGUCCIの衝撃的な変化
katsuma
dining.fmは、東京の二人暮らしの方が、タイニングで普段話しているファッションや音楽、ホテルなどを気になる話をゆるゆると話す様子をお届けします。
はい、今回は?
daikoku
ぐっちぃ。
katsuma
お、急にぐっちぃ。
daikoku
ぐっちぃ、大きな変化がありましたね。
katsuma
ありましたね、確かにね。
daikoku
ちょっと衝撃、ファッション界における衝撃がちょっと強すぎたというか。
そんな感じすらするような変化なんですけれども。
うん。
ミケーレがなんと。
katsuma
お、急にミケーレっていう名前が出てきたけど。
ミケーレさんがね、対人というか。
daikoku
そうですね。
変わりましたね。
ぐっちぃの、結構長かったんだよね、ぐっちぃやってたの。
katsuma
うん。
daikoku
ミケーレが。
katsuma
いつからだろう?2015年ぐらいなのかな?
daikoku
クリエイティブディレクターに就任したのは2015年なんですけど。
その前にトムフォードから声をかけられて。
結構早い段階で入ってるんですよね。
そうしてぐっちぃに20年ぐらい在籍していたっていう経歴の持ち主なんですけど。
ミケーレが今回退任して、新しいクリエイティブディレクターを迎え入れるっていうところなんですよね。
katsuma
前回の終わりの方でちょっと話してたんですけど。
ラグジュアリーブランド、結構大きいブランドってクリエイティブディレクターの人が結構影響力が大きいというか。
クリエイティブディレクターが世界観を作り上げるっていうところの影響度が大きいので、
その人が変わるっていうことは、ブランドの方向性自体も大きく変わるみたいなところに繋がるよねみたいな。そんな話ですよね。
daikoku
そうですね。結構バッサリいったなっていう感じはするんだけど。
katsuma
何年いたんだっけ結局。
ミケーレによるGUCCIのアイコニックな世界観
daikoku
20年ぐらいでクリエイティブディレクターになってからは7年くらい。
さっき言ったトムフォードの時代のGUCCIっていうのは、わりとシンプルで洗練された大人のファッショングランドだったんですよね。
katsuma
かっこいい、シュッとしたイメージみたいなのがあったよね。
daikoku
それがもう結構、いろんな要素を取り入れた、言っちゃうとカオスなファッションを。
ミケーレが作り上げたんですけど、それはでもそれで、いろんな要素入ってるけどすごくアイコニックで、今の時代にすごいフィットしてたんだと思うんですよね。
だから売り上げも上がったと思うし、ミケーレのGUCCIが好きだっていう人はすごくたくさんいたんじゃないかなっていうのはちょっと私は思ってはいるんですよね。
katsuma
ミケーレになってから、僕の印象としてはすごく色が増えたというか、華やかになったというか。
daikoku
ミケーレの一個前の人の時に少し色が入り始めてるんですよね。
だからそこのあたりから親会社が方向を変えていきたいなっていうところで、白羽の矢をミケーレに立てたんだと思うんですよね。
そこにものすごく期待に応えたっていうところだと思うんだけれども、
いやちょっとね、毒が強すぎたっていう表現はさ、みんなよくしてたけど、本当そうだなっていう感じがするよね。
katsuma
確かにかなり独自の世界観を作ってたなっていう印象はあるよね。
daikoku
なんか僕もあと特徴的というか印象的だったものの一つとして、なんかさあの、デコトラ?
あーはいはいはいはい。
katsuma
なんか歌舞伎調歌あたりのやつで撮影してた。
なんかデコトラを全面に使ったPVじゃないけど何なんだろうね。
なんか動画とか作ってたりしたよね。なんか世界観を表す動画みたいな。
そうだね、でもあのデコトラがそのミケーレの世界観をすごいよく表現してるっていう感じが。
なんかね、なんか不思議と合ってるというか。
daikoku
そうそうそうそう。
katsuma
自然な感じすら覚えるようだね。
daikoku
なんかね、すごいヒッピーとかその辺の昔のレトロ可愛さプラスシノアズリとか、なんかそっちのアジアっぽいテイストも入りつつ、
それをすごくカラフルでポップな白髪にしているっていう私は受けとらえ方をしているんですけど、
それはすごい私も好きだったし、なんかそれが若い世代に特に支持されてたんじゃないかなっていう感じは知ってましたね。
若年層への支持につながったGUCCIのブランドイメージ変化
katsuma
そうだよね。確かにそのグッチ好き気になるみたいな世代がグッと低くなったというか。
若返った印象はやっぱこの数年ね、あったよって感じはしたよね。
daikoku
なんかあの一回さ、軽井沢のアウトレットのグッチ行ったじゃない?
あの時に高校生ぐらいの男の子がお母さんと買い物して、覚えてる?
katsuma
いや、わかんないよ。
daikoku
わかんない?
その高校生ぐらいの男の子全身グッチだったんだよね。
katsuma
やべえな。
すごいあの、その時も買い物袋たくさん持ってた。多分お母さんが買ってくれてたんだと思うんだけど。
daikoku
全身グッチの高校生かって思いながら。
katsuma
それはだいぶエッジケースだと思うんだけどね。
daikoku
エッジケースだと思うけど、その世代が来たいと思えるような、多分デザインになってたんだろうなっていうのは思いましたね。
おそらく今後は、もうちょっとシンプルで洗練された、トムフォード時代のグッチに少し戻そうとしてる感はあるなと思ってはいるんだけれども、
未来のグッチに対する不安と期待
katsuma
ちょっとそのミケーレがいなくなってからのグッチがどうなるのかっていうのは、ちょっとした不安も抱えつつっていう感じではあるんですけどね。
daikoku
最新で23AWのコレクションが発表され始めてるというか、一生されましたよね。
あれはクリエイティブディレクターがいない状態で、デザインチームだけで作ったところですね。
新しいクリエイティブディレクターは発表されてるから、次のコレクションからおそらくその人のものが発表されるんじゃないかなと思うんですけど。
katsuma
次の方がサバトデ・デサルノさんだったかな。他的に存じ上げない方だったんだけど。
この方はプラダ・ドルガワ・ヴァレンジオとかにいた方なのかな。
今調べ直すと、無名というかそこまでそんなにポピュラーな方ではない方ですよね。
メンズウェアの経験が豊富で、ニットとかに関しても造形が深い方の方ですね。
バランス感覚に優れ粘り強く、商業的な目の目配りも効いている。
仕事のプロセスは非常にクリアで体系的。前任者とはタイプが異なる。
daikoku
どういう感じでミケーレがやってたかわからないですけど。
katsuma
グッチは大胆な革新を求めてるのではないかと。
daikoku
ミケーレが表現してたグッチっていうのは、結構ポップだったんだよね。
今までのグッチを愛してた人たちからすると、ちょっと受け入れがたいものだったかもしれないから。
ちょっとどうなるかって感じはあるよね。
グッチのコラボレーション商品の魅力
daikoku
私はミケーレはコラボもいろいろやったじゃないですか。
多かった多かった。すごい特徴的だよね。
その中で私はドラえもんがすごく好きで。
katsuma
Tシャツを買ったんだけれども。
daikoku
YouTubeとかでもヒカキンさんとかバック買いしたりとかよくやってたから。
katsuma
ヒカキンさんは全部買ってたんじゃなかったっけ?
daikoku
全部ではないんだけど。
大半買ってたよね。
そうなんだよね。
みんなドラえもんをしっかり理解した上で、グッチとのデザインのコラボレーションみたいなのがしっかりされてたなっていうのがあって。
それで私はTシャツだけ買ったんですけど。
まあ高いんでね。
katsuma
まあそうだろうな。
daikoku
そんなには買えないですけど。
人気のコラボみたいなやつだと、ひぐちゆうこさんとかもすごく人気で。
ひぐちゆうこさんの場合はもともと持ってたミケーレのグッチの世界観みたいなのにもともとマッチしてたんですよね。
katsuma
結構沿ってる感じがあったよね。
自然だったなって思ったな。
daikoku
あれはすごく評判も良かったし。
ひぐちゆうこさんのファンじゃなくても欲しいなって思えるようなものが結構多かった気がするね。
グッチの新しいキャラクターといっても、過言ではないぐらい自然にマッチしてたなっていうところはあったよね。
katsuma
あれはすごい良かったな。
daikoku
みこちゃんとかね。
そういったコラボ商品みたいなものも、もしかしたら減ってくる可能性はあるなっていうのはちょっと感じてるところではある。
katsuma
キャラものというか、そういうものはちょっと減ってくるかもしれないですね。
締めくくり
katsuma
もうちょっとシンプル寄りな感じになるのかもしれないなっていうそんな印象はありますね。
daikoku
そういうこと考えると寂しい気持ちで心が支配されちゃってさ、次のグッチっていうのにあんまり目が行かなくなってしまうんですけど。
katsuma
グッチはそんなに買ってたのかっていうと別に買ってたわけではないけどね。
daikoku
高いからさ、言ってもさ、前のコムデ・ゲアルソンに比べても高いじゃん。
katsuma
それはそうよ。運売もするよね。
daikoku
だからそうそうおいそれと買えないというか、買ったとて高いからさ、そんなにガンガン着回せるかっていうと、着れないしっていうところで。
katsuma
でも前回のギャラソンの時も話したけど、やっぱり見てるだけでも全然楽しいブランドだなっていうのはあるし、巻き時間とかもすごくいいなっていうのは多かったし。
daikoku
こんなにDMが来ることが楽しみだったブランドはないんですよ。
katsuma
なるほどね。
daikoku
毎回メールに添付されてるグラフィックとかそういったものすごくよくて。
そうなんだ。
それが結構変わってくるはずだから、そういう寂しさっていうのも実は持ってて。
katsuma
あなたはカスタマー登録?
daikoku
そうそうドラえもん買ってるからね。
katsuma
ドラえもんでそんなこうドヤ感を出されてもちょっとあれなんだけど。
daikoku
ドラえもんしか買ってねえじゃねえかって言われちゃうんだけど。
あのグッズ、ミケールグッズ私似合わないからさ。
あ、そうなんだ。
だからそんなに身につけたいとかっていうのはないんだけど、ミケールが作り出すグッズの世界観みたいなのはすごく好きだったんだよね。
緑と赤のリボンだったりとか、ああいうなんかその象徴的なものをいくつも作り出してたから。
なんかそういうなんて言うんだろう、クリエイティブディレクターとしての力っていうのかな。
それはやっぱすごい持ってんだなっていうのがあって、よく見てたっていうところあるんですよね。
そうだからなんかグッズから出て、次そのミケールが何かやってくれるのであれば。
katsuma
次どうするんだろうね。
daikoku
何も発表がないんだけれども。
いいではないね。全然。
ミケールのグッズについて
daikoku
ミケールのこと好きな人って結構いると思うから、なんか次ねやってほしいなっていう気持ちはすごい持ってるんだけど。
katsuma
それこそこのクリエイティブディレクターの方とか、大きいブランド辞めても他のブランドに移ってやるみたいなこととかも結構あったりするし。
daikoku
そうだね。もともとフェンディに最初に入って、そっから引き抜いてグッズのとこ入ってきたりとかもしてるはしてるんだけど、ただで毒が強すぎるからさ。
他のブランドに入れるっていうのがちょっと難しいんじゃないかなっていう気はしてるんだよね。
ミケール自身が自身のブランド立ち上げるとかさ、そういう感じであるといいのかなっていう感じはしますね。
katsuma
じゃああれですか、たぶん23SSまではミケールのグッズになるのかな?
daikoku
まだ売り場にはあるんだよね。
あるんじゃないですか。
katsuma
それは見に行ったりしないですか?
daikoku
行ったじゃん、この間。
katsuma
行ったよね。軽く見ましたね。ロポンギブスのところ。
その時に店員さんと少し話しそう。
いい人だったよね。特徴的な感じの。
daikoku
店員さんはトムフォード時代のグッズが好きで入ったって言ってたから、あんまりミケールグッズは得意じゃなかったかもしれないけどね。
katsuma
これから作られる新しいグッズの方が、店員さんにとっては嬉しいかもしれないよね。
daikoku
全然違うわね、トムフォードの時代のグッズとミケールのグッズは。
この決断をした経営人というか、どういう話し合いがされたのかなっていうのはちょっと気になるけどね。
グッズのクリエイティブディレクターミケールさんがいなくなるという悲しみ
katsuma
実際ここしばらくは若干売上は落ちているというよりかは、上がり方がちょっと緩やかになってた。
daikoku
鈍化してるって感じ。
katsuma
鈍化してるとは言われてたね。
だからケリンググループの中で、もうちょっと手小入れを改めてし直したいっていうのはあったのかもしれないですけどね。
daikoku
いやーちょっとこの後が楽しみではありますけれども、まだちょっと私は悲しみの中に浸ってるっていう感じではありますね。
なるほどね。
katsuma
そんな感じですか?
daikoku
はい、そんな感じです。
katsuma
はい、というわけで、今回はグッズのクリエイティブディレクターミケールさんがいなくなるという悲しみに暮れた話を。
悲しいお話になっちゃったんですけど。
ドラえもんTシャツの奥様が悲しんでるという話をお送りしました。
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またご意見ご感想も募集してますので、
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はい、そんな感じかな。
はい、というわけで、今回はこんな感じで。お疲れ様でした。
daikoku
お疲れ様でした。