00:01
スピーカー 2
Dialogue cafe。筋書きのない対話から新しいアイディアと自分自身に出会う場所。この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
今回はですね、またゲストをお迎えしているんですけれども、私たちのね、虎に翼が好きな妙齢の女子グループの中で最後の一人ですね。
ゴードキャストをお招きいたしました。高藤悠子さんです。よろしくお願いします。
スピーカー 1
実は陽子ちゃんと高藤さんは、リアルは初めてなんですけど、そのトラコグループチャットですごく話している感じになっているので、気持ちはお友達。
スピーカー 2
私は元々香里さんの家でクリスマスパーティー的なホームパーティーがあって、舞子さんに誘ってもらって行って、そこでその時ね、みんなパワフルな女性経営者。
舞子さんも香里さんも高藤さんも3人ともっていう場に、小連れでね、みなさんいらしててっていうのに行ってお会いしたのが最初なんですけど、リアルにお会いするのはね、結構その後ステーキ会が2回目ですよね。
スピーカー 1
3回目?
そんなもん。そんなもんなんですけど。
すごいお友達な感じなんですけど。
会社を経営していらっしゃるんですが、人材紹介会社ですよね。
スピーカー 2
ソーシャルグッド転職をキャッチフレーズというか、歌っていらっしゃって、社会に対して良いこと、社会課題を解決するような企業を応援するっていう、そういう会社に紹介するよっていうのがテーマの人材紹介会社で。
いろんな人生を目の当たりにこういうか、毎日いろんな候補者の方とお会いするでしょ?
スピーカー 1
直接、麗子さん、会うんですか?
そうですね、オンラインでご面談なんですけど、どういう風な人生にしたいかとか、何を大事にしているかとか、直接お伺いして、それだったらこの会社ですねっていうのをご案内する。
スピーカー 2
これまでにどれくらいの人数の方がやってきました?
スピーカー 1
多分もう万は超えてると思うんですけど、私20年やってるんで、全部こう、すごい短い面談とかお話の相談も入れればですけれども、結構何千枚いってると思います。
スピーカー 2
すごいデータベースが発表しますね。
スピーカー 1
起業される前から、人材紹介と。
そうなんです。もう22年とかやってるのかな。
最初はもう会社勤めて日本と海外とやって、今独立して12年。
もう独立12年なんですか?
03:00
スピーカー 1
人の皆様の人生をお付き合いさせていただいて。
同じだって職種っていうか、ずっと走ってるっていうの。
そうですね、最初はメーカーにいたんですけど、そこから方向転換して仕事をやって、今はソーシャルグッド転職ということでやらせてもらって。
スピーカー 2
ソーシャルグッド転職っていうのは、どういう転職って言えばいいんですか?
スピーカー 1
簡単に言うと、社会を良くしたいっていう思いのある企業様と仕事をするなら、そういう思いを持って仕事をできる。
一緒に行きたいっていう方をおつなぎしてっていう形ですね。
なので、ソーシャルグッドって概念がすごい抽象度が高いので、結構誰でも言えちゃうというか、何でもソーシャルグッドに入っちゃうんですけど、
本当に一人一人の仕事を探されている方の考えるソーシャルグッドは何かっていうのもお話の中で見定めるというか、見極めていって、
それだったらこういう会社ですねっておつなぎするような形ですね。
でも、すごい限定的に教育とか医療みたいになっている方もいれば、もう少しフワッと何か社会に良いと思えればみたいな方もあって、
それも良い悪いじゃなくて、その人の捉え方もあって、それを大事にしてマッチングする。
スピーカー 2
その候補者の方は、ただ転職活動をするっていうだけじゃなくて、やっぱりテーマを持って転職をしたいなって思う人が登録してくれる。
スピーカー 1
そうですね。なので基本的に年収上げたい以上とか条件マッチングでスキルを生かせれば以上みたいな方はあまりうちには来られなくて、
やっぱり思いを持って仕事をしたいっていう方が非常に多いですね。
その思いを持って転職しようと思った時に、なかなか今探す場所がなくて、
一般的なエージェントだとスキルマッチとか条件マッチで機械的にやることが多いので、あまり思いの話を聞いてくれないみたいなことがあるみたいで、
うちはその思いの部分とか背景にあるその人の世界観みたいなのを見た上でマッチングをするので、
それで面白がってくれるというか、喜んでくださって友達も紹介してくれたりとかで広がってる。
スピーカー 2
結構口コミが多いんですか?
スピーカー 1
口コミ多いですね。口コミ頼みというか。
ほぼ口コミ?
一部ビズリーチとかそういうリンクトインみたいなのを使ったりしてるんですけど、
でも半分くらい口コミとか、あとはSNSで当社とか私の発信日で見つけてくださるとか、そんな感じですね。
企業側も特に、12年前はそれほどじゃなかったかもしれないですけど、
最近とかやっぱり社会に対しての企業姿勢とかをちゃんと発信する企業が増えてきた感じがすごくするんですけど、
06:09
スピーカー 1
表の発信の部分と実体がどこまで一致してるかみたいなところは正直あるじゃないですか。
でなった時に、確かに本気でそういうところで働きたい、何か力を貢献したいという風に思った時に、
探すのが難しいっていうか、みんな言い始めてるから難しいのかなって思ったりして、
企業側の方にも結構ヒアリングっていうか、企業側の情報をしっかり集めるのも大事にマッチングの中であってくるんですよね。
そうですね。私たちのマッチングで3次元マッチングって言っていて、
一つはスキルとか経験でのマッチング、もう一つがビジョンですね。教育をこうしたいとか、ビジョン共感が大事だったりする。
3つ目が世界観って言っていて、今おっしゃっていただいた世界観の部分と重なるなと思うんですけど、
本当に社会を良くしようって言っても、その奥にある世界観が結構バラつき、いろんな考えで、
社会を良くしようと言っても割と資本主義的なフレームワークで生きていて、その文脈で社会を良くしようって方もいるし、
そうじゃないポスト資本主義的な観点で社会を良くしようっていう会社もあるし、
そうすると本当に一人のお仕事を探されている方がどっちがフィットするかっていうのは、そこも見て私たちはマッチングしてるっていうのはありますね。
スピーカー 2
資本主義的なに社会を良くするっていうのって、そこはそこで言ってるのはやっぱりあくまで企業だから利益を追求するっていうことが大事。
まあそれはねいずれにしてもあるんだけれども、自分たちが成長することでなんか社会を良くするみたいな考え方もあるかもしれないし、
逆に社会を良くすると自分たちも成長するみたいな、そこに関係性を見出している、置いている、そういうケースを資本主義の中で社会課題解決みたいにそう言ってるんですか?
そのポスト資本主義的なっていうのと資本主義のどこがどう違う?
スピーカー 1
そうですね。ロマンとソロバンのバランスというか、ソーシャルグッドとか社会課題解決とかインパクトって言っても割とソロバン寄りだったりロマン寄りだったり、それはグラデーションだなって言っていて、割とソロバン寄りだと社会を良くしようって言っていて、
社内の組織のあり方が割と一人一人の思いとか共感よりも売上重視とか成果重視っていう社会を良くしようって言ってる会社もあったりするんです。
09:07
スピーカー 1
社会を良くしようって言っていながらも高いレベルの実力主義というか、あの人は成果出せないからダメだよねっていうことを普通に言う社会的にソーシャルグッドを謳ってる会社もあったりするし、
そうじゃなくてもうちょっと大家族的な、あの人なかなか仕事できないけどいてくれるだけでいいよねみたいなそういう許容性のある会社もあったりとか、その辺のグラデーションというか組織のあり方も本当に様々なので、
例えばそれを認識するために私たちは企業とコミュニケーションする中で、この会社はどんな会社さんかなっていうのを確認した上でマッチングしているんですね。
何が良い悪いじゃなくていろんな形の社会の良くし方があって割とこうそういう、何だろう、勝つか負けるか的な、こう、合理的な処分主義モデルの中で切って張ったしてやることでも、
例えばギッズを世界に出すとか、そういうスピードとかスケールみたいなところで社会を良くするという方もあると思っているので、それはそれでいいと思うし、そこに合う人もいると思っているんです。
なのでそこは本当に一人一人の方とのインタビューの中でどこがグッとするか、例えば環境問題とか興味ありますよって方もすごく多いんですけど、
その方が何で環境をやりたいかってお尋ねしたときに、環境問題は今後ずっと続くから、何でしょう、長く続く産業だから衰退しないから環境業界行きたいですって方も実際いらっしゃる。
あとは環境のテクノロジーで、これですごい世界でチャンスがあるところで成長していきたいですっていうイケイケタイプの方もおられて成長志向が高い方、
あとは実家の野山が切り崩されてみたいな方もいらっしゃって、こういう背景が違うお三方に同じ環境の会社だからと思ってご紹介しても絶対ミスマッチにはならない。
なので環境であればしばらく衰退しないだろうという方であればある程度大企業的なところとかパブリックセクターとかがいいですよってお話をしたり、
環境のテクノロジーで世界で日本初でみたいな方にはメガペンチャーのようなところとかVCも結構入ってて成長志向の会社がフィットするし、
実家の野山がっていう方は散歩よし的な経営とか家族的な経営をやってる地方の会社だったりとか、あんまりスケール志向でない会社をご案内したりした方が入社後にのびのびと活躍して、
それぞれの方がその場で幸せになってもらえるっていう形でマッチングしてます。
世界観も含めたマッチング。
そこをビジョンマッチングだけでやっちゃうとは環境ですが、はい環境どうぞって言って、入社後にうまくいかなくて、
うちに来るみたいになっちゃうんですよ。なんか自分で探したらうまくいかなかったんで、次は失敗したくないんで消化してくださいっていう、
今ソーシャルグッド転職2週目人材。
12:03
スピーカー 2
すごいよくわかる。
すごいわかりやすいね。
確かにその環境問題に興味があるって言っても、その背景が色々あるっていうのは確かにその通りだと思います。
本当に地球王みたいに言ってる人と、それ伸びそうなビジネスだよねって思ってる人では全然違いますよね。
スピーカー 1
なるほど。
何が良い悪いじゃなくてね、本当にその人がその場で生き生き幸せになってもらいたいんで、それで社会が良くなります。
なるほどね。
何がドライバーになってそう思ってるかみたいなのってやっぱりそれぞれ皆さん違うから、
そのモチベーションの源泉になるものがその会社にないとつらいだけですもんね。
そうなんですよ。
そこのモチベーションの源泉をあらかじめ自分でこれですってわかってる方もいらっしゃれば、最初は気づいていらっしゃなくて、
うちでのご面談とか転職活動する中で見つけていくケースもすごく多くて、
結果的に最初は想定してなかった業種に転職してめちゃくちゃハッピーでステージで、
うち多分半分近くあるんですね。
最初に希望業界とかをお尋ねするんだけれども、そうじゃない会社。
それは最初に希望業界をお尋ねするけど、その背景を聞いていくと、
それだったら全然違う業界ですけどこの会社どうですかって言って、
言ってみたらドンピシャだったみたいな。
入社した後もすごい楽しいですっておっしゃることもあるので、
さっき言った3次元のスキル、経験、ビジョン、また世界観。
ビジョン強化がそんなになくても、世界観がフィットする会社だったらこんなに生き生きするんだっていう、
スピーカー 2
うまくいくんだと。
スピーカー 1
幸福度の測定も入社前と後でしてるんですけど、すごい上がるんですね、幸福度が。
2とか3から8とか9みたいに上がったりされてて、そういうのがすごく楽しいですね。
世界観ですね。
世界観大事。
聞けば確かにって思うんですけど、指標としてスキル、ビジョンだけじゃなくて、
世界観もやっぱり大事だっていうふうにすごい役さんの中で思った。
もうずいぶん前からなんですか?
前からなんとなーくでは思っていて、それは自分で勘だと思ってて、
で、コンピューターですみたいな。
コンピューターでマッチングみたいなの言ってたんですけど、
でもやっぱり最近ティール組織とかああいうのが出てくると、
我々のフレームワークでめちゃくちゃ説明がつくなと。
オレンジの合理性が人権より偉いみたいな、
オレンジのパラダイムに合う方もいれば、
やっぱりもうちょっと調和型のグリーンって言われるようになったりとか、
あとは言われた中でやるのが幸せな方もいらっしゃったりとか、
15:03
スピーカー 1
アンバーな組織が合うかどうか。
これである程度説明できるなみたいな。
スピーカー 2
そこには12年前に起業された時からもうそのテーマでやるぞみたいなのあったんですか?
スピーカー 1
違うです。12年前はそれまでバンコクに8年住んで、
帰国してから独立したんですけど、
一番最初はグローバル人材をやろうと思ってたんですね。
海外に8年もいると、日本企業とか日本に対する存在感がすごく減ってるなっていうのを感じてた8年間で、
駐山員も多分戦略的にこういう人を送り込むというよりかは、
所展式で送り込まれる駐山員の方がやはりあまり現地に適合できずに、
マネジメントができず、退陣社員から辞めていってしまったりっていう苦労されている組織をすごくたくさん見ていたので、
それだと私が日本に帰ってグローバル人材を送り出すならこの人みたいな紹介をやりたいなと思って、
グローバル人材に投下したエージェントというのをスタートしたんですけど、
やっていくうちにグローバル軸よりも思いを持って活動している企業さんを応援する方が楽しくなっちゃって、
もう2年目3年目ぐらいからはそういう会社さんにすごく注力した結果、
それぐらいからベンチャーも社会課題解決的なスタンダードが増えてきたのにも重なって、
そういう社長さんがどんどん仲間の社長さんを紹介してくださってっていう形で増えていった。
でもあんまりそれを言語化はしてなくて、週5年ぐらい前からSDGsが言われてきて、
まさに私やってるかもみたいなことでちょっとそれを名乗るようになってきた。
あんまり言いたくないんだけど、言わないと見つけてもらえないなと思って。
スピーカー 2
へー、なるほどね。
スピーカー 1
ソーシャルグッドというか、社会に対してみたいな形で転職活動をする人って、
実感としては増えてる感じはありますか?
この2年、1年、2年ぐらいですごく増えたな。反応が全然違ってきたなって。
スピーカー 2
1、2年で何なんでしょうね。
スピーカー 1
何なんですかね。
世代とか関係なくですか?
世代も関係なくですね。緑の人も多いし、若い人も多いですけど、両方でぐっと増えてるなって。
スピーカー 2
コロナとかそういうのも影響してるんですか?
スピーカー 1
影響はしないですね。確かにそれはコロナで内勢が深まって、自分の人生を考えた時にって人も確かにいらっしゃいましたね。
一気に波が来たっていう、世界的な波だとは思うんですけどね。
確かに。
同じ速度で同じ角度で変化している感覚から、いきなり分断された感はコロナであるというか、
18:02
スピーカー 1
いきなり世界がこんな世界が見えるの?みたいな驚きは、国がロックダウンしたりとか。
という中で、これまでの継続的な流れをちょっと立ち止まって考える機会とかっていうのはあったのかもしれないですね。
明らかにそうかもしれないですね。
スピーカー 2
確かに2019年のことを思い出すと、自分自身の働き方とかが変わったっていうのもあるけれども、
全然違う。私以外の人も毎日会社に行ってたし、あの時。
もっと会社の成長とか利益に対して、それだけを向き合ってるみたいな、そういうムードがあった気がするけど、
今ってそういう人ってすごく減ってるというか、
2019年と同じ感じの延長線上にいる人は割と少ないかも。たまたまかもしれないけど。
ワークスタイルにしても。
スピーカー 1
そうですよね。前はオフィスに行くのが当たり前で、みんな何も考えずにそういうもんだったのか。
スピーカー 2
毎日毎日会社に行ってたら、それこそ途切れがないから。
別に昨日と同じことを今日もやり続けたら、知らぬ間に時間が経っていくわけじゃないですか。
一回リセットされると、昨日までやってたことと、今日がちょっと違うものになったら、これからどうしようみたいな、
自分を見直すタイミングみたいなのは、その中で転職をするとか、働き方を変えるとか、
スピーカー 1
仕事以外のことも含めて、考え直すきっかけっていうのはある気がするし、
スピーカー 2
もしかしたらビジネス的にも、例えばスタートアップでも、コロナの前とかって、
例えばサース系の企業とかって、すごく時価総額が高くて、
すごく営業マンをいっぱい採用して、エンジニアをたくさん採用して、
赤字でもいいからどんどん成長するぞ、それでもARRが伸びていれば、時価総額が高いみたいなのだったのが、
コロナと同じくらいのタイミングで、そのバリエーションが崩壊してしまって、
赤字は許さんみたいな感じのムードに、シリコンバレーも変わったんですよね。
その煽りを受けて、日本もそれまでサース系の企業がめちゃめちゃ時価総額が高かったのは、一気に落ちちゃったんですよ。
フリーとかマネフォとか、サースで上場して、赤字化総額1000億超えるみたいな会社がたくさん出てきてたんだけど、
スピーカー 1
コロナぐらいがあってから、一気に株価が5分の1とかになっちゃうみたいなのが頻発して、
スピーカー 2
それでスタートアップのムードって一気に変わったんだよね。
21:02
スピーカー 2
サースみたいな、とにかくいけいけっていう感じのやり方をやって、どんどん伸ばしていこうみたいなのが、
そうしないと伸びないのってどうなの?みたいなムードが出てきたりとか、あんまり評価されないみたいなムードになってて、
それを信じて、サースは儲かるぞって言って、サースは時価総額、とにかく規模さえ追求したらバリエーションがつくって思ってやってきた人たちが、
前提条件が崩れちゃって、次の資金調達ができなくなって、結構苦しんでるみたいなのが今すごく起きてるんですけど、
スピーカー 1
なんかそれは確かに、赤字上等な世界から今変わっちゃったなっていう感じがするかもしれない。
本当にコロナぐらいで常識がガラッと変わるっていうタイミングだったと思うので、
そこでおそらくみんなこうあるべきみたいなのにすごく縛られていた。
年収は上げるべきとか、高い利益を出すべきみたいな。
それに向かってみんな私も含めて思考停止でエリートになるべきみたいな感じで走っていたのが、
そこで立ち止まって、じゃあ本当は何なんだろうみたいな。
これまで社会から提示されたこうあるべきにみんな従っていたのが、
ああやって一回ストップすると、それが矢印が自分に向くというか、自分はどうありたいのか。
だってもうこうあるべきって思っていた常識がなくなったわけだから、
じゃあ何を信じればいいんだろうってなって、でも答えは自分の中にしかないみたいな形になり、
じゃあ自分はどういうふうに生きたいのかって考えて、やっぱり社会を良くしたりとか、
家族とかとも大事にするっていう生き方をしたいっていう人が割と増えてるなっていうのはすごく思うし、
企業の経営者とお会いしてても、当初の取引先企業は割と社会を良くして心から持てる会社さんが多いので、
そういうスタンスでやってる経営者さんが、社会も大事だし、
社会の家族にも幸せになってほしいしっていう形でやってる会社さんも多かったりするので、
そういうところの、そういう世界を良いなって思う人は増えてきてるなっていうふうには思ったりします。
なのでそういう人たちを提案に最適な形でおつなげするのが私たちの役目かなっていう。
去年から一昨年から記者さんの人的資本経営が含めて、
社員の人たちの幸福だったりエンゲージメントだったりとかも、
企業も意識しないといけないみたいなムードもあるし、
パーパス経営みたいなところで、会社として、企業として、社会に対してどういう存在であるのか、
24:02
スピーカー 1
どこまで価値を出すのかみたいなところの意識も多少変わってきてるのかなと思ったりもするんですけど、
企業側のほうの変化みたいなのは感じますか?
そうですね。当社の取引先ってどちらかというとスタートアップ、
インパクトスタートアップとかソーシャルベンチャーと、
あとは大手のNPOさんと地方の企業さんが多くて、
大手企業さんはあんまりそこまで得意ではないんですね。
得意でなかった理由としては、やっぱりこれまでそういう大きい会社ってどうしても株主が一番であって、
社会とかそういうのよりかはまずは株価とかそちらのほうが大事。
構造的にそういうものだと私も理解しているので、
なのであんまりちょっとうちとも接点なかったり、あまりお手伝いできるイメージはなかったんですけど、
最近本当に思うのが、そういう中でもCSRのポジションとかそういうポジションをやらせていただいているとかはしてるんですが、
なんかやっぱり最近大企業もそこを割と本気にやろうっていう会社も増えてきてるなというふうには思ったりします。
これまではCSRとかソーシャル的なポジションって大企業では、
CSR室とかそういう部門に限定されていて、事業とそこを切り分けられていて、
CSRで働いている方は本当に上等部はこんなのお飾りでしか考えてなくてやりがいないんですよみたいな、
そういう面接するような状況だったのが、最近は割と大企業のトップの方も本気でやろうという会社も増えてきてるというふうに聞くし、
あと面白いのが大企業の新規事業が今ほとんどソーシャル文脈、社会課題解決文字が詰まってるんで、
そうなんですよ。だから当社からの人材のご提案先もこれまでCSR室的なところだったのが、
新規事業の部門にも本当にチャンネルはあるなっていうのは感じてますね。
今はソーシャル文脈のない大企業の新規事業って多分ないんじゃないかなっていうぐらいになっているので。
それは何でだと思いますか?すごく確かに多そうだなとか多いなって印象あるんですけど、
なんで大企業の新規事業はソーシャル文脈が多いんだと思いますか?
なんですかね、社会からの圧力ですかね。
スピーカー 2
まあでも、市場ってある程度、もうそんなに空き地がなくてさ。
スピーカー 1
日本で特に関わらない。
スピーカー 2
もう別にみんな困ってないから、普通に便利になるとか安いとか、
あと日本でも別に手に入らないものはないっていうか、だからめっちゃ技術力があるか、
技術力があるって言っても、上手いの早いの安いのじゃなくて、すごくイノベーティブな何かがある。
もしくはやっぱり社会的なアプローチみたいなところに、それこそチャンスがある。
27:04
スピーカー 2
そういうところぐらいにしかもう見出せない感じはする気はしますけどね。
スタートアップとかもね、そういうなかなか難しいっていう話はあるんですよ。
スタートアップの企業をするにも、じゃあ何やる?どんなテーマでやる?っていった時に、
なんかすっごいニッチな、なんか探しに行くとものすごいニッチに市場をすごくセグメントにしたもの。
差別化しようとするとどんどん狭くなっていく。
そうだと、やってもあんまり大した市場じゃないじゃんみたいな感じになっちゃうから、
それだとあんまり意味ないねみたいな。
すでにこういう市場があるよみたいな、すでに競合がたくさんいるとかだと、
自分たちがやってそこで勝てる意義ってなんだろうと、何にもやるあれがないから、
結局最後は自分がやりたいみたいなものぐらいしか、
すごく大きなテーマでこの問題を解決したいみたいなところじゃないと、
結局企業ってどこが儲かりそうだって探しても、どこにもないみたいな。
みたいな話はおっしゃってる方がいたので、それはなんか分かるなっていう気がするんですよね。
スピーカー 1
そうですね、なるほど。それは一つの流れですね。
外的要因から企業のために見つけるんじゃなくて、
自分の内的なものから見つけるっていう。
スピーカー 2
そういうテーマがあって、それはどう解決するかみたいな方向の方が、
最初のエンジンがかかりやすいっていうか、
冷静に市場分析をして、どこが儲かりそうかってやると、
何もやらない方がいいになっちゃうっていうか、大抵の。
アフリカで何かやりますかって言ったら、まだ多分ある、いろいろチャンスはあるから、
だからそういうところで企業するとかならいいんだけど、
スピーカー 1
日本みたいな市場だと、何にもないと。冷静に分析すると。
人減るしね。
そうそうそうそう。
そうすると、本当に社会課題を、自分が課題だなと思ってることに、
何らかの形でアプローチできないかみたいなテーマから入っていくっていうか、
スピーカー 2
儲かる儲からないよりも、後から儲かる道を考えようみたいな。
スピーカー 1
大企業が新規事業を考える時も、割とそういう部分はあるのかなって気がするけど、どうなんだろう。
あと面白いのが、そうやって大企業が新規事業をやろうって時に、
社内ではできる人がいないから外から採用ってことが多いんですけど、
その時にソーシャルスタートアップにいた人たちをいっぱい採用してるんですよ。
自分で起業したとか、会社でやってましたって人をおっそり採用されてるから、
私もこの仕事20年もやってると、昔こそ大企業からベンチャーとか行くと片道切符で、
30:06
スピーカー 1
この人は中傷とかベンチャーの人ですってなっちゃうところだったのが、
今はむしろほろ手を挙げて歓迎して採用されているので、
今大企業にいらしてベンチャー行ってどうなるのかな心配って人も、
まあまあ行っても戻れますからね、というふうには思ったりしますね。
そういう意味では人の意識とか企業のニーズっていうのが変化しているところもあると思うんですけど、
スピーカー 2
求められるスキルみたいなものも変化してきている部分はあるんですか?
スピーカー 1
そうですね、求められるスキル、今でも変化しているようでしてないのかな。
なんかこう、やっぱりきちんと物事を前に進めるような、
エグゼキューションできる人っていうのと、もう何もないカオスの中でできる人っていうところ。
だからもしかしたら、私ずっとちっちゃいエージェントでやってたんで、
まあ割とこう仕事のできると言われる人たちを対象にしてたから、
オペレーションやりますみたいな人はそんなにこれまでご支援したことがないのであれなんですけど、
これまでもオペレーションできますって人のサイオニーズもいろいろあったとは思うんですが、
多分その量は減っていって、本当に自分で仕事を作り出せますとか、
言われてないけど自分で考えてきますっていう人のニーズの方が強くなるんじゃないかなっていうふうには。
私がやってるのは基本的にはずっとそもそも。
なるほどね。
スピーカー 2
そういうスキルってどういう、さっきのスタートアップで経験してる人が、
むしろ大企業の中にはあまりそういう人がいないから採用しようみたいなふうになるっていう意味では、
そういう経験ってスタートアップとかに行った方が身につくっていうことなんですかね。
スピーカー 1
そうだとは思いますね。やっぱり大企業ってなんだかんだリソースが豊富なので、
いろいろあって当然の中でやってる、でスタートアップってなくて当然の中でない中でどうするか、
予算がない中で生活しなきゃいけないとか、オペレーションフローがない中で自分たちのオペレーションを作んなきゃいけないっていう
鍛えられ感はものすごくあるんじゃないかなと思います。
そこでない中でものを作っていったっていう経験が大企業で新規事業をするときにまさにできてくるっていうところかなと思います。
確かに大企業でいろんな部署のことを考えながら話を聞きました。
マーケとか新規事業とかって目的はあるにしても何をやるかって結構ゼロベースでも考えないといけなかったりとかすることもちょいちょいある中で、
例えばメーカーの商品企画とかある商品の営業みたいなのってずっとやってきてると決まったタイムラインと
決まった通らないといけないフェーズっていうか全部あって、しかもそれだけでかなり時間を取るというかパンパンなので
33:09
スピーカー 1
考える余地がないというか、もちろんその中で今のマーケットに対して何をやっていくかっていうことは
考える余地がないって言ったら言い過ぎですけど、考えるんだけどフレームがもうあるっていうか
あるフレームの中で考えていくみたいなことをずっと何年もやってると、そっち系でいた人がマーケットの世界とか来ると
結構戸惑うというか、フリースタイルと言われましてもみたいな感じになったりはするから
その辺は得意不得意とかどういう経験を積んできたかみたいなところは結構大きそうな気もするなって
そうですね、元からのタイプもあるだろうしそこの環境に適応してそういう風になっていくって部分もあるでしょうから
すごく重要なところかな
得意不得意っていうか相性はありますよね
スピーカー 2
相性はありますね
高等さんお子さんいらっしゃるじゃないですか
お子さんが職業ね、どういう風にそういう話を親子でされるかどうかわからないんですけど
これから社会人将来ね、まだ中学生だけど
どんなスキルを身に付けるといいとか
どういうことを経験するとなんかよりそのキャリアの自由度が上がるとか
なんかそういうのってそんなの別に勝手にしろって感じかもしれないけど
なんかアドバイスするとしたらどうするといいよとか言うと思いますか
スピーカー 1
子供にですか
子供に
思ったように育たないっていうのはこの十何年経験してきたので
いいんですけど
そうだな
なんか基本的には楽しく生きてくれりゃいいやっていうペースがあって
それは多分大丈夫そうだなっていうのは見えてるんですね
この子はとりあえず楽しくやっていくだろうとは見てるのでいいんですが
もし仕事的な仕事的な仕事的になるとしたら
やっぱりなんかちゃんと成果を出すことと言われてなくても自分で考えて
工夫して成果出すってことは意識しようねっていうのは言いたいかな
それだけできれば何とかなると思っていて
今でも部活動とか見てても割と自分で工夫して頑張ってるんで
そういう経験から学んでいくことなのか私が言わないで
スピーカー 2
なんかねよく最近こう若い自分が若い時にすごい仕事ハードワークした経験とか
36:09
スピーカー 2
ある程度皆さん経験して今があると思うんだけど
今はねやっぱり若い人にそんなにこう
ハードワークを強いるって言ったら変だけど
そうやってこうなんかハードワークをしてスキルアップをするとか
経験を積むとかっていうことをあんまりそうじゃないと
なんかあなたは成長できないよみたいな
なんかそういうプレッシャーって与えるべきじゃないみたいな
ムードってあるんじゃないかなと思うんですよ
なんかそれって自分たちの生存者バイアス的なものがあって
なんか若い時はこうじゃなきゃ
ワークライフバランスとか言ってる場合じゃないよみたいな
なんかそういうのってこれってすごい
でもある程度の経験しないと頑張ってやる時期もないと
なかなか仕事ができるようにならないような気もしちゃうとか思うんですけど
それってどう思います?
スピーカー 1
そこはまさに直面していてというか
若い方のご支援とかさせていただくと
やっぱり社会に良いことしたいと思う若い方もいらっしゃるんだけど
二極化してるなって思いますね
お給料もらしいっていうような方もいれば
ワークライフバランスも大事にしたいし社会も良くしたいし
今の会社なんか嫌だからもっと良いとこないですかみたいな方もいらっしゃる
そんな頑張りたくありません
自分がやりたいと思った仕事じゃないとできませんみたいな方とか
見てると私としてはもったいないなと思ってしまっていて
結局ソーシャルビジネスを
本当にそこで活躍してる人って
エグゼキューション?物事前に進めるスキルもあり
思いもありっていう人たちなんですね
これちょっと音声であれ名付け
横軸が仕事のスキルで
縦軸が社会の思いだったりすると
昔は仕事のスキルはすごくあって
社会の思いがないような横に長いのがワニさん
ワニさん的人材も別に社会の思いなくても仕事ができれば
性格もすごい嫌な人でもいいみたいに言われてた時代も
20年くらいまではあって
ワニさんはワニさんでいます
最近は若い方とかそうじゃない方でも
すごい社会の思いはあるけど
キリンさんって呼んでるんですけど
縦に長い
ワニさんもキリンさんも結局取れる面積は少しで
ソーシャルなビジネスで活躍してるような人たちは
横にも縦にも取れているので
面積が大きい増産なんですね
社会を良くしようとか
世の中をもうちょっと素敵にしようってなるとしたら
やっぱり行動が必要で
行動して物事を前に進めることが必要
39:02
スピーカー 1
そういった前に進めるスキルを身につけるには
ある程度の量が必要だと私は考えていて
しかもそういうスキルを身につける黄金期は若い時
人間の成長期
体が伸びる成長期みたいに
スキルが伸びる成長期に私はあると思っていて
若い時の方が今みたいに40とか50とかで
一生懸命頑張るよりも効率よく学べるので
量もこなせるし
そこの黄金期にガッツリやっといた方が
横軸を伸ばしやすくなるなという風には思いますね
なんで私息子には
好きに生きてくれればいいって言ってるんですけど
彼がお金持ちになりたいらしくて
私はツーシャルとか行ってる中で
スピーカー 2
彼が超趣味な世界に走るのを
スピーカー 1
むしろ私は歓迎で
一回そっちの道行くなら行けみたいな思って
そこでゴリゴリやって
将来もしもうちょっとお社会みたいになれば
いろいろ物事を動かせるでしょうから
やっぱりキワとキワを見といた人は強いじゃないですか
そういう経験しておいた方がいいんじゃないかなって
思いますね
若いうちからピッキーになって
これ興味がないとか大変だとかって言ってると
本当にできることが少なくなっちゃうと
社会を良くしたいと思っていても
実際にできることは小さくなっちゃうし
経済的な面でも得られるものが少なくなったりしちゃうので
そこでしょうね
自分の選択肢を増やすっていうか
スキルがあることで
っていうのは目的が大きくなるっていうか
すごくある
それだけ役に立てることが増えるってことなので
人に対して
それは意識した方がいいんじゃないかなって
すごく思ったりします
だから本当に例えば
20半ばの方でも
ちょっとこれはやりたくないですみたいな
グラフィックバランスがとか
いう方もいらっしゃれば
逆に学生時代にもNPOとかの活動をして
ソーシャルスタートアップのお手伝いとかして
この人たちビジネスセンスがあまりないから
あまりスケールしないんだって経験をして
進出でがっつり資本主義ゴリゴリのところで
スキルを学ぶっていう
20代の方もいらっしゃったり
なるほど
スピーカー 2
確かにね
スピーカー 1
思うの大事だけど何ができるか
何ができるかってやっぱり
どうやって貢献できるかってことになる
そこはやっぱり身につけてほしいなと思います
なるほどね
確かに
それを息子に言っても
スピーカー 2
響くかどうかは分かんない
スピーカー 1
言い方は分かんない
スピーカー 2
教育の話もしたいなとか思ってたんですけど
1本目はここまでで
次回ですね
さっきチラッと出ましたけど
今の起業に至る前に
海外にいらっしゃったり
42:01
スピーカー 2
最初はメーカーだったみたいな
結構転職したり
なぜ起業しようと思ったかとか
っていうこととか
その辺のストーリーを
次回聞きたいなと思います
スピーカー 1
ありがとうございました