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2024-01-20 11:18

ダブルケア専門家野嶋成美氏に聞く「ダブルケア」について

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今回は、ダブルケア専門家である野嶋成美氏をお招きして、ダブルケアについてと今後の取り組みをインタビューしました。

ダブルケア専門家野嶋成美氏について

野嶋成美さんはダブルケアの専門家です。

札幌の介護と子育ての同時進行・ダブルケア専門家 野嶋 成美です。

私のダブルケアの活動は私自身の15年間のダブルケアの経験が基になっています。

ダブルケアのことをたくさんの人に知ってもらい、ダブルケアが特別な問題ではなく身近な問題であると認識してほしい、そしてすべての人に自分事としてとらえてほしいと思っています。

ダブルケアでも、介護をしていても、子育てしていても、寝たきりでも、認知症でも、介護が必要な状態でも、障がいを持っていても、子どもでも、高齢者でも、全ての人に優しい世界になってほしいと願っています。

そのためにも、ダブルケアを選択しても自分らしく生きることができ、家族が笑顔になれる社会を目指して、活動を続けております。

Ka.ELLEプロフィールより

ダブルケアとは、子育てと介護など複数のケアを抱えていること

ダブルケアとは、子育てと介護など複数のケアを抱えていることです。また、なかなか自分の親が介護が必要な状態になっても、その状況を飲み込めない、見ようとしない、見たくない方が多いという現実もあります。

ダブルケアについてはこちらも参考にしてください。

ダブルケアが「突然」訪れる前にできること

2月はダブルケア月間

2月はダブルケア月間です。ダブルケア月間とは、

ダブルケア(育児と介護の同時進行)という言葉が生まれたのが2012年。

ダブルケア当事者(ダブルケアラー)を中心に全国各地で少しずつダブルケア支援の芽が出てきました。

しかしまだ認知度が低いダブルケア。

もっと多くの人に知ってもらいたい。全国のダブルケアの支援の輪をつなげて広げたい。

そんな有志が集まって2月2日を「ダブルケアの日」に制定。そして2月をダブルケア月間と定めました。

ダブルケア月間では次のことを通じて、一人でも多くの人がダブルケアについて考える機会を創出したいと考えています。

★実行委員会主催のイベントを開催(オープニングイベント、ダブルケア支援イベントなど)

★ダブルケアに関わるイベントや取り組みを行う団体・個人を募集・紹介

ダブルケア月間とはより

ぜひ、ご参加ください。

ダブルケア月間のウェブサイトはこちら



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サマリー

野嶋成美氏は、ダブルケアの専門家です。ダブルケアは介護と子育てが同時期に重なることを指します。例えば、両親の介護や障害を持つ子どもと障害のない子どもを持つこともダブルケアとされています。

ダブルケアの概要
岡大徳
アクティブリスニングエヴァンジェリスト 岡浩則が配信するラジオ
今回はダブルケアの専門家である 野嶋成美さんにお越しいただきお話を伺います
野嶋成美
では野嶋さん紹介をお願いします 野嶋 ありがとうございます
ダブルケアの専門家野嶋成美と申します 札幌でカエル代表として活動しております
岡大徳
今日はありがとうございますよろしくお願いします 岡田 よろしくお願いします
今回はダブルケアの専門家野嶋成美さんをお招きして ダブルケアについて野嶋さんにインタビューさせていただきます
野嶋成美
よろしくお願いします 野嶋 お願いします
岡大徳
岡田 まずダブルケアについてなんですけれども教えていただいていいですか
野嶋成美
ダブルケアとは介護と子育てが同時期に発生するように 複数のケアが同時期に重なることを言います
ただ介護と子育てだけではなくて 両親の介護ですとか
義理の親 自分の親 もしくは子どもでも障害を持つお子さんと障害のないお子さん 兄弟児を持つこともダブルケア
2つ以上のケアになるのでダブルケアと言います またペットの介護もペットも家族ですので
ダブルケアの一つの例として入れています
ダブルケアの具体例
岡大徳
ありがとうございます ダブルケアということで2つ以上のケアが重なることをダブルケアと言う
その中で子育て介護ペットのケア あるいはそういった子どもの部分以外もいろんなことを含めてダブルケアと言っているということなんですけれども
その中で身体的な介護とかあると思うんですが それ以外もう具体的にどういったものをダブルケアになりますか
野嶋成美
ありがとうございます 介護というとどうしても身体的なケア おむつ交換ですとか車椅子を押すとかお風呂に入れるとかっていうイメージしやすいんですけれども
広い範囲で介護を捉えていまして 経済的援助ですとか買い物を一緒に行く
電話で愚痴を聞くっていうのも介護の一つ 気にかけることで介護が始まると考えています
また子育ても未就学児とイメージしやすいんですけれども 大人になってもケアが必要な方もいますので
ケアが必要であれば子どもであれば子育ての範囲に入っております
岡大徳
ありがとうございます 今のお話を聞くとたくさんの方がダブルケアでありますし
逆にダブルケアの予備軍の方もいらっしゃると思うんですけど すごくたくさんの方ダブルケア予備軍であったりダブルケアの状態だと思うんですが
具体的にどういう方がいらっしゃいますか 今までお話をしてきて多い状態というのは
野嶋成美
そうですね 最近多いのはやはり認知症の親 認知症の疑いのある親ですとか
子どもがグレーゾーン 発達障害という方のパターンがものすごく多いような気がします
あとですね 最近増えてきているのはお孫さんのケアと介護が重なる
グランドダブルケアといいますか おじいちゃんおばあちゃんが自分の配偶者ですとか
さらに自分の親ですとかの介護をしながら お孫さんのケアをするというパターンも増えてきているような気がします
あとですね 結婚されていない方が自分の両親を見なければいけないですとか
あと兄弟児ですね 大人になった時に障害を抱える兄弟がいるという方もダブルケアになるパターンがあるという話を聞くことが多いです
岡大徳
そうですね 今お話を聞いているとすごくダブルケアに匿名している方が多くいると思うんですが
ダブルケアの支援
岡大徳
そういった方が困った時に どういったところにお声掛けすると何か援助支援とか受けれるとあるんですか
野嶋成美
そうですね すぐにあの援助っていうことは今ダブルケアの窓口っていうのはないですし
できたとしても限定的に多分介護と子育てで子育ては未就学児ですとか
身体的介護ですとかっていうふうに絞らないと窓口でも対応しきれないと思うんですね
いろんな介護の支援ですとか子育ての支援というのはたくさんあります
行政以外にもNPOですとか企業でやっている方もいらっしゃいますので
そういうところにまずつなげるワンクッションを受ける相談窓口があればいいなと思っているんです
特に理想としてはお隣のおばさんですとか家族の方がその話を聞いていけるっていう社会になればいいなと思っているんですが
今の段階ではまずそもそもダブルケアっていうことを知られていないので
特にダブルケアにとっての支援っていう形がないのが残念です
岡大徳
ありがとうございます ダブルケアについて知られてないっていうところで
ダブルケアの専門家で野島さん今活動されていると思うんですが
これまでの取り組みってどういった取り組みがありますか
野嶋成美
ダブルケアの勉強会を開いたりセミナーとか講演会に呼んでいただいたりということもあるんですが
あと全国でダブルケアの支援をしている人たちとつながりまして情報を交換していくということもやっております
岡大徳
そうですね ダブルケアについての情報を交換するということなんですけど
一番最初にそういった講演会とかで情報を発信するテーマっていうのはどういったものになるんですか
野嶋成美
そうですね まずダブルケアを知ってもらうということでダブルケアの仕組みを話させていただくんですけれども
ご要望が多いのは私のダブルケアの経験の話を聞きたいというご要望が多いですね
岡大徳
そうなんです 野島さんもダブルケアの経験があるということなんですけれども
どういったご経験があるんですか
野嶋成美
私は父が雪道で転んでケイツイ損傷して寝たきりになったんですね
その時子供が2人いまして幼稚園児だったんですね
それでダブルケアが始まってそこから母も倒れて父と母の介護とやってた時期もあるんですけれども
それが15年間続きまして母を見取り父を見取り子供たちも独立しまして私はダブルケア卒業という形になりました
岡大徳
そういった野島さんがダブルケアされている時に困った時に頼るところとかどうしたらいいっていうのは
どうされてたんですか
野嶋成美
本当に目の前のことで目一杯だったので
頼るとかっていうことを考えたことがなくて全部自分でやらなければっていう考えでやってたので
本当に心も体も壊したっていう過程があります
岡大徳
そういった経験からダブルケアの専門家として活動されているという部分もあると思うんですが
そういったダブルケアの方に直面されている方にこちらからというか周りの方からできることって何かあるんですか
野嶋成美
まずダブルケアであるということを知っていただいて
しんどいっていうことを分かっていただくということですね
当たり前女性だから妻だから子供だから娘だから当たり前にやることではなくて
命を守るすごい大切なことでやったことのない初心者であるということをまず理解していただいて
岡大徳
まず当たり前であるという壁を外してほしいですね
確かに今までの今回の野島さんの話を聞くとどういう方でもダブルケアになりますし
ダブルケアの予備軍の方もたくさんいると非常に感じます
その中でそういったダブルケアということをきちんと正確に把握して何かできることを探していく
野嶋成美
周りの方もきちんと認識していくことが非常に大事かなと思いましたね
岡大徳
ありがとうございます
これからですねダブルケアたくさんの取り組みを野島さんされていると思うんですけど
これからしたいこと何かイベントがあったりしますか
野嶋成美
ありがとうございます
すぐなんですけれども2月2日がダブルケアの日ということを設定して
2月2日から2月1日までダブルケア月間を開催しております
今年のテーマはダブルケアこれまでとこれから12年の奇跡と未来を語るというテーマで
いろいろなイベントをしていきます
私はこちらのダブルケア月間の実行委員長を務めております
ダブルケアの実行委員では基調講演としてダブルケアの産ゆの親である相馬尚子先生と
あと昨年の3月に出版いたしました子育てと介護のダブルケアという本を一緒に編集させていただいた
武蔵野大学の渡辺先生こちらのお二人をゲストとして招いて座談会を開いているのを2月2日に公開されます
またダブルケア実行委員会ではダブルケア月間ラジオというのをやりまして
ゲストを招いてお話をいろいろ聞いています
他にも全国の人たちが参加してダブルケア月間を盛り上げてくださっています
あと岡さんも参加していただいてアクティブリスニング部でダブルケア月間のイベントを参加していただいています
ありがとうございます
岡大徳
ありがとうございます
2024年2月2日からダブルケア月間始まるということで
これからの取り組み一緒にしていきたいなと思ってますので
今後ともよろしくお願いします
野嶋成美
よろしくお願いします
岡大徳
今回ありがとうございました
野嶋成美
ありがとうございました
ありがとうございました
11:18

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