イビルな人の構成要素
CS Harmony Radio のモデリング編を始めたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回はですね、お題なんですが、悪の構成要素。
悪。肉から出るやつじゃないですね。
肉から出る悪ではないですね。悪人の悪ですね。
もうちょっと厳密に言うと、人としての悪みたいなもので、
基本的に我々の話すような話だと、ビジネス的な場面の話が多いんで、
いわゆる組織の中で、悪影響を及ぼすようなことをやる人のことを、
その人の悪をどんな要素で成り立っているかというのを分解してみたっていうのが今回のネタですと。
そもそも何でこんなことをやろうかと思った話で言うと、
人を選ぶ技術っていう本があってですね、読んだんですよね。
半年ぐらい前ですかね。内容的に人選びとか人材採用するとか、
結構感覚的な部分が多いのかなと思いきや、
割と科学的なアプローチで炙り出せたりとかするっていうような技術っていうところに即した内容の本で、
そこはすごい面白いなと思ったんですよ。
人を選ぶにも科学的アプローチって取れるんだなみたいなことに対して、
すごい感心したっていうところがあって、
印象残ってたのがイビル。書籍の中だと悪人とは言ってなくて、
イビルっていう英語の悪ですかね。
それで表現してるんですけど、
その人としての悪っていうのの内容の記述があって、
そこが興味深かったりしましたと。
で、今回何で記事を書こうかと思ったかというと、
最近そういうやつにそういう人ってやったんで。
そう、やつって言うとちょっとあれですね。
そういう人間、そういう方に。
出会いましたか。
出会った時はやっぱり結構な悪影響を受けたんですが、
モデリングをして、成仏させようこの気持ちみたいな感じで書いてみたっていうのがきっかけですと。
森さんの心の平穏を保つために。
まさにだから自分の気持ちを落ち着けるためにちょっと書いたっていうのがあって、
書いてスッキリしたって感じなんですけど、
書籍の中ではイビルな人ってこういう行動とかこういう背景あるよっていうのは、
それはそれで説明してるんですけど、
ちょっと僕は体験談ベースに、
モデリングせっかくやってるんで、
モデリング観点でも分析したんで、
ちょっとそれとはまた別の観点でちょっと見てるところもあるかなとは思うので、
その話を前提にモデリングした内容っていうのでちょっと話し進めていきたいなと思いますと。
で、まずじゃあその悪い人じゃなくてなぜイビルな人にしてるのかっていうところとかは、
とはいえ著書の定義とかがあるんで、
少しそのあたりはベースとして踏まえながら話していきたいと思うんですけど、
イビルな人っていうのは定義の中で言うと、
本書で扱うイビルとは表向きは善人の顔をしている。
罪を犯すわけでもないし、モラルにも反していない。
しかし周りに大きな悪影響を及ぼす、害を与える、
そういう無自覚な悪意がイビルであると言ってるんですよ。
ヤッカイそう。
ヤッカイそうですよね。もうこれ聞いただけで。
結局、自分が悪意があると思ってない、
つまり無自覚であるというところに危険性をなんか容易に感じるんですけど。
さらにですね、本の中だとこの観点とは別に、
仕事としての能力の優秀さみたいな話もあって、
つまり優秀な人とそうでない人で、
両方この無自覚な悪意を持っている人がいるっていう風になってるんですよ。
ヤッカイはいはい、関係ないってことですね。
ヤッカイそうそう。つまり能力の高い低い関係ないんですよ。
ってなると、優秀な人がイビルだったらむちゃくちゃめんどくさいじゃないですか。
ヤッカイそうですね。
ヤッカイめんどくさいじゃないですか。
で、むちゃむちゃ悪影響あるよなって、まあ想像できるんですけど、
面白いのは本の中でもどれぐらい悪影響あるかっていうのを説明してくれていて、
これも著書の中の引用で言うと、
ジョージタウン大学純教授のクリスティーン・ポラス氏のハーバードビジネスレビューへの寄稿によると、
イビルな社員はスーパースター社員2人分以上が生み出す利益を簡単に吹っ飛ばしてしまうそうだ。
ってことは苦労して2人雇ったとしても、
イビルな人1人入っちゃうと、
その人たちの利益が簡単に吹っ飛んじゃうってことですね。
むちゃむちゃ恐ろしいんで、
まあ普通に考えたら、
例えば僕が経営者だったら絶対イビルな人入れたくないなって思うじゃないですか。
で、またさらに厄介なのがですね、
このイビルっていうのは慢性的に出てるわけじゃなくて、
突発的に出る場合もあるんですよ。
常にそうなってるわけじゃないということですね。
そうそうそうなんですよ。
でも考えたらそうですよね。
常にヤバい人ってあんまりいないじゃないですか。
多少いますけど、
自己堅持による悪の要素
普段はいい人なのに何かの話題とか何かのタイミングで表現する人っているんで。
結局そういうのも含めると、
イビルな人ってそこかしこにいるっていうか、
多分組織からなかなか完全になくすことは難しいんだと思うんですよね。
実際に書籍の中でも、
いなくなることはありませんっていうふうに書かれてて、
結局そういったイビルな人を回避したりとか排除する方が対応としてはいいよねっていう話になっているんですよね。
それって現実的にそうかなと思うんですけど、
結局、君子危うきに近寄らずじゃないですけど、
ヤバい人だったら回避できるなら回避した方がいいし、
排除できる立場だったら排除していった方がいいですよねっていうところなんで、
そういうことを対処していくしかないっていうことなんだっていうところですね。
っていうところで、
イビルな人ってどういう構成要素になってるかっていうのを、
ここから僕なりの体験談をもとにモデリングしていっているんで、
そこの話をしていきたいんですけど、
結局なんかイビルな人って、
僕の体験で言うと優秀でも平凡でも、
悪影響として直接受けると、
どっちも辛いんじゃないかなと。
というのも、僕が体験したのって多分、
それほど優秀なイビルな感じじゃなかったんですよね。
というのも何でかというと、結構分かりやすかったんですよ。
で、旗から見てても、いわゆる無自覚な悪意ではあるんだけれども、
特定の人とか、巧妙にその内容が高度な話として、
醸し出されたりとか発想されてるというよりは、
言い方悪いですけど、
ダダコネてるとか、ちょっとわがまま言ってるなみたいな、
いじけてるなみたいな風にも受け止められかねないような内容だったので、
それだと結構平凡な部類だなと思ったんですけど、
でも、とはいえやっぱり悪影響って結構すごかったんで、
そうなると、あんまり優劣は置いといて、
やっぱり悪っていうのがどういう風に構成要素成り立ってるかなっていうのを
モデリングしたほうがいいかなと思ってしてます。
というので、毎回のモデリング要素ですが、
これもノートに書いてあるんで、図は見てもらえればいいと思うんですけど、
この末でも大体は分かるかなと思うんで、ちょっと説明してきますと、
まずイビルな人っていうのは、2つの大きな構成要素を持ってますと、
それは1個、自己堅持を行うっていうことと、
あと、多責を行うっていう状態ですね。
心理状態と言ってもいいと思うんですけど、
つまり自分は偉い、自分は正しい。
で、ちょっとジャイアンに近いんですけど、
俺の手柄は俺の手柄。
俺のミスは誰かのせいみたいな。
ちょっとジャイアニズムに近いんですけど、結局、自分は悪くないんですよ。
で、自分はすごい。
かつ自分がミスしたとしても、それは自分のせいじゃなくて、
誰かが効き起こしてるんだっていう。
そういう態度が基本的かなと思ってますと。
で、その自己堅持と多責それぞれに、どういう要素がくっついてくるかっていうと、
まず自己堅持のほうは、被害者意識っていうものと、
ちょっと僕、傲慢って書いちゃったんですけど、
いわゆる内省しないとか、自分に非があるっていうふうに感じないとか考えないっていう態度、
ちょっと傲慢っていう表現してますけど、傲慢。
で、あと最後に競争意識っていうこの3つの要素が入ってきます。
で、ちょっと後からその話それぞれ説明しますが、
多責による悪の要素
で、多責のほうはどういうものが入ってくるかっていうと、
多責も同じく被害者意識と傲慢が入ってくると思っていて、
そこに、あとプレッシャーっていう、競争意識じゃなくてプレッシャーっていうものが多責として入ってくるっていうのが、
僕の分析した内容になってますと。
自己堅持と多責になんで被害者意識と傲慢入ってんのっていう話は、
やっぱなんかこう話を聞いたりとか、その人のその心理状態を見ていくと、
基本的には認められてないとか、自分はこんなバージョンにいるのは不遇だみたいな、
なんかに納得してないっていうことの意識が、
ある種被害者として感じてる。
コンプレックスみたいなやつですね。
そうですね。なんかコンプレックスを感じるみたいな。
で、一方で、その割に被害者ではあるんだけど、
じゃあ自分に何か被害あるかなっていう発言は一切ないんですよ。
例えばわかりやすいんだと、
やってますみたいなことを即答する感じですね。
でもそのやってますって即答するときに、
普通にある程度ちゃんと評価とかその人の行動見る人だったら、
何をどれぐらいどの頻度でやったのかみたいなことがあって、
CSの文脈とかだってちゃんと定量化して見るじゃないですか。
やってますって一言だけで回答する時点で、
もう自分やりきってますみたいなつもりなんですけど、
それって客観的に誰か見てもやってますってなってない時点で、
あれ自分にも被害あるかなとか、
何かの物差しで見た時に本当にできてるのかなっていう発想になってないっていうところで、
傲慢だと。
内面的な要素の競争意識とプレッシャー
この二つが他責と自己堅持の方に繋がってきてるって感じかなと思ってます。
これ内面的なもんで、
競争意識とプレッシャーそれぞれ、
これはちょっと外的要因もかからんでくるかなと思ってるんですけど、
まずその自己堅持に繋がる競争意識の方で言うとですね、
これは結局誰かと競ってるんですよね。
いわゆる自分にとって目障りなのかわかんないですけど、
何かしら排除しようっていう意識があって、
それが自己堅持に繋がってます。
その人よりも上に行きたいから自分はすごいんだっていうのを一生懸命アピールしてる感じ。
他責っていうのはプレッシャーかかってて、
失敗する恐れとかうまくいかなかったっていうことを与える権利とか要素に対して、
他責っていう行動や状態に至るように入ってくるっていうので、
この二つがありますと。
じゃあ競争意識ってどっから来てんのって話なんですけど、
これがまた三つ入ってきてですね。
ちょっと順番に言うと、
二項対立評価難題。
ちょっとこれじゃなんじゃそれって話なんですけど、
順次説明しますね。
二項対立っていうのは、
基本的に物事をグラデーションで捉えてない感じです。
0か1か。
そう、01です。
分かりやすいのは完全諜悪とか、
俺が善で相手が悪みたいな。
世の中って基本的にそんなことないじゃないですか。
そういうことに対して結構、
無自覚に自然と自分が正義であるとか、
善悪っていう形でくくろうとしてるっていう意識ですね。
あと評価っていうのは完全に評価です。
周りの目ですね。
いわゆる評価されるとか、
何かしら順位付けされるみたいなところの意識で、
競争意識っていうのは芽生えます。
これは多分分かりやすいと思うんでいいかなと思いますと。
次に難題っていうのは、
成長のためとか、
何かを成し遂げるために背伸びしてやらなきゃいけないような、
少し難しい、
自分にとってやりがいのあるものっていうのを難題と言ってます。
これ多分普通はいいものだと思うんですけど、
モデリングした結果からは、
イーブルな人には難題って
すごい悪影響を及ぼしてるんじゃないかなっていう風に、
モデリング期から僕は思ってます。
なるほど、なるほど。
評価と難題の影響
っていうのが競争意識の方で、
最後プレッシャー。
これも3つ入ってきてて、
さっきの競争意識と同じく評価と難題。
さらに不安ですね。
これ多分やっぱりプレッシャー感じるときに、
難しいお題とかに対して自信がないっていうのはあるんだと思うんですよね。
結局は自分としての確たるものっていうのが、
自分に対してどこか自信を持っててない。
うまくいかないとか、
失敗したらどうしようみたいな。
そういう気持ちを常に抱えてるんだろうなっていうところで、
それと難題が合わさったりとかして、
プレッシャーっていうのを生み出してる。
こんな感じが一旦モデリングした結果です。
なるほど。
毎回毎回このモデリング編って、
純粋なこのプレップというモデリングからすると、
少しお題がトリッキーなんで、
判断難しいところがあるんですけど。
一旦ここまででやるとどうですかね。
このモデリングの内容。
普段あんまり人の頭の中とかはそんな書かないので、
ここまで細かくしないんですけど、
言われた内容はすごくよく分かりやすいなと思いました。
なので、別に表現的に悪いわけではないかなと思います。
ちょっと話き入れて思ったんですけど、
外的な要素の競争意識とプレッシャーっていうところがあるじゃないですか。
これそのものは、
イービルな人じゃなければ別に悪さしないですよね。きっと。
悪さしないと思います。
だから、もともと内面にある傲慢とか被害者意識みたいなものが、
それを起因していて、
それの最終的にトリガーになっているのが、
実態で書いてもらっている難題と評価ってやつになっているっていうのが、
森さんの分析の話ですね。
そうです。
付け加えると、目に見える実態的なものって評価と難題しかないんで、
イービルな人をコントロールするとしたら、
モデリング的な観点で言うと、
この評価と難題をどうにかするしかないっていう。
そうなりますね。
転選を狙うって手もあるんで、
不安をなくしてあげるようにするとか、
プレッシャー側を消すようにするとかっていう手もなくはないかもしれないですけどね。
その辺はいろいろアイディアを考える感じになるかもしれない。
そうですね。それ個別対応になっちゃうと思うんで、
難題と評価みたいに分かりやすいものだったら、
ある程度三原線あるような形でコントロールできるっていう意味だと、
たぶんアプローチ的にはそこを手を打つと、
回避とか排除できるんだろうなみたいな。
こんなところかなと思いますが、
ちょっとバッと今回モデリング編、
個人的にはこれを書いてスッキリしたんですけど、
ヤギさん的にどうですかね。こういう人います?
いますよ、います。
いますよね。
全然いますよ。
自分の経験と照らし合わせた時に、
このモデリングに関しては納得感ありました?
そこは全然全力であります。
そうなんですよ。
よかったのは、
僕もこういうのを日々感じるんですけど、
この人どうにかしたろうってあんま思わないんですよね。
ほっときたくなるから。
そう、ほっときたくなるじゃないですか。
でも分かったのは、モデリングして、
コントロールできる要素ってあるんだって思ったの。
なるほど。
経験できたのはちょっとすごい喜びでした。
素晴らしい。
しかもこれがですね、さっきヤギさんがおっしゃったように、
ある人によっては良くないっていうのがまたミソかなと思ってるんで、
その辺の評価難題みたいなところって、
対応の話とか解決策の話につながっていくんで、
その辺をどうしていけばいいかなみたいなこと、
次回また引き続き話したいなと思いますんで、
よろしくお願いします。
はい。
ということで今回は以上としたいと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。