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音楽配信最新トレンド。 国内大手音楽配信サービスのTuneCore Japanが一斉メールで利用規約の変更をアナウンスしました。
インスタリールやTikTokだけでなく、SpotifyやApple Music、レコチョクなど多くの音楽配信サイトに音楽を供給しているTuneCore Japanに一体何があったんでしょうか。
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その背景にはある迷惑行為がある。それでは早速学んでいきましょう。
おはようございます。クリエイターの香川です。いつもご視聴ありがとうございます。それでは今日のお品書き。
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TuneCore Japanが規約改定。規約改定の背景には不正が横行。問われるファンダムです。
それでは早速いきましょう。まずはこちらのメールから。TuneCore Japan。吉田よしひこ様。いつもTuneCore Japanをご利用いただきありがとうございます。
TuneCore Japanに登録しているユーザーに一斉メールで来た通知なんですね。一応ニュースのリリースとかも探したんですが、ちょっとウェブサイトでは見つからなかったので、私のメールからご紹介します。
変更が来たということで、なんだろうなぁと思ったら、2つのことについて対処するために変更しますということなんですね。
TuneCore Japanというのは、私のような個人クリエイターが音楽を作る。その作った音楽の音源データを投稿して、そして冒頭で紹介したような音楽配信サイトで販売をするために、もしくは再生をするためにいろいろ配信してくれるという、
音楽の取り継ぎサービスみたいなものなんですよね。いろんな会社があるんですが、国内最大手がこのTuneCore Japanです。
このTuneCore Japanがどんな規約回帝をしたのかというのがこちらです。不正行為の禁止。人為的、機械的な再生。
これ何かというと、スポティファイとかは再生数に応じて収益が分配されるじゃないですか。それを逆手にとって機械的に、自動で不正な再生をするというような行為が見受けられる。
その時にスポティファイだけじゃなくて、配信側の方もそれはけしからないということで、それを厳しく罰するために規約を改定するということだそうです。
もう一つが、第三者の著作物を許可なく利用しているコンテンツを商用利用している。
こういうことも堂々と起きてるんですね。にわかには信じがたいんですけども、やっぱりあるんでしょうね。こういうふうに規約改定するぐらいあるってことなんでしょうね。
もちろん彼らも機械的に波形が似ているものをそもそも登録としてね、弾くということはやってるはずなんですけども、それを回避しているぐらいあるんでしょうね。
世の中的にはどれぐらい問題になっているのかなということで調べてみました。まずはこちら。
スポティファイ活用につながるデータの読み解き方と、Botを使った不正再生の見分け方。
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こちらAll Digital Musicという海外のサイトなんですが、なんとこの記事2021年の9月に出てる記事なんですね。
だからもう本当に数年前からスポティファイのではそういう不正再生っていうのが流行ってたんですね、どうやらね。びっくりですね。
でもこの記事によりますと本当にスポティファイっていうのはいろんなデータを取っていて、単なるBotで再生する分には見分けられちゃいますよということを書いています。
例えばファンの方でしたら再生して本当に気に入ってヘビーローテーションしたらやっぱりお気に入りに入れるよねとか、
やっぱりファンの人が不遵して行う行動、エンゲージメントがあるはずなので、そういったものをちゃんと調べるみたいなそういったことが書かれています。
なるほどなという感じですよね。あとはそのBotというのは単純にその曲だけを再生するので、結局この曲を聴いている人はこの曲も好きみたいな、そういうほらおすすめ、レコメンドってあるじゃないですか。
要はそれに引っかからないというのもあるそうなんですよね。なるほどなという感じですよね。あとは本当にプレイリストを作らないとか、本当にそういうアナログなことをやらないってことですよね。
言われてみればなるほどですよね。だからまあイタチごっこといえばイタチごっこなんですけども、どうやらもうこの頃からすでにそういう不正再生はあったということですね。
さらにはですね、2019年の8月にはこんな記事もありました。
「ローリングストーンという音楽メディアです。エミネム、楽曲が無許可で大量配信されSpotifyを提訴」
いやすごいですね。エミネムという超ウルトラビッグアーティストの曲が無許可で大量配信なんてとんでもないですよね。
でもそれが通っちゃった時代があるんですね。いや恐ろしいですね。記事から引用します。
「およそ250曲とみられる問題の楽曲の中にはエミネムの大ヒット曲も含まれている。
訴状によるとエミネムの楽曲はSpotifyで数十億回も再生されたにも関わらず、
8マイルスタイルへの報告はおろか。支払いも行っておらず、代わりにストリーミング配信の一部に過ぎないデタラメの報酬しか支払ってない」
ということなんですね。いや恐ろしいですね。
いやでこれ、悪化は良化を駆逐するじゃないですけど、悪いことをやる人の方が頭いいことやっちゃうんですよね。
例えばタイトルを検索されやすいタイトルにするとか、あとはそういう不正対策をすり抜けるための名前をつけちゃうとかね。
なんかやる意味が全くわかんないですけど、いやこういうことが2019年からあったんですね。いや恐ろしいですね。
さあここまでいかないにしても、推し活動が行き過ぎてしまうと、いわゆるランキングハックみたいなことにもなったりしますよね。
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それがこちら。2022年の8月の記事です。「開用」という国内のウェブメディアです。
「ビルボード運営が軽傷。チャートハック目的では音楽を聴くとは言えない」ということですね。
こちらなんですけども、インターネットが普及する前からファンの人が大量にCDを買って推しをランクにさせるということはもちろんあったわけですけども、
このビルボードについては常に頭が悩ましているというようなことが書かれている記事です。
この辺の線引きって本当に難しいは難しいと思うんですよね。
推し活動自体を私も否定するわけではありませんし、そういうファンとアーティストの方の信頼関係ですから、それ自体は全然咎められることはないわけですけども、
じゃあ多くの人が接するランキングというものに対して本当にそんな影響力を持っていいのかっていうところは本当に難しいところだと思うんですよね。
この記事の中で私自身もこのくだりはすごい共感するなっていうところがあったのでご紹介します。
ファンダム内部の熱量が強ければ強いほど外側の人間からは狂信的に移り、それがアーティストや楽曲そのものの純粋な評価を歪めてしまいかねない。
これは本当になるほどなぁと思いました。
そうなんですよね。あまりにも熱狂しすぎちゃうと外からすると冷めちゃうってことありますもんね。
確かにそれはともするとアーティストのブランドを既存しかねないっていう意味では難しいけども、やっぱりそういうところも冷静な見方も持っておいた方がいいんだろうなっていうのは本当に思いますね。
今回このビルボードの記事を見てびっくりしたのが、実はビルボードってチャートの内部的な数字公開してるんですね。知らなかったです。
概要欄にリンクを載せておきましたのでぜひ見てみてください。
具体的にはこんな感じです。CDセール数、ダウンロード数、ストリーミング数、AM/FMのラジオ放送回数、PCによるCDの読み取り数、Twitterによるアーティスト楽曲のツイート数、YouTubeなど動画の再生数、それからカラオケで歌われた回数、それからプラスアルファのミックス要素、それからチャートインをした回数ということなんですね。
これなんかねすごい便利なんですよ。公式サイトだと並べ替えができるんですね。
例えばストリーミング、さっきのファンダムで言うとファンの人がね、もうみんなで、とにかくみんなで再生して1位にしようみたいな感じで再生したとするじゃないですか。
そうすると並べ替えをすると、オフィシャルヒゲダンディズムさん、ヨネズケンシさん、バウンディさん、ニュージーンズさんなどなど並びます。
で、それからこうチャートインの並べ替え、要はこれ多分古い曲の方が有利だと思うんですけど、チャートインした回数の並べ替えで言うと、これね、なんか納得ですよね。
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1位がアイビオンさん、マリーゴールド、ヨネズケンシさん、レモン、オフィシャルヒゲダンディズムさん、プリテンダーと。
あーこれ本当一世を風靡した曲だなーっていう感じしますよね。
なんかこういうのをちゃんと公開してくれるっていうのは本当ね、ビルボードの教授を感じますね。
いやーだから私もメディアをやってる以上はね、こういうなんか光明盛大なクリアーな、そして客観的なポジションでいろんなね、物言いをしていきたいなというふうに改めて思いました。
はい、というわけでアフタートークです。
昨日はですね、マイクのトラブルが直前になっておきまして、でバタバタしてアフタートーク、意外と短かったんですけどすいませんお休みしちゃいました。
今はですね、KG-03という音楽ミキサーを使ってるんですけど、それをですね、ハイレズを聞きたくてアプリをアップデートしたんですよ。
そうしたらですね、そのアップデートが、ハイレズは今度ちゃんと聞けるようになったんですけど、マイクがね聞けなくなっちゃったりして、それでねバタバタしてギリギリになって録音できたっていう感じでした。
いやーだから本当ね、皆さんマイクは沼ですからね、本当はまらない方がいいですよ。
そしてもう一つお知らせがあります。
今日からボーナストラックを収録しています。
Podcast、Radio Talk、StandFM、YouTubeの皆さん、私の概要欄にボーナストラックの限定公開リンクがあります。
そちらで先日のつつあんな著作権事件に関する追加のリサーチや私の思うところ、それからハンドメイド作家さんがこういうことに気をつけた方がいいんじゃないかなというところをまとめてみました。
いやーでも著作権はね、本当に奥が深いなと改めて思いましたね。
なのでぜひ概要欄の限定公開URLをクリックしてブラウザーなどから聞いてください。
StandFMの方はそのままアプリで聞けます。
ですのでStandFM以外の方はぜひですね、この機会にStandFMのアプリをダウンロードし、私をフォローしてくださると嬉しいです。
StandFMが最も高音質で聞けるような音質になっていますので、ぜひですねこの機会にStandFMというアプリも使っていただけると嬉しいです。
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ボーナストラックはほぼ編集をしていませんので、トークがたどったらしいところがあるかもしれませんが、これから徐々にはうまくしていくつもりですので、温かい目で見守っていただければと思います。
というわけで皆さん、いってらっしゃーい。
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(♪ 明日への足音)