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2023-10-03 09:33

#544 虫の知らせを科学的に解明する

2023.10.3配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、虫の知らせについてお話しました。
それではまた。

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00:26
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
今日朝方ですね、結構肌寒かったんですけども、皆さんのお住まいのところはどうでしょうかね。
日中はね、ちょっとね、汗ばむ陽気のところもあるんですけども、
朝晩は結構ね、肌寒くなってまいりまして、すっかり明けめいてきたなといったところですね。
今週末ね、ちょっとお電気が心配なんですけども、予報を見ると気温もね、結構ね、下がってまいりましたからですね。
来週からですね、いよいよ秋本番といったところですかね、ということでね。
今日のお話はですね、皆さん虫の知らせという言葉を知ってますかね。虫の知らせね。
例えばですね、この虫の知らせ。身内とか親しい人のことを考えていたら、
その人に不幸があったというような場合によく使われますよね。
またですね、ある人の夢を見たら、その人が亡くなったという連絡が来たという場合も使われますよね。
このようにですね、虫の知らせというのはですね、主に良くないことが起こったときに使われる言葉ですよね。
でも誰もがですね、一生に一度くらいはこのようにですね、不思議な現象を体験しますよね。
この人が思ったら何かちょっと怪我したみたいとかね。
そういった虫の知らせという言葉を使ってですね、そういった現象を体験することって一度は絶対ありますよね。
そこでですね、こういうふうに虫の知らせという言葉を聞いて、本当にその通りになるから、
人間には何か不思議な能力があるんじゃない?というふうに感じてしまいますよね。
例えばテレパシーとか予知能力がそれに当てはまると思うんですけども、そういったものを信じている人もですね、少なくないですよね。
このようなテレパシーとか予知能力が人間にあるということを考えなければ、虫の知らせのような現象は考えられないという考えのフェーズになるわけなんですよ。
果たして本当にそうなのかというお話、虫の知らせを科学的にちょっと考えてみたいと思います。
ウィスコンシン大学のチャップマン博士によればですね、人間は実際には全く関わりないか、少ししか関連がないことにでも強い相関関係を感じてしまう傾向があるというらしいんですね。
このようにですね、関連性を感じてしまうことを関連性の錯誤というふうに呼ぶらしいんですね。
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例えばですね、どういうことかというと、これも虫の知らせに似てるんですが、Aさんのことを考えていたちょうどその時、Aさんから電話がかかってきたというような場合ですね、
それは単なる偶然ではなくて何かの関連性があると考えてしまうということなんですね。
そしてそれをですね、否定するような事実があることは考えないんですね、人間の脳的にね。
この例の場合ですね、Aさんのことを考えている時に電話がなかった場合のことは考えに入れないんですよ。
でもそのことの方がですね、圧倒的に多いはずなんですよ。
Aさんのことを考えて電話がかかってきたら、これ虫の知らせっていうか、これなんか関連性あるやみたいな、やっぱ思ってたからテレパシーなんちゃうみたいな感じだと思うんですけども、
思ってて電話がかかってきてないことの方が圧倒的に多いはずなんだけども、それは関連性がないから記憶に残らないんですよね。
なのでまた逆のことも言えるんですよ。Aさんのことを考えていなかったのに電話がかかってきたケースもまた多いはずなんですよ。
でも関連性がないから記憶に残ってない、印象に残ってないだけで、圧倒的にそっちの方が大多数なはずなんですよね。
でも考えててかかってきたことの方が記憶に残らず、なんかこっちの方がテレパシーやんみたいな感じで関連性づけちゃうっていう癖が人間の脳にはあるということなんですね。
このようなケースを計算に入れると、その人のことを考えることと電話がかかってきたこととはほとんど関連性がないことが分かりますよね。
それにもかかわらず、偶然電話がかかってきたことの方が記憶に残るので、その人のことを考えると電話がかかってくるっていうような関連性があるように感じてしまうんですよね。
なので、思ってなくても電話がかかってくるし、思ってても電話がかかってきてないことが多いから、それも関連性なんてそもそもないのに、関連性があるように感じちゃうんですよ。
思って、テレパシーで伝わって電話がかかってくるって、そこには創価権利がないのにそういうのを思っちゃうってことなんですよね。
さらに私たちは、そのような不思議な偶然があってほしいという隠れた願望があるとも考えられるということなんですよ。
確かに世の中には多少不思議なことがあったほうが面白いから、こういった関連性を思ってて電話がかかってくるという偶然をあってほしいという願望もあるし、
そういうふうに脳が勝手に思っちゃうから、関連性と紐付けてテレパシーの知らせというものを信じ込んじゃうということなんですね。
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この話をさらに持ってしまうんですよね、我々ね。何度も繰り返すうちに尾ひれがついて、自分でも気づかないうちに大げさな話になりやすいんですよ。
Aさんのことを考えていると必ず電話がかかってくるというふうな信じ込んじゃうフェーズになっちゃうわけなんですね。
なのでこういうふうに虫の知らせもそうだけど、そういうふうに感じてる感じで絶対かかってくるんや思うと。
この人が急に思ってて久しぶりにかかってきたら、悪いことがあるんじゃないみたいなふうにすぐ関連付けてさらに話を誇張しちゃって、
この偶然が不思議な現象があるというふうに信じ込んじゃうフェーズになっちゃうんですよ、脳がね。
そうすると不思議な体験イコール、テレパシーとかあるんじゃないかというふうに感じてしまうわけなんですよ。
さっきも言ったように、夢見てその人の不幸があって亡くなったというのも夢のお告げみたいな感じで言われるわけですけども、
これも同じことが言うわけなんですね。
Bさんの夢をちょうどその日にBさんが亡くなったというような場合も同じことが言えるんですね。
Bさんの夢を見たのはその日だけではないはずなんですよ。
まして夢は起きた瞬間に忘れることもありますし、
そうした中でたまたま夢を見た日にBさんが亡くなったということもそれほど不思議なこととは言えないんですよね。
もともとBさんの夢を見てたかもしれないし、その時だけ関連付けちまうので、
そういった虫の幸せみたいな感じで思っちゃうかもしれないけども、
大多数見たこともあるし、それ以前に。
なのでそういうふうに関連付けて、これはテレパシー予知能力じゃないかというふうに感じてしまうこともあるかもしれないけども、
それはただ関連性付けてしまうし、脳の系構造上、数相関関係あるように感じてしまうので、
テレパシーとかイメージしやすくあるかもしれないと思っちゃうんだけども、
そこには全然関連性はないんですよってことですね。
でもそういったケースは非常に印象が残りやすいし、記憶に残りやすいので、
人類は一度にしかない死にまつわる話だから、すぐそういうふうに思っちゃうんだけども、
そこに関連性というものは生じないということなんでございますね。
確かにテレパシーとか予知能力とか超能力とか、そういったことを信じて、
そういったことを成り割にしている方もいらっしゃると思うんですけども、
そこに関係すること、お知らせとか夢のお告げとか、そういったものは関連性がないんだよということと、
ちょっとしたそんなことを話を誇張してしまって死んでしまう部分もあるし、
ちょっとの相関関係を感じてしまう、関連性ないのに感じて取ってしまうから脳の、
人間の構造上の問題なのかといったところでございますね。
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ということで、確かにそういうことを信じたい気持ちも分かりますけども、
科学的に見るとそういったことはないよといったところですかねということで、
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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