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はい、みなさんこんばんは。元高校理科教員のちょぼ先生です。
今日も夜のホームルームの時間になりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
このチャンネルでは、みなさんに科学的思考力を身につけてもらって、
フェイクサイエンス、偽科学にツッコミを入れようということを目的に放送しておる、
ホームルーム風のラジオ番組になっております。
お話するジャンルは、曜日ごとに変わっておりまして、
月曜日は生き物、火曜日は教育、水曜日はサイエンス全般、
木曜日はケン先生とコラボ配信をしております。
金曜日はライブでホームルームということで、18時からライブでホームルームをしております。
気軽にですね、コメントいただけたら非常に嬉しいですので、ぜひよろしくお願いいたしますということで、
今日は9月13日月曜日ということで、
今日からね、緊急事態宣言が19都道府県で延長されたということですけども、
引き続き感染が拡大しておるということなので、お気をつけてという感じなんですかね。
今日は月曜日ですので、生き物についてお話したいんですけども、
皆さん、ハゲと聞いてですね、どんなイメージがありますか?
ハゲとかね、あんまり良いイメージでは使われないくないですか?
失礼なこと言ってるかもしれませんけども、
ハゲてるのにかっこいい有名人とかあるじゃないですか。
ハゲてるのにって言ってる時点で、
すごい良いイメージではない言葉になってますよね。
ということで、ハゲってあんまりイメージはないかもしれないんですけど、
意味のあるハゲている動物があるんですよ。
ハゲてるからこそ素晴らしいっていうね。
ハゲてるこのハゲには意味があるっていうね。
ハゲてないとあかんっていうね、
動物がいるので、ちょっとそれを紹介したいかなと思います。
皆さんね、ハゲワシとかハゲタカとか聞いたことありますか?
頭部がね、ハゲてるように見えるから。
本人たちは別にハゲてるわけじゃないんですけど、
毛が生えてない、羽毛が生えてないから、
ハゲタカ、ハゲワシって言われてるんですけど、
詳しく言うとね、ハゲタカっていうハゲタカはいないんですよ。
ハゲタカっていう鳥はいないんですよ。
ワシもタカの仲間なんで、総称してハゲタカって言ってるんですけど、
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インドハゲワシとか、
何々ハゲワシっていうのは十何種類かな?
いると思うんですけど、
ハゲている鳥として、コンドル。
コンドルはコンドル科なので、
ハゲワシの仲間とはちょっと違うんですけど、
頭部がハゲているという感じで、
言ってしまえば、頭部に羽毛がないと、
まあまあグロテスクじゃないですか。
ペンギン可愛いって言ってる人いると思うんですけど、
近くでペンギンの目見てみてください。
結構鋭いんですよ。
鳥って結構目が鋭いんですけど、
美しくないと言ってしまえばそうなんですけど、
頭部に羽毛がなければちょっとグロいし、
可愛くはないですよね。
物胞相とかね、
頭部もモフモフで丸っこくて、
モフモフしているのって人間可愛いと思うし、
丸っこいものがすごい可愛いみたいなことが言われますけども、
ハゲワシコンドルを見て、
わー可愛いみたいなね、
物胞相と同じような気持ちになるかって言われたら、
まあならないですよね。
ちょっとハゲてるし、ちょっと怖いイメージがあると思うんですけど、
もしもハゲワシコンドルとかが、
頭部もモフモフだったら、
もうえらいことなんですよ。
もうえらいこと。
ハゲてるからこそ生き残ってるんですけど、
彼らに共通するのは、
ハゲワシの仲間たちとか、
コンドルに共通するのは、
大型動物の死肉を食べる動物、
死肉動物なんですけど、
それが共通点なんですね。
死肉っていうのは死んだ肉ですよね。
ライオンとかが狩りをして、
残ったシマウマとかを漁る、
ハイエナもそうですけど、
そうするとハゲワシとかが、
ヒューって飛んできて、
むさぼっている映像とかをね、
見たことがある人もいると思うんですけど、
死肉を食べる動物なんですよ。
自分より大きいじゃないですか、
ハゲワシでかいけど、
自分より大きな死体からですね、
内臓とか肉を引きちぎって食べるし、
内臓を食べるときに、
頭、頭部をぐるりんって中に入れてですね、
死体の中に顔を突っ込んでね、
うずめて食べてるじゃないですか。
もしもね、
頭がもふもふだったら、
血まみれになりますよね。
血まみれになって、
炎天下にいると、
すぐ血がカピカピになるじゃないですか。
カピカピになって、
熱帯地方に多いから、
熱帯地方で日差しが強くて、
カピカピになってしまったら、
もう少々洗ったぐらい、
水浴びしたぐらいでは、
取れないですよね。
カピカピになって、
取れなくなってしまうとですね、
雑菌が繁殖するわけなんですよ。
頭部には何がありますか?
目とかね、
口とかね、
鼻とかね、
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そういった粘膜系のものがあるし、
感染経路になりやすい、
部位というか、
器官があるじゃないですか。
そうするとカピカピになって、
血が取れない。
洗っても取れない。
ってなると、
目とか鼻とか口とかから、
雑菌が繁殖して侵入して、
感染症になって死んでしまう、
ということになるんですね。
だから、
モフモフだと、
モフモフだと、
もう、
あかんんですよ。
で、
血なんて言えば、
別になんかそんな、
汚いイメージないかもしれないんですけど、
雑菌がいっぱいいるとか、
イメージがないかもしれないんですけど、
ある研究によるとですね、
1800年代前半、
これ人間の話に戻りますか。
戻るというか、
人間の話になりますが、
1800年代前半の話になるんですけども、
医者、
お医者さんね、
下痒が手術するときって、
めちゃくちゃ手洗うじゃないですか。
医学系の、
医者系のドラマで、
オペする前に、
ブラシとかで爪の間を洗ったりとかね、
めちゃくちゃ洗って、
消毒して、
手を裏返してね、
手を上げて、
今からオペ始めます、
みたいなのを、
見たことあると思う、
見たことある人もね、
いると思うんですけどもね、
そのドラマとかで、
めちゃめちゃ入念に手洗うじゃないですか。
でもこれって、
割と最近なことなんですよ。
で、1800年代前半の下痒っていうのは、
ろくに手も洗わなかったんです。
ろくに手も洗わずに、
エプロンとかね、
手術器とかね、
血がバリバリのまんま、
手術したりとか、
いろんな処置してたんですよ。
で、実際ですね、
下痒が、
処置する場合と、
助産師さんが処置する場合、
出産を手助けする、
実際下痒が処置する場合と、
助産師さんが処置する場合とではね、
出産後の三直熱、
三直熱っていうのは、
出産後の感染症の早症ね、
だから子供さんが感染症になっちゃう、
による死亡率が全く違ってですね、
データによるとだいたい2倍近く、
あるデータ、
ある研究結果によると、
10倍近く違ったと。
要は下痒が処置した方が、
助産師さんよりも、
子供が三直熱になって、
死んでしまう率が、
2倍とかから10倍近く、
高くなっちゃう、
ということなんですね。
それぐらいですね、
血っていうのは汚いんですよ。
汚いというか雑菌があるから、
手洗いは励行するんですけど、
でもね、ここね、
あのね、
またちょっと脱線するんですけど、
このね、
1800年代前半全然手洗わなかったんですけど、
ハンガリー出身の
ゼンメルワイスさんっていう人が、
手洗いした方がええでと、
絶対手洗った方が、
もうその三直熱にかかる割合が、
絶対少なくなるということで、
手洗い・励行をして、
手洗いを進めたことによって、
そのゼンメルワイスさんが働いてた、
ウィーン大学かな、
ウィーン大学だと、
死亡率がめちゃめちゃ減ったんですよ。
手洗いした方が、
もう絶対ここまで下がるから、
手洗いした方がいいよって言って、
大学の病院の三直熱がかかって、
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感染症になる率が下がったんですよ。
手洗いがめっちゃ荒かったから。
でも、
ここでね、
問題があって、
手洗い・励行を押し進めてしまうと、
今まで死んだのが、
下界のせいにされられるやんっていう感じで、
学会で大割れで、
ゼンメルワイスさんをめちゃくちゃ叩いたんですよ。
そんなことは絶対ない。
手洗いなんて関係ない。
我々は全然間違ったことはしてないし、
我々のせいにされるのは最もだ!
っていうことでね、
学会で大割れして、
ゼンメルワイスさんなんとね、
左遷させられたんですよ。
左遷された先でも、
手洗い・励行して、
そこでの三直熱の割合は下がったんだけど、
また学会から見えつけられて、
下界の地位をお前は下げているっていうことで、
また左遷された。
それでやがては亡くなっていくんですけど、
1800年代前半は手洗ってなかったし、
ゼンメルワイスさんも叩かれたんですよ。
ガリロみたいな感じですよね。
てっかく正しいことしてたのに。
その後、60年代後半くらいかな、
いこうかな。
ゼンメルワイスさんが手洗い・励行のことを、
やっぱり手洗いしてないからこそ、
いろんな関係者になったんだよねってことを認めて、
死後認められることになるんですけど、
それぐらい手洗ってなかったんですよ。
っていうぐらい地っていうのは、
非常に雑菌があるし、
非常に感染症になりやすいんですよね。
ちょっと雑言しましたけど、
ゼンメルワイスさんだけでも人廃止できますよね。
手洗い・励行にした三直熱を、
明らかに下げた人なんですけど、
これはまた別機会にしましょう。
というぐらい地っていうのは汚いんですよ。
だからハゲワシがもしもハゲてなくて、
モフモフやったら、
めちゃくちゃ感染症になって、
生き残れないんですよね。
そうなんですよ。
だからあのハゲには理由があるし、
ハゲてるからこそ生きてるんですよね。
もともとは多分ウモがあったと思うんですよ。
頭部の方にね。
でもこのダーウィンの自然洗濯で、
よりハゲてた方、
よりウモが少ない方が、
より進化の過程で生き残っていって、
何十万年、何万年、何百万年かけて、
あのハゲが作り上げてきたんですよね。
だからこのね、
ハゲている、
ハゲワシコンドルがハゲているのは、
もう進化の生き残った、
もうなんていうのかな、
結晶みたいなところがありますよね。
もうあのハゲは素晴らしい。
ハゲてるからこそ生きてるから。
そう、なかなかね、
デザインなんかできないよ。
あんなモフモフ、
体、あそこ以外は全部モフモフしてるのに、
あそこだけハゲているものを、
人が作れますか?
作れないよね。
だからね、
このね、
死肉を漁るという、
死肉動物という戦略を取り、
さらに頭部のウモを無くす、
ハゲさした。
このね、素晴らしい進化はね、
もう奇跡だよね。
もうなんか、
ちょっと熱く喋りすぎて声が出てきましたけど、
だから、
ハゲあるね、
この意味のあるハゲということでね、
だから来やすくね、
だからね、
このハゲている人に対してね、
人間に対してね、
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お前なんか、
ハゲワシみたいやな、
みたいな、
ぎゃははは、
みたいなのは、
もうやめてほしい。
もうね、
一緒に、
一緒にしないでくださいって、
なんかそれは、
それはそれでなんか失礼な感じがするけど、
もうね、
意味があるから。
あのハゲてるからこそ生きてるし、
ハゲてるからこそ、
もう素晴らしいんですよ。
だからね、
もう来やすくね、
ハゲワシのことは言わないでほしい、
ということを、
声を大にして言いたいですね。
はい。
ということでね、
今日はですね、
ハゲワシ、
ハゲタカ、
コンドルについて、
お話ししました。
ハゲは決してネガティブではなくて、
ハゲてるからこそ生きてるんだ、
というね、
素晴らしい、
このね、
生存戦略というか、
進化の、
あの、
進化論とかね、
この自然選択についてもお話ししました。
ということで、
はい。
今日はこの辺にしたいですかね。
皆さんもね、
何か意味ありますから、
ハゲてるのも何か意味あるかもしれません。
人のハゲてるのも。
はい。
ということで、
そういった意味のあることを、
色々探していきましょう。
ということで、
今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆さん、
おやすみなさい。
さようなら。
バイバイ。